33 / 57
本編 2
第九話 みんな甘いものが好き
しおりを挟む
山南さんとお付き合いをスタートさせた日をさかいに、デートしたんですか的な冷やかしはピタリとやんだ。慶子さんが言ったような、いまさらですかー?的なことを言われるんじゃないかとヒヤヒヤしていたから、ホッとしたと同時にちょっと拍子抜け。
尾形さんいわく、自分達の身内と付き合いだした相手(この場合は私)を冷やかすのはご法度なんだそうで、仲間内で暗黙のルールになっているんだとか。じゃあデートデートと騒いだのはなんなのかと言えば、あれは付き合います宣言前だから問題なし、らしい。
そのへんの謎ルールについては、そのうち山南さんに詳しく教えてもらおう。
「もぉぉぉぉぉ!! 本当につらいんだようぅぅぅぅぅ!! もう午後からがんばれないぃぃぃぃ!!」
そして今日も、元気なコーヒー牛乳さんこと加納さんの泣き声が、店内に響き渡っている。毎日のように聞いているので、最近は静かだと逆に落ち着かないぐらいだ。
「一日の前半お疲れさまですー。午前中の訓練は何をしたんですかー?」
レジ前で泣いているコーヒー牛乳さんに声をかける。これも最近は、お決まりの挨拶になっていた。
「格闘技の訓練ですぅぅぅぅ。教官が鬼瓦みたいな顔で襲いかかってくるので、こわくこわくてぇぇぇ」
「だけどそのわりには、うまく投げ技にもっていって、教官を軽く投げ飛ばしてたじゃん、加納」
一緒にお店にやってきていた青柳さんが感心したように言う。
「そうなんですか?」
「怖いから離れたかっただけですぅぅぅ!」
「あまりにもあっさり投げられて、教官がショックうけてたぞ?」
そう言ったのはコーヒー牛乳さんと同じ班のもう一人、馬越さん。
「それはすごいですね! ちなみに午後からはどんな訓練を?」
「いよいよ自衛隊らしくなってきましたよ。今日は初めて小銃を撃つ訓練をするんです」
青柳さんが教えてくれた。
「そうなんですね。事故のないように、慎重に訓練をしてくださいね。もちろん加納さんもですよー?」
「訓練もうやだぁぁぁ、自衛隊やめるぅぅぅぅ」
「まーた始まった」
馬越さんがため息をつく。こんな泣き言を言っているけど、結局はやめそうにないよねって思えてくるから不思議だ。
「今はこんなふうにピーピー泣いてますけど、なんやかんやできっと、こいつが一番、命中率高いと思います」
青柳さんが、飲み物が置いてある冷蔵の棚に向かいながら言った。
「そうなんですか?」
「はい。手榴弾の投擲の時も、ギャーギャー叫びながら一番遠くまで飛ばしてましたし」
なんとなく想像がつくのはなぜだろう?
「もしかして加納さん、自衛官にすごく向いているのでは?」
「むいてませぇぇぇぇん!! 日本中で一番むいてませぇぇぇぇん!!」
だったらどうして入隊しようと思ったのだろう。それをここで質問しても良いものだろうか? それともこの質問は地雷が大爆発を起こすから、触れないでいるべき?
「でもほら。訓練が終わったら、医務室の新見さんでしたっけ? そのかたに話を聞いてもらえるんですよね? だったらそれを励みに頑張りましょうよ」
「新見さん、しばらく出てこないんですよねえ……」
青柳さんが困ったように笑った。
「え、そうなんですか? 出張とか? あ、まさかの転勤とか?」
「新見さん、先週から産休に入られたんですよ」
「新見さんて女性隊員さんだったんですね。私、てっきり男性かと」
それで最近は、ここでメソメソする時間が長いのかと納得する。
「ああ、なるほど。それで芹沢二佐さんが、話をかわりに聞いてくださるって話になったんですね。良かったじゃないですか、加納さん。かわりにちゃんと話を聞いてくれる人がいて」
「せーりーざーわーにーさー、こわいぃぃぃぃぃ」
「あらら」
先週の引きずっていかれた時の様子からすれば、コーヒー牛乳さんがおびえるのも当然のことかもしれない。
「ほら、午前中のコーヒー牛乳は俺がおごるから、いい加減に泣きやめよ」
