2 / 40
本編
第一話 恋の予感は暴走自転車と共に
しおりを挟む
「わわわわわわ!!」
超ヤバい、物凄いヤバい、これはかなり本気でマジにヤバいっ!! 私の人生、まだ十九年と三ヶ月と十日なのに、今日ここで終わっちゃうかも!!
+++++
「バイト代のため~なら、え~んやこ~ら~」
力一杯自転車のペダルをこいでいるから、古臭い歌に妙なこぶしがきいて、ちょっとした演歌歌手の気分だ。それもこれも全部、このだらだらと続く坂道のせい。
私がバイトしているお店の松岡生花店は、希望が駅の駅前に位置している。つまり希望が丘駅前商店街の、南端ってことね。んで、配達を頼んでくるお花の教室の先生や奥さん達は、そことは反対側の、北側の山の手にある住宅地に住んでいる。そのお宅に続く道は何処をどう通っても、ずーっとだらだらと続く坂道なのだ。しかも上り坂の。その坂道の先は希望が丘の地名通り丘のてっぺんで、そこには小学校から大学院まである光陵学園と、その大学附属病院の建物がある。
最近は、駅から病院までのシャトルバスが運行されるようになって、ずいぶんと楽になったらしいけど、昔はここを、学生さん達がひーひー言いながら通学していたらしい。だけど私が今から行くのは、バス停なんて存在しない住宅地のど真ん中。
とにかく、私が言いたいのは、この坂道は自転車で配達するには向いてないってこと。取り敢えず免許もあることだし、そろそろ配達用の原付バイクを、買ってもらわなきゃいけないと思う。
「こんにちはー、松岡生花店ですー」
そして二十分後、何とか目的地のお宅に到着。自転車を止めると籠に入れていたお花を抱えて、純和風な佇まいの門をくぐる。今日の配達先はここ、綾部さん。お婆ちゃんが元華道のお師匠様で、教えるのをやめてからも、こうやって自宅に飾るお花を注文してくれているのだ。
「いらっしゃい。たいした量じゃないのに、御免なさいね」
「いえいえ、こちらこそいつも有り難うございます。今回のご注文は、桔梗と撫子で良かったんですよね」
「ええ。お庭に女郎花も咲き始めたから、秋の七草で玄関を飾ろうと思って」
ここの中庭を一度見せてもらったことがあるんだけど、それはそれは素晴らしいお庭だ。同じようにお花を届けている葛木さんのお宅の中庭も、苔が敷き詰められていて綺麗だけど、綾部さんのお宅は、華道の先生らしく四季折々のお花が咲いていて、いわゆる日本風のイングリッシュガーデンなのよね。
「だったらススキは良かったんですか? 最盛期ではないですけど、入荷は始まってますよ?」
「ススキは、お月見まで待とうかなって思ってるの」
「なるほど」
お花を渡して、お代金をいただいてから出ようとすると、お婆ちゃんに呼び止められた。上り坂は大変だったろうからお茶でも飲んで休んでいきなさいってことで、櫻花庵さんの黒蜜団子をご馳走になることに。こういうのが、お得意さんへの配達の役得ってやつよね。
坂道は大変だったけど、綾部のお婆ちゃんの嬉しそうな笑顔と、美味しいお菓子で御機嫌な私は、綾部さんのお宅を出ると、鼻歌を歌いながら坂道を下った。あの黒蜜団子、美味しかったな。お土産に買って帰るのも良いかも。
しばらく下っていきながら、ちょっとスピードが出すぎかなって思って、ブレーキをかけようと手に力を入れた。いつもだとすぐに減速するのに、何故か今日は握った感触もスカスカで、スピードが落ちる気配が無い。
「え……あれ?」
なんど握っても反応は同じでスカスカってなるだけ。こ、これはもしかして、自転車のブレーキワイヤーが切れたとか?! こ、これはヤバイかも!!
+++++
とにかく、ダラダラ坂だと思ってこの坂道をなめてた。ブレーキがまともに効かないまま走り続けた自転車は、あれよあれよという間に加速がついていて、既に両足で地面を踏ん張って止められるスピードじゃなくなっている。
「わわわわわわ!!」
超ヤバい、物凄いヤバい、これはかなり本気でマジにヤバいっ!! 私の人生、まだ十九年と三ヶ月と十日なのに、今日ここで終わっちゃうかも!! ……松岡芽衣、十九年三ヶ月と十日の短い人生でした!!
だけどちょっと待ってと、日頃から楽天的な私の脳の一部が、何やら突然にピコーンと思いつく。もしかしたら坂道が終わるまで転ばずに走り続けて、そのまま商店街に突っ込めば? あそこは平たい道だし、そのまま着陸した飛行機みたいに、減速できるかも! 後から考えたら、馬鹿なの死ぬの事故りたいのと言われそうなことなんだけど、その時は結構、自分でも良い解決策が浮かんだって思ったのよね。だから、何とかそのまま横転だけはしないようにと、ハンドルを握り続けたわけ。
だけど世の中そう思うように行かないもので、何故かこういう時に限ってやたらと人とすれ違う。もちろん、相手の方がこっちの迫力に気圧されて避けてはくれているんだけど、私としては、下手にハンドルを切るとそのまま横転しちゃうから、直進しかできないし生きた心地がしなかった。だって自転車がぶつかって亡くなる人だっているのよ? このスピードじゃ絶対に大事故だもの。
とにかく商店街まで辿り着ければ……。
「わわわわわわわわっ?! ちょ、ちょっとそこの人、どいてぇぇぇぇ!!」
かなり先にある横の通りから、自転車に乗ったお巡りさんが出てきたのが見えた。自転車でお巡りさん跳ねたりしたら、私ってば逮捕されちゃうんじゃ?! いやいやいや、逮捕される前に二人して空中分解かも!! 自転車事故でスプラッターなんて、ちょっとイヤだぁ!!
そんな私の思いを知ってか知らずか、お巡りさんはこっちを見て驚いた顔をしている。驚いても良いから、そんなところで立ち止まらないでぇ!! しかも自転車から降りたし!! どいてったらあ!!
「どいてったらぁぁぁ、こっちは止まれないんだからあぁぁぁぁぁ!!」
もうこれは新聞の一面に載っちゃうかもしれない、さようならこの世さん、楽しい事まだまだ色々と経験したかったけどね!なんて思いながら、思わず目を閉じた。
こういう時って本当に、今までの人生の出来事が頭の中を駆け抜けていくんだなって、変なところで冷静な自分がいた。数秒が数十分みたいな感じで時間がのびるっていうのかな? 後からこの時のことを改めて思い起こしてみると、本当に不思議な体験だった。
ガクンと体に衝撃が入って、ガシャーンと物凄い音が少し離れた場所でした。もしかして私、すでに魂が体から抜け出ちゃっている幽体離脱状態とか? まあ痛くなかったから良かったけど。
「君、大丈夫?」
あの世からのお迎えなんて信じてなかったけど、実際はこうやってお出迎えしてくれるんだ。しかも大丈夫?なんて気遣ってくれさえするなんて、御先祖様だか何だか知らないけれど、あの世の住人さんって優しいのね。死人なんだから、もう痛いとかそういうの関係ないのに。
「よく人にも電柱にもぶつからず、ここまで来れたね。まあ自転車はあの通り、グチャグチャだけど」
「……?」
あの世の人なのに、やけに自転車のことを気にしている。
「人にぶつからなくて良かった。もう目を開けても大丈夫だよ」
「???」
そう言われて、ギュっと目を閉じていたことを思い出した。なので言われた通りに、そろそろと目を開けてみる。まずは右目だけ。なんとなく視界がいつもより高い気がするのは、魂がフワフワ浮いているからとか? あ、でも足はあるみたい。そんなことを思いつつ、何気に上の方から視線を感じたのでそちらに目を向けると、何だか怖い顔がこっちを睨んでいる。
「……ヤバい、地獄に来たっぽい」
「なに言ってるの、君、死んでないから」
少し呆れた口調でそう言うと、お巡りさんは抱き上げていた私を、そっと下ろして立たせてくれた。良かった、足があるのは気のせいじゃない。私、生きてる!! そう思ったとたんに、ヘニャヘニャと足から力が抜けて、その場に座り込んでしまった。
「良かったあ……死ぬかと思ったよぉ……」
「だから死んでないって言っただろ? 立てる?」
「無理ぃ……」
「仕方ないな。ほら、自転車の後ろに乗せてあげるから、少しだけ頑張って」
お巡りさんは私を引っ張り上げると、体を支えながら自分が止めていた自転車の方へと連れて行ってくれる。二人乗りはダメなんじゃ?と呟けば、あなたが歩けないんだから緊急避難的措置ですという、素っ気ない返事が返ってきた。
超ヤバい、物凄いヤバい、これはかなり本気でマジにヤバいっ!! 私の人生、まだ十九年と三ヶ月と十日なのに、今日ここで終わっちゃうかも!!
+++++
「バイト代のため~なら、え~んやこ~ら~」
力一杯自転車のペダルをこいでいるから、古臭い歌に妙なこぶしがきいて、ちょっとした演歌歌手の気分だ。それもこれも全部、このだらだらと続く坂道のせい。
私がバイトしているお店の松岡生花店は、希望が駅の駅前に位置している。つまり希望が丘駅前商店街の、南端ってことね。んで、配達を頼んでくるお花の教室の先生や奥さん達は、そことは反対側の、北側の山の手にある住宅地に住んでいる。そのお宅に続く道は何処をどう通っても、ずーっとだらだらと続く坂道なのだ。しかも上り坂の。その坂道の先は希望が丘の地名通り丘のてっぺんで、そこには小学校から大学院まである光陵学園と、その大学附属病院の建物がある。
最近は、駅から病院までのシャトルバスが運行されるようになって、ずいぶんと楽になったらしいけど、昔はここを、学生さん達がひーひー言いながら通学していたらしい。だけど私が今から行くのは、バス停なんて存在しない住宅地のど真ん中。
とにかく、私が言いたいのは、この坂道は自転車で配達するには向いてないってこと。取り敢えず免許もあることだし、そろそろ配達用の原付バイクを、買ってもらわなきゃいけないと思う。
「こんにちはー、松岡生花店ですー」
そして二十分後、何とか目的地のお宅に到着。自転車を止めると籠に入れていたお花を抱えて、純和風な佇まいの門をくぐる。今日の配達先はここ、綾部さん。お婆ちゃんが元華道のお師匠様で、教えるのをやめてからも、こうやって自宅に飾るお花を注文してくれているのだ。
「いらっしゃい。たいした量じゃないのに、御免なさいね」
「いえいえ、こちらこそいつも有り難うございます。今回のご注文は、桔梗と撫子で良かったんですよね」
「ええ。お庭に女郎花も咲き始めたから、秋の七草で玄関を飾ろうと思って」
ここの中庭を一度見せてもらったことがあるんだけど、それはそれは素晴らしいお庭だ。同じようにお花を届けている葛木さんのお宅の中庭も、苔が敷き詰められていて綺麗だけど、綾部さんのお宅は、華道の先生らしく四季折々のお花が咲いていて、いわゆる日本風のイングリッシュガーデンなのよね。
「だったらススキは良かったんですか? 最盛期ではないですけど、入荷は始まってますよ?」
「ススキは、お月見まで待とうかなって思ってるの」
「なるほど」
お花を渡して、お代金をいただいてから出ようとすると、お婆ちゃんに呼び止められた。上り坂は大変だったろうからお茶でも飲んで休んでいきなさいってことで、櫻花庵さんの黒蜜団子をご馳走になることに。こういうのが、お得意さんへの配達の役得ってやつよね。
坂道は大変だったけど、綾部のお婆ちゃんの嬉しそうな笑顔と、美味しいお菓子で御機嫌な私は、綾部さんのお宅を出ると、鼻歌を歌いながら坂道を下った。あの黒蜜団子、美味しかったな。お土産に買って帰るのも良いかも。
しばらく下っていきながら、ちょっとスピードが出すぎかなって思って、ブレーキをかけようと手に力を入れた。いつもだとすぐに減速するのに、何故か今日は握った感触もスカスカで、スピードが落ちる気配が無い。
「え……あれ?」
なんど握っても反応は同じでスカスカってなるだけ。こ、これはもしかして、自転車のブレーキワイヤーが切れたとか?! こ、これはヤバイかも!!
+++++
とにかく、ダラダラ坂だと思ってこの坂道をなめてた。ブレーキがまともに効かないまま走り続けた自転車は、あれよあれよという間に加速がついていて、既に両足で地面を踏ん張って止められるスピードじゃなくなっている。
「わわわわわわ!!」
超ヤバい、物凄いヤバい、これはかなり本気でマジにヤバいっ!! 私の人生、まだ十九年と三ヶ月と十日なのに、今日ここで終わっちゃうかも!! ……松岡芽衣、十九年三ヶ月と十日の短い人生でした!!
だけどちょっと待ってと、日頃から楽天的な私の脳の一部が、何やら突然にピコーンと思いつく。もしかしたら坂道が終わるまで転ばずに走り続けて、そのまま商店街に突っ込めば? あそこは平たい道だし、そのまま着陸した飛行機みたいに、減速できるかも! 後から考えたら、馬鹿なの死ぬの事故りたいのと言われそうなことなんだけど、その時は結構、自分でも良い解決策が浮かんだって思ったのよね。だから、何とかそのまま横転だけはしないようにと、ハンドルを握り続けたわけ。
だけど世の中そう思うように行かないもので、何故かこういう時に限ってやたらと人とすれ違う。もちろん、相手の方がこっちの迫力に気圧されて避けてはくれているんだけど、私としては、下手にハンドルを切るとそのまま横転しちゃうから、直進しかできないし生きた心地がしなかった。だって自転車がぶつかって亡くなる人だっているのよ? このスピードじゃ絶対に大事故だもの。
とにかく商店街まで辿り着ければ……。
「わわわわわわわわっ?! ちょ、ちょっとそこの人、どいてぇぇぇぇ!!」
かなり先にある横の通りから、自転車に乗ったお巡りさんが出てきたのが見えた。自転車でお巡りさん跳ねたりしたら、私ってば逮捕されちゃうんじゃ?! いやいやいや、逮捕される前に二人して空中分解かも!! 自転車事故でスプラッターなんて、ちょっとイヤだぁ!!
そんな私の思いを知ってか知らずか、お巡りさんはこっちを見て驚いた顔をしている。驚いても良いから、そんなところで立ち止まらないでぇ!! しかも自転車から降りたし!! どいてったらあ!!
「どいてったらぁぁぁ、こっちは止まれないんだからあぁぁぁぁぁ!!」
もうこれは新聞の一面に載っちゃうかもしれない、さようならこの世さん、楽しい事まだまだ色々と経験したかったけどね!なんて思いながら、思わず目を閉じた。
こういう時って本当に、今までの人生の出来事が頭の中を駆け抜けていくんだなって、変なところで冷静な自分がいた。数秒が数十分みたいな感じで時間がのびるっていうのかな? 後からこの時のことを改めて思い起こしてみると、本当に不思議な体験だった。
ガクンと体に衝撃が入って、ガシャーンと物凄い音が少し離れた場所でした。もしかして私、すでに魂が体から抜け出ちゃっている幽体離脱状態とか? まあ痛くなかったから良かったけど。
「君、大丈夫?」
あの世からのお迎えなんて信じてなかったけど、実際はこうやってお出迎えしてくれるんだ。しかも大丈夫?なんて気遣ってくれさえするなんて、御先祖様だか何だか知らないけれど、あの世の住人さんって優しいのね。死人なんだから、もう痛いとかそういうの関係ないのに。
「よく人にも電柱にもぶつからず、ここまで来れたね。まあ自転車はあの通り、グチャグチャだけど」
「……?」
あの世の人なのに、やけに自転車のことを気にしている。
「人にぶつからなくて良かった。もう目を開けても大丈夫だよ」
「???」
そう言われて、ギュっと目を閉じていたことを思い出した。なので言われた通りに、そろそろと目を開けてみる。まずは右目だけ。なんとなく視界がいつもより高い気がするのは、魂がフワフワ浮いているからとか? あ、でも足はあるみたい。そんなことを思いつつ、何気に上の方から視線を感じたのでそちらに目を向けると、何だか怖い顔がこっちを睨んでいる。
「……ヤバい、地獄に来たっぽい」
「なに言ってるの、君、死んでないから」
少し呆れた口調でそう言うと、お巡りさんは抱き上げていた私を、そっと下ろして立たせてくれた。良かった、足があるのは気のせいじゃない。私、生きてる!! そう思ったとたんに、ヘニャヘニャと足から力が抜けて、その場に座り込んでしまった。
「良かったあ……死ぬかと思ったよぉ……」
「だから死んでないって言っただろ? 立てる?」
「無理ぃ……」
「仕方ないな。ほら、自転車の後ろに乗せてあげるから、少しだけ頑張って」
お巡りさんは私を引っ張り上げると、体を支えながら自分が止めていた自転車の方へと連れて行ってくれる。二人乗りはダメなんじゃ?と呟けば、あなたが歩けないんだから緊急避難的措置ですという、素っ気ない返事が返ってきた。
12
お気に入りに追加
277
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
元体操のお兄さんとキャンプ場で過ごし、筋肉と優しさに包まれた日――。
立坂雪花
恋愛
夏休み、小日向美和(35歳)は
小学一年生の娘、碧に
キャンプに連れて行ってほしいと
お願いされる。
キャンプなんて、したことないし……
と思いながらもネットで安心快適な
キャンプ場を調べ、必要なものをチェックしながら娘のために準備をし、出発する。
だが、当日簡単に立てられると思っていた
テントに四苦八苦していた。
そんな時に現れたのが、
元子育て番組の体操のお兄さんであり
全国のキャンプ場を巡り、
筋トレしている動画を撮るのが趣味の
加賀谷大地さん(32)で――。
私の主治医さん - 二人と一匹物語 -
鏡野ゆう
ライト文芸
とある病院の救命救急で働いている東出先生の元に運び込まれた急患は何故か川で溺れていた一人と一匹でした。救命救急で働くお医者さんと患者さん、そして小さな子猫の二人と一匹の恋の小話。
【本編完結】【小話】
※小説家になろうでも公開中※
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど


キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
桃と料理人 - 希望が丘駅前商店街 -
鏡野ゆう
ライト文芸
国会議員の重光幸太郎先生の地元にある希望が駅前商店街、通称【ゆうYOU ミラーじゅ希望ヶ丘】。
居酒屋とうてつの千堂嗣治が出会ったのは可愛い顔をしているくせに仕事中毒で女子力皆無の科捜研勤務の西脇桃香だった。
饕餮さんのところの【希望が丘駅前商店街 in 『居酒屋とうてつ』】に出てくる嗣治さんとのお話です。饕餮さんには許可を頂いています。
【本編完結】【番外小話】【小ネタ】
このお話は下記のお話とコラボさせていただいています(^^♪
・『希望が丘駅前商店街 in 『居酒屋とうてつ』とその周辺の人々 』 https://www.alphapolis.co.jp/novel/274274583/188152339
・『希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271
・『希望が丘駅前商店街~黒猫のスキャット~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/813152283
・『日々是好日、希望が丘駅前商店街-神神飯店エソ、オソオセヨ(にいらっしゃいませ)』https://www.alphapolis.co.jp/novel/177101198/505152232
・『希望が丘駅前商店街~看板娘は招き猫?喫茶トムトム元気に開店中~』
https://ncode.syosetu.com/n7423cb/
・『Blue Mallowへようこそ~希望が丘駅前商店街』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/582141697/878154104
・『希望が丘駅前商店街 ―姉さん。篠宮酒店は、今日も平常運転です。―』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/172101828/491152376
※小説家になろうでも公開中※
こちら京都府警騎馬隊本部~私達が乗るのはお馬さんです
鏡野ゆう
ライト文芸
ここにいるおまわりさん達が乗るのは、パトカーでも白バイでもなくお馬さんです。
京都府警騎馬隊に配属になった新米警察官と新米お馬さんのお話。
※このお話はフィクションです。実在の京都府警察騎馬隊とは何ら関係はございません※
※カクヨム、小説家になろうでも公開中※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる