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本編
第四話 予兆はある日突然に
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「こんにちは、芽衣さん」
次の日、近所にあるピアノ教室の発表会に飾るお花を配達する為に車にお花を積んでいたら声をかけられた。ん?と振り向いた私は一瞬だけ不審者を見る顔つきになったと思う。苦笑いして真田ですがって言われて初めて真田さんだと気がついた。制服以外の姿を見たことがなかったから分からなかったよ!
「ごめんなさい、全然分からなかったです」
「まあ、そう言われるんじゃないかって思ってました」
「あら真田さん、こんにちは。芽衣ちゃん、こっちは良いからお花、選んであげなさい」
車の中で花束を整理していたお母さんがヒョッコリと顔を出した。真田さんはお店の前に出してあるお花を見てから私とお母さんを交互に見詰めると置いてあるお花の方へと歩いて行く。
「積み込むの手伝いますよ。大きな花束ばかりで運ぶの大変でしょう」
「いえいえ、そんなことしてもらわなくても」
「さっさと終わらせた方が花にとっても良いんじゃないですか? 今日はなかなか暑いですししおれないうちに運び込まないと。ここの、全部?」
真田さんはさっさと置いてあるお花のもとへ歩み寄ると車に運び込む作業に入ってしまった。制服を来ていなくても真田さんはここのお巡りさんでいるらしい。
こうなってしまっては今更断れないのでそのまま運ぶ作業を再開した。最初は遠慮をしたものの、こういう時って確かに力のある男の人の手があると助かるのよね。配達だけでもバイトで誰か男子学生さんでも雇おうかって話にもなるんだけど、ここまで多いことは滅多に無いので先のばしになっているのが現状。お父さんは会社勤めで平日の昼間は不在だし、店番はお婆ちゃんや私で問題ないとしても配達がこれからも増えるようならちゃんと考えなきゃいけないかも。
「なかなか大きな花束ですね。しかも物凄くあでやかと言うか」
最後の一つを車に運びながら真田さんが言った。確かにね、見た目も凄いけどお値段も凄いんだよ。
「なんていうかこういう発表会の時って本人よりお母さん達が盛り上がっちゃって。年々歳々お花が大きくなっていくんですよ。そりゃウチとしてはありがたいですけど大事なのはお子さんの演奏では?って思うんですよ。しかもかなりお高いですしね、こういう花束で好まれるお花って」
お母さんを送り出してお店へと戻りながら説明する。
「そうなんですか。俺なんて花と言えば朝顔かひまわり程度で花屋で買うなんてしたことないですよ。それも夏休みの学校の課題で仕方なく水やりする程度だったし」
「まあ男の子ならそんなものかも」
だって今回のお花だって御夫婦で買いにみえたお客さんの時も値段を告げたら旦那さんがビックリしていたものね。奥さんは平然とした様子で“あら、生花ってそのぐらいはするものよ”って言っていたけどさ。
「だけどこちらのお花は安いですよね」
店先に並んだバケツの中の小さな花束。
「半端に残ったものですからね。枯れてしまって処分するぐらいならお安く提供して何処かのお宅で飾ってもらった方がお花も喜ぶでしょ? あ、仕入れ値とかの原価は企業秘密ですよ」
「それは承知しています」
ちょっと真面目な顔をして頷くと真田さんはどれを買おうかなとバケツを覗き込む。背の高い厳つい顔をした男の人が店先で花を選ぶ光景って何だかとても不思議。
「だけど真田さん、彼女さんのお誕生日とかにお花とか贈ったことないんですか? あ、プレゼントだったらお花とは限らないのか。贈り物にはお花っていうのは花屋視点なのかな」
何気なく尋ねたら目の前で真田さんは固まってしまった。あれ? もしかして本当に贈ったことがないとか? 花言葉に自分の思いを託して贈るなんてなかなかロマンチックだと思いますよ?って言ったら物凄く複雑な顔をした。
「カノジョ、ですか……」
「あ、もしかして今はフリーとか?」
「いやまあ……いるというか、いたというか……」
「……過去形、なんですか?」
「まあ大人の事情と言いますか……」
「そうなんですか。じゃあ派出所に飾るお花だけのことを考えたら良いですね、えっと何が良いかなあ……」
なんだかその話題には触れて欲しくないって感じだったのでそこで打ち切りにして派出所に飾るお花を選ぶことにした。あまり香りがきつくない方が良いよね、それに派手派手しいのも考えものかな、清楚な感じが良いかな? 真田さんっぽい花って……ちょっと探すの無理っぽいかな、どちらかと言えば真田さんはお花と言うより大きな木って感じがするし。
「変わったお花より皆が知っているお花が良いですよね、秋らしく、このコスモスなんてどうですか? まだ残暑が厳しくて秋っぽくないですけど気持ちだけでも秋ってことで」
