21 / 42
番外小話 1
【バカンス企画】オーストラリアに行くザンス
しおりを挟む
トムトムさん企画【バカンス企画】の参加作品です。
++++++++++
今日は、珍しく先生と一緒に書店に来ている。新婚旅行の行先がオーストラリアに決まったので、ガイドブックを買いたいと思った私が、本屋さんに行きたいと言い張ったのだ。今じゃネットで調べられるけど、やっぱり本で読みたいなって思ったってわけ。
「たくさん出てるから、どれを買ったら良いか迷っちゃうね」
今日は幸太郎先生も完全オフモード。私服だし、いつもより髪の毛もぼさぼさだし。だから私も、自然と幸太郎お兄ちゃんと話すような口調に戻っていた。ただ、いくら親しい人ばかりの商店街とは言え、まだ週刊誌やワイドショーの取材陣がいるかもしれない。だから一応、伊達メガネして変装っぽいことはしている。きっと地元の人達には丸わかりだとは思うけど。
「一冊で十分だと思うぞ? 旅行会社からも、簡単な現地のガイドブックがもらえるし」
「だけど、今から見たいところとかチェックしたいじゃない。フリーの時間、あるんでしょ?」
「フリーの時間ねぇ、あるにはある」
なんだか変な言い方。それに変な顔してる。
「なに? なにか言いたそうな顔」
「いや……まあさ、あっちこって行ってる時間なんてあるのかなーって、思っただけさ」
「一週間だよね?」
「そうだよ」
「ダイビングもするんだよね?」
「ああ。あと遊覧飛行も予約した」
それはイヤなんだけどしかたない。せっかくのグレートバリアリーフを空から見ないなんて、馬鹿げているって言われたから。でも、海なんだから潜るだけでも十分なんじゃないかなって思うんだけど、とにかく先生は空から見る体験もすべきだって言い張った。
「夏のクリスマスなんて初めてだから楽しみ。本当に、サンタさんが水着でサーフィンしてるのかな」
「ってことらしいけど、本当かどうかは微妙だな。意外にこっちと同じ格好だったりするかもしれない」
「暑くて死んじゃうよ……お年寄りなのに」
「サンタは年寄りじゃないだろ……」
「え、そうなの?」
「考えてもみろよ、冬の寒空にソリ乗って徹夜で走り回るんだぞ? 年寄りでその体力は有り得ないだろ?」
なんかお店のあちこちで、変な声が聞こえたんだけど気のせいかな。
「そーかなあ……スーパーお爺ちゃんとか?」
「ないない。あれは絶対に爺さんのふりをしたバイトだ」
「えー……なんか夢が壊れる」
「いやいや、老人に徹夜で働かせるほうがよっぽど夢が壊れる」
「えー……」
そうかなあ……。
「ほら、とにかくガイドブックを買うんだろ?」
「うん」
そうして私が手に取ったガイドブックを見た幸太郎先生が、盛大にため息をついた。
「なに?」
「さーちゃん、それ、オーストリア。俺達が行くのはオーストラリア、ラ・リ・ア。わかってる? そりゃオーストリアに行きたいなら、今からでも変更するけど?」
「ま、間違えただけだもんっ」
「文字の予測変換の言い訳は、本屋では通用しないぞ?」
「ほ、本当に間違えただけだもん。ほら、言い間違えとかはしてないでしょ?」
「まあ良いでしょう、これを買えば?」
そう言って先生が渡してきたのは、表紙にデーンッとコアラとカンガルーの写真が載っている、オーストラリアのガイドブック。これなら間違えないだろうってこと?
「……」
「膨れない。それ買って、早く家で行きたいところを決めたら良いじゃないか。もう余り時間がないから、早く決めないと、行きたくても行けない場所が出てくるぞ」
「そうだね。じゃ、これ買う」
レジでガイドブックの支払いを済ませた。店員さんがこっちを見ようとしないし、不自然に口元がムニュムニュしているのは何故だろう。店の外に出てから先生を見て、疑問に感じたことを口にした。
「なんだか店員さんの態度、おかしくなかった?」
「ん? そうか?」
「うん。なんだか凄く変だった」
「気のせいだよ。で? このまま、まっすぐ帰るのか? それとも、何処かでお茶していく?」
「じゃあ、トムトムさんでケーキ!」
「わかった」
お店に向かう途中、以前にマスコミの取材陣に追い掛け回されていた時に、助けてくれた七海ちゃんと久し振りに顔を合わせた。まともに顔を合わせたのは、もしかして夏祭りのイベント以来かもしれない。すぐに私達に気がついて、こんにちはーって挨拶をしてくれた。先生を見て“生議員さんをこんな間近でっ”とか言っているのが今時の子っぽくて、思わず笑っちゃった。
「いつの間にか、商店街の面々と親しくなっていたんだな、さーちゃん」
七海ちゃんと別れた後に先生がポツリとつぶやいた。
「急にどうしたの?」
「いや、せっかく親しくなったのに、自宅が少し遠くなるからさ。寂しくなるだろ?」
「でも、ここまでそんなに遠くないよ? バスに乗れば二停留所だし、自転車でも来られる距離。あ、でも帰りが上り坂だから、自転車はやめておいたほうが良いかな」
商店街を出て、山手の光陵学園までの坂道はなかなかハードだ。そんな急な坂道ではないんだけれど、ダラダラ坂が延々と続いている。これを自転車で上るのはちょっと体力が必要だよ。
「んー……政治家の嫁が自転車で商店街にってのは……」
「ダメなの? なんだか幸太郎先生のお嫁さんになるって、面倒くさい……」
「だからって今更だからな」
「そんなこと言わないけど……」
国会議員のお嫁さんになったら、色々と行動に制約がされそうだなあ。私、ちゃんとやれるんだろうかって心配になってきた。だいたい、自宅に家政婦さんがいるってことにも慣れない気がするのにね。
「忘れているかもしれないけど、私は庶民だからね?」
「わかってるよ。俺だって、さーちゃんが思っているほど、普通とかけ離れた生活をしていた訳じゃないから。それはわかっているだろ?」
「でも先生が普通だって思ってることが、すでに普通じゃないってこともあるし」
「たとえば?」
「自宅マンションのあの広さとか、週一で業者がお掃除に入ってるとか。あと……」
「あと?」
先生にちょっとかがむように促して耳元でヒソヒソとささやく。
「エッチの回数とか」
「そうか?」
「そうだよ、絶対に普通じゃないよ」
最近、友達と話していて感じたんだ。他の人と比べると、色々と幸太郎先生は規格外だと。もちろんエッチの回数がどうのなんて友達には話してないけど、友達と彼氏さんとのラブラブぶりを聞いていると、あれ?と思っちゃったわけ。
+++
トムトムさんでレアチーズケーキを食べながら、さっそくガイドブックを広げる。載っていた熱気球の遊覧やスカイダイビングの体験はどう?って言われたけど、即座に首を横に振った。これ以上飛ぶのは勘弁してほしい。
「そう言えば、どこの旅行会社で頼んだの? 私、手続きを全部任せちゃったから知らないんだけど」
「現地にいる知り合いがね、あっちで小さな旅行会社をしてるんだ。大手旅行会社で頼んでも良いけど、地元にいる人間のほうが穴場とか知ってるからね」
「へえ……日本人?」
「そうだよ。学生時代にあっちに留学して、すっかり虜になったらしくてね。それが乗じて移住したんだ。信用できるし、党内の知り合いも、あいつに頼む人が増えているし間違いないよ」
ガイドブックには、やはりグレートバリアリーフが一押しで掲載されている。海で泳ぐなんて久し振りなんじゃないかな。夏の間に新しい水着を買っておいて良かった♪
「久し振りだよな、さーちゃんと泳ぎに行くって」
「私が中一の夏が最後だったかな、ってことは八年ぶり?」
「ずっと気になってたんだけど、なんで泳ぎに行こうって誘いを、断るようになったんだ?」
「え、だって……幸太郎先生は男の人だし、親戚といっても遠縁だったし、いつまでも一緒に遊びに行くのって変でしょ?」
「ふーん……」
ふーんってなに? なんでそんなにニヤニヤしてるの?
