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第八話 婆ちゃんの手下が増えた模様
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「ほれほれ。そんなへっぴり腰じゃあ、あんた達の偉い人が恥ずかしい思いをするんじゃないのかね? 若いんだ、もっと気合を入れて頑張らんかね」
ただいま婆ちゃんちの裏庭は、ちょっとした騒ぎになっている。
トイレのドアを木っ端微塵にしたことと、婆ちゃんの大切な田んぼにズカズカと踏み込んで荒らしたこと ―― と言っても、田んぼに関しては最初の一歩二歩程度なんだが ―― のバツとして、新しくこっちにやって来た連中は、トイレのドアの修理と、残っている田んぼの雑草取りをさせられているのだ。
ドアの修理に関しては、木材は裏の山から材料となる木も伐採してこいという、なかなかハードな内容だった。田んぼの方の監視は髭モジャが買って出て、現在あちらでも作業中のはず。あいつも婆ちゃんの言いつけどおり、きっと厳しくあれこれ指示をだしていることだろうな。
もちろん、こんな炎天下で鎧なんて身に着けていたら、あっという間にあの世行きだ。それに万が一、この村の駐在さんに見られでもしたら大騒ぎになる。だから親切な私は、渋る連中の身ぐるみをすべて引っぺがし、武器を取り上げて送り出してやった。まあよーく見れば、着ているものが日本人とちょっと違うが、髭モジャもいることだし大丈夫だろう。
「なぜ我々が、こんなことをしなくてはならないのだ」
さっきからブツブツと文句を言っているのは、目つきの悪いお兄さんだ。名前はなんだったかな、あー、レイとかヘイとか、そんな感じの名前だったはずだ。
「ドアを粉砕したのはあんたなんだから、当然のことだろ? 皆に手伝ってもらえるだけありがたいと思ったほうが、良いと思うんだがな」
「陛下を奴隷のようにこき使っておいてなにを言う。しかもこんな粗末な家で寝泊まりさせるなど、言語道断」
相変わらず大袈裟な物言いだな、まったく。
「あのな、ここは婆ちゃんちで粗末じゃない。お前んちのキンキンキラキラのほうが、よっぽど趣味が悪いじゃないか。それにだ、自分ちのお偉いさんが寝食を世話になっている家に向かって、なんたる言い草だよ。婆ちゃんに聞かれたら、ぶっ飛ばされるぞ?」
「婆ちゃんがなんだって?」
木を運んでいる下っ端達に檄を飛ばしていた婆ちゃんが、ニコニコしながらこっちを見た。
「ほら見ろ、婆ちゃんはメチャクチャ腹を立ててるぞ」
「笑っているようにしか見えんが」
「ああいう時の婆ちゃんが一番怖いんだよ。あんたもあいつらみたいに、田んぼに投げ込まれてみたら良いんだ」
そうなんだよ、こいつだけは田んぼに踏み込まなかったせいか、婆ちゃんに投げ飛ばされずにすんだんだよな。だから婆ちゃんの恐ろしさが分からないらしい。他の連中は、あの一件ですっかりおとなしくなったっていうのに。
「それに髭モジャにも言われたろ? マダムには逆らうな、丁重に接しろってさ。とにかく年寄りはうやまうべきだ」
「兵士をまるで野菜のように投げ飛ばした老人をか」
「力持ちでも年寄りは年寄りなんだよ。ほら、手伝いに行けよ、婆ちゃんが呼んでるじゃないか」
手招きをしている婆ちゃんのほうへとお兄さんを押し出す。
そういうわけで、ヤツらがドアを作り直している間に、私は冷たい麦茶をたくさん作っておくことにした。本当に人間だかどうだか分からないトイレの国の連中だって、さすがに汗をかくだろうし喉がかわくだろうからな。
「婆ちゃん、先に作っておいた麦茶と冷やしておいたスイカ、髭モジャ達に持っていくよ。麦茶とスイカは、追加で冷蔵庫に放り込んでおいたから」
「ああ、頼むね」
「もしこいつらがなにか悪さをしたら、さっきみたいにえんりょなくブン投げて良いから!」
私の言葉に、下っ端達があからさまにギョッとなった。よっぽど投げ飛ばされたことがショックだったらしい。
「それとそこの目つきの悪いお兄さん。ドアを修理してくれるのは良いけど、ドアをピッタリ閉めるなよ? こっちに取り残される人間だけが増えて、結局はなんにも解決してないってのはまっぴらごめんだからな」
「分かっている」
ムッとした顔で返事をしてきた。
「それと婆ちゃんがトイレに行きたくなったら、ちゃんと案内してやってくれよな。髭モジャ専用の派手派手しいピカピカのトイレってやつにさ」
「それも分かっている!」
こめかみをピクピクさせながら、イラッとした顔をしてこっちをにらんできた。
「なんだよ。こんな感じでいつも髭モジャにあれこれ言ってるんだろ? たまには言われる側に立ってみるのも、良い経験だぞ?」
「うるさい、さっさと陛下の元にそれを持っていけ」
「ああ、そうだった。せっかく冷やしたスイカが台無しだ。じゃあ任せたぞ~」
婆ちゃんちから田んぼへと歩きながら、これからのことを考える。
それなりに今の状況は楽しいが、いつまでも我が家のトイレとあっちがつながっているのは問題だよな。これがめったに使わない物置の引き戸だったら問題ないのに、よりによって毎日使うトイレだもんな。私がいる間はまだ気をつけていられるけど、婆ちゃん一人になったらどうするんだ? まあ髭モジャがいればあっちとこっちがつながることは間違いないんだから、婆ちゃんがあっちに取り残されるってことはないと思うが。
「……ん? そう言えば目つきの悪いお兄さん達は、どうやってこっちに来たんだ?」
田んぼでの騒動の後、婆ちゃんに仕切られていたからすっかり質問するのを忘れていた。
「こっちにいる連中にでも聞いてみるか」
そして田んぼでは全員が、横一列にならんで雑草取りをしていた。しかも、髭モジャまで見張るどころか一緒に田んぼに入って雑草取りをしているし。
「なんかほほえましいのを通りこして、異様な光景だな……。おーい、髭モジャー、麦茶とスイカを持ってきてやったぞー」
声をかけると、髭モジャが顔を上げてこっちに手を振ってきた。なんて言うか急にサマになってきたよな。すっかりこっちの生活に馴染んでやがる。もしかして王様を首になったとしても、農民としてやっていけるんじゃないか、あいつ。
髭モジャは手下達になにやら声をかけた。どうやら休憩するぞって言ったらしい。全員が体を起こして腰を叩いている。
「……なんだか楽しそうだな、あいつらも」
田んぼの中を歩きながらこっちに戻って来る連中は、呑気に笑いながらお互いにあれこれしゃべっている。その様子は、扉修理をしている連中とはまったく正反対だ。
「なんだか楽しそうだな、ここのいる連中。あっちじゃ、婆ちゃんにこき使われて、この世の地獄みたいになってるっていうのに」
「この者達は、もともと農村出身の連中だったらしくてな。畑仕事は得意らしい。だがこういう水が張ってある畑は初めて見るらしく、とても興味深いんだそうだ」
「へえ……そっちの国には田んぼはないのか」
そう言えばこっちにだって、こういう水田がない国があるもんな。今まで深く考えてなかったが、トイレの国ってこっちのどの国に一番近いんだろうな。手下達の格好や持ってきたモノからするとと、時代的にはかなり昔っぽいが。
「水田はそこそこ温かい国に多いっていうから、もしかしたら南のほうには、うちの田んぼみみたいなのがある国が、存在するかもしれないぞ」
「なるほど、それは良いことを聞いた」
髭モジャの顔を見ていたらイヤな予感がした。
「おい、まさか南の国に攻めこむとか言わないよな?」
心配になってたずねてみたら、髭モジャは愉快そうに笑った。
「そこまで野蛮な国じゃないつもりなんだがな、我が国は」
「だと良いんだが。その言葉、信じるからな?」
「使節団を送る程度だから心配するな。我が国でこのような水を張った畑が作れるかどうかは分からないが、試してみるのも良いかもしれないと思ってな。まあ、このような畑を作っている国があればの話なんだが」
ワハハハと豪快に笑うと、私の頭をグリグリとなでた。やっぱり完全にこっちの生活に馴染んでるよな、こいつ。
ただいま婆ちゃんちの裏庭は、ちょっとした騒ぎになっている。
トイレのドアを木っ端微塵にしたことと、婆ちゃんの大切な田んぼにズカズカと踏み込んで荒らしたこと ―― と言っても、田んぼに関しては最初の一歩二歩程度なんだが ―― のバツとして、新しくこっちにやって来た連中は、トイレのドアの修理と、残っている田んぼの雑草取りをさせられているのだ。
ドアの修理に関しては、木材は裏の山から材料となる木も伐採してこいという、なかなかハードな内容だった。田んぼの方の監視は髭モジャが買って出て、現在あちらでも作業中のはず。あいつも婆ちゃんの言いつけどおり、きっと厳しくあれこれ指示をだしていることだろうな。
もちろん、こんな炎天下で鎧なんて身に着けていたら、あっという間にあの世行きだ。それに万が一、この村の駐在さんに見られでもしたら大騒ぎになる。だから親切な私は、渋る連中の身ぐるみをすべて引っぺがし、武器を取り上げて送り出してやった。まあよーく見れば、着ているものが日本人とちょっと違うが、髭モジャもいることだし大丈夫だろう。
「なぜ我々が、こんなことをしなくてはならないのだ」
さっきからブツブツと文句を言っているのは、目つきの悪いお兄さんだ。名前はなんだったかな、あー、レイとかヘイとか、そんな感じの名前だったはずだ。
「ドアを粉砕したのはあんたなんだから、当然のことだろ? 皆に手伝ってもらえるだけありがたいと思ったほうが、良いと思うんだがな」
「陛下を奴隷のようにこき使っておいてなにを言う。しかもこんな粗末な家で寝泊まりさせるなど、言語道断」
相変わらず大袈裟な物言いだな、まったく。
「あのな、ここは婆ちゃんちで粗末じゃない。お前んちのキンキンキラキラのほうが、よっぽど趣味が悪いじゃないか。それにだ、自分ちのお偉いさんが寝食を世話になっている家に向かって、なんたる言い草だよ。婆ちゃんに聞かれたら、ぶっ飛ばされるぞ?」
「婆ちゃんがなんだって?」
木を運んでいる下っ端達に檄を飛ばしていた婆ちゃんが、ニコニコしながらこっちを見た。
「ほら見ろ、婆ちゃんはメチャクチャ腹を立ててるぞ」
「笑っているようにしか見えんが」
「ああいう時の婆ちゃんが一番怖いんだよ。あんたもあいつらみたいに、田んぼに投げ込まれてみたら良いんだ」
そうなんだよ、こいつだけは田んぼに踏み込まなかったせいか、婆ちゃんに投げ飛ばされずにすんだんだよな。だから婆ちゃんの恐ろしさが分からないらしい。他の連中は、あの一件ですっかりおとなしくなったっていうのに。
「それに髭モジャにも言われたろ? マダムには逆らうな、丁重に接しろってさ。とにかく年寄りはうやまうべきだ」
「兵士をまるで野菜のように投げ飛ばした老人をか」
「力持ちでも年寄りは年寄りなんだよ。ほら、手伝いに行けよ、婆ちゃんが呼んでるじゃないか」
手招きをしている婆ちゃんのほうへとお兄さんを押し出す。
そういうわけで、ヤツらがドアを作り直している間に、私は冷たい麦茶をたくさん作っておくことにした。本当に人間だかどうだか分からないトイレの国の連中だって、さすがに汗をかくだろうし喉がかわくだろうからな。
「婆ちゃん、先に作っておいた麦茶と冷やしておいたスイカ、髭モジャ達に持っていくよ。麦茶とスイカは、追加で冷蔵庫に放り込んでおいたから」
「ああ、頼むね」
「もしこいつらがなにか悪さをしたら、さっきみたいにえんりょなくブン投げて良いから!」
私の言葉に、下っ端達があからさまにギョッとなった。よっぽど投げ飛ばされたことがショックだったらしい。
「それとそこの目つきの悪いお兄さん。ドアを修理してくれるのは良いけど、ドアをピッタリ閉めるなよ? こっちに取り残される人間だけが増えて、結局はなんにも解決してないってのはまっぴらごめんだからな」