「綺麗ですね。これならたまに派出所にやってくるお年寄りにも喜んでもらえそうです」
そう言えば、御近所のお婆ちゃん達がお散歩やお買い物の途中で派出所の前に置いてあるベンチに座っているっけ。もともとはあんなところにベンチなんて無かった筈なのよね、一体いつの間に現れたんだろう。
「じゃあこれを買います」
「ありがとうございます、えっと、これは四百円になりますね。あ、そうだ。花瓶は見つかりました?」
「いえ、派出所の備品の中にはなかったので芽衣さんが作った花瓶をしばらくお借りしても良いですか?」
「どうぞどうぞ。そこに置いてあるので一緒に持ち帰って下さい」
そう言って真田さんから受け取ったお金をレジにしまうと、横に置いてあった花瓶の入ったレジ袋を持って出た。真田さんはレジ袋を受け取ってから中を覗き込む。多分、思っていたより重たかったからどんなものなんだろうって興味がわいたんじゃないかな。
「本当に分厚いですね……」
「だから言ったじゃないですか、ちょっとばかりたくましいって」
「確かに。でも綺麗ですよ、この気泡の感じが」
友達と同じことを言うとニコニコしながら花瓶を袋から取り出してお日様にかざしている。
「真田さん、恥ずかしいからさっさと袋の中にしまってください。こんなところで見なくても派出所で飽きるほど見られるじゃないですか」
「そうですか? 凄く綺麗なのに」
そう言いながらレジ袋の中に花瓶を入れた。
「だけど芽衣さんは本当に器用ですね」
「……そうですか? お世辞なんて言わなくても良いんですよ?」
「お世辞じゃありませんよ。本当に綺麗な花瓶です。ただ……」
「ただ?」
「よく膨らますことが出来ましたね、この厚さの花瓶。自分だってガラス工場でどんなふうに作られるのかは見たことありますが、長い棒につけて空気を吹き込むんですよね?」
確かに本当に大変だったんだよ。なんで初心者らしく大人しくグラス程度でやめておかなかったのかって膨らます時には思いっ切り後悔した。友達も何でよりによって花瓶?と笑ったんだけど、花屋の娘としてはどうしても花瓶を作りたかったのね。その時は後悔したけど今は後悔してない、うん。
「二度と作れないと思います。あの時に持てる肺活量の全てを使い切った気がしますもん」
私の言葉に真田さんは可笑しそうに笑った。そしてお花と花瓶を入れたレジ袋を持ってそのまま派出所の方へと向かう。非番なんじゃ?と声をかけたら少しでも早く飾っておけば見てくれる人が増えてお花も喜ぶでしょう?だって。
+++++
それから一週間に一度程度、非番の時に真田さんはお花を買いに来るようになった。私の作った花瓶は相変わらず派出所の窓辺にお花と共に飾られていて、お婆ちゃん達の間ではそのたくましい花瓶もなかなかの評判らしい。
そして私はと言うと課題だった絵が完成してちょっと一息って感じだった。
「これで冬休みまではちょっとゆっくり出来るかな……あ、そうだ、そろそろハロウィンだからディスプレイのカボチャも用意しなくちゃ」
今年はどんな感じにしようかなと考えながら自宅に戻る途中、通り掛かったファミレスのガラス窓の向こうに見覚えるのある顔を見つけた。
「あ、真田さんだ」
夕飯にしては中途半端な時間だしどうしたのかなって思いながら、通り過ぎながら横目でそちらを伺う。真田さんは一人じゃなくて前には綺麗な女の人が座っていた。何だか二人して深刻そうな顔をしている。……み、見なかったことにしよう。そう決めて急いで通り過ぎようとしたら何故か真田さんと目が合ってしまった。慌てて顔を明後日の方向に向けたけどきっと私だって分かっちゃったよね。
何だか見ちゃいけないものを見てしまったかもしれない。前に座っていた女の人って、前に話していた過去形になっていた人かな、それとも新しいカノジョさん? にしては何だか物凄く漂う空気が深刻だったし……。好奇心に負けて歩調を緩めると肩にかけたバッグをかけ直すふりをしながら振り返ってみた。
……うわ……何故か今度は女の人と目が合っちゃったよ……物凄い顔をしてこっちを睨んでいて超怖い。
って言うか、何で見ず知らずの私があんな顔して睨まれなきゃいけないわけ? こういう時って知らんふりをして関わらない方が良いというのは分かっていたんだけど何となく睨まれてムカついたものだから、多分、私も一瞬だけ睨み返しちゃったと思う。お母さんによく言われてたんだよね、その“売られた喧嘩は全て買います”的な性格はいい加減に何とかしないとそのうち痛い目に遭うわよって。
この時は自分でもまだ気がついてなかったんだよね、喧嘩を買います的な性格とは別にそのお姉さんのことを睨み返しちゃった本当の理由ってやつに。
次の日、近所にあるピアノ教室の発表会に飾るお花を配達する為に車にお花を積んでいたら声をかけられた。ん?と振り向いた私は一瞬だけ不審者を見る顔つきになったと思う。苦笑いして真田ですがって言われて初めて真田さんだと気がついた。制服以外の姿を見たことがなかったから分からなかったよ!
「ごめんなさい、全然分からなかったです」
「まあ、そう言われるんじゃないかって思ってました」
「あら真田さん、こんにちは。芽衣ちゃん、こっちは良いからお花、選んであげなさい」
車の中で花束を整理していたお母さんがヒョッコリと顔を出した。真田さんはお店の前に出してあるお花を見てから私とお母さんを交互に見詰めると置いてあるお花の方へと歩いて行く。
「積み込むの手伝いますよ。大きな花束ばかりで運ぶの大変でしょう」
「いえいえ、そんなことしてもらわなくても」
「さっさと終わらせた方が花にとっても良いんじゃないですか? 今日はなかなか暑いですししおれないうちに運び込まないと。ここの、全部?」
真田さんはさっさと置いてあるお花のもとへ歩み寄ると車に運び込む作業に入ってしまった。制服を来ていなくても真田さんはここのお巡りさんでいるらしい。
こうなってしまっては今更断れないのでそのまま運ぶ作業を再開した。最初は遠慮をしたものの、こういう時って確かに力のある男の人の手があると助かるのよね。配達だけでもバイトで誰か男子学生さんでも雇おうかって話にもなるんだけど、ここまで多いことは滅多に無いので先のばしになっているのが現状。お父さんは会社勤めで平日の昼間は不在だし、店番はお婆ちゃんや私で問題ないとしても配達がこれからも増えるようならちゃんと考えなきゃいけないかも。
「なかなか大きな花束ですね。しかも物凄くあでやかと言うか」
最後の一つを車に運びながら真田さんが言った。確かにね、見た目も凄いけどお値段も凄いんだよ。
「なんていうかこういう発表会の時って本人よりお母さん達が盛り上がっちゃって。年々歳々お花が大きくなっていくんですよ。そりゃウチとしてはありがたいですけど大事なのはお子さんの演奏では?って思うんですよ。しかもかなりお高いですしね、こういう花束で好まれるお花って」
お母さんを送り出してお店へと戻りながら説明する。
「そうなんですか。俺なんて花と言えば朝顔かひまわり程度で花屋で買うなんてしたことないですよ。それも夏休みの学校の課題で仕方なく水やりする程度だったし」
「まあ男の子ならそんなものかも」
だって今回のお花だって御夫婦で買いにみえたお客さんの時も値段を告げたら旦那さんがビックリしていたものね。奥さんは平然とした様子で“あら、生花ってそのぐらいはするものよ”って言っていたけどさ。
「だけどこちらのお花は安いですよね」
店先に並んだバケツの中の小さな花束。
「半端に残ったものですからね。枯れてしまって処分するぐらいならお安く提供して何処かのお宅で飾ってもらった方がお花も喜ぶでしょ? あ、仕入れ値とかの原価は企業秘密ですよ」
「それは承知しています」
ちょっと真面目な顔をして頷くと真田さんはどれを買おうかなとバケツを覗き込む。背の高い厳つい顔をした男の人が店先で花を選ぶ光景って何だかとても不思議。
「だけど真田さん、彼女さんのお誕生日とかにお花とか贈ったことないんですか? あ、プレゼントだったらお花とは限らないのか。贈り物にはお花っていうのは花屋視点なのかな」
何気なく尋ねたら目の前で真田さんは固まってしまった。あれ? もしかして本当に贈ったことがないとか? 花言葉に自分の思いを託して贈るなんてなかなかロマンチックだと思いますよ?って言ったら物凄く複雑な顔をした。
「カノジョ、ですか……」
「あ、もしかして今はフリーとか?」
「いやまあ……いるというか、いたというか……」
「……過去形、なんですか?」
「まあ大人の事情と言いますか……」
「そうなんですか。じゃあ派出所に飾るお花だけのことを考えたら良いですね、えっと何が良いかなあ……」
なんだかその話題には触れて欲しくないって感じだったのでそこで打ち切りにして派出所に飾るお花を選ぶことにした。あまり香りがきつくない方が良いよね、それに派手派手しいのも考えものかな、清楚な感じが良いかな? 真田さんっぽい花って……ちょっと探すの無理っぽいかな、どちらかと言えば真田さんはお花と言うより大きな木って感じがするし。
「変わったお花より皆が知っているお花が良いですよね、秋らしく、このコスモスなんてどうですか? まだ残暑が厳しくて秋っぽくないですけど気持ちだけでも秋ってことで」
「綺麗ですね。これならたまに派出所にやってくるお年寄りにも喜んでもらえそうです」
そう言えば、御近所のお婆ちゃん達がお散歩やお買い物の途中で派出所の前に置いてあるベンチに座っているっけ。もともとはあんなところにベンチなんて無かった筈なのよね、一体いつの間に現れたんだろう。
「じゃあこれを買います」
「ありがとうございます、えっと、これは四百円になりますね。あ、そうだ。花瓶は見つかりました?」
「いえ、派出所の備品の中にはなかったので芽衣さんが作った花瓶をしばらくお借りしても良いですか?」
「どうぞどうぞ。そこに置いてあるので一緒に持ち帰って下さい」
そう言って真田さんから受け取ったお金をレジにしまうと、横に置いてあった花瓶の入ったレジ袋を持って出た。真田さんはレジ袋を受け取ってから中を覗き込む。多分、思っていたより重たかったからどんなものなんだろうって興味がわいたんじゃないかな。
「本当に分厚いですね……」
「だから言ったじゃないですか、ちょっとばかりたくましいって」
「確かに。でも綺麗ですよ、この気泡の感じが」
友達と同じことを言うとニコニコしながら花瓶を袋から取り出してお日様にかざしている。
「真田さん、恥ずかしいからさっさと袋の中にしまってください。こんなところで見なくても派出所で飽きるほど見られるじゃないですか」
「そうですか? 凄く綺麗なのに」
そう言いながらレジ袋の中に花瓶を入れた。
「だけど芽衣さんは本当に器用ですね」
「……そうですか? お世辞なんて言わなくても良いんですよ?」
「お世辞じゃありませんよ。本当に綺麗な花瓶です。ただ……」
「ただ?」
「よく膨らますことが出来ましたね、この厚さの花瓶。自分だってガラス工場でどんなふうに作られるのかは見たことありますが、長い棒につけて空気を吹き込むんですよね?」
確かに本当に大変だったんだよ。なんで初心者らしく大人しくグラス程度でやめておかなかったのかって膨らます時には思いっ切り後悔した。友達も何でよりによって花瓶?と笑ったんだけど、花屋の娘としてはどうしても花瓶を作りたかったのね。その時は後悔したけど今は後悔してない、うん。
「二度と作れないと思います。あの時に持てる肺活量の全てを使い切った気がしますもん」
私の言葉に真田さんは可笑しそうに笑った。そしてお花と花瓶を入れたレジ袋を持ってそのまま派出所の方へと向かう。非番なんじゃ?と声をかけたら少しでも早く飾っておけば見てくれる人が増えてお花も喜ぶでしょう?だって。
+++++
それから一週間に一度程度、非番の時に真田さんはお花を買いに来るようになった。私の作った花瓶は相変わらず派出所の窓辺にお花と共に飾られていて、お婆ちゃん達の間ではそのたくましい花瓶もなかなかの評判らしい。
そして私はと言うと課題だった絵が完成してちょっと一息って感じだった。
「これで冬休みまではちょっとゆっくり出来るかな……あ、そうだ、そろそろハロウィンだからディスプレイのカボチャも用意しなくちゃ」
今年はどんな感じにしようかなと考えながら自宅に戻る途中、通り掛かったファミレスのガラス窓の向こうに見覚えるのある顔を見つけた。
「あ、真田さんだ」
夕飯にしては中途半端な時間だしどうしたのかなって思いながら、通り過ぎながら横目でそちらを伺う。真田さんは一人じゃなくて前には綺麗な女の人が座っていた。何だか二人して深刻そうな顔をしている。……み、見なかったことにしよう。そう決めて急いで通り過ぎようとしたら何故か真田さんと目が合ってしまった。慌てて顔を明後日の方向に向けたけどきっと私だって分かっちゃったよね。
何だか見ちゃいけないものを見てしまったかもしれない。前に座っていた女の人って、前に話していた過去形になっていた人かな、それとも新しいカノジョさん? にしては何だか物凄く漂う空気が深刻だったし……。好奇心に負けて歩調を緩めると肩にかけたバッグをかけ直すふりをしながら振り返ってみた。
……うわ……何故か今度は女の人と目が合っちゃったよ……物凄い顔をしてこっちを睨んでいて超怖い。
って言うか、何で見ず知らずの私があんな顔して睨まれなきゃいけないわけ? こういう時って知らんふりをして関わらない方が良いというのは分かっていたんだけど何となく睨まれてムカついたものだから、多分、私も一瞬だけ睨み返しちゃったと思う。お母さんによく言われてたんだよね、その“売られた喧嘩は全て買います”的な性格はいい加減に何とかしないとそのうち痛い目に遭うわよって。
この時は自分でもまだ気がついてなかったんだよね、喧嘩を買います的な性格とは別にそのお姉さんのことを睨み返しちゃった本当の理由ってやつに。
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