そう言って青柳さんは、いつものパックより小さいコーヒー牛乳の持ってきた。
「いつもより小さいサイズじゃないか」
「おごりにもんく言うなよ。午後からだって訓練だし、大きいのを一日に2本も飲んだら、さすがに体に悪いだろ?」
レジでお金を払うと、ストローと一緒にコーヒー牛乳さんに渡す。
「ぜんぶ訓練でカロリー使ってるし」
「あーもう! だったら午後からのコーヒー牛乳も俺がおごるから! 今はこれで我慢しろ!」
「約束だぞ?」
「わかった!」
「大きいサイズだからな?」
「約束する!」
青柳さんはやけくそ気味に声をあげる。それを見ていた馬越さんがゲラゲラと笑った。
「お前達、まーたここにたむろしてるのか? いいか、ここは厚生施設であって、くだをまく居酒屋じゃないんだぞ?」
斎藤さんのあきれ声がした。
「まったく。食堂で姿が見えないと思ったら。ここでメソメソしてたのか」
「はやく昼飯を食ってこい。ちゃんと食っておかないと、午後からの訓練に支障が出るぞ?」
尾形さんと山南さんも笑っている。
「「「わかりました!! 昼飯を食べてきます!!」」」
三人は元気な声で返事をして敬礼をすると、ダッシュでその場から入っていった。
「やれやれ。最近はすっかりここの常連だね、あいつら」
「そりゃ、加納さんがコーヒー牛乳のヘビーユーザーさんですから」
「さっき持っていたのは、いつもより小さいパックだったみたいだけど?」
「午前中はあれで我慢しろって言われてましたよ」
「まったく。腹を壊したらどうするんだ、あいつ」
「全部カロリー消費するそうです」
それを聞いた三人が顔を合わせて笑いだす。
「その言葉に説得力があると思えるのは、なぜなんだろうな」
「おかげで店の売り上げが若干あがってます。コーヒー牛乳様様です。皆さんは何しにこちらに? お昼ご飯は食べたんですか?」
お昼ご飯を完食するには、ちょっと早い時間な気が。
「まさか、冷やかしだけで来たなんて、言いませんよね?」
「もちろんですよ。ここは我々の大切な更生施設です。ちゃんと買い物をするつもりで来ました」
山南さんはしごく真面目な顔でうなづく。
「だったら良いんですが」
「じゃあ選んできますね」
三人が向かったのは、プリンなどが置かれているスイーツの棚。お使いを頼まれた山南さんがそこに向かうのは何度も見ていたけど、斎藤さんと尾形さんがそこに行くのは珍しいかもしれない。
「もしかして、ご飯が足りなかったんですか?」
「そんなことないですよ。今日は珍しく斎藤と尾形が、デザートを食べたい気分なんだそうです。ちなみに俺もですけど」
そう言いながら三人が手にとったのはプリンアラモードだった。平日はめったに出ないせいもあって、あの三つで売れ切れだ。
―― あ、ちょっと待って。ここに司令さんと師団長さんが来たら、戦争が勃発するんじゃ?! ――
「お前達がこの時間にいるなんて珍しいな」
イヤな予感に限って当たるのだ。やってきたのは師団長の大野さん。山南さん達が手にしている商品を見て、あきらかに無念そうな顔をしている。師団長さんのお目当ても、プリンアラモードだったらしい。
「師団長さん、残念ですけど、プリンアラモードは売れ切れです」
「どうやら、そうらしいね」
焼きプリンもあるし、クリームあんみつもある。まさか上官権限でプリンアラモードを取り上げるなんてことはしないよね? そんな私の心の声が聞こえたのか、三人が悪い顔をした。
「いやあ、訓練だけでなく昇任試験の勉強ともなると、頭がカロリーを消費しておりまして。今日は久しぶりに、スイーツを買って食べようと思った次第です!」
「大変です、昇任試験。なんだかんだで、年をとったせいか脳みそが硬くなっておりまして!」
「たまにはお使いではなく、自分でも食べてみたいと思っておりましたので。お先に失礼します!」
師団長さんに向かってうやうやしく敬礼をすると、それぞれがお支払いをすませていく。
「スプーンはいりますか?」
「お願いします。食堂で食べると外野が寄ってきて手を出すので、そこの長椅子で食べていきますから」
食堂は食堂で大変らしい。スプーンを三本出し、それぞれに渡した。山南さん達はお店の向かい側にある長椅子に落ち着くと、その場でプリンアラモードを食べ始める。
「いくら師団長でも、一口ちょうだいは聞きませんから」
斎藤さんがニヤリと笑いながら言った。
「そんなこと言うものか。安心してゆっくり味わえ。言っておくがな、お前達に昇任試験を受けろというのは、俺の意向だけじゃないんだからな? そこは勘違いするなよ?」
「「「承知しておりまーす」」」
三人が声をハモらせて返事をする。
「やれやれ。プリンアラモードは山南達にとられたか」
「夕方からの入荷商品の中に、二つほどあったと思いますけど?」
それを聞いた師団長さんは腕時計を見た。
「いつもの時間だったかな?」
「はい。ただし今日は私が三時までで、夕方は別のバイトさんなので気をつけてください」
「ま、無理だったらその時はあきらめるさ。あきらめも肝心だからね。じゃあ、今はなにを買おうかなあ」
師団長さんはスイーツの棚に向かうと、クリームあんみつを手にとった。本当にここにいる皆さんは、甘いもの好きな人が多い。それだけ普段から色々な部分で、カロリーの消費をしているということなのかな。
尾形さんいわく、自分達の身内と付き合いだした相手(この場合は私)を冷やかすのはご法度なんだそうで、仲間内で暗黙のルールになっているんだとか。じゃあデートデートと騒いだのはなんなのかと言えば、あれは付き合います宣言前だから問題なし、らしい。
そのへんの謎ルールについては、そのうち山南さんに詳しく教えてもらおう。
「もぉぉぉぉぉ!! 本当につらいんだようぅぅぅぅぅ!! もう午後からがんばれないぃぃぃぃ!!」
そして今日も、元気なコーヒー牛乳さんこと加納さんの泣き声が、店内に響き渡っている。毎日のように聞いているので、最近は静かだと逆に落ち着かないぐらいだ。
「一日の前半お疲れさまですー。午前中の訓練は何をしたんですかー?」
レジ前で泣いているコーヒー牛乳さんに声をかける。これも最近は、お決まりの挨拶になっていた。
「格闘技の訓練ですぅぅぅぅ。教官が鬼瓦みたいな顔で襲いかかってくるので、こわくこわくてぇぇぇ」
「だけどそのわりには、うまく投げ技にもっていって、教官を軽く投げ飛ばしてたじゃん、加納」
一緒にお店にやってきていた青柳さんが感心したように言う。
「そうなんですか?」
「怖いから離れたかっただけですぅぅぅ!」
「あまりにもあっさり投げられて、教官がショックうけてたぞ?」
そう言ったのはコーヒー牛乳さんと同じ班のもう一人、馬越さん。
「それはすごいですね! ちなみに午後からはどんな訓練を?」
「いよいよ自衛隊らしくなってきましたよ。今日は初めて小銃を撃つ訓練をするんです」
青柳さんが教えてくれた。
「そうなんですね。事故のないように、慎重に訓練をしてくださいね。もちろん加納さんもですよー?」
「訓練もうやだぁぁぁ、自衛隊やめるぅぅぅぅ」
「まーた始まった」
馬越さんがため息をつく。こんな泣き言を言っているけど、結局はやめそうにないよねって思えてくるから不思議だ。
「今はこんなふうにピーピー泣いてますけど、なんやかんやできっと、こいつが一番、命中率高いと思います」
青柳さんが、飲み物が置いてある冷蔵の棚に向かいながら言った。
「そうなんですか?」
「はい。手榴弾の投擲の時も、ギャーギャー叫びながら一番遠くまで飛ばしてましたし」
なんとなく想像がつくのはなぜだろう?
「もしかして加納さん、自衛官にすごく向いているのでは?」
「むいてませぇぇぇぇん!! 日本中で一番むいてませぇぇぇぇん!!」
だったらどうして入隊しようと思ったのだろう。それをここで質問しても良いものだろうか? それともこの質問は地雷が大爆発を起こすから、触れないでいるべき?
