8 / 10
第八話 婆ちゃんの手下が増えた模様
しおりを挟む
「ほれほれ。そんなへっぴり腰じゃあ、あんた達の偉い人が恥ずかしい思いをするんじゃないのかね? 若いんだ、もっと気合を入れて頑張らんかね」
ただいま婆ちゃんちの裏庭は、ちょっとした騒ぎになっている。
トイレのドアを木っ端微塵にしたことと、婆ちゃんの大切な田んぼにズカズカと踏み込んで荒らしたこと ―― と言っても、田んぼに関しては最初の一歩二歩程度なんだが ―― のバツとして、新しくこっちにやって来た連中は、トイレのドアの修理と、残っている田んぼの雑草取りをさせられているのだ。
ドアの修理に関しては、木材は裏の山から材料となる木も伐採してこいという、なかなかハードな内容だった。田んぼの方の監視は髭モジャが買って出て、現在あちらでも作業中のはず。あいつも婆ちゃんの言いつけどおり、きっと厳しくあれこれ指示をだしていることだろうな。
もちろん、こんな炎天下で鎧なんて身に着けていたら、あっという間にあの世行きだ。それに万が一、この村の駐在さんに見られでもしたら大騒ぎになる。だから親切な私は、渋る連中の身ぐるみをすべて引っぺがし、武器を取り上げて送り出してやった。まあよーく見れば、着ているものが日本人とちょっと違うが、髭モジャもいることだし大丈夫だろう。
「なぜ我々が、こんなことをしなくてはならないのだ」
さっきからブツブツと文句を言っているのは、目つきの悪いお兄さんだ。名前はなんだったかな、あー、レイとかヘイとか、そんな感じの名前だったはずだ。
「ドアを粉砕したのはあんたなんだから、当然のことだろ? 皆に手伝ってもらえるだけありがたいと思ったほうが、良いと思うんだがな」
「陛下を奴隷のようにこき使っておいてなにを言う。しかもこんな粗末な家で寝泊まりさせるなど、言語道断」
相変わらず大袈裟な物言いだな、まったく。
「あのな、ここは婆ちゃんちで粗末じゃない。お前んちのキンキンキラキラのほうが、よっぽど趣味が悪いじゃないか。それにだ、自分ちのお偉いさんが寝食を世話になっている家に向かって、なんたる言い草だよ。婆ちゃんに聞かれたら、ぶっ飛ばされるぞ?」
「婆ちゃんがなんだって?」
木を運んでいる下っ端達に檄を飛ばしていた婆ちゃんが、ニコニコしながらこっちを見た。
「ほら見ろ、婆ちゃんはメチャクチャ腹を立ててるぞ」
「笑っているようにしか見えんが」
「ああいう時の婆ちゃんが一番怖いんだよ。あんたもあいつらみたいに、田んぼに投げ込まれてみたら良いんだ」
そうなんだよ、こいつだけは田んぼに踏み込まなかったせいか、婆ちゃんに投げ飛ばされずにすんだんだよな。だから婆ちゃんの恐ろしさが分からないらしい。他の連中は、あの一件ですっかりおとなしくなったっていうのに。
「それに髭モジャにも言われたろ? マダムには逆らうな、丁重に接しろってさ。とにかく年寄りはうやまうべきだ」
「兵士をまるで野菜のように投げ飛ばした老人をか」
「力持ちでも年寄りは年寄りなんだよ。ほら、手伝いに行けよ、婆ちゃんが呼んでるじゃないか」
手招きをしている婆ちゃんのほうへとお兄さんを押し出す。
そういうわけで、ヤツらがドアを作り直している間に、私は冷たい麦茶をたくさん作っておくことにした。本当に人間だかどうだか分からないトイレの国の連中だって、さすがに汗をかくだろうし喉がかわくだろうからな。
「婆ちゃん、先に作っておいた麦茶と冷やしておいたスイカ、髭モジャ達に持っていくよ。麦茶とスイカは、追加で冷蔵庫に放り込んでおいたから」
「ああ、頼むね」
「もしこいつらがなにか悪さをしたら、さっきみたいにえんりょなくブン投げて良いから!」
私の言葉に、下っ端達があからさまにギョッとなった。よっぽど投げ飛ばされたことがショックだったらしい。
「それとそこの目つきの悪いお兄さん。ドアを修理してくれるのは良いけど、ドアをピッタリ閉めるなよ? こっちに取り残される人間だけが増えて、結局はなんにも解決してないってのはまっぴらごめんだからな」
「分かっている」
ムッとした顔で返事をしてきた。
「それと婆ちゃんがトイレに行きたくなったら、ちゃんと案内してやってくれよな。髭モジャ専用の派手派手しいピカピカのトイレってやつにさ」
「それも分かっている!」
こめかみをピクピクさせながら、イラッとした顔をしてこっちをにらんできた。
「なんだよ。こんな感じでいつも髭モジャにあれこれ言ってるんだろ? たまには言われる側に立ってみるのも、良い経験だぞ?」
「うるさい、さっさと陛下の元にそれを持っていけ」
「ああ、そうだった。せっかく冷やしたスイカが台無しだ。じゃあ任せたぞ~」
婆ちゃんちから田んぼへと歩きながら、これからのことを考える。
それなりに今の状況は楽しいが、いつまでも我が家のトイレとあっちがつながっているのは問題だよな。これがめったに使わない物置の引き戸だったら問題ないのに、よりによって毎日使うトイレだもんな。私がいる間はまだ気をつけていられるけど、婆ちゃん一人になったらどうするんだ? まあ髭モジャがいればあっちとこっちがつながることは間違いないんだから、婆ちゃんがあっちに取り残されるってことはないと思うが。
「……ん? そう言えば目つきの悪いお兄さん達は、どうやってこっちに来たんだ?」
田んぼでの騒動の後、婆ちゃんに仕切られていたからすっかり質問するのを忘れていた。
「こっちにいる連中にでも聞いてみるか」
そして田んぼでは全員が、横一列にならんで雑草取りをしていた。しかも、髭モジャまで見張るどころか一緒に田んぼに入って雑草取りをしているし。
「なんかほほえましいのを通りこして、異様な光景だな……。おーい、髭モジャー、麦茶とスイカを持ってきてやったぞー」
声をかけると、髭モジャが顔を上げてこっちに手を振ってきた。なんて言うか急にサマになってきたよな。すっかりこっちの生活に馴染んでやがる。もしかして王様を首になったとしても、農民としてやっていけるんじゃないか、あいつ。
髭モジャは手下達になにやら声をかけた。どうやら休憩するぞって言ったらしい。全員が体を起こして腰を叩いている。
「……なんだか楽しそうだな、あいつらも」
田んぼの中を歩きながらこっちに戻って来る連中は、呑気に笑いながらお互いにあれこれしゃべっている。その様子は、扉修理をしている連中とはまったく正反対だ。
「なんだか楽しそうだな、ここのいる連中。あっちじゃ、婆ちゃんにこき使われて、この世の地獄みたいになってるっていうのに」
「この者達は、もともと農村出身の連中だったらしくてな。畑仕事は得意らしい。だがこういう水が張ってある畑は初めて見るらしく、とても興味深いんだそうだ」
「へえ……そっちの国には田んぼはないのか」
そう言えばこっちにだって、こういう水田がない国があるもんな。今まで深く考えてなかったが、トイレの国ってこっちのどの国に一番近いんだろうな。手下達の格好や持ってきたモノからするとと、時代的にはかなり昔っぽいが。
「水田はそこそこ温かい国に多いっていうから、もしかしたら南のほうには、うちの田んぼみみたいなのがある国が、存在するかもしれないぞ」
「なるほど、それは良いことを聞いた」
髭モジャの顔を見ていたらイヤな予感がした。
「おい、まさか南の国に攻めこむとか言わないよな?」
心配になってたずねてみたら、髭モジャは愉快そうに笑った。
「そこまで野蛮な国じゃないつもりなんだがな、我が国は」
「だと良いんだが。その言葉、信じるからな?」
「使節団を送る程度だから心配するな。我が国でこのような水を張った畑が作れるかどうかは分からないが、試してみるのも良いかもしれないと思ってな。まあ、このような畑を作っている国があればの話なんだが」
ワハハハと豪快に笑うと、私の頭をグリグリとなでた。やっぱり完全にこっちの生活に馴染んでるよな、こいつ。
ただいま婆ちゃんちの裏庭は、ちょっとした騒ぎになっている。
トイレのドアを木っ端微塵にしたことと、婆ちゃんの大切な田んぼにズカズカと踏み込んで荒らしたこと ―― と言っても、田んぼに関しては最初の一歩二歩程度なんだが ―― のバツとして、新しくこっちにやって来た連中は、トイレのドアの修理と、残っている田んぼの雑草取りをさせられているのだ。
ドアの修理に関しては、木材は裏の山から材料となる木も伐採してこいという、なかなかハードな内容だった。田んぼの方の監視は髭モジャが買って出て、現在あちらでも作業中のはず。あいつも婆ちゃんの言いつけどおり、きっと厳しくあれこれ指示をだしていることだろうな。
もちろん、こんな炎天下で鎧なんて身に着けていたら、あっという間にあの世行きだ。それに万が一、この村の駐在さんに見られでもしたら大騒ぎになる。だから親切な私は、渋る連中の身ぐるみをすべて引っぺがし、武器を取り上げて送り出してやった。まあよーく見れば、着ているものが日本人とちょっと違うが、髭モジャもいることだし大丈夫だろう。
「なぜ我々が、こんなことをしなくてはならないのだ」
さっきからブツブツと文句を言っているのは、目つきの悪いお兄さんだ。名前はなんだったかな、あー、レイとかヘイとか、そんな感じの名前だったはずだ。
「ドアを粉砕したのはあんたなんだから、当然のことだろ? 皆に手伝ってもらえるだけありがたいと思ったほうが、良いと思うんだがな」
「陛下を奴隷のようにこき使っておいてなにを言う。しかもこんな粗末な家で寝泊まりさせるなど、言語道断」
相変わらず大袈裟な物言いだな、まったく。
「あのな、ここは婆ちゃんちで粗末じゃない。お前んちのキンキンキラキラのほうが、よっぽど趣味が悪いじゃないか。それにだ、自分ちのお偉いさんが寝食を世話になっている家に向かって、なんたる言い草だよ。婆ちゃんに聞かれたら、ぶっ飛ばされるぞ?」
「婆ちゃんがなんだって?」
木を運んでいる下っ端達に檄を飛ばしていた婆ちゃんが、ニコニコしながらこっちを見た。
「ほら見ろ、婆ちゃんはメチャクチャ腹を立ててるぞ」
「笑っているようにしか見えんが」
「ああいう時の婆ちゃんが一番怖いんだよ。あんたもあいつらみたいに、田んぼに投げ込まれてみたら良いんだ」
そうなんだよ、こいつだけは田んぼに踏み込まなかったせいか、婆ちゃんに投げ飛ばされずにすんだんだよな。だから婆ちゃんの恐ろしさが分からないらしい。他の連中は、あの一件ですっかりおとなしくなったっていうのに。
「それに髭モジャにも言われたろ? マダムには逆らうな、丁重に接しろってさ。とにかく年寄りはうやまうべきだ」
「兵士をまるで野菜のように投げ飛ばした老人をか」
「力持ちでも年寄りは年寄りなんだよ。ほら、手伝いに行けよ、婆ちゃんが呼んでるじゃないか」
手招きをしている婆ちゃんのほうへとお兄さんを押し出す。
そういうわけで、ヤツらがドアを作り直している間に、私は冷たい麦茶をたくさん作っておくことにした。本当に人間だかどうだか分からないトイレの国の連中だって、さすがに汗をかくだろうし喉がかわくだろうからな。
「婆ちゃん、先に作っておいた麦茶と冷やしておいたスイカ、髭モジャ達に持っていくよ。麦茶とスイカは、追加で冷蔵庫に放り込んでおいたから」
「ああ、頼むね」
「もしこいつらがなにか悪さをしたら、さっきみたいにえんりょなくブン投げて良いから!」
私の言葉に、下っ端達があからさまにギョッとなった。よっぽど投げ飛ばされたことがショックだったらしい。
「それとそこの目つきの悪いお兄さん。ドアを修理してくれるのは良いけど、ドアをピッタリ閉めるなよ? こっちに取り残される人間だけが増えて、結局はなんにも解決してないってのはまっぴらごめんだからな」
「分かっている」
ムッとした顔で返事をしてきた。
「それと婆ちゃんがトイレに行きたくなったら、ちゃんと案内してやってくれよな。髭モジャ専用の派手派手しいピカピカのトイレってやつにさ」
「それも分かっている!」
こめかみをピクピクさせながら、イラッとした顔をしてこっちをにらんできた。
「なんだよ。こんな感じでいつも髭モジャにあれこれ言ってるんだろ? たまには言われる側に立ってみるのも、良い経験だぞ?」
「うるさい、さっさと陛下の元にそれを持っていけ」
「ああ、そうだった。せっかく冷やしたスイカが台無しだ。じゃあ任せたぞ~」
婆ちゃんちから田んぼへと歩きながら、これからのことを考える。
それなりに今の状況は楽しいが、いつまでも我が家のトイレとあっちがつながっているのは問題だよな。これがめったに使わない物置の引き戸だったら問題ないのに、よりによって毎日使うトイレだもんな。私がいる間はまだ気をつけていられるけど、婆ちゃん一人になったらどうするんだ? まあ髭モジャがいればあっちとこっちがつながることは間違いないんだから、婆ちゃんがあっちに取り残されるってことはないと思うが。
「……ん? そう言えば目つきの悪いお兄さん達は、どうやってこっちに来たんだ?」
田んぼでの騒動の後、婆ちゃんに仕切られていたからすっかり質問するのを忘れていた。
「こっちにいる連中にでも聞いてみるか」
そして田んぼでは全員が、横一列にならんで雑草取りをしていた。しかも、髭モジャまで見張るどころか一緒に田んぼに入って雑草取りをしているし。
「なんかほほえましいのを通りこして、異様な光景だな……。おーい、髭モジャー、麦茶とスイカを持ってきてやったぞー」
声をかけると、髭モジャが顔を上げてこっちに手を振ってきた。なんて言うか急にサマになってきたよな。すっかりこっちの生活に馴染んでやがる。もしかして王様を首になったとしても、農民としてやっていけるんじゃないか、あいつ。
髭モジャは手下達になにやら声をかけた。どうやら休憩するぞって言ったらしい。全員が体を起こして腰を叩いている。
「……なんだか楽しそうだな、あいつらも」
田んぼの中を歩きながらこっちに戻って来る連中は、呑気に笑いながらお互いにあれこれしゃべっている。その様子は、扉修理をしている連中とはまったく正反対だ。
「なんだか楽しそうだな、ここのいる連中。あっちじゃ、婆ちゃんにこき使われて、この世の地獄みたいになってるっていうのに」
「この者達は、もともと農村出身の連中だったらしくてな。畑仕事は得意らしい。だがこういう水が張ってある畑は初めて見るらしく、とても興味深いんだそうだ」
「へえ……そっちの国には田んぼはないのか」
そう言えばこっちにだって、こういう水田がない国があるもんな。今まで深く考えてなかったが、トイレの国ってこっちのどの国に一番近いんだろうな。手下達の格好や持ってきたモノからするとと、時代的にはかなり昔っぽいが。
「水田はそこそこ温かい国に多いっていうから、もしかしたら南のほうには、うちの田んぼみみたいなのがある国が、存在するかもしれないぞ」
「なるほど、それは良いことを聞いた」
髭モジャの顔を見ていたらイヤな予感がした。
「おい、まさか南の国に攻めこむとか言わないよな?」
心配になってたずねてみたら、髭モジャは愉快そうに笑った。
「そこまで野蛮な国じゃないつもりなんだがな、我が国は」
「だと良いんだが。その言葉、信じるからな?」
「使節団を送る程度だから心配するな。我が国でこのような水を張った畑が作れるかどうかは分からないが、試してみるのも良いかもしれないと思ってな。まあ、このような畑を作っている国があればの話なんだが」
ワハハハと豪快に笑うと、私の頭をグリグリとなでた。やっぱり完全にこっちの生活に馴染んでるよな、こいつ。
4
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
一目ぼれした小3美少女が、ゲテモノ好き変態思考者だと、僕はまだ知らない
草笛あたる(乱暴)
恋愛
《視点・山柿》
大学入試を目前にしていた山柿が、一目惚れしたのは黒髪ロングの美少女、岩田愛里。
その子はよりにもよって親友岩田の妹で、しかも小学3年生!!
《視点・愛里》
兄さんの親友だと思っていた人は、恐ろしい顔をしていた。
だけどその怖顔が、なんだろう素敵! そして偶然が重なってしまい禁断の合体!
あーれーっ、それだめ、いやいや、でもくせになりそうっ!
身体が恋したってことなのかしら……っ?
男女双方の視点から読むラブコメ。
タイトル変更しました!!
前タイトル《 恐怖顔男が惚れたのは、変態思考美少女でした 》
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

神になった私は愛され過ぎる〜神チートは自重が出来ない〜
ree
ファンタジー
古代宗教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教…人々の信仰により生まれる神々達に見守られる世界《地球》。そんな《地球》で信仰心を欠片も持っていなかなった主人公ー桜田凛。
沢山の深い傷を負い、表情と感情が乏しくならながらも懸命に生きていたが、ある日体調を壊し呆気なく亡くなってしまった。そんな彼女に神は新たな生を与え、異世界《エルムダルム》に転生した。
異世界《エルムダルム》は地球と違い、神の存在が当たり前の世界だった。一抹の不安を抱えながらもリーンとして生きていく中でその世界の個性豊かな人々との出会いや大きな事件を解決していく中で失いかけていた心を取り戻していくまでのお話。
新たな人生は、人生ではなく神生!?
チートな能力で愛が満ち溢れた生活!
新たな神生は素敵な物語の始まり。
小説家になろう。にも掲載しております。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる