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第1章
1―10.穏やかな時間
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実戦授業の班が決まった。
僕、ギルくん、ティアナさん、メルフィさんの4人1組だ。
話し合った結果、ギルくんは前衛、ティアナさんとメルフィさんが後衛、僕は遊撃となった。
僕1人で充分な戦力になるから補佐に徹して、他の人のフォローをすることに。
ギルくんも1人で戦えるけど、前衛が務まるのは彼だけだからね。拳闘術を嗜む僕だけどこれはあくまで対人戦用だから魔物討伐には向かないし、自然とこのような形になった。
実戦授業は来週から。楽しみだなぁ!
もちろん実戦授業だけでなく通常の授業もある。
マナーは及第点、座学もそれなり、けどやっぱりダンスはダメ出しをくらった。王宮住まいだからって貴族向けの教養が完璧だと思わないで下さい……
でも意外にもメルフィさんが上手だった。
先生も褒めてたくらいだし、相当上手な部類なんだろう。僕自身、そんなに興味ないから「へーすごい」しか感想浮かばないけど。
魔導工学ではティアナさんの独壇場だった。
彼女は戦闘よりも理論派、もっと言うと魔導具作りなどの細かい作業を得意としているようだ。
魔導師団の魔道具製作部の人達みたいな雰囲気だったよ。
それだけじゃなく、座学全般でティアナさんは非常に優秀で、分からないところを聞いたら全てに回答してくれた。知らないことはないんじゃないか?と思うほど知識が豊富。
入学試験では全教科満点を叩き出した秀才だとメルフィさんが我が事のように誇らしげに語っていた。
こう言ったら怒られるかもしれないけど、ティアナさんは戦闘に特化してると思い込んでいたよ。頭に血が上りやすい性格だし、基本喧嘩腰だし。
それをギルくんにポロっと溢したら「外見と中身と能力がちぐはぐな奴が何言ってやがる」と半眼になった。
ひどい!見た目通りの魔法使いなのに!ちょっと近接戦闘ができるだけで!
通常の授業が始まってから数日。
ティアナさんとメルフィさんが絡まれたりする可能性を懸念していたが杞憂に終わり、実に平和なものだ。
……そう、平和なのだ。
教会絡みで2人にちょっかいかける人も、あからさまに冷遇する人もいない。その代わり積極的に話しかけることもない。
強面なギルくんが傍にいて近寄りにくいのも理由のひとつだけど、それだけではなくて……
「ほら、あのフード被った人……」
「一瞬で魔法を放てるっていう……」
好奇心、猜疑心、――――畏怖。
様々な視線が教室の一ヶ所、僕ひとりに集中する。
「……鬱陶しいわね」
向けられる視線の多さに眉を寄せて苛立たしげに指で机を叩くティアナさん。
身体を縮こめてフードをぎゅっと深く被った。
「ご、ごめんね。僕のせいで……」
実力テスト以降、クラスメートからも他のクラスの人や上級生からも注目を浴びるようになってしまった僕。
言わずもがな、魔法テストの件で噂が広まったのだ。一瞬で魔法を構築できる魔法使いがいる、と。
1学年のうち半数が同じ場所でテストをしていたのが運の尽きで、大多数に見られていたせいですぐに個人を特定された結果が今のこの見世物状態である。
単なる好奇心で噂を確かめに来る人も多い。ギルくんがいるからか話しかけてくる人はいないけど。
でもそれ以外にも噂を信じられずに疑う者、噂を鵜呑みにして恐れを為す者もいる。
自分の常識が通用しない存在を疑ったり畏怖の感情を抱くのは自然のことだから仕方ない。
割合で言うと5:3:2で好奇心で動く者、恐れを抱く者、疑う者といったところ。
一瞬で魔法を発動できる僕が親しくしている人達にちょっかい出すのはまずいと悟ったらしく、ティアナさん達の周囲は平和だ。図らずも僕とギルくんの存在が防波堤になっている。
でもなぁ……
何とも言えない感情を持て余して無意識に指先で髪を弄っていると、メルフィさんが首を横に振った。
「リオンくんのせい、じゃなくてリオンくんのおかげ、だよ。私達が面倒な輩に絡まれないのは2人がいてくれるからだもん。好奇心に負けた人達の不躾な視線なんて気にするだけ無駄だよ~」
メ、メルフィさん……!?そんなわざとらしい大声で……っ
確実に聞こえていたであろうメルフィさんの後半の台詞に気まずそうに目を逸らす人が続出する中、突然ギルくんが立ち上がった。
「ついて来い」
僕を一瞥して顎で廊下を指し示し、さっさと歩いていくギルくんを慌てて追いかける。
「も、もうすぐ授業が……」
チラッと教室を見やれば、廊下の人垣で視界が遮られる直前、行ってこいとばかりに追い払う仕種をするティアナさんとにこやかに手を振るメルフィさんの姿が見えた。
頭上に?を浮かべながら有無を言わさず連行されたのは裏庭だった。
2人並んで座る。会話はない。
はじめは戸惑ったけど、ギルくんが欠伸を溢しながら寝転がるのを見て自然と肩から力が抜けた。
青空の中をゆったりと流れる白い雲。僕らの髪を弄ぶ柔らかな風。風に靡く草花の優しい香り。
誰もいない静けさに身を任せて瞼を閉じれば、胸中で燻っていた言い様のない感情が解れていく。
深く息を吸って吐いたら、妙な息苦しさが収まっていく。
「少しは気が楽になったか?」
しばらく経ってから静かに問われて頷き、そこで気付いた。
ああ、そうか。
僕はストレスを感じていたのか。
毎日多くの視線に晒されて、向けられたことのない感情を宿した瞳で見つめられて、息苦しさを感じるほどにストレスを感じていたのだ。
僕1人に向けられる知らない人達の不躾な視線。あの日と、同じ。
ランバルトおじさんに勇気付けられてなんとか頑張っていたけど、心は悲鳴を上げていた。見ない振りをしていても精神的な負担は増すばかりで、どうしたらいいか分からなかった。
ギルくんが授業サボってまで裏庭に連れてきてくれなかったらおそらく僕の中の何かが壊れていただろう。
表情は変わらなくとも僅かに心配の色を灯した瞳と視線が交錯して、彼が何故強引に僕をここへ連れてきたのかを理解した。
ギルくんに……ううん。彼だけじゃなく、ティアナさんとメルフィさんにも、気を遣わせちゃったな。
申し訳ないとも思ったけど、それよりも感謝の気持ちが上回る。
「ありがとう、ギルくん」
眉尻を下げてリラックスした笑みを浮かべれば、その瞳から心配の色は掻き消えた。
そうして会話も少なく穏やかな時間を過ごしていたらあっという間に昼休みになり、ティアナさんとメルフィさんがいつものように昼食を食べに裏庭へとやってきた。
「ほら、パン買ってきてあげたわよ。全く、世話の焼けるやつね」
「もうティアナったら。授業が終わるなり速攻購買に走って最短距離で裏庭まで来ちゃうくらいリオンくんを心配してたって素直に言えばいいのに~」
「余計なこと言わないの!」
心配掛けていたことを謝ってパンを受け取り、お金を返している間にメルフィさんが敷物を敷き、4人輪になって座り、昼食を摂り始める。
授業サボってしまったけど大丈夫だった?と聞くと教師には体調を崩したと言って誤魔化したとのこと。
有り難いことに授業内容もノートに書き記したので後で写させてくれることに。重ね重ね申し訳ない。
「リオン。手出しなさい」
一番に食べ終わったティアナさんが懐から何かを取り出して目の前に突き出されたので両手で受け取る。
小さな魔石が散りばめられ、魔法術式に似た不思議な紋様と唐草模様が絡まりあった美しい意匠の輪っか状のそれは……ブレスレット?
「精神を安定させるブレスレットよ。気休め程度の効果しか付けられなかったけど、ないよりマシでしょ」
思わずティアナさんを凝視してしまった。
精神に干渉する魔道具は闇属性の魔法が使える者にしか作れない。
闇属性を持つ者はそう珍しくないけれど、あまり公にしないのが一般的だ。
何故なら闇属性は生き物の精神に直接干渉することができる危険な属性だから。
使い手次第で相手を意のままに操ることも、精神を崩壊させることもできる。それが闇属性。
そんな危険な属性の魔法を使えると周囲に知られれば要らぬ争いを生みかねない。だから闇属性持ちはそれを隠すのだ。
精神に干渉する魔道具を作れるなんて知られたら、教会の孤児という事実も相まってどんな扱いをされるか分かったもんじゃない。
そんなリスクを承知の上でティアナさんはこのブレスレットを作ってくれたんだ。わざわざ僕のために。
「魔道具製作は門外漢だけど、術式を組み込むのは手伝ったよ~」
メルフィさんまであっけらかんとそんなことを言う。
思わず目が潤んだ。嬉しくて泣きそうになるなんていつぶりだろう。
「うぅ……皆、優しすぎるよぉ」
ブレスレットを握り締めて涙を堪える僕にティアナさんは慌てて、メルフィさんはハンカチを差し出し、ギルくんは弟をあやすようにフード越しに頭をぐしゃっと不器用に撫でた。
不安は尽きないけど、彼らのおかげで学園生活もなんとかなりそうな気がしてきたよ。
僕、ギルくん、ティアナさん、メルフィさんの4人1組だ。
話し合った結果、ギルくんは前衛、ティアナさんとメルフィさんが後衛、僕は遊撃となった。
僕1人で充分な戦力になるから補佐に徹して、他の人のフォローをすることに。
ギルくんも1人で戦えるけど、前衛が務まるのは彼だけだからね。拳闘術を嗜む僕だけどこれはあくまで対人戦用だから魔物討伐には向かないし、自然とこのような形になった。
実戦授業は来週から。楽しみだなぁ!
もちろん実戦授業だけでなく通常の授業もある。
マナーは及第点、座学もそれなり、けどやっぱりダンスはダメ出しをくらった。王宮住まいだからって貴族向けの教養が完璧だと思わないで下さい……
でも意外にもメルフィさんが上手だった。
先生も褒めてたくらいだし、相当上手な部類なんだろう。僕自身、そんなに興味ないから「へーすごい」しか感想浮かばないけど。
魔導工学ではティアナさんの独壇場だった。
彼女は戦闘よりも理論派、もっと言うと魔導具作りなどの細かい作業を得意としているようだ。
魔導師団の魔道具製作部の人達みたいな雰囲気だったよ。
それだけじゃなく、座学全般でティアナさんは非常に優秀で、分からないところを聞いたら全てに回答してくれた。知らないことはないんじゃないか?と思うほど知識が豊富。
入学試験では全教科満点を叩き出した秀才だとメルフィさんが我が事のように誇らしげに語っていた。
こう言ったら怒られるかもしれないけど、ティアナさんは戦闘に特化してると思い込んでいたよ。頭に血が上りやすい性格だし、基本喧嘩腰だし。
それをギルくんにポロっと溢したら「外見と中身と能力がちぐはぐな奴が何言ってやがる」と半眼になった。
ひどい!見た目通りの魔法使いなのに!ちょっと近接戦闘ができるだけで!
通常の授業が始まってから数日。
ティアナさんとメルフィさんが絡まれたりする可能性を懸念していたが杞憂に終わり、実に平和なものだ。
……そう、平和なのだ。
教会絡みで2人にちょっかいかける人も、あからさまに冷遇する人もいない。その代わり積極的に話しかけることもない。
強面なギルくんが傍にいて近寄りにくいのも理由のひとつだけど、それだけではなくて……
「ほら、あのフード被った人……」
「一瞬で魔法を放てるっていう……」
好奇心、猜疑心、――――畏怖。
様々な視線が教室の一ヶ所、僕ひとりに集中する。
「……鬱陶しいわね」
向けられる視線の多さに眉を寄せて苛立たしげに指で机を叩くティアナさん。
身体を縮こめてフードをぎゅっと深く被った。
「ご、ごめんね。僕のせいで……」
実力テスト以降、クラスメートからも他のクラスの人や上級生からも注目を浴びるようになってしまった僕。
言わずもがな、魔法テストの件で噂が広まったのだ。一瞬で魔法を構築できる魔法使いがいる、と。
1学年のうち半数が同じ場所でテストをしていたのが運の尽きで、大多数に見られていたせいですぐに個人を特定された結果が今のこの見世物状態である。
単なる好奇心で噂を確かめに来る人も多い。ギルくんがいるからか話しかけてくる人はいないけど。
でもそれ以外にも噂を信じられずに疑う者、噂を鵜呑みにして恐れを為す者もいる。
自分の常識が通用しない存在を疑ったり畏怖の感情を抱くのは自然のことだから仕方ない。
割合で言うと5:3:2で好奇心で動く者、恐れを抱く者、疑う者といったところ。
一瞬で魔法を発動できる僕が親しくしている人達にちょっかい出すのはまずいと悟ったらしく、ティアナさん達の周囲は平和だ。図らずも僕とギルくんの存在が防波堤になっている。
でもなぁ……
何とも言えない感情を持て余して無意識に指先で髪を弄っていると、メルフィさんが首を横に振った。
「リオンくんのせい、じゃなくてリオンくんのおかげ、だよ。私達が面倒な輩に絡まれないのは2人がいてくれるからだもん。好奇心に負けた人達の不躾な視線なんて気にするだけ無駄だよ~」
メ、メルフィさん……!?そんなわざとらしい大声で……っ
確実に聞こえていたであろうメルフィさんの後半の台詞に気まずそうに目を逸らす人が続出する中、突然ギルくんが立ち上がった。
「ついて来い」
僕を一瞥して顎で廊下を指し示し、さっさと歩いていくギルくんを慌てて追いかける。
「も、もうすぐ授業が……」
チラッと教室を見やれば、廊下の人垣で視界が遮られる直前、行ってこいとばかりに追い払う仕種をするティアナさんとにこやかに手を振るメルフィさんの姿が見えた。
頭上に?を浮かべながら有無を言わさず連行されたのは裏庭だった。
2人並んで座る。会話はない。
はじめは戸惑ったけど、ギルくんが欠伸を溢しながら寝転がるのを見て自然と肩から力が抜けた。
青空の中をゆったりと流れる白い雲。僕らの髪を弄ぶ柔らかな風。風に靡く草花の優しい香り。
誰もいない静けさに身を任せて瞼を閉じれば、胸中で燻っていた言い様のない感情が解れていく。
深く息を吸って吐いたら、妙な息苦しさが収まっていく。
「少しは気が楽になったか?」
しばらく経ってから静かに問われて頷き、そこで気付いた。
ああ、そうか。
僕はストレスを感じていたのか。
毎日多くの視線に晒されて、向けられたことのない感情を宿した瞳で見つめられて、息苦しさを感じるほどにストレスを感じていたのだ。
僕1人に向けられる知らない人達の不躾な視線。あの日と、同じ。
ランバルトおじさんに勇気付けられてなんとか頑張っていたけど、心は悲鳴を上げていた。見ない振りをしていても精神的な負担は増すばかりで、どうしたらいいか分からなかった。
ギルくんが授業サボってまで裏庭に連れてきてくれなかったらおそらく僕の中の何かが壊れていただろう。
表情は変わらなくとも僅かに心配の色を灯した瞳と視線が交錯して、彼が何故強引に僕をここへ連れてきたのかを理解した。
ギルくんに……ううん。彼だけじゃなく、ティアナさんとメルフィさんにも、気を遣わせちゃったな。
申し訳ないとも思ったけど、それよりも感謝の気持ちが上回る。
「ありがとう、ギルくん」
眉尻を下げてリラックスした笑みを浮かべれば、その瞳から心配の色は掻き消えた。
そうして会話も少なく穏やかな時間を過ごしていたらあっという間に昼休みになり、ティアナさんとメルフィさんがいつものように昼食を食べに裏庭へとやってきた。
「ほら、パン買ってきてあげたわよ。全く、世話の焼けるやつね」
「もうティアナったら。授業が終わるなり速攻購買に走って最短距離で裏庭まで来ちゃうくらいリオンくんを心配してたって素直に言えばいいのに~」
「余計なこと言わないの!」
心配掛けていたことを謝ってパンを受け取り、お金を返している間にメルフィさんが敷物を敷き、4人輪になって座り、昼食を摂り始める。
授業サボってしまったけど大丈夫だった?と聞くと教師には体調を崩したと言って誤魔化したとのこと。
有り難いことに授業内容もノートに書き記したので後で写させてくれることに。重ね重ね申し訳ない。
「リオン。手出しなさい」
一番に食べ終わったティアナさんが懐から何かを取り出して目の前に突き出されたので両手で受け取る。
小さな魔石が散りばめられ、魔法術式に似た不思議な紋様と唐草模様が絡まりあった美しい意匠の輪っか状のそれは……ブレスレット?
「精神を安定させるブレスレットよ。気休め程度の効果しか付けられなかったけど、ないよりマシでしょ」
思わずティアナさんを凝視してしまった。
精神に干渉する魔道具は闇属性の魔法が使える者にしか作れない。
闇属性を持つ者はそう珍しくないけれど、あまり公にしないのが一般的だ。
何故なら闇属性は生き物の精神に直接干渉することができる危険な属性だから。
使い手次第で相手を意のままに操ることも、精神を崩壊させることもできる。それが闇属性。
そんな危険な属性の魔法を使えると周囲に知られれば要らぬ争いを生みかねない。だから闇属性持ちはそれを隠すのだ。
精神に干渉する魔道具を作れるなんて知られたら、教会の孤児という事実も相まってどんな扱いをされるか分かったもんじゃない。
そんなリスクを承知の上でティアナさんはこのブレスレットを作ってくれたんだ。わざわざ僕のために。
「魔道具製作は門外漢だけど、術式を組み込むのは手伝ったよ~」
メルフィさんまであっけらかんとそんなことを言う。
思わず目が潤んだ。嬉しくて泣きそうになるなんていつぶりだろう。
「うぅ……皆、優しすぎるよぉ」
ブレスレットを握り締めて涙を堪える僕にティアナさんは慌てて、メルフィさんはハンカチを差し出し、ギルくんは弟をあやすようにフード越しに頭をぐしゃっと不器用に撫でた。
不安は尽きないけど、彼らのおかげで学園生活もなんとかなりそうな気がしてきたよ。
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