「でもほら。訓練が終わったら、医務室の新見さんでしたっけ? そのかたに話を聞いてもらえるんですよね? だったらそれを励みに頑張りましょうよ」
「新見さん、しばらく出てこないんですよねえ……」
青柳さんが困ったように笑った。
「え、そうなんですか? 出張とか? あ、まさかの転勤とか?」
「新見さん、先週から産休に入られたんですよ」
「新見さんて女性隊員さんだったんですね。私、てっきり男性かと」
それで最近は、ここでメソメソする時間が長いのかと納得する。
「ああ、なるほど。それで芹沢二佐さんが、話をかわりに聞いてくださるって話になったんですね。良かったじゃないですか、加納さん。かわりにちゃんと話を聞いてくれる人がいて」
「せーりーざーわーにーさー、こわいぃぃぃぃぃ」
「あらら」
先週の引きずっていかれた時の様子からすれば、コーヒー牛乳さんがおびえるのも当然のことかもしれない。
「ほら、午前中のコーヒー牛乳は俺がおごるから、いい加減に泣きやめよ」
そう言って青柳さんは、いつものパックより小さいコーヒー牛乳の持ってきた。
「いつもより小さいサイズじゃないか」
「おごりにもんく言うなよ。午後からだって訓練だし、大きいのを一日に2本も飲んだら、さすがに体に悪いだろ?」
レジでお金を払うと、ストローと一緒にコーヒー牛乳さんに渡す。
「ぜんぶ訓練でカロリー使ってるし」
「あーもう! だったら午後からのコーヒー牛乳も俺がおごるから! 今はこれで我慢しろ!」
「約束だぞ?」
「わかった!」
「大きいサイズだからな?」
「約束する!」
青柳さんはやけくそ気味に声をあげる。それを見ていた馬越さんがゲラゲラと笑った。
「お前達、まーたここにたむろしてるのか? いいか、ここは厚生施設であって、くだをまく居酒屋じゃないんだぞ?」
斎藤さんのあきれ声がした。
「まったく。食堂で姿が見えないと思ったら。ここでメソメソしてたのか」
「はやく昼飯を食ってこい。ちゃんと食っておかないと、午後からの訓練に支障が出るぞ?」
尾形さんと山南さんも笑っている。
「「「わかりました!! 昼飯を食べてきます!!」」」
三人は元気な声で返事をして敬礼をすると、ダッシュでその場から入っていった。
「やれやれ。最近はすっかりここの常連だね、あいつら」
「そりゃ、加納さんがコーヒー牛乳のヘビーユーザーさんですから」
「さっき持っていたのは、いつもより小さいパックだったみたいだけど?」
「午前中はあれで我慢しろって言われてましたよ」
「まったく。腹を壊したらどうするんだ、あいつ」
「全部カロリー消費するそうです」
それを聞いた三人が顔を合わせて笑いだす。
「その言葉に説得力があると思えるのは、なぜなんだろうな」
「おかげで店の売り上げが若干あがってます。コーヒー牛乳様様です。皆さんは何しにこちらに? お昼ご飯は食べたんですか?」
お昼ご飯を完食するには、ちょっと早い時間な気が。
「まさか、冷やかしだけで来たなんて、言いませんよね?」
「もちろんですよ。ここは我々の大切な更生施設です。ちゃんと買い物をするつもりで来ました」
山南さんはしごく真面目な顔でうなづく。
「だったら良いんですが」
「じゃあ選んできますね」
三人が向かったのは、プリンなどが置かれているスイーツの棚。お使いを頼まれた山南さんがそこに向かうのは何度も見ていたけど、斎藤さんと尾形さんがそこに行くのは珍しいかもしれない。
「もしかして、ご飯が足りなかったんですか?」
「そんなことないですよ。今日は珍しく斎藤と尾形が、デザートを食べたい気分なんだそうです。ちなみに俺もですけど」
そう言いながら三人が手にとったのはプリンアラモードだった。平日はめったに出ないせいもあって、あの三つで売れ切れだ。
―― あ、ちょっと待って。ここに司令さんと師団長さんが来たら、戦争が勃発するんじゃ?! ――
「お前達がこの時間にいるなんて珍しいな」
イヤな予感に限って当たるのだ。やってきたのは師団長の大野さん。山南さん達が手にしている商品を見て、あきらかに無念そうな顔をしている。師団長さんのお目当ても、プリンアラモードだったらしい。
「師団長さん、残念ですけど、プリンアラモードは売れ切れです」
「どうやら、そうらしいね」
焼きプリンもあるし、クリームあんみつもある。まさか上官権限でプリンアラモードを取り上げるなんてことはしないよね? そんな私の心の声が聞こえたのか、三人が悪い顔をした。
「いやあ、訓練だけでなく昇任試験の勉強ともなると、頭がカロリーを消費しておりまして。今日は久しぶりに、スイーツを買って食べようと思った次第です!」
「大変です、昇任試験。なんだかんだで、年をとったせいか脳みそが硬くなっておりまして!」
「たまにはお使いではなく、自分でも食べてみたいと思っておりましたので。お先に失礼します!」
師団長さんに向かってうやうやしく敬礼をすると、それぞれがお支払いをすませていく。
「スプーンはいりますか?」
「お願いします。食堂で食べると外野が寄ってきて手を出すので、そこの長椅子で食べていきますから」
食堂は食堂で大変らしい。スプーンを三本出し、それぞれに渡した。山南さん達はお店の向かい側にある長椅子に落ち着くと、その場でプリンアラモードを食べ始める。
「いくら師団長でも、一口ちょうだいは聞きませんから」
斎藤さんがニヤリと笑いながら言った。
「そんなこと言うものか。安心してゆっくり味わえ。言っておくがな、お前達に昇任試験を受けろというのは、俺の意向だけじゃないんだからな? そこは勘違いするなよ?」
「「「承知しておりまーす」」」
三人が声をハモらせて返事をする。
「やれやれ。プリンアラモードは山南達にとられたか」
「夕方からの入荷商品の中に、二つほどあったと思いますけど?」
それを聞いた師団長さんは腕時計を見た。
「いつもの時間だったかな?」
「はい。ただし今日は私が三時までで、夕方は別のバイトさんなので気をつけてください」
「ま、無理だったらその時はあきらめるさ。あきらめも肝心だからね。じゃあ、今はなにを買おうかなあ」
師団長さんはスイーツの棚に向かうと、クリームあんみつを手にとった。本当にここにいる皆さんは、甘いもの好きな人が多い。それだけ普段から色々な部分で、カロリーの消費をしているということなのかな。
28
お気に入りに追加
938
あなたにおすすめの小説
僕の主治医さん
鏡野ゆう
ライト文芸
研修医の北川雛子先生が担当することになったのは、救急車で運び込まれた南山裕章さんという若き外務官僚さんでした。研修医さんと救急車で運ばれてきた患者さんとの恋の小話とちょっと不思議なあひるちゃんのお話。
【本編】+【アヒル事件簿】【事件です!】
※小説家になろう、カクヨムでも公開中※
報酬はその笑顔で
鏡野ゆう
ライト文芸
彼女がその人と初めて会ったのは夏休みのバイト先でのことだった。
自分に正直で真っ直ぐな女子大生さんと、にこにこスマイルのパイロットさんとのお話。
『貴方は翼を失くさない』で榎本さんの部下として登場した飛行教導群のパイロット、但馬一尉のお話です。
※小説家になろう、カクヨムでも公開中※
私の主治医さん - 二人と一匹物語 -
鏡野ゆう
ライト文芸
とある病院の救命救急で働いている東出先生の元に運び込まれた急患は何故か川で溺れていた一人と一匹でした。救命救急で働くお医者さんと患者さん、そして小さな子猫の二人と一匹の恋の小話。
【本編完結】【小話】
※小説家になろうでも公開中※
お花屋さんとお巡りさん - 希望が丘駅前商店街 -
鏡野ゆう
ライト文芸
国会議員の重光幸太郎先生の地元にある希望が駅前商店街、通称【ゆうYOU ミラーじゅ希望ヶ丘】
少し時を遡ること十数年。商店街の駅前にある花屋のお嬢さん芽衣さんと、とある理由で駅前派出所にやってきたちょっと目つきの悪いお巡りさん真田さんのお話です。
【本編完結】【小話】
こちらのお話に登場する人達のお名前がチラリと出てきます。
・白い黒猫さん作『希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271
こちらのお話とはコラボエピソードがあります。
・篠宮楓さん作『希望が丘商店街 正則くんと楓さんのすれ違い思考な日常』
https://ncode.syosetu.com/n3046de/
※小説家になろうでも公開中※
帝国海軍の猫大佐
鏡野ゆう
キャラ文芸
護衛艦みむろに乗艦している教育訓練中の波多野海士長。立派な護衛艦航海士となるべく邁進する彼のもとに、なにやら不思議な神様(?)がやってきたようです。
※小説家になろう、カクヨムでも公開中※
※第5回キャラ文芸大賞で奨励賞をいただきました。ありがとうございます※
今日も青空、イルカ日和
鏡野ゆう
ライト文芸
浜路るいは航空自衛隊第四航空団飛行群第11飛行隊、通称ブルーインパルスの整備小隊の整備員。そんな彼女が色々な意味で少しだけ気になっているのは着隊一年足らずのドルフィンライダー(予定)白勢一等空尉。そしてどうやら彼は彼女が整備している機体に乗ることになりそうで……? 空を泳ぐイルカ達と、ドルフィンライダーとドルフィンキーパーの恋の小話。
【本編】+【小話】+【小ネタ】
※第1回ライト文芸大賞で読者賞をいただきました。ありがとうございます。※
こちらには
ユーリ(佐伯瑠璃)さん作『その手で、愛して。ー 空飛ぶイルカの恋物語 ー』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/515275725/999154031
ユーリ(佐伯瑠璃)さん作『ウィングマンのキルコール』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/515275725/972154025
饕餮さん作『私の彼は、空飛ぶイルカに乗っている』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/274274583/812151114
白い黒猫さん作『イルカフェ今日も営業中』
https://ncode.syosetu.com/n7277er/
に出てくる人物が少しだけ顔を出します。それぞれ許可をいただいています。
※小説家になろう、カクヨムでも公開中※
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる