猫と幼なじみ

鏡野ゆう

文字の大きさ
上 下
20 / 55
猫と幼なじみ

第二十話 幼なじみは自衛官

しおりを挟む
「ううう、あいかわらず、人が多すぎ……」

 新幹線のホームをおりて改札口に向かいながら、あまりの人の多さに、まだ到着してから三十分も経っていないのに、もう帰りたい気分になっていた。何年か前に来た時とかなり変わっていて、自分が本当に正しい場所に向かっているのか、さっぱり自信がない。

「やっぱりホームまで迎えに来てもらえば良かった……」

 こっちに来る時、ホームまで迎えに行こうかと言われていたのに、それを断ってしまったのをいまさら後悔している。やっぱりおとなしくホームで待っていれば良かった。

「メールしたら、今からでも来てくれるかな……」

 でも困ったことに、いま自分がどこにいるのかよくわからない。来てもらうにしろ、まずは駅員さんをつかまえて、現在位置を聞いてからのほうが良さそうだ。

「もー……だから都会って嫌いなんだよ……」

 東京は都会だし、オシャレな街で素敵なお店もたくさんある。だけど、私にとっては落ち着けない場所だった。いけずだとかブブ漬け出すらしいと言われていても、やっぱり地元が一番だ。そんなことを考えながら、人混みにウンザリしつつ、改札口があるはずの方向へと進む。すると、いきなり腕をつかまれた。

「?!」
「まこっちゃん、方向が逆だよ」

 いつもの声が頭の上からした。

「修ちゃん?!」
「おはよう。ってか、もう昼すぎだからこんにちは、だけど。逆だよ逆。待ち合わせの場所にしていた改札口はあっち」

 そう言って、修ちゃんは私が歩いてきた方を指でさした。

「えええ?! でも、前に来た時は、こっちに曲がったと思ったんだけどなあ……」
「東京駅、いま大掛かりな工事してる最中だから、前とかなり変わっただろ? 多分、ホームから降りてきた階段が間違ってたんだと思う」
「うそー……そこから間違えてたのー? もう私、絶対に東京では生活できないよ。毎日、遭難してそう…」

 もうここは高レベルのダンジョンなみのややこしさだ。とても私には攻略できそうにない。

「大丈夫、まこっちゃんにこっちで暮らせなんて言う人はいないから。京都から出てこなくても問題ないよ」
「それって一体どういう意味ですか……」

 修ちゃんは、なんとなくバカにされた気がしてムッとなっている私の手を握ると、そのまま歩きはじめた。

「みんな、元気にしてる?」

 歩きながら修ちゃんが話しかけてくる。

「うん。まあまあかな」

 私達の初めての夏から二年。修ちゃんのお母さんが亡くなったり、うちの父親が倒れて入院したり。これでもかってぐらい、私達の身には色々なことが起きた。

 修ちゃんは相変わらずなかなか戻ってこれなくて、お母さんには一度しか顔を見せることができなかった。ただ、本人はその一度がとても大切な時間になったらしく、悲しんではいたけれど悔いている様子はなかった。まだその時のことはなにも話さないけれど、きっとお母さんとはきちんと和解できたんだなと思うことにしている。

「おじさんは?」
「んー、いいかげん病院食は飽きたって言ってる。家に帰りたいって」
「治験に協力してるんだって?」
「そうなんだよ。勤め先の認可待ちの新薬がさ、ちょうど自分の治療で使えるんだって。いくら担当していた部門だからってさ、なにもそこまでして会社に貢献しなくても良いのにね」

 ただそのお蔭で、新薬の負担や諸々の経費を会社がもってくれるらしい。保険に入っているとはいえ、入院生活中の経済的負担はかなりなものになる。だから、父親的には家族のことを考えての選択でもあったのかもしれない。

「私は、新薬が効くか効かないかって博打ばくちみたいなことをするより、実績のある薬を使って治療してほしいんだけどな……」
「ま、こればかりはね。おじさんの意思を尊重するしかないんじゃないかな。治療でつらい思いをするのはおじさんなんだし」
「そうなんだけどねー……」

 家族の前では言わないけれど、日に日に痩せていく父親を見ていると、それでも従来通りの治療をしたほうが良いのでは?と思わないでもなかった。

「お婆ちゃんは?」
「今は我が家の留守部隊司令官なの。最近は携帯メールも覚えてね、私に物資調達の指令をしょっちゅう送ってくる」

 それを聞いて修ちゃんは笑い声をあげた。

「お婆ちゃんが元気そうでなによりだよ」
「まあね。気を張りつめすぎなんじゃ?って心配にはなるけど」

 家族のためになにかしたいという気持ちもわからないでもなかった。だから、留守宅のことは思い切って祖母に任せることにしたのだ。そして今のところ、それで我が家はうまく回っている。

「まこっちゃんも、内定はとれたんだよね」
「うん。四月から社会人だよ。修ちゃんは、えーと、四月から江田島えたじまの学校なんだよね」
「そうだよ」
「私、てっきり卒業したらもう自衛官なんだと思ってた」

 本当に意外だった。自分が知らなすぎたというのもあるのだろうけど、修ちゃんは防大を卒業した後、今度は海上自衛隊の幹部候補生学校に行くのだそうだ。

「自衛官であることには違いないんだよ。ただ、幹部候補としての勉強が一年間あるってだけで」
「でも、それだけじゃないんでしょ? えっとなんだっけ? その後は地球一周?」

 そして海上自衛官になる修ちゃんは、その後にもさらに参加しなければならない訓練があるらしかった。

「遠洋練習航海。まこっちゃんからしたら、地球一周なのかな」
「それそれ。大変だよね、自衛官の幹部になるのって」
「だからこその幹部だから」

 明日はいよいよ修ちゃんの卒業式だ。四年間、頑張り続けた同期さん達と一緒に防衛大学を卒業する。そして私は、その式典に出席させてもらうことになっていた。

「そうだ、同期さん、全員、自衛官になるの? 一人だけそっち関係の企業に行くって言ってたっけ?」

 たしか修ちゃんと同じ山岳部にいた人が、護衛艦を製造している企業に就職するという話だった。世間では『任官拒否』と報道されてマイナスなイメージではあったけれど、そういうところに就職する人材も、実は自衛隊にとって非常に大切な存在らしい。

「まだ何人かいるって話だったな」
「引き留める教官さん達も大変だね」
「悩ましいところだよな。ヘッドハンティング先が普通の民間企業ならともかく、防衛産業関連の企業ともなるとさ」
「その人達と繋がり続けることも、同期としては大事なこと?」
「そのとおり。なんだかんだ言いながらも、人とのつながりは大事だから」

 私達は宿泊先のターミナルホテルのロビーに入った。ここでないと私が迷うからということで、修ちゃんが指定したホテルだ。

「修ちゃん、明日が卒業式の本番でしょ? いいの? こんなところでウロウロしてて」
「午前中に予行はしたんだよ。今の時間は自分達の荷物の片づけでそれなりに自由時間なんだ」
「片づけ、放置しておいて大丈夫なの?」
「ちゃんと今日のことも計画に入れて行動しているから問題ないよ」

 修ちゃんはそう言いながらニッと笑う。その顔を見てイヤな予感がした。

「あのさ! そういうことするために、このホテルに決めたわけじゃないから!」
「え? そうなんだ? 俺はてっきり、そういうことをしたいから、このホテルにすることを同意したんだと思ってた。れいのブツ、持って来てないの? あと少しでなくなるんだろ? 二箱目」
「そんなもの、持ってきてないよ!」

 まさかのブツ発言に顔が赤くなる。

「そうなんだ? きっちりなくなりそうで、お姉ちゃんの読みはスゲーって感心していたのに」
「……んなわけないじゃん」

 まったく、ほんとうに男子っていうのは、いくつになっても油断がならない!


+++++


『〇〇期、解散!』

 その声と同時に歓声があがり、紺色の帽子がいっせいに宙を舞った。


+++++


「卒業、おめでとう。それから、自衛官第一歩、おめでとう」

 卒業式の後の宣誓式を終え、講堂から出てきた修ちゃんに声をかけた。着ているのはそれまでの学生服ではなく、海上自衛官の制服だ。

「どっちもありがとう。うわっ、ちょっと、なんなんだよ!」

 立ち止まったところで、同期さん達が押し寄せてきた。それぞれが別々の制服を着ている。みんな、陸海空、それぞれの幹部候補生学校を出た後は、全国津々浦々ぜんこくつつうらうらの場所で任務につくことになるのだ。

「もー、藤原、うらやましすぎ!! 卒業式にカノジョが来てくれるなんて!」

 陸上自衛隊の制服を着た人がそう言いながら、修ちゃんの首に腕をまわす。この人は、あの夏に修ちゃんからもだねメールを送られた人で、同じ山岳部の人だった。二年前の開校祭の時に、カノジョを作るんだと宣言していたけれど、今の口振りからして、どうやらその目標はかなわなかったらしい。

「だったらお前もカノジョを作れよ!」
「それができなかったから、うらやましーーーって言っとるんや!! ほれ、写真を撮ってやるから!! カノジョさん、カメラは?」
「え? あ、はい、ここに……」

 大きな手を差し出され、慌ててカバンの中からデジカメを出す。その人はカメラをひったくると、私を修ちゃんのほうへと押しやった。

「せっかくの第一歩の時やからね。門出の日の写真はしっかり撮っておかんと。笑って笑って」

 いきなり笑えと言われても、これだけの人に囲まれている中ではなかなか難しい。たぶん写真に写っている私の顔は、ちょっとひきつっているに違いない。そして一枚目が撮り終わると、周りにいた人達がわらわらと集まってきた。

「なんなんだよー、俺とまこっちゃんの写真、一枚だけなのか?」

 修ちゃんが抗議の声をあげる。

「カノジョとの写真はこれからも腐るほど撮れるやろ? 同期とはこれが最後かもしれんのや。今のうちにしっかり撮っとかな」
「……ごめん、まこっちゃん。現像代はこっちで持つから」
「別にそこは良いんだけどね、まあ、気持ちはわからないでもないから……」

 まあこの時の写真のお蔭で、その後も修ちゃんの同期さん達とは、陸海空関係なく長くお付き合いをすることになるのだけれど、それはまた別の話だ。


 とにもかくにも、幼なじみの修ちゃんは、防大生から自衛官になったようです。
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

私の主治医さん - 二人と一匹物語 -

鏡野ゆう
ライト文芸
とある病院の救命救急で働いている東出先生の元に運び込まれた急患は何故か川で溺れていた一人と一匹でした。救命救急で働くお医者さんと患者さん、そして小さな子猫の二人と一匹の恋の小話。 【本編完結】【小話】 ※小説家になろうでも公開中※

僕の主治医さん

鏡野ゆう
ライト文芸
研修医の北川雛子先生が担当することになったのは、救急車で運び込まれた南山裕章さんという若き外務官僚さんでした。研修医さんと救急車で運ばれてきた患者さんとの恋の小話とちょっと不思議なあひるちゃんのお話。 【本編】+【アヒル事件簿】【事件です!】 ※小説家になろう、カクヨムでも公開中※

青いヤツと特別国家公務員 - 希望が丘駅前商店街 -

鏡野ゆう
キャラ文芸
特別国家公務員の安住君は商店街裏のお寺の息子。久し振りに帰省したら何やら見覚えのある青い物体が。しかも実家の本堂には自分専用の青い奴。どうやら帰省中はこれを着る羽目になりそうな予感。 白い黒猫さんが書かれている『希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271 とクロスオーバーしているお話なので併せて読むと更に楽しんでもらえると思います。 そして主人公の安住君は『恋と愛とで抱きしめて』に登場する安住さん。なんと彼の若かりし頃の姿なのです。それから閑話のウサギさんこと白崎暁里は饕餮さんが書かれている『あかりを追う警察官』の籐志朗さんのところにお嫁に行くことになったキャラクターです。 ※キーボ君のイラストは白い黒猫さんにお借りしたものです※ ※饕餮さんが書かれている「希望が丘駅前商店街 in 『居酒屋とうてつ』とその周辺の人々」、篠宮楓さんが書かれている『希望が丘駅前商店街 ―姉さん。篠宮酒店は、今日も平常運転です。―』の登場人物もちらりと出てきます※ ※自サイト、小説家になろうでも公開中※

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

異世界災派 ~1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す~

ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一年。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。 対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。 これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。 防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。 損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。 派遣を任されたのは、陸上自衛隊のプロフェッショナル集団、陸上総隊の隷下に入る中央即応連隊。彼等は、国際平和協力活動等に尽力する為、先遣部隊等として主力部隊到着迄活動基盤を準備する事等を主任務とし、日々訓練に励んでいる。 其の第一中隊長を任されているのは、暗い過去を持つ新渡戸愛桜。彼女は、この派遣に於て、指揮官としての特殊な苦悩を味い、高みを目指す。 海上自衛隊版、出しました →https://ncode.syosetu.com/n3744fn/ ※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈り申し上げます。 「小説家になろう」に於ても投稿させて頂いております。 →https://ncode.syosetu.com/n3570fj/ 「カクヨム」に於ても投稿させて頂いております。 →https://kakuyomu.jp/works/1177354054889229369

1514億4000万円を失った自衛隊、派遣支援す

ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一箇月。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。 対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。 これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。 防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。 損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。 これは、「1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す(https://ncode.syosetu.com/n3570fj/)」の言わば海上自衛隊版です。アルファポリスにおいても公開させていただいております。 ※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈りいたします。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

お花屋さんとお巡りさん - 希望が丘駅前商店街 -

鏡野ゆう
ライト文芸
国会議員の重光幸太郎先生の地元にある希望が駅前商店街、通称【ゆうYOU ミラーじゅ希望ヶ丘】 少し時を遡ること十数年。商店街の駅前にある花屋のお嬢さん芽衣さんと、とある理由で駅前派出所にやってきたちょっと目つきの悪いお巡りさん真田さんのお話です。 【本編完結】【小話】 こちらのお話に登場する人達のお名前がチラリと出てきます。 ・白い黒猫さん作『希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~』 https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271 こちらのお話とはコラボエピソードがあります。 ・篠宮楓さん作『希望が丘商店街 正則くんと楓さんのすれ違い思考な日常』 https://ncode.syosetu.com/n3046de/ ※小説家になろうでも公開中※

処理中です...