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一緒にシャワー

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 事前に『ホテルに行こう』と言っていた本郷だったが、寧々を連れて行ったのは、自分のマンションだった。

「だって、その方が時間気にせずゆっくりできるだろ? 今日は、ネネとずっと一緒にいたいから」
「それはいいけど……ちょっと待ってよ! 玄関でそんな……」
「ここまで我慢した事を、褒めてもらいたいんですけど」

 玄関の鍵を閉めると同時に、本郷は寧々に口づけをしてきた。
 そしてそのまま中へと押される。

「ちょっと! 靴!」

 靴のまま上がりそうになり慌ててヒールを脱いだ寧々を、本郷は自分も靴を脱ぎながら、もつれるように部屋の中へ押していき、ジャケットを脱がし、ワンピースの背中のファスナーを下ろした。
 黒のキャミソールも肩紐を外し胸の下に引き下げると、ストンと床に落ちる。

「うわ……なんだよネネ……こんな下着着てたのに、俺に見せないで帰るつもりだったのかよ……」
「だ、だって……」
「ヤバい、エロ過ぎる、めちゃくちゃ似合ってる。……俺の為に買ったの?」
「ほ、本郷君の為なんかじゃ……ただ、初めての時、すごく笑われたから……」
「あれは笑ったっつーか、一瞬裸に見えて窮地に陥ったっつーか……思った以上にスタイル良くって、胸おっきいし……」
 
 そう言いながら、ブラの上部にポンと盛り上がって出ている胸に唇を押し当てた。

「サイコー」

 胸のふくらみと弾力を楽しんだ後、破かないようにと、丁寧にゆっくりストッキングを下ろしていく本郷。
 足先を上げて抜き取ってもらう時、片膝をついて自分を見上げている本郷と目が合い、寧々はカーッと頭に血が上り、眩暈のような感覚を覚えた。

「スベスベだな、ネネの脚」

 手のひらをピッタリと当ててふくらはぎを、太腿を、ゆっくり撫でながら立ち上がった本郷は、くびれたウエストから腰へと、堪能するかのように何度も手を上下させた。
 そして両手をショーツの中に差し入れ、お尻をゆっくりと揉む。

「脱がすのがもったいないけど、濡らしたら、帰る時困るもんな」 

 しゃがみ込みショーツを膝まで下し、露わになった場所に唇を寄せた本郷に、寧々は思わず小さく悲鳴を上げた。

「なっ、なにすんのよっ! そんなところに顔近づけないでっ!」
「いいだろう?」
「良くない! シャワーも浴びたい!」
「シャワーは後でいいんじゃね?」
「ダメ! 今!」
「仕方ねーな、わかったよ。風呂はこっち」

 バスルームに案内し、本郷は一度部屋に戻って寧々の服と自分のスーツもハンガーに掛け、バスタオルを用意してバスルームに入った。

「やだ! なんで入ってくるのよ!」
「一緒に浴びた方が早いだろ? 俺が、洗ってやるよ」

 ボディソープを手に取り寧々の胸に塗り付け、中心から外側に向かって円を描くように動かすと、寧々は恥ずかしそうに俯いた。
 しばらくすると胸の先端がプクリと硬くなり、本郷はわざとその上を指の間に挟むように撫でた。

「んんっ……」

 寧々の押し殺した声に、本郷は身体の奥がざわつくのを感じる。
 ボディソープを足し、腹部とその下を撫で……そのまま奥へと手を滑り込ませた。

「やっ! ちょっと待って!」
「待たない、待てない。そんな余裕ない」

『この年でガツガツして恥ずかしいけど、実際そうなんだから仕方ない』と開き直り、泡をまとわりつかせた指で思う存分その場所を探る。

「あんっ」

 太腿を擦り合わせ、寧々は思わず本郷の肩にしがみついた。そうしなければ、その場に座り込んでしまいそうだったから。
 クチュクチュと水音を立て、中をかき混ぜるようにされると、寧々は甘い声を漏らして本郷に抱きついた。
 胸が本郷の胸とこすれ合うのも気持ちがいい。

「本郷君……」
「ネネ、綺麗だ……」

 潤んだ目で見上げられ、本郷の欲望が大きくなる。

『風呂はもういいや、早くベッド行きたい』

 そう思って強めのシャワーで泡を流し、股間にはシャワーヘッドを直接当てた。

「やんっ、ヤダ直接当てないでよ!」
「だっていつまでたってもヌルヌルしてるから。ボディソープかネネのか、わかんないし」
「ちょっとそういう事言わないでよっ、あんっ」

 擦られて敏感になった場所に勢い良くシャワーを当てられ、寧々の腰が逃げるが、本郷はそれを許さず、片方の腿を持ち上げ、壁に寧々を押し付けた。

「ちょっ……倒れたらどうすんのよ!」
「ほら、こうすれば大丈夫だろ?」

 本郷は寧々に密着すると、腕を掴んで自分の首にまわさせてから、宥めるように口づけをし、行為を再開させた。
 露わになったその場所にシャワーを当て、擦られ、逃げる事が出来ない寧々は、切ない声を上げて震えた。

「……イッた?」
「……うん……」

 シャワーをようやく外され、寧々は涙目で本郷を見た。

「よし、ベッド行こう」

 寧々をバスタオルで包むと、そのまま抱き上げ肩に担ぎ、本郷はベッドへと急いだ。
 
 
 
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