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事件です!
第八話
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ドーンと大きな音がして、地響きが起きた。いきなりのことに、あわてて飛び起きる。
「地震?!」
部屋に置かれた家具が倒れて怪我人が下敷きになったら大変と、その危険がありそうな場所を見て回った。今のところ、倒れてきそうな気配はなく安堵する。
『奥様』
ダビさんが荷物のようなものを引きずって、部屋に入ってきた。
『ダビさん、揺れは一瞬だったけれど、かなり強い地震よ。そっちは大丈夫?』
『今のは地震ではありませんね。恐らく、ゲート近くに設置された爆弾が、爆発した音だと思われます』
『またなの? もうここには先客がいて、盗るものなんてなにもないわよ?』
またテロリストか強盗団が、公邸にやってきたらしい。ウンザリした気分で返事をすると、ダビさんは首を横にふった。
『いえ。今のは、突入部隊がやったことだと思いますよ』
『そうなの……って突入部隊?』
『ええ、作戦開始は今夜だと、聞いていましたから』
ダビさんは淡々とした口調でそう答えると、引きずってきたものを部屋の隅に置く。そしてその場にしゃがみこみ、その大きな荷物からなにか取り出しはじめた。
『ダビさん、それ、なに?』
部屋が暗いせいで、大きな塊にしか見えないもの。大きさは、ダビさんと同じぐらいの大きさだ。近寄ろうとすると、ダビさんは手をこちらに向けて、私を制止した。
『こちらに来られないほうが良いと思いますよ? さすがの凄腕ドクターの奥様でも、死人は生き返らせることができないでしょうから』
『それとこれとなんの関係が……?』
その瞬間に理解した。その塊は人間だ。それも武装した人間。察するところ、この部屋の前に立っていた、武装集団の一人。そしてその人物はすでに死んでいるらしい。ダビさんがとりはずしているのは、身に着けていた武器や弾薬だった。
『死んでいるなら、どうして武器をとりあげるの?』
『念のためですよ。うっかり仕留め損ねたテロリストが手榴弾を投げないようにね。瀕死の状態でも、ピン一本ぐらいは抜けますから』
『……それは経験から?』
『ええ、経験からです』
ダビさんは、すべての武器を反対側に持っていく。そしてその中の銃だけを手にして、私のもとにやってきた。
『私は万が一のために、ここで待機をするようにと命じられています。奥様も大使のことは心配でしょうが、ここで作戦が終了するのを、おとなしく待っていてください』
『裕章さん達、大丈夫なのよね?』
『わかりません。ですが、カルロスがついているので大丈夫でしょう』
その返事を聞いて、数日前に耳にした、三人の会話を思い出した。
『もしかして、ダビさんとセルナさんは知り合いなの?』
『ええ。昔、若いころですが、彼とは同じ部隊にいたのですよ』
『驚いた……まさかセルナさんまで元軍属だなんて』
いつもニコニコしながら、楽しそうにデザート作りをしているセルナさん。ダビさんと知り合いだったなんて驚きだ。
『私は、運転手兼大使の護衛という仕事で雇われましたが、彼は違いますからね』
『じゃあセルナさんは、本当に公邸料理人として雇われたのね』
『ええ。もともと、除隊したら自分の店を持ちたいと、言っていましたから』
そこでダビさんは、小さく笑った。
『まさか、外国大使館の公邸料理人になっているとは思わなかったので、ここで顔を合わせた時は驚きましたよ』
『二人が知り合いだったなんて。そんな素振り、一度も見せていなかったから、気がつかなかったわ』
それなりに二人が言葉を交わしているところを見ていたはずなのに、同じ場所で働いている同僚程度の親しさしかないと思っていた。セルナさんが軍歴のことを黙っていたから、ダビさんもそれに合わせていたのかもしれないけれど。
『お互いに仕事をしている部署が違いましたし、公邸で顔を合わせる機会は少なかったですからね。奥様が御存知なかったとしても、しかたないと思いますよ』
『夫は知っていたの?』
『はい。私の経歴もカルロスの経歴も目を通しておられるので、御存知のはずです。わざわざ口に出されることは、されませんでしたが』
『そうなの』
セルナさんを雇ったのは、前任の長月大使。ダビさんを雇うと決めたのは、裕章さん。二人が別々の時期に、同じ部隊にいた二人を雇うなんて、不思議な偶然というのもあるものだ。
『奥様、窓のそばには立たないでください。狙撃されたくはないでしょう?』
ひっきりなしに続く銃声に、窓から外をのぞこうとしていた私の腕を、ダビさんがつかんだ。
『中だけではなく、外からもここの様子をうかがっている人達が、いるってこと?』
『ええ。彼らの目的は、武装集団の殲滅と人質救出です。言ってること、わかりますか?』
『武装集団を捕らえることは、考慮にいれていないということね?』
『そうです』
つまり、外からこっちをのぞいている人達の目的は、武装集団の誰かが、公邸から出てくるのを見張ること。そして彼らは、武装集団を生きて公邸の敷地外へ出すつもりがないらしい。
『非情に思えますか?』
『この国にくる前の私なら、そう思ったかもしれないわね』
きっとこの作戦とは別に、カルテルへの作戦も同時進行しているのだろう。日本では考えられないことだけど、これがこの国の現実だ。
+++
それからどのぐらいの時間が経ったのだろう。ひっきりなしに聞こえていた銃声の音が、途切れがちになってきた。
『どうやら、作戦は終わりつつあるようですね』
耳をすましていたダビさんが言った。
『そろそろ、夫達の様子を知りたいのだけれど』
『それはもう少し待ってください。歩き回っても大丈夫という状況になれば、突入部隊の人間がここに来ます』
『……もしかして、最初にここに潜り込んだ時に、私達の場所は知らせてあったの?』
私の質問にダビさんがうなづく。
『ええ』
『あなたがここに残ることにしたのも、計画のうち?』
『はい。部屋がわけられているせいで、カルロス一人では、人質の安全確保は難しかったのですよ。そこで私が残ることにしました。ただ場所を変えられる可能性もあったので、ギリギリまではここに残ることを、言い出せないでいたのですが』
どうして彼が、診療所のスタッフとしてここに潜り込んできたのか不思議だったけれど、それを聞いてやっと納得できた。
『つまり、私と夫のことが心配だったというのは、口実だったというわけね?』
『まさか。それは事実ですよ。ただ、それだけではなかったというだけです』
『診療所のスタッフが最初に公邸に入った時から、なにもかも計画的に進められていたということだったのね』
『そういうことですね』
私が怪我人のことで右往左往していた時には、すでに事件解決のために周囲は動き出していたのだ。
ドアが変わったリズムでノックされ、ダビさんがそれに対して口笛で返事をする。するとドアが開いて、数人の武装した軍人達が、音をたてずに部屋に入ってきた。そのうちの一人が床に寝かされている怪我人に近づき、私の顔とともに確認をしてうなづく。
『怪我人と大使夫人の無事を確認。怪我人は三名。三名とも生きています。そのうちの一名は陸上自衛官、山崎一尉』
意外なことに、その口から出たのはこの国の言葉ではなく、なまりのない英語だった。もしかしてアメリカ人? となると、武装集団を雇っていたのは、アメリカが介入してくるほど大きな組織だったのだろうか。
『外の安全が確保されているなら、急いで怪我人を病院に搬送してほしいの。できたらきちんとした設備があるところ。平たく言えば軍病院。お願いできるかしら?』
いろいろと気になることは多いし、裕章さん達のことは心配だけど、医師としての私にとって、今は怪我人のことのほうが優先度が高い。まずはそこからだ。だから私は、近くに立っていた軍人にそう伝えた。
『了解しました、マダム。怪我人を搬送する手配を。陸路より空路のほうが早い、上空で待機しているヘリに連絡。怪我人を屋上へ』
『了解、ヘリに連絡をいれます』
返事をしたもう一人の軍人も英語だった。
『ダビさん、怪我人を運ぶ準備を手伝ってちょうだい』
『わかりました』
怪我人を運ぶ準備を始めると、そこにいた軍人も私達の準備に手を貸してくれた。その戦闘服には、所属する部隊の手掛かりになるようなものは、なに一つついていない。きっとこの国か、アメリカ軍の特殊部隊の人間なのだろう。
『奥様、怪我人についていくおつもりですよね?』
『あたりまえ』
『だと思いました。……ドクターも病院に同行するそうだ。一緒に連れていってやってくれ』
ダビさんの言葉に、無線で誰かと話をしていた軍人が小さくうなづいた。
『だけど一つだけ問題があるの』
『なんでしょう?』
『私、お財布もなくて文無し状態なの。スマホも取りあげられちゃったし、病院からどうやって帰ってこようかって、考えてるところ』
ダビさんが笑う。
『ご心配なく。私がお迎えにあがりますよ。あの黒い車になりますが』
『軍にお願いしたら、とんでもないものに乗せられちゃうかもしれないから、今回だけはあの黒い車で我慢します』
『わかりました。大使と一緒にお迎えにあがります』
『お願いします』
部屋に別の軍人達がやってきて、三人の搬送をうけおってくれた。私も同行するために山崎一尉の横についていく。その途中で、裕章さんと顔を合わせることができた。
「裕章さん、私、怪我人についていくから。あとでダビさんと迎えに来て」
「わかった。誰かさんみたいに、その場の指揮系統を乗っ取らないように」
「わかってる。じゃあ、あとで」
私、そこまで東出先生みたいなことを、しているつもりはないんだけどな……。
「地震?!」
部屋に置かれた家具が倒れて怪我人が下敷きになったら大変と、その危険がありそうな場所を見て回った。今のところ、倒れてきそうな気配はなく安堵する。
『奥様』
ダビさんが荷物のようなものを引きずって、部屋に入ってきた。
『ダビさん、揺れは一瞬だったけれど、かなり強い地震よ。そっちは大丈夫?』
『今のは地震ではありませんね。恐らく、ゲート近くに設置された爆弾が、爆発した音だと思われます』
『またなの? もうここには先客がいて、盗るものなんてなにもないわよ?』
またテロリストか強盗団が、公邸にやってきたらしい。ウンザリした気分で返事をすると、ダビさんは首を横にふった。
『いえ。今のは、突入部隊がやったことだと思いますよ』
『そうなの……って突入部隊?』
『ええ、作戦開始は今夜だと、聞いていましたから』
ダビさんは淡々とした口調でそう答えると、引きずってきたものを部屋の隅に置く。そしてその場にしゃがみこみ、その大きな荷物からなにか取り出しはじめた。
『ダビさん、それ、なに?』
部屋が暗いせいで、大きな塊にしか見えないもの。大きさは、ダビさんと同じぐらいの大きさだ。近寄ろうとすると、ダビさんは手をこちらに向けて、私を制止した。
『こちらに来られないほうが良いと思いますよ? さすがの凄腕ドクターの奥様でも、死人は生き返らせることができないでしょうから』
『それとこれとなんの関係が……?』
その瞬間に理解した。その塊は人間だ。それも武装した人間。察するところ、この部屋の前に立っていた、武装集団の一人。そしてその人物はすでに死んでいるらしい。ダビさんがとりはずしているのは、身に着けていた武器や弾薬だった。
『死んでいるなら、どうして武器をとりあげるの?』
『念のためですよ。うっかり仕留め損ねたテロリストが手榴弾を投げないようにね。瀕死の状態でも、ピン一本ぐらいは抜けますから』
『……それは経験から?』
『ええ、経験からです』
ダビさんは、すべての武器を反対側に持っていく。そしてその中の銃だけを手にして、私のもとにやってきた。
『私は万が一のために、ここで待機をするようにと命じられています。奥様も大使のことは心配でしょうが、ここで作戦が終了するのを、おとなしく待っていてください』
『裕章さん達、大丈夫なのよね?』
『わかりません。ですが、カルロスがついているので大丈夫でしょう』
その返事を聞いて、数日前に耳にした、三人の会話を思い出した。
『もしかして、ダビさんとセルナさんは知り合いなの?』
『ええ。昔、若いころですが、彼とは同じ部隊にいたのですよ』
『驚いた……まさかセルナさんまで元軍属だなんて』
いつもニコニコしながら、楽しそうにデザート作りをしているセルナさん。ダビさんと知り合いだったなんて驚きだ。
『私は、運転手兼大使の護衛という仕事で雇われましたが、彼は違いますからね』
『じゃあセルナさんは、本当に公邸料理人として雇われたのね』
『ええ。もともと、除隊したら自分の店を持ちたいと、言っていましたから』
そこでダビさんは、小さく笑った。
『まさか、外国大使館の公邸料理人になっているとは思わなかったので、ここで顔を合わせた時は驚きましたよ』
『二人が知り合いだったなんて。そんな素振り、一度も見せていなかったから、気がつかなかったわ』
それなりに二人が言葉を交わしているところを見ていたはずなのに、同じ場所で働いている同僚程度の親しさしかないと思っていた。セルナさんが軍歴のことを黙っていたから、ダビさんもそれに合わせていたのかもしれないけれど。
『お互いに仕事をしている部署が違いましたし、公邸で顔を合わせる機会は少なかったですからね。奥様が御存知なかったとしても、しかたないと思いますよ』
『夫は知っていたの?』
『はい。私の経歴もカルロスの経歴も目を通しておられるので、御存知のはずです。わざわざ口に出されることは、されませんでしたが』
『そうなの』
セルナさんを雇ったのは、前任の長月大使。ダビさんを雇うと決めたのは、裕章さん。二人が別々の時期に、同じ部隊にいた二人を雇うなんて、不思議な偶然というのもあるものだ。
『奥様、窓のそばには立たないでください。狙撃されたくはないでしょう?』
ひっきりなしに続く銃声に、窓から外をのぞこうとしていた私の腕を、ダビさんがつかんだ。
『中だけではなく、外からもここの様子をうかがっている人達が、いるってこと?』
『ええ。彼らの目的は、武装集団の殲滅と人質救出です。言ってること、わかりますか?』
『武装集団を捕らえることは、考慮にいれていないということね?』
『そうです』
つまり、外からこっちをのぞいている人達の目的は、武装集団の誰かが、公邸から出てくるのを見張ること。そして彼らは、武装集団を生きて公邸の敷地外へ出すつもりがないらしい。
『非情に思えますか?』
『この国にくる前の私なら、そう思ったかもしれないわね』
きっとこの作戦とは別に、カルテルへの作戦も同時進行しているのだろう。日本では考えられないことだけど、これがこの国の現実だ。
+++
それからどのぐらいの時間が経ったのだろう。ひっきりなしに聞こえていた銃声の音が、途切れがちになってきた。
『どうやら、作戦は終わりつつあるようですね』
耳をすましていたダビさんが言った。
『そろそろ、夫達の様子を知りたいのだけれど』
『それはもう少し待ってください。歩き回っても大丈夫という状況になれば、突入部隊の人間がここに来ます』
『……もしかして、最初にここに潜り込んだ時に、私達の場所は知らせてあったの?』
私の質問にダビさんがうなづく。
『ええ』
『あなたがここに残ることにしたのも、計画のうち?』
『はい。部屋がわけられているせいで、カルロス一人では、人質の安全確保は難しかったのですよ。そこで私が残ることにしました。ただ場所を変えられる可能性もあったので、ギリギリまではここに残ることを、言い出せないでいたのですが』
どうして彼が、診療所のスタッフとしてここに潜り込んできたのか不思議だったけれど、それを聞いてやっと納得できた。
『つまり、私と夫のことが心配だったというのは、口実だったというわけね?』
『まさか。それは事実ですよ。ただ、それだけではなかったというだけです』
『診療所のスタッフが最初に公邸に入った時から、なにもかも計画的に進められていたということだったのね』
『そういうことですね』
私が怪我人のことで右往左往していた時には、すでに事件解決のために周囲は動き出していたのだ。
ドアが変わったリズムでノックされ、ダビさんがそれに対して口笛で返事をする。するとドアが開いて、数人の武装した軍人達が、音をたてずに部屋に入ってきた。そのうちの一人が床に寝かされている怪我人に近づき、私の顔とともに確認をしてうなづく。
『怪我人と大使夫人の無事を確認。怪我人は三名。三名とも生きています。そのうちの一名は陸上自衛官、山崎一尉』
意外なことに、その口から出たのはこの国の言葉ではなく、なまりのない英語だった。もしかしてアメリカ人? となると、武装集団を雇っていたのは、アメリカが介入してくるほど大きな組織だったのだろうか。
『外の安全が確保されているなら、急いで怪我人を病院に搬送してほしいの。できたらきちんとした設備があるところ。平たく言えば軍病院。お願いできるかしら?』
いろいろと気になることは多いし、裕章さん達のことは心配だけど、医師としての私にとって、今は怪我人のことのほうが優先度が高い。まずはそこからだ。だから私は、近くに立っていた軍人にそう伝えた。
『了解しました、マダム。怪我人を搬送する手配を。陸路より空路のほうが早い、上空で待機しているヘリに連絡。怪我人を屋上へ』
『了解、ヘリに連絡をいれます』
返事をしたもう一人の軍人も英語だった。
『ダビさん、怪我人を運ぶ準備を手伝ってちょうだい』
『わかりました』
怪我人を運ぶ準備を始めると、そこにいた軍人も私達の準備に手を貸してくれた。その戦闘服には、所属する部隊の手掛かりになるようなものは、なに一つついていない。きっとこの国か、アメリカ軍の特殊部隊の人間なのだろう。
『奥様、怪我人についていくおつもりですよね?』
『あたりまえ』
『だと思いました。……ドクターも病院に同行するそうだ。一緒に連れていってやってくれ』
ダビさんの言葉に、無線で誰かと話をしていた軍人が小さくうなづいた。
『だけど一つだけ問題があるの』
『なんでしょう?』
『私、お財布もなくて文無し状態なの。スマホも取りあげられちゃったし、病院からどうやって帰ってこようかって、考えてるところ』
ダビさんが笑う。
『ご心配なく。私がお迎えにあがりますよ。あの黒い車になりますが』
『軍にお願いしたら、とんでもないものに乗せられちゃうかもしれないから、今回だけはあの黒い車で我慢します』
『わかりました。大使と一緒にお迎えにあがります』
『お願いします』
部屋に別の軍人達がやってきて、三人の搬送をうけおってくれた。私も同行するために山崎一尉の横についていく。その途中で、裕章さんと顔を合わせることができた。
「裕章さん、私、怪我人についていくから。あとでダビさんと迎えに来て」
「わかった。誰かさんみたいに、その場の指揮系統を乗っ取らないように」
「わかってる。じゃあ、あとで」
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