「分かっている」
ムッとした顔で返事をしてきた。
「それと婆ちゃんがトイレに行きたくなったら、ちゃんと案内してやってくれよな。髭モジャ専用の派手派手しいピカピカのトイレってやつにさ」
「それも分かっている!」
こめかみをピクピクさせながら、イラッとした顔をしてこっちをにらんできた。
「なんだよ。こんな感じでいつも髭モジャにあれこれ言ってるんだろ? たまには言われる側に立ってみるのも、良い経験だぞ?」
「うるさい、さっさと陛下の元にそれを持っていけ」
「ああ、そうだった。せっかく冷やしたスイカが台無しだ。じゃあ任せたぞ~」
婆ちゃんちから田んぼへと歩きながら、これからのことを考える。
それなりに今の状況は楽しいが、いつまでも我が家のトイレとあっちがつながっているのは問題だよな。これがめったに使わない物置の引き戸だったら問題ないのに、よりによって毎日使うトイレだもんな。私がいる間はまだ気をつけていられるけど、婆ちゃん一人になったらどうするんだ? まあ髭モジャがいればあっちとこっちがつながることは間違いないんだから、婆ちゃんがあっちに取り残されるってことはないと思うが。
「……ん? そう言えば目つきの悪いお兄さん達は、どうやってこっちに来たんだ?」
田んぼでの騒動の後、婆ちゃんに仕切られていたからすっかり質問するのを忘れていた。
「こっちにいる連中にでも聞いてみるか」
そして田んぼでは全員が、横一列にならんで雑草取りをしていた。しかも、髭モジャまで見張るどころか一緒に田んぼに入って雑草取りをしているし。
「なんかほほえましいのを通りこして、異様な光景だな……。おーい、髭モジャー、麦茶とスイカを持ってきてやったぞー」
声をかけると、髭モジャが顔を上げてこっちに手を振ってきた。なんて言うか急にサマになってきたよな。すっかりこっちの生活に馴染んでやがる。もしかして王様を首になったとしても、農民としてやっていけるんじゃないか、あいつ。
髭モジャは手下達になにやら声をかけた。どうやら休憩するぞって言ったらしい。全員が体を起こして腰を叩いている。
「……なんだか楽しそうだな、あいつらも」
田んぼの中を歩きながらこっちに戻って来る連中は、呑気に笑いながらお互いにあれこれしゃべっている。その様子は、扉修理をしている連中とはまったく正反対だ。
「なんだか楽しそうだな、ここのいる連中。あっちじゃ、婆ちゃんにこき使われて、この世の地獄みたいになってるっていうのに」
「この者達は、もともと農村出身の連中だったらしくてな。畑仕事は得意らしい。だがこういう水が張ってある畑は初めて見るらしく、とても興味深いんだそうだ」
「へえ……そっちの国には田んぼはないのか」
そう言えばこっちにだって、こういう水田がない国があるもんな。今まで深く考えてなかったが、トイレの国ってこっちのどの国に一番近いんだろうな。手下達の格好や持ってきたモノからするとと、時代的にはかなり昔っぽいが。
「水田はそこそこ温かい国に多いっていうから、もしかしたら南のほうには、うちの田んぼみみたいなのがある国が、存在するかもしれないぞ」
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髭モジャの顔を見ていたらイヤな予感がした。
「おい、まさか南の国に攻めこむとか言わないよな?」
心配になってたずねてみたら、髭モジャは愉快そうに笑った。
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「だと良いんだが。その言葉、信じるからな?」
「使節団を送る程度だから心配するな。我が国でこのような水を張った畑が作れるかどうかは分からないが、試してみるのも良いかもしれないと思ってな。まあ、このような畑を作っている国があればの話なんだが」
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