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小話 2
夢は大きく
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「ひなた、なに見てるの?」
自宅に戻ると、末娘のひなたがテレビの前に陣取って、なにやら熱心に見ていた。パッと見た感じ、どうやら空自のイーグルの画像みたいだけど、画質からしてかなり古いものなんじゃないかな。
「それなに?」
「葛城のおじさんからもらったDVDだよ~」
「へえ。空自のよね。随分と古くない?」
「うん。これ、パパ」
「ええ?」
画面を指さした娘の言葉に驚いて、画面をのぞきこんだ。言われてみれば、飛んでいるのは雄介さんが飛ばしていた緑と黒の迷彩塗装のイーグルだ。ということは、新田原にいた頃の飛行教導隊の機体ということになる。
「パパが現役だったころの映像なの?」
「うん! この前ね、小松の航空祭に行った時に、おじさんにもらったの。ほら、新しいのは見られるけど、古いのはなかなか無いし貴重でしょ? 優おばちゃんが、残っていた昔の映像を探して編集してくれたんだって」
葛城さんの奥さんは、テレビ局で報道関係の仕事をしている人。だから、昔の映像を掘り出して編集するなんてことは、お手のものだ。
「私、パパがパイロットだってのは知ってたけど、こんな風に飛んでいるの見るの初めて。ママは知ってるんだよね、パパがイーグルドライバーだった時のこと」
「うん。後ろに乗せてもらったことも一度だけあるよ」
「へえ。うらやましいなあ……」
夕飯の時間を先延ばしにして、ひなたと二人で映像を鑑賞することにした。
映像に写っているのは、若き日の雄介さんや葛城さん達など、お懐かしの面々だ。どうやらプライベートに近いものも混じっているようで、たまに葛城さんがマイクを持った優さんをからかったり、カメラに手をのばして撮影している人をからかってたりしている。
そしてアグレッサー時代の雄介さん。当たり前のことだけど、任務についている時の表情は、私に見せるものとは違って随分と険しいものだし、鋭い目つきをしている。私が知らないところで飛んでいた雄介さんの姿を、こうやって見られるなんて。
「パパ、かっこいいね~。あ、もちろん今もかっこいいけどね!」
パパっ子らしい言葉に、思わず笑ってしまった。
「だけど優さんも、よくこんな古い映像を掘り起こしてきたものだよね」
下手したら三十年前の映像だ。いくらテレビ局とは言え、よくもまあ残っていたものだと感心する。
「おばちゃんね、おじさんと付き合いだしてから戦闘機に興味がわいて、チームを組んでいたカメラマンさんと協力して、お仕事で撮影したものをデータ化して残してたんだって」
「へえ。優さん、飛行機に乗るのは大嫌いって言ってたのに」
「それとこれとは別らしいよ。で、私とお兄ちゃん達がパパのパイロット時代を見たことないって聞いて、このDVDを作ってくれたんだってさ」
「そうなの。今度お礼をしないとね」
「うん。それでね」
ひなたは、自分の横に置いてあったもう一枚のDVDを、私にかざして見せた。
「こっちはママの!!」
「私の?!」
「うん。こっちはあまり長くなくて、ママがC-130の機長をしていた時のと、KCの機長になったばかりの時に取材したヤツだって、言ってたよ。こっちもあとで見てみるね」
私がパイロットになり始めの頃は、まだまだ女性パイロットは少なかった。だから、民法テレビから何度か同行取材をさせてくれと言われたことがあって、取材クルーを乗せて飛んだこともあったっけ。すっかり忘れていた。
「こっちもあとで一緒に見ようよ。私、ママがあのプロペラ機に乗っていいるところを見るの初めてだから、すごく楽しみ~~♪」
+++++
「それでひなたは、こないだから俺に、ちょこちょこ連絡を入れてくるようになったのか」
雄介さんが休暇でこっちに戻ってきた時にその話をしたら、笑いながら納得したとうなづいた。
「なんだか大いに興味をひかれたって感じだったぞ? どうやったら戦闘機のパイロットになれるのかって、うるさいぐらいだ」
「戦闘機のパイロットって限定なの?」
「輸送機とヘリパイは、ママとお兄ちゃん達に任せておくんだとさ」
「航学志望の颯太はともかく、悠太は防大志望だから、パイロットになるかどうかわからないのに。どうしてよりによって戦闘機乗りなのよ」
「なんだ。制限は解除されたんだから、可能性がまったくないこともないだろ?」
それはわかってる。今だって訓練課程に入っている女性隊員が何人かいるのだ。ひなたが大人になる頃には、きっと女性イーグルドライバーも誕生していることだろう。だけどなんでよりによってイーグル? ほら、色々ともっとあるじゃない?
「俺とちはるの娘だからな。俺のはともかく、ちはるの遺伝子が正確に受け継がれていたら、かなりの腕利きになるんじゃないか? 言っておくがこれは嫁馬鹿親馬鹿発言じゃないぞ? 俺がちはるの操縦技量を見続けた結果から、導き出された意見だから」
だけどそれはちょっと贔屓目すぎるんじゃない? それに戦闘機パイロットの遺伝子なら、断然、雄介さんのほうが強いんだし。
「私は雄介さんの遺伝子が強いほうが、すごいパイロットになりそうだと思うけどなあ。だってアグレッサーの遺伝子だもの」
「アグレッサーは無理でも、女性初のブルーとかな。色々と夢は広がるな」
「なんだか見てみたい気はするけどね、ひなたが飛ぶ姿」
夢は大きいほうが良いとは言うものの、ちょっと大きく広げすきだかな? 二人して親馬鹿発言を連発しながら笑い合う。
「ひなたが空に上がる頃には、もう少し周辺が静かになっていると良いんだけどね」
自衛隊の任務がなんであるかは理解しているけれど、できることなら平穏無事なまま、訓練三昧だけの日々をすごしてほしいというのが、先輩であり親でもある私達の本音だ。
「そうだな。こればかりは俺達ではなく、偉い先生達の腕次第ってやつか。俺の仕事は、ちはるが飛ぶ空の安全を守ることだからな」
「私だけじゃないでしょ?」
私達が守るのは、この国に住むすべての人達だ。
「うん? だが根っこの部分は今の一言に尽きる」
「本気?」
「本気も本気」
本気なんだか冗談なんだか……。そりゃあ、私のことを第一に考えてくれるのは嬉しいことだけど、自衛官としてはちょっと考えものよね。
「それ、他の人には絶対に言わないでね」
「当然。それで、ちはるのやつは見せてくれないのか?」
「本当に見たいの?」
「もちろんだ。ちはるの操縦する輸送機にもT-4にも乗せてもらったが、コックピットでの様子はなかなか見ることができなかったからな」
雄介さんがニヤニヤしながら私を見つめた。
「なんかね、若い頃の映像だからいろいろと手際悪すぎって、つっこみたいところが満載で見てられないのよ……」
「そりゃ、誰しもいきなりベテラン機長になるわけじゃないからな」
「しかも航学の時の映像もあるのよね。優さんてば、一体どこから引っ張り出してきたのやら……」
「そうなのか? それは楽しみだ」
「まずは先に雄介さん達のを見ない?」
「俺が俺自身を見ても楽しくないだろ。ここはちはるのを見ないと」
航学のちはるの姿も楽しみだなと、ニヤニヤしている。
「えー、私は雄介さん達ので良いんだけど……」
「そっちは一度見たんだろ? だからこっちが先だ」
そう言いながら雄介さんは、『ちはるさん』と書いてあるDVDを私に差し出した。
自宅に戻ると、末娘のひなたがテレビの前に陣取って、なにやら熱心に見ていた。パッと見た感じ、どうやら空自のイーグルの画像みたいだけど、画質からしてかなり古いものなんじゃないかな。
「それなに?」
「葛城のおじさんからもらったDVDだよ~」
「へえ。空自のよね。随分と古くない?」
「うん。これ、パパ」
「ええ?」
画面を指さした娘の言葉に驚いて、画面をのぞきこんだ。言われてみれば、飛んでいるのは雄介さんが飛ばしていた緑と黒の迷彩塗装のイーグルだ。ということは、新田原にいた頃の飛行教導隊の機体ということになる。
「パパが現役だったころの映像なの?」
「うん! この前ね、小松の航空祭に行った時に、おじさんにもらったの。ほら、新しいのは見られるけど、古いのはなかなか無いし貴重でしょ? 優おばちゃんが、残っていた昔の映像を探して編集してくれたんだって」
葛城さんの奥さんは、テレビ局で報道関係の仕事をしている人。だから、昔の映像を掘り出して編集するなんてことは、お手のものだ。
「私、パパがパイロットだってのは知ってたけど、こんな風に飛んでいるの見るの初めて。ママは知ってるんだよね、パパがイーグルドライバーだった時のこと」
「うん。後ろに乗せてもらったことも一度だけあるよ」
「へえ。うらやましいなあ……」
夕飯の時間を先延ばしにして、ひなたと二人で映像を鑑賞することにした。
映像に写っているのは、若き日の雄介さんや葛城さん達など、お懐かしの面々だ。どうやらプライベートに近いものも混じっているようで、たまに葛城さんがマイクを持った優さんをからかったり、カメラに手をのばして撮影している人をからかってたりしている。
そしてアグレッサー時代の雄介さん。当たり前のことだけど、任務についている時の表情は、私に見せるものとは違って随分と険しいものだし、鋭い目つきをしている。私が知らないところで飛んでいた雄介さんの姿を、こうやって見られるなんて。
「パパ、かっこいいね~。あ、もちろん今もかっこいいけどね!」
パパっ子らしい言葉に、思わず笑ってしまった。
「だけど優さんも、よくこんな古い映像を掘り起こしてきたものだよね」
下手したら三十年前の映像だ。いくらテレビ局とは言え、よくもまあ残っていたものだと感心する。
「おばちゃんね、おじさんと付き合いだしてから戦闘機に興味がわいて、チームを組んでいたカメラマンさんと協力して、お仕事で撮影したものをデータ化して残してたんだって」
「へえ。優さん、飛行機に乗るのは大嫌いって言ってたのに」
「それとこれとは別らしいよ。で、私とお兄ちゃん達がパパのパイロット時代を見たことないって聞いて、このDVDを作ってくれたんだってさ」
「そうなの。今度お礼をしないとね」
「うん。それでね」
ひなたは、自分の横に置いてあったもう一枚のDVDを、私にかざして見せた。
「こっちはママの!!」
「私の?!」
「うん。こっちはあまり長くなくて、ママがC-130の機長をしていた時のと、KCの機長になったばかりの時に取材したヤツだって、言ってたよ。こっちもあとで見てみるね」
私がパイロットになり始めの頃は、まだまだ女性パイロットは少なかった。だから、民法テレビから何度か同行取材をさせてくれと言われたことがあって、取材クルーを乗せて飛んだこともあったっけ。すっかり忘れていた。
「こっちもあとで一緒に見ようよ。私、ママがあのプロペラ機に乗っていいるところを見るの初めてだから、すごく楽しみ~~♪」
+++++
「それでひなたは、こないだから俺に、ちょこちょこ連絡を入れてくるようになったのか」
雄介さんが休暇でこっちに戻ってきた時にその話をしたら、笑いながら納得したとうなづいた。
「なんだか大いに興味をひかれたって感じだったぞ? どうやったら戦闘機のパイロットになれるのかって、うるさいぐらいだ」
「戦闘機のパイロットって限定なの?」
「輸送機とヘリパイは、ママとお兄ちゃん達に任せておくんだとさ」
「航学志望の颯太はともかく、悠太は防大志望だから、パイロットになるかどうかわからないのに。どうしてよりによって戦闘機乗りなのよ」
「なんだ。制限は解除されたんだから、可能性がまったくないこともないだろ?」
それはわかってる。今だって訓練課程に入っている女性隊員が何人かいるのだ。ひなたが大人になる頃には、きっと女性イーグルドライバーも誕生していることだろう。だけどなんでよりによってイーグル? ほら、色々ともっとあるじゃない?
「俺とちはるの娘だからな。俺のはともかく、ちはるの遺伝子が正確に受け継がれていたら、かなりの腕利きになるんじゃないか? 言っておくがこれは嫁馬鹿親馬鹿発言じゃないぞ? 俺がちはるの操縦技量を見続けた結果から、導き出された意見だから」
だけどそれはちょっと贔屓目すぎるんじゃない? それに戦闘機パイロットの遺伝子なら、断然、雄介さんのほうが強いんだし。
「私は雄介さんの遺伝子が強いほうが、すごいパイロットになりそうだと思うけどなあ。だってアグレッサーの遺伝子だもの」
「アグレッサーは無理でも、女性初のブルーとかな。色々と夢は広がるな」
「なんだか見てみたい気はするけどね、ひなたが飛ぶ姿」
夢は大きいほうが良いとは言うものの、ちょっと大きく広げすきだかな? 二人して親馬鹿発言を連発しながら笑い合う。
「ひなたが空に上がる頃には、もう少し周辺が静かになっていると良いんだけどね」
自衛隊の任務がなんであるかは理解しているけれど、できることなら平穏無事なまま、訓練三昧だけの日々をすごしてほしいというのが、先輩であり親でもある私達の本音だ。
「そうだな。こればかりは俺達ではなく、偉い先生達の腕次第ってやつか。俺の仕事は、ちはるが飛ぶ空の安全を守ることだからな」
「私だけじゃないでしょ?」
私達が守るのは、この国に住むすべての人達だ。
「うん? だが根っこの部分は今の一言に尽きる」
「本気?」
「本気も本気」
本気なんだか冗談なんだか……。そりゃあ、私のことを第一に考えてくれるのは嬉しいことだけど、自衛官としてはちょっと考えものよね。
「それ、他の人には絶対に言わないでね」
「当然。それで、ちはるのやつは見せてくれないのか?」
「本当に見たいの?」
「もちろんだ。ちはるの操縦する輸送機にもT-4にも乗せてもらったが、コックピットでの様子はなかなか見ることができなかったからな」
雄介さんがニヤニヤしながら私を見つめた。
「なんかね、若い頃の映像だからいろいろと手際悪すぎって、つっこみたいところが満載で見てられないのよ……」
「そりゃ、誰しもいきなりベテラン機長になるわけじゃないからな」
「しかも航学の時の映像もあるのよね。優さんてば、一体どこから引っ張り出してきたのやら……」
「そうなのか? それは楽しみだ」
「まずは先に雄介さん達のを見ない?」
「俺が俺自身を見ても楽しくないだろ。ここはちはるのを見ないと」
航学のちはるの姿も楽しみだなと、ニヤニヤしている。
「えー、私は雄介さん達ので良いんだけど……」
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