地下牢にて

オーブンピッツァ

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第二夜

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 この地下牢での生活にも大分と慣れてきた。
 お嬢様に徹底的に蹂躙されたあの日以降、メイドがいる状態でも飲尿をさせられることがあったり、気まぐれに一人で現れては限界まで扱き倒して意識を奪われるくらいだ。

 ああだが、待遇改善なのだろうか、歩ける足枷に一時的に変えられて、地下牢内を散歩させられるようにはなった。

 それと、この生活の中に癒やしも見出した。
 俺の下の世話をしている水まんじゅうのような、言ってしまえばスライムみたいなナニカだ。

 お嬢様やメイドがいない間はこの地下牢内の衛生環境を保ってくれている掃除屋のような存在で、催した際に、コイツラが一瞬で掃除をしてくれ、微妙に体表に付着するものも綺麗にしてくれる。

 半透明の体の中に入った瞬間泡と消える様は少々恐怖を覚えなくもないが、おかげで衛生面が保たれているので文句もない。

 身体にまとわられて汚いのではと思った事もあったが、どうも、洗浄効果が有るらしく、非常にさっぱりするし、石鹸みたいないい匂いもするのだから最初の頃は本当に驚いた。

 そんなこの愛らしい水まんじゅうは触った感じも、ぷにっと程よい弾力で突いていて少し癒やされる。
 後ろ手に枷を嵌められていなければ四六時中抱きかかえて揉んでいたい程度には絶妙なさわり心地なのだ。

 外で野垂れ死にしかけた頃よりマシな生活……なのだろうか?
 とびきりの美女とはいえ、その尿を掛けられたものを食わされたり、気絶するまで逝かされ続けたりするのは……。
 確かに、雨風しのげて、飢えることもなく、衛生面も一応保たれているわけでそういう意味ではマシか。

 どこか自分の価値観がおかしくなっている気がしないでもないが、これ以上気にするのはやめておこう。

 などとどうでもいい思考を巡らせていると、今日も今日とて足音がやってくる。
 聞こえるのは一つ分、だが音がお嬢様のものではなくメイドのものだ。

 このパターンは初めてで、今日は何が起こるのか少々不安になる。

 今日はスープにパンそして焼かれた肉が用意されていた。
 またごちゃまぜのものを食わされるのかと思っていると、スープをスプーンで掬って口元に運ばれる。
 どこか恐怖を感じるも、逆らって下手なことになるのも怖いので口を開くと、優しく飲まされた。
 次は一口大に肉を切り分けて口に運ばれ、その次はパンを。

 ストロベリーブロンドの美人メイドに食事をあ~んされているというこの状況は、鎖に繋がれてさえいなければ理想的なのではないだろうか?
 あの荒々しく俺をスープの海に溺れさせようとした女と同一人物とは思えない。

 食事を終えると、床屋や歯医者に有るような椅子に拘束具のついたものの場所まで連行される。
 なるほど、最後の晩餐というわけか。

 頑張って抵抗するも、背後からガッチリと首を極められ、どこか気持ちよく落とされてしまった。

 意識が戻ると椅子に身動きがとれないように拘束されていた。

 メイドは俺を一瞥し、何やらかき混ぜたものを顎や口の周りに塗りたくってきた。
 温かい泡状のものに覆われ、たかと思うと、ナイフを首元にあてがわれる。
 ああ、死んだ。

 そう思ったのもつかの間、小気味よい、そして割と聞き慣れたチリチリとした音とともに、ナイフが肌を滑っていく。
 首元、顎、頬、口周り。
 丁寧に丁寧に痛みもなく引っかかる様子もなく、髭が剃られていた。

 なるほど、たしかに伸びにくい体質ではあったが少々髭が伸びてきた感じはあった。
 昨日、お嬢様が一人で来たのに、指先で俺の顎を撫でただけで帰っていった理由はこれか。

 程なくして、髭が全て処理され、ついでなのか、眉を整えられ、耳の毛も剃られた。
 非常にさっぱりして、さっき無駄に抵抗したことを少々申し訳なく思っていると、椅子が更に深く倒れ、水平になる。

 今度は、綿棒のようなものを耳の穴に入れられ、さりさりと耳掃除が始まった。
 耳毛が中にはいったのを処理しているのか、何なのかは判別はつかないが、非常に心地よい刺激で、その技量に感服する。
 左右それぞれ、短いながらも、迷走神経を心地よく刺激される至福の時間が終わり、最後に軽く息を吹きかけられ、ぞくぞくした快感が背筋を流れていく。

 拘束された状態でありながら、次は何をされるのか少々期待をしてしまっている自分がいる。

 メイドは拘束椅子の空いたスペースに腰掛けたかと思うと、ロングスカートをたくし上げ、編み上げブーツを脱ぎ始めた。
 黒いストッキングに覆われたつま先が露わになる。
 両方のブーツを脱ぎ、綺麗に揃えて椅子の脇におくと、俺の腰のあたりに跨り、顔の上に足の裏を優しく着地させた。

 じっとりと湿ったナイロン生地のような感触とブーツの中で熟成された薫りが鼻腔を蹂躙する。
 どこか納豆のような、それでいて酸味を感じる匂いにむせ返るが、顔を動かせない。

 更に、むせたことでより多くの空気を吸ってしまい、鼻腔が、口内が、肺が彼女の匂いで溢れかえる。

 顔に感じる柔らかさ、温度、そして脳髄をしびれさせる薫り。
 腰辺りに感じる柔らかく、確かな存在の重さを主張するお尻。
 それらによって、情けなくも、雄々しく反り立つ愚息。

 その膨らみを察した彼女は腿裏で踏むようにもどかしい刺激を与えてくる。
 だが、その程度の刺激でも状況が俺を昂ぶらせ、呼吸は荒く、それに伴い、更に匂いで昂ぶっていく。

 不意に足が離れたかと思うと、左のつま先で鼻頭を踏まれ、右のつま先を荒い呼吸で空いた口に差し込まれた。
 より強烈な臭気責めに脳が犯される。

 それは空気を求めて突き出されたのか、それとも本能的に舐めたいと思ってしまったからなのか、舌先が足の指に触れ、ほのかな塩っぱさとザラつきを感じたと同時に、スイッチが入ってしまった。

 鼻で匂いを堪能したら、今度は口で足を吸いながら舐める。
 匂いと味を受け入れてしまったのだ。

 何度も繰り返していると、彼女は足を顔から離し、スカートを脱ぎ放った。
 黒のパンティストッキングの下には同色の紐パン。

 再び彼女は俺の腰に跨り、今度は太ももに間にいきり勃った逸物を挟み込み、先端に唾液をたっぷりと垂らし、指先で優しく撫でまわす。
 顔の上にはまたしても彼女の足の裏が載せられ、匂いと物理的な刺激で責め立てられる。

 優しい手付きとは裏腹に強烈な快楽を与えられ、先走りが溢れる。
 だが、それによりさらなる快楽地獄が加速していく。

 決して降りることのない青天井の快の電流に思考を焼き切られる。
 上がる悲鳴は足裏に吸い込まれ、荒い呼吸で彼女のフェロモンを延々と吸い込み続け、終わりのない悦楽の拷問が続く。

 亀頭の先、鈴口周辺だけをぬるぬるとひたすらに指先で撫で回され続け、どれだけの時間が立っただろうか。
 意識は何度も飛んでいるが、飛ぶたびに強烈すぎる快楽で意識を戻されている。
 この状況にようやく満足してくれたのか、亀頭責めの手が休められた。

 腰から離れたと思えば、顔の上に跨がられる。
 彼女も興奮していたのだろうか、まだ顔に付いていない状態でもムワッとした蒸気と女の匂いを感じ、よく見れば染みのようなもの確認できる。
 そして、鼻と口をふさぐように腰を下ろされた。
 強烈な臭いが有るわけではない、なんなら無臭に近い、だがそれでも、脳を痺れさせる匂いが俺を蹂躙する。

 顔を動かせないように折り曲げた足でしっかりとホールドされ、呼吸を制御されていく。
 そして再び、今度は手全体を用いて、徹底的に亀頭のみをあの手この手で虐め抜かれる。
 竿への刺激を一切せず、呼吸は常にギリギリまで管理され、再び終わりのない地獄の責め苦が開始された。

 興が乗ったのか、間近で熱い吐息を掛けられたり、唾液をどろどろにたらされながら亀頭のみを責め立てられ続ける。
 間近に感じる吐息に口淫を期待してしまうが、それを行う素振りはなく、徹底的に触れるのは手だけ。

 狂気じみた快楽の責めの手が緩まったのはどれほど経ってからか、何度も失神と覚醒を繰り返してしまい全くわからない。

 今度は上着を脱ぎ、白いコルセット姿となると、露わになった脇を顔に押し付けられた。
 汗のツンとした匂いがに包まれ、頭がくらくらする。

 足裏や股間からさんざん吸い込まされた彼女のフェロモン。
 それを濃縮した薫りが脳幹にダイレクトに届き、自由が効くというのに顔を離せなくなってしまう。

 空いた右手で彼女は俺の竿をゆっくりと扱き始めた。
 時に指先で思い出させるように亀頭を撫で、吸い付くような手コキで絞り上げていく。
 匂いと激しいさおへの刺激でまたたく間に果ててしまった。

 何を思ったか、彼女は脇を離し、再び顔に跨ると、ストッキングを破き、紐をほどき、恥部を露わにし、俺の鼻を使って自慰を始めた。
 鼻を割れ目に沿わせて、挟み込み、とろとろの愛液を垂らしながら。

 その光景に再び立ち上がった肉棒を視認した彼女は、熱い息を吐きかけながら、俺の口に割れ目をこすりつけ始める。
 ほのかな期待とともに舐めやすい位置に調整された豆を舌全体で舐めあげれば、それに呼応するように彼女の舌が亀頭を這い回った。

 吸い付けば、彼女も吸い付き、その状態で舐め上げれば、彼女も深く咥え込んでくれる。
 こちらの動きに対応して気持ちよくしてくれるようだ。
 だが、それを続けていても、物足りなくなったのだろう、右腕だけ拘束が外された。
 見れば爪も知らない間に綺麗に整えられている。
 それこそヤスリがけもされて丸くされ、指を使っても傷つけないように。

 気を失っている間にこうなることを見越して整えられていたのだろうか、何にせよ好都合。

 クリトリスを優しく舐めながら、ぬるぬるに濡れた秘所に中指をゆっくり挿入し、じっくり慣らしていく。

 唐突な異物に内部が蠢き、締め付ける。

 焦らず、くちゅちくちゅりと浅く出入りを繰り返し、徐々に徐々に深く深く指を注送していく。

 時に優しくかき回すような動作も織り交ぜつつゆっくりと受け入れさせて、ついに明確に一箇所反応の違う箇所を発見する。
 そこを指の腹で優しく押すようにしつつ、舌では変わらずクリトリスを包み込むように扱いていく。

 この甘い快楽がお気に召したのか、彼女はより情熱的に口全体を使って、深く飲み込んだり、舌を巻きつけて擦り上げるようにするなどあの手この手で気持ちよく射精を促す。

 互いの舐め合う水音がいやらしく地下牢内に響く。

 徐々に彼女の膣が柔らかく広くなりながらも、入口付近はきゅんきゅんと甘い締め付けを繰り返していく。
 そして、ついにビクビクと足を震わせ、荒い吐息と小さな悲鳴のような声を上げながら絶頂を迎える。

 だが、俺の責め手は休めない。
 先程のお返しをしなければならないからだ。
 一回で腰が砕けたのか、本人がまだいじめられ足り無いのか、腰を離す様子がないのでそのまま責めを継続していく。

 可愛らしい喘ぎ声が地下牢内を反響し、水音も相まってより淫靡な雰囲気に。

 抵抗のつもりなのか、お礼なのか、彼女も激しく肉棒にしゃぶりつき、手で扱き上げ、絶頂へ近づけていく。
 だが、一度スイッチが入りイキやすくなった彼女は何度も何度も果ててしまい、思うように責めを継続できない様子。

 何度目なのかは俺にはわからないが、一際派手に体を震わせた後、今まで以上に力が抜けたようで、そのタイミングも相まって、深く一気に喉奥まで逸物を咥えこんでしまう。

 反射的に震えた喉の刺激で俺も我慢の限界を迎え、そこで思いっきり射精をしてしまった。

 意識の残っていた彼女はなんとか吐くのをこらえて、むしろそのまま全ての精液を飲み干して口を離した。
 すごい根性というか、すごい意思の強さだと思う。

 そして、満足したのか、お互いの体液でどろどろになった顔を近づけ、濃厚な口づけをされてしまった。
 絡み合う舌と、精液の独特なニオイの混じったお世辞にも爽やかとは言えない生々しくもいやらしいキス。

 やけに艷やかな顔でテキパキと後始末をおえて、互いに身ぎれいになり、再び俺は牢に繋がれた。
 なんというか、ここまでやっても結局俺の扱いはこういうものらしい。

 どこか寂しさを感じるも、壁に繋がれた直後に優しく頭を撫でられ、頬にキスをされたのでやっぱりいい暮らしなのかもしれないなどと思ってしまった。

 果たして俺はここから出ることができるのだろうか?
 いや、そもそも出ようという意思を持ち続けていられるのだろうか?
 そんなことを考えながら眠りについた。
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