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第一部 新しいニンゲンがやってきた!
第四話 海賊船長も興味津々
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ロッカーに向かう途中、廊下の向こう側からものすごく派手なオーラを放つ人物がやってくるのが見えた。今度はマスコットではなく、キャラクターの衣装を着たアクターさんだ。
「あ、おはようございます、船長」
とあるアトラクションで海賊船長をしている浦戸さん。だけどその衣装を着ている時は、何故か名前ではなく役柄で呼ぶことになっている。
「やあ、おはよう、一関さん。今日もご機嫌いかがかな?」
船長は帽子を脱ぐと、私の前で優雅に一礼をした。こちらもマスコット達と同じでノリノリだ。
「おかげさまで大変よろしいです。船長はいかがです?」
「ワガハイもいたって元気だよ。ところでマスコット君達から聞いたんだが、警備部に新しいニンゲンがやってくるんだって?」
「そうなんですよ。あれ、もしかしてご存知なかったんですか?」
「ご存知なかったよ。さっき聞いて初めて知ったんだ」
実は浦戸さんはここの幹部の一人。本来なら衣装ではなく紺色のスーツを着て、事務所でマスコットやアクターを統括する立場にある人だ。なのに何故か衣装を脱ぎたがらず、偉くなって部長と呼ばれる立場になったのに、いまだに船長をやっている。本人いわく『部長より船長のほうが偉い』んだから良いんだとか。
とにかく、幹部なんだからとっくに知っていると私は思ってた、というわけ。
「ワガハイとしては、海賊団の手下をもう少し増やしてほしいんだがねえ。我々を取り締まる警備員を増やすとは、三条部長は何を考えているのやら。もしかしてヤツは海賊が嫌いなのでは?」
ふむ、と難しい顔をする。
「そんなことはないと思いますよ? 三条部長が嫌っているのはパーク内の秩序を乱す輩ですよ。本音は船長と手下の皆さんに頼んで、そういう輩はまとめて海に沈めたいと思ってるはず」
私の答えに船長が大きな声で笑い出した。さすが荒くれどもを従える船長。笑い声もなかなかの迫力だ。
「もしワガハイ達が必要になったら呼んでくれたまえ。ここの安全のためなら、いつでも協力させていただくよ」
「その時はよろしくお願いします」
船長の部下達の中にはそれなりに腕っぷしの強い人もいる。彼らが本気になればお行儀の悪いお客さんは、本当にパークの真ん中にある大きな噴水がある池に放り込まれてしまうかも。
「どんな男前君が来るのか楽しみだな。一関さんはもう顔を見たのかね?」
「はい。さっきご挨拶だけはさせてもらいました。来週の月曜日から研修に入るのでお手柔らかに。私が指導係に選ばれたので」
「そうか、あいわかった。手下どもにはそう伝えておこう。では、また」
もう一度頭を下げると、船長はウィンク一つを残して堂々とその場を退場した。
「やっぱり現実と非現実の境界線が消えかかってる……」
皆さん、バックヤードなんだからもう少し現実に寄せてくれても良いようなものなのに。まあ楽しいから良いんだけど。
ロッカールームに入ると、いつものスーツに着替える。そして警備部の控室に入った。そこには昼からシフトに入る警備部の面々がくつろいでいた。
「おはようございまーす」
「「「「おはよ~~」」」」
部屋のあちらこちらから返事が返ってくる。もうすでにお昼で「こんにちは」の時間だけど、その日最初の挨拶は必ず「おはよう」なのだ。
「そういや警備部に新しく人が入るんだって。かおるちゃん、知ってた?」
「皆さん、情報が早いですね、もしかして中津山部長から聞きました?」
感心しながら警備部の装備が収められている棚に向かう。そして無線機と特殊警棒を装着した。それから電気ポットが置いてある場所にいき、紙コップにコーヒーを注ぐ。そしていつも自分が座る指定席に落ち着いた。
「部長じゃなくて、マスコットさん達が食堂で大騒ぎだったからさ」
「そうそう、新しいニンゲンが来た~~ってすごかったよ」
「さっき三条部長と中津山部長が面接してましたから、この時間のブリーフィングで報告があると思います」
「おや、かおるちゃんはもう知ってるのか」
ここにいる人達のほとんどは、私よりも十歳は年上の先輩達。そのせいで外でパトロールをする時間以外では、苗字ではなく名前で呼ばれることのほうが多い。
「そこで船長とすれ違ったんですけど、船長も興味津々でしたよ」
「珍しいね、浦戸さんも知らなかったなんて」
「ですよねー。船長は手下を増員してほしかったみたいです」
「いやいや、もう手下は十分にいるでしょ、船長には」
海賊団はパーク内でもかなり人数の多いグループだ。パレードでも悪役がこんなに幅を利かせていても良いの?って思うほど。それでも男の子達にはとても人気があって、海賊団が参加するパレードでは、海賊のコスプレをして沿道に立つ子もいるぐらいなのだ。
「そうそう。最近はめちゃくちゃ強そうなのばっかり採用してるし。あれって、浦戸さんの趣味?」
「最近じゃ沿道に小さい海賊予備軍も増えてきたし、そのうちパーク内で反乱でも起こすつもりなんじゃ?」
そんな冗談を言いながら笑い合う。だけど本当のところは警備員を増やさざるを得ない事情もあった。
「ま、警備部の人員補充は納得できるよね。最近は変なヤツも増えてきたし、それはうちのパークでも例外じゃないから」
その言葉に「だよね~」といっせいに声があがる。
「なにかあってからじゃ遅いからね。まずはお客さん達の安心安全が第一だし」
最近は問題を起こす来場者が増えてきたと、他のテーマパークからも報告があがっている。今のところ、うちではニュースになるようなことは起きていないけど、用心に越したことはない。
「ちなみに経歴は? 中途採用ってことは、社会人一年生の学生さんあがりじゃないよね?」
ここの皆さんも、マスコットや船長とは違った意味で興味津々のようだ。
「元刑事さんみたいです」
「おお。パトロール要員として即戦力になる人材を引っ張ってきたね。さすが中津山部長」
警察官経験者はとにかく要注意人物に対する嗅覚がすごいのだ。それは久保田さんと組んでパトロールするようになって気づいたことだった。どうしてわかるのか私にはまったくの謎なんだけど、とにかくすごいの一言に尽きる。だからパーク内のパトロールをする警備部としては、警察官経験者は大歓迎なのだ。
「私、なぜか研修担当に指名されたんですよ。でも、先輩達にのほうが適任じゃないですか?」
「あ、そうなんだ。かおるちゃんにもとうとう後輩ができるわけか。おめでとう」
「ありがとうございます、新人さんと言っても私より年上ですけどね、じゃなくて」
勤続年数はともかく、ここでは私が最年少だ。新しく来た人を指導するなら、私ではなくもっとベテランスタッフを選ぶべきなのでは?と、他の人達は疑問に思わないのだろうか。
「俺達が指導すると刑事臭が抜けないからだよ。ほら、久保田や矢島がそうだったろ? まあ矢島は元自衛官だけど」
「部長もそのへんを学んだんだな。こういう時はかおるちゃんに頼むのが一番だって」
その場にいた全員がうんうんとうなづく。
「納得できるんですか?」
「そりゃ部長が決めたことだし」
「かおるちゃんは警備部の一員として、ちゃんと責任を果たしているじゃないか」
「そうそう。部長の見る目もだけど、俺達はかおるちゃんの頑張りも信じてるし」
「それに、だ」
部長に次いでのベテラン、舘林さんがニコニコしながら人差し指をこっちに向けた。
「誰かを指導することは、かおるちゃんにとっても良い経験になると思うよ?」
「そうですか?」
「俺はそう思うけど? 部長から打診された時、そういうのも考えて引き受けたんだろ?」
「そりゃまあ、下心がなかったとは言いませんけど」
部長からこの話をされた時、相手が刑事さんなら久保田さんと同じように、不審人物を見分ける嗅覚を持つ人だろうなと思った。だからそのコツというかスキルを、学べたら良いなと思ったのは事実だ。
「せっかく元刑事とお近づきになれるんだ、いろいろと学んでおいで。こういう時こそギブアンドテイクだよ」
「なるほど」
もしかしたらそういうのも含めて、部長は私を天童さんの指導担当にしたのかもしれない。だとしたらせっかくのチャンスだ。パーク内のことを教えるのと同時に、しっかりと天童さんからも勉強させてもらおう。
「もし困ったことがあったら、俺達に遠慮なく相談してくれれば良いから」
「そうそう。けしからんヤツだったら、俺達がボコボコにしてやるから」
「なんなら池に沈めてやるよ?」
「それより海賊船のマストに逆さづりにするのがよくね?」
なにやら警備スタッフらしからぬ言葉があちらこちらから上がり始める。
「とにかくだ。警備スタッフとしてのスキルアップのチャンスでもある。がんばれ、がんばれ」
舘林さんが白い歯を見せてニカッと笑った。
「あ、おはようございます、船長」
とあるアトラクションで海賊船長をしている浦戸さん。だけどその衣装を着ている時は、何故か名前ではなく役柄で呼ぶことになっている。
「やあ、おはよう、一関さん。今日もご機嫌いかがかな?」
船長は帽子を脱ぐと、私の前で優雅に一礼をした。こちらもマスコット達と同じでノリノリだ。
「おかげさまで大変よろしいです。船長はいかがです?」
「ワガハイもいたって元気だよ。ところでマスコット君達から聞いたんだが、警備部に新しいニンゲンがやってくるんだって?」
「そうなんですよ。あれ、もしかしてご存知なかったんですか?」
「ご存知なかったよ。さっき聞いて初めて知ったんだ」
実は浦戸さんはここの幹部の一人。本来なら衣装ではなく紺色のスーツを着て、事務所でマスコットやアクターを統括する立場にある人だ。なのに何故か衣装を脱ぎたがらず、偉くなって部長と呼ばれる立場になったのに、いまだに船長をやっている。本人いわく『部長より船長のほうが偉い』んだから良いんだとか。
とにかく、幹部なんだからとっくに知っていると私は思ってた、というわけ。
「ワガハイとしては、海賊団の手下をもう少し増やしてほしいんだがねえ。我々を取り締まる警備員を増やすとは、三条部長は何を考えているのやら。もしかしてヤツは海賊が嫌いなのでは?」
ふむ、と難しい顔をする。
「そんなことはないと思いますよ? 三条部長が嫌っているのはパーク内の秩序を乱す輩ですよ。本音は船長と手下の皆さんに頼んで、そういう輩はまとめて海に沈めたいと思ってるはず」
私の答えに船長が大きな声で笑い出した。さすが荒くれどもを従える船長。笑い声もなかなかの迫力だ。
「もしワガハイ達が必要になったら呼んでくれたまえ。ここの安全のためなら、いつでも協力させていただくよ」
「その時はよろしくお願いします」
船長の部下達の中にはそれなりに腕っぷしの強い人もいる。彼らが本気になればお行儀の悪いお客さんは、本当にパークの真ん中にある大きな噴水がある池に放り込まれてしまうかも。
「どんな男前君が来るのか楽しみだな。一関さんはもう顔を見たのかね?」
「はい。さっきご挨拶だけはさせてもらいました。来週の月曜日から研修に入るのでお手柔らかに。私が指導係に選ばれたので」
「そうか、あいわかった。手下どもにはそう伝えておこう。では、また」
もう一度頭を下げると、船長はウィンク一つを残して堂々とその場を退場した。
「やっぱり現実と非現実の境界線が消えかかってる……」
皆さん、バックヤードなんだからもう少し現実に寄せてくれても良いようなものなのに。まあ楽しいから良いんだけど。
ロッカールームに入ると、いつものスーツに着替える。そして警備部の控室に入った。そこには昼からシフトに入る警備部の面々がくつろいでいた。
「おはようございまーす」
「「「「おはよ~~」」」」
部屋のあちらこちらから返事が返ってくる。もうすでにお昼で「こんにちは」の時間だけど、その日最初の挨拶は必ず「おはよう」なのだ。
「そういや警備部に新しく人が入るんだって。かおるちゃん、知ってた?」
「皆さん、情報が早いですね、もしかして中津山部長から聞きました?」
感心しながら警備部の装備が収められている棚に向かう。そして無線機と特殊警棒を装着した。それから電気ポットが置いてある場所にいき、紙コップにコーヒーを注ぐ。そしていつも自分が座る指定席に落ち着いた。
「部長じゃなくて、マスコットさん達が食堂で大騒ぎだったからさ」
「そうそう、新しいニンゲンが来た~~ってすごかったよ」
「さっき三条部長と中津山部長が面接してましたから、この時間のブリーフィングで報告があると思います」
「おや、かおるちゃんはもう知ってるのか」
ここにいる人達のほとんどは、私よりも十歳は年上の先輩達。そのせいで外でパトロールをする時間以外では、苗字ではなく名前で呼ばれることのほうが多い。
「そこで船長とすれ違ったんですけど、船長も興味津々でしたよ」
「珍しいね、浦戸さんも知らなかったなんて」
「ですよねー。船長は手下を増員してほしかったみたいです」
「いやいや、もう手下は十分にいるでしょ、船長には」
海賊団はパーク内でもかなり人数の多いグループだ。パレードでも悪役がこんなに幅を利かせていても良いの?って思うほど。それでも男の子達にはとても人気があって、海賊団が参加するパレードでは、海賊のコスプレをして沿道に立つ子もいるぐらいなのだ。
「そうそう。最近はめちゃくちゃ強そうなのばっかり採用してるし。あれって、浦戸さんの趣味?」
「最近じゃ沿道に小さい海賊予備軍も増えてきたし、そのうちパーク内で反乱でも起こすつもりなんじゃ?」
そんな冗談を言いながら笑い合う。だけど本当のところは警備員を増やさざるを得ない事情もあった。
「ま、警備部の人員補充は納得できるよね。最近は変なヤツも増えてきたし、それはうちのパークでも例外じゃないから」
その言葉に「だよね~」といっせいに声があがる。
「なにかあってからじゃ遅いからね。まずはお客さん達の安心安全が第一だし」
最近は問題を起こす来場者が増えてきたと、他のテーマパークからも報告があがっている。今のところ、うちではニュースになるようなことは起きていないけど、用心に越したことはない。
「ちなみに経歴は? 中途採用ってことは、社会人一年生の学生さんあがりじゃないよね?」
ここの皆さんも、マスコットや船長とは違った意味で興味津々のようだ。
「元刑事さんみたいです」
「おお。パトロール要員として即戦力になる人材を引っ張ってきたね。さすが中津山部長」
警察官経験者はとにかく要注意人物に対する嗅覚がすごいのだ。それは久保田さんと組んでパトロールするようになって気づいたことだった。どうしてわかるのか私にはまったくの謎なんだけど、とにかくすごいの一言に尽きる。だからパーク内のパトロールをする警備部としては、警察官経験者は大歓迎なのだ。
「私、なぜか研修担当に指名されたんですよ。でも、先輩達にのほうが適任じゃないですか?」
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「ありがとうございます、新人さんと言っても私より年上ですけどね、じゃなくて」
勤続年数はともかく、ここでは私が最年少だ。新しく来た人を指導するなら、私ではなくもっとベテランスタッフを選ぶべきなのでは?と、他の人達は疑問に思わないのだろうか。
「俺達が指導すると刑事臭が抜けないからだよ。ほら、久保田や矢島がそうだったろ? まあ矢島は元自衛官だけど」
「部長もそのへんを学んだんだな。こういう時はかおるちゃんに頼むのが一番だって」
その場にいた全員がうんうんとうなづく。
「納得できるんですか?」
「そりゃ部長が決めたことだし」
「かおるちゃんは警備部の一員として、ちゃんと責任を果たしているじゃないか」
「そうそう。部長の見る目もだけど、俺達はかおるちゃんの頑張りも信じてるし」
「それに、だ」
部長に次いでのベテラン、舘林さんがニコニコしながら人差し指をこっちに向けた。
「誰かを指導することは、かおるちゃんにとっても良い経験になると思うよ?」
「そうですか?」
「俺はそう思うけど? 部長から打診された時、そういうのも考えて引き受けたんだろ?」
「そりゃまあ、下心がなかったとは言いませんけど」
部長からこの話をされた時、相手が刑事さんなら久保田さんと同じように、不審人物を見分ける嗅覚を持つ人だろうなと思った。だからそのコツというかスキルを、学べたら良いなと思ったのは事実だ。
「せっかく元刑事とお近づきになれるんだ、いろいろと学んでおいで。こういう時こそギブアンドテイクだよ」
「なるほど」
もしかしたらそういうのも含めて、部長は私を天童さんの指導担当にしたのかもしれない。だとしたらせっかくのチャンスだ。パーク内のことを教えるのと同時に、しっかりと天童さんからも勉強させてもらおう。
「もし困ったことがあったら、俺達に遠慮なく相談してくれれば良いから」
「そうそう。けしからんヤツだったら、俺達がボコボコにしてやるから」
「なんなら池に沈めてやるよ?」
「それより海賊船のマストに逆さづりにするのがよくね?」
なにやら警備スタッフらしからぬ言葉があちらこちらから上がり始める。
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