「あの頃さ、竹野内が、もしかしてさーちゃんは、俺のことを男として意識して、来づらくなったんじゃないか?って言ってたんだけど、それはなかったわけか」
ひゃあっ! 戦略、じゃなくて政策秘書殿はお見通しだったのかっ!! 顔を赤くした私を見て先生はご満悦。あ、くそっ、わかってて質問してきたのか、この性悪政治家めっ!
「わかってるくせにっ」
「ってことは、俺のことが好きだったっていうのはあの頃からなのか。ちょっと悔しいな、それに気がついていれば、絶対にさーちゃんに直接プロポーズしたのに」
この六年、無駄にしたなあ……とちょっと無念げ。
「あ、そうだ。今のうちにお土産を買ってくる人のリスト、作っておかないとダメだと思う。先に送ってもらうつもりだから」
「それってお土産って言わない……」
「行く前にあっちから送ってもらうわけじゃないから安心して。数が多くなると持ち帰るの大変だし、きっと買ってる時間なんてないと思うんだ」
「ショッピング、するんだよね?」
「うん、予定ではね。だけど予定は未定だし、なんせ、俺達、新婚だから」
ニコニコと微笑んでいる幸太郎先生の笑みが、ちょっと怖いと思ったのはここだけの秘密。
++++++++++
今日は、珍しく先生と一緒に書店に来ている。新婚旅行の行先がオーストラリアに決まったので、ガイドブックを買いたいと思った私が、本屋さんに行きたいと言い張ったのだ。今じゃネットで調べられるけど、やっぱり本で読みたいなって思ったってわけ。
「たくさん出てるから、どれを買ったら良いか迷っちゃうね」
今日は幸太郎先生も完全オフモード。私服だし、いつもより髪の毛もぼさぼさだし。だから私も、自然と幸太郎お兄ちゃんと話すような口調に戻っていた。ただ、いくら親しい人ばかりの商店街とは言え、まだ週刊誌やワイドショーの取材陣がいるかもしれない。だから一応、伊達メガネして変装っぽいことはしている。きっと地元の人達には丸わかりだとは思うけど。
「一冊で十分だと思うぞ? 旅行会社からも、簡単な現地のガイドブックがもらえるし」
「だけど、今から見たいところとかチェックしたいじゃない。フリーの時間、あるんでしょ?」
「フリーの時間ねぇ、あるにはある」
なんだか変な言い方。それに変な顔してる。
「なに? なにか言いたそうな顔」
「いや……まあさ、あっちこって行ってる時間なんてあるのかなーって、思っただけさ」
「一週間だよね?」
「そうだよ」
「ダイビングもするんだよね?」
「ああ。あと遊覧飛行も予約した」
それはイヤなんだけどしかたない。せっかくのグレートバリアリーフを空から見ないなんて、馬鹿げているって言われたから。でも、海なんだから潜るだけでも十分なんじゃないかなって思うんだけど、とにかく先生は空から見る体験もすべきだって言い張った。
「夏のクリスマスなんて初めてだから楽しみ。本当に、サンタさんが水着でサーフィンしてるのかな」
「ってことらしいけど、本当かどうかは微妙だな。意外にこっちと同じ格好だったりするかもしれない」
「暑くて死んじゃうよ……お年寄りなのに」
「サンタは年寄りじゃないだろ……」
「え、そうなの?」
「考えてもみろよ、冬の寒空にソリ乗って徹夜で走り回るんだぞ? 年寄りでその体力は有り得ないだろ?」
なんかお店のあちこちで、変な声が聞こえたんだけど気のせいかな。
「そーかなあ……スーパーお爺ちゃんとか?」
「ないない。あれは絶対に爺さんのふりをしたバイトだ」
「えー……なんか夢が壊れる」
「いやいや、老人に徹夜で働かせるほうがよっぽど夢が壊れる」
「えー……」
そうかなあ……。
「ほら、とにかくガイドブックを買うんだろ?」
「うん」
そうして私が手に取ったガイドブックを見た幸太郎先生が、盛大にため息をついた。
「なに?」
「さーちゃん、それ、オーストリア。俺達が行くのはオーストラリア、ラ・リ・ア。わかってる? そりゃオーストリアに行きたいなら、今からでも変更するけど?」
「ま、間違えただけだもんっ」
「文字の予測変換の言い訳は、本屋では通用しないぞ?」
「ほ、本当に間違えただけだもん。ほら、言い間違えとかはしてないでしょ?」
「まあ良いでしょう、これを買えば?」
そう言って先生が渡してきたのは、表紙にデーンッとコアラとカンガルーの写真が載っている、オーストラリアのガイドブック。これなら間違えないだろうってこと?
「……」
「膨れない。それ買って、早く家で行きたいところを決めたら良いじゃないか。もう余り時間がないから、早く決めないと、行きたくても行けない場所が出てくるぞ」
「そうだね。じゃ、これ買う」
レジでガイドブックの支払いを済ませた。店員さんがこっちを見ようとしないし、不自然に口元がムニュムニュしているのは何故だろう。店の外に出てから先生を見て、疑問に感じたことを口にした。
「なんだか店員さんの態度、おかしくなかった?」
「ん? そうか?」
「うん。なんだか凄く変だった」
「気のせいだよ。で? このまま、まっすぐ帰るのか? それとも、何処かでお茶していく?」
「じゃあ、トムトムさんでケーキ!」
「わかった」
お店に向かう途中、以前にマスコミの取材陣に追い掛け回されていた時に、助けてくれた七海ちゃんと久し振りに顔を合わせた。まともに顔を合わせたのは、もしかして夏祭りのイベント以来かもしれない。すぐに私達に気がついて、こんにちはーって挨拶をしてくれた。先生を見て“生議員さんをこんな間近でっ”とか言っているのが今時の子っぽくて、思わず笑っちゃった。
「いつの間にか、商店街の面々と親しくなっていたんだな、さーちゃん」
七海ちゃんと別れた後に先生がポツリとつぶやいた。
「急にどうしたの?」
「いや、せっかく親しくなったのに、自宅が少し遠くなるからさ。寂しくなるだろ?」
「でも、ここまでそんなに遠くないよ? バスに乗れば二停留所だし、自転車でも来られる距離。あ、でも帰りが上り坂だから、自転車はやめておいたほうが良いかな」
商店街を出て、山手の光陵学園までの坂道はなかなかハードだ。そんな急な坂道ではないんだけれど、ダラダラ坂が延々と続いている。これを自転車で上るのはちょっと体力が必要だよ。
「んー……政治家の嫁が自転車で商店街にってのは……」
「ダメなの? なんだか幸太郎先生のお嫁さんになるって、面倒くさい……」
「だからって今更だからな」
「そんなこと言わないけど……」
国会議員のお嫁さんになったら、色々と行動に制約がされそうだなあ。私、ちゃんとやれるんだろうかって心配になってきた。だいたい、自宅に家政婦さんがいるってことにも慣れない気がするのにね。
「忘れているかもしれないけど、私は庶民だからね?」
「わかってるよ。俺だって、さーちゃんが思っているほど、普通とかけ離れた生活をしていた訳じゃないから。それはわかっているだろ?」
「でも先生が普通だって思ってることが、すでに普通じゃないってこともあるし」
「たとえば?」
「自宅マンションのあの広さとか、週一で業者がお掃除に入ってるとか。あと……」
「あと?」
先生にちょっとかがむように促して耳元でヒソヒソとささやく。
「エッチの回数とか」
「そうか?」
「そうだよ、絶対に普通じゃないよ」
最近、友達と話していて感じたんだ。他の人と比べると、色々と幸太郎先生は規格外だと。もちろんエッチの回数がどうのなんて友達には話してないけど、友達と彼氏さんとのラブラブぶりを聞いていると、あれ?と思っちゃったわけ。
+++
トムトムさんでレアチーズケーキを食べながら、さっそくガイドブックを広げる。載っていた熱気球の遊覧やスカイダイビングの体験はどう?って言われたけど、即座に首を横に振った。これ以上飛ぶのは勘弁してほしい。
「そう言えば、どこの旅行会社で頼んだの? 私、手続きを全部任せちゃったから知らないんだけど」
「現地にいる知り合いがね、あっちで小さな旅行会社をしてるんだ。大手旅行会社で頼んでも良いけど、地元にいる人間のほうが穴場とか知ってるからね」
「へえ……日本人?」
「そうだよ。学生時代にあっちに留学して、すっかり虜になったらしくてね。それが乗じて移住したんだ。信用できるし、党内の知り合いも、あいつに頼む人が増えているし間違いないよ」
ガイドブックには、やはりグレートバリアリーフが一押しで掲載されている。海で泳ぐなんて久し振りなんじゃないかな。夏の間に新しい水着を買っておいて良かった♪
「久し振りだよな、さーちゃんと泳ぎに行くって」
「私が中一の夏が最後だったかな、ってことは八年ぶり?」
「ずっと気になってたんだけど、なんで泳ぎに行こうって誘いを、断るようになったんだ?」
「え、だって……幸太郎先生は男の人だし、親戚といっても遠縁だったし、いつまでも一緒に遊びに行くのって変でしょ?」
「ふーん……」
ふーんってなに? なんでそんなにニヤニヤしてるの?
「あの頃さ、竹野内が、もしかしてさーちゃんは、俺のことを男として意識して、来づらくなったんじゃないか?って言ってたんだけど、それはなかったわけか」
ひゃあっ! 戦略、じゃなくて政策秘書殿はお見通しだったのかっ!! 顔を赤くした私を見て先生はご満悦。あ、くそっ、わかってて質問してきたのか、この性悪政治家めっ!
「わかってるくせにっ」
「ってことは、俺のことが好きだったっていうのはあの頃からなのか。ちょっと悔しいな、それに気がついていれば、絶対にさーちゃんに直接プロポーズしたのに」
この六年、無駄にしたなあ……とちょっと無念げ。
「あ、そうだ。今のうちにお土産を買ってくる人のリスト、作っておかないとダメだと思う。先に送ってもらうつもりだから」
「それってお土産って言わない……」
「行く前にあっちから送ってもらうわけじゃないから安心して。数が多くなると持ち帰るの大変だし、きっと買ってる時間なんてないと思うんだ」
「ショッピング、するんだよね?」
「うん、予定ではね。だけど予定は未定だし、なんせ、俺達、新婚だから」
ニコニコと微笑んでいる幸太郎先生の笑みが、ちょっと怖いと思ったのはここだけの秘密。
5
お気に入りに追加
640
あなたにおすすめの小説
僕の主治医さん
鏡野ゆう
ライト文芸
研修医の北川雛子先生が担当することになったのは、救急車で運び込まれた南山裕章さんという若き外務官僚さんでした。研修医さんと救急車で運ばれてきた患者さんとの恋の小話とちょっと不思議なあひるちゃんのお話。
【本編】+【アヒル事件簿】【事件です!】
※小説家になろう、カクヨムでも公開中※
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
10 sweet wedding
国樹田 樹
恋愛
『十年後もお互い独身だったら、結婚しよう』 そんな、どこかのドラマで見た様な約束をした私達。 けれど十年後の今日、私は彼の妻になった。 ……そんな二人の、式後のお話。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる