スピンオフなんて必要ないですけど!?

カナリア55

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第三章 どうせなら楽しもうと思う

51 甘く、深く、忘れられぬ夜 ☆

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「牛五郎、ブジーは置いてくれ。俺の握ってくれる?」

 哉汰は前を寛げると、陰茎を取り出す。

「握れば良いのですか?」
「うん、優しくね」
「はい」

 牛五郎は物珍しそうに哉汰の陰茎をマジマジと見つめ、手で握る。

「すごい、ドクドクしてます。熱くて大きいですね。やっぱり俺のと違う」

 牛五郎の陰茎は子作りする為と言うよりは、お乳を出す場所なので、見た目で言えば包茎である。
 薄ピンクで可愛いサイズの陰茎だ。
 牛五郎はそれで問題無いのだが、俺のがそれだと大問題だ。
 哉汰のソレは一般的より少し大きく、皮も剥けた立派なモノであった。
 赤黒く亀頭もシッカリとした雄々しいそれに、牛五郎はドキドキしながら触れる。
 いつも哉汰はコレで乳牛のアナルを突いて、ミルクを出させているのか。

 羨ましいな……

 牛五郎もコレをお尻に挿れて欲しいと感じてしまった。
 アナルプラグでもこんなに気持ちいいのに、コレを挿れられたら俺はどうなってしまうんだろう。
 俺には挿れてくれないのかな?
 乳搾りの時にしか挿れないのだろうか。

「牛五郎、ちゃんと握って」
「うん……」

 恍惚とした表情で陰茎み見つめられると、変な気分になってしまう。
 
「駄目だ。やっぱり素股にしよう」
「素股?」

 牛五郎は自慰した事が無いのだろう。
 上手く握ってくれず、まったく出せる気がしない。
 哉汰も辛くなってきた。 
 早く出したい。

「牛五郎、仰向けで寝て」
「はい」

 牛五郎をベッドに押し倒すと、足を持ち上げる。
 
「脚を開かけば良いのですか?」
「閉じてて」
「閉じるのですか?」
  
 今まで直ぐに脚を開かされていたのに。
 閉じてていの?
 牛五郎は不思議だ。

「入れるね」 
「入れる?」

 何処に何を入れるんだ?
 
「ヒヤッ! うわぁ……」

 ニュコニュコと、太腿の間から哉汰の陰茎が出たり入ったりする。
 これが素股?

「アッ、何か、すごい……」

 股の間を擦られ、なんだか変な気分になる。
 なんで気持ち良いだろう。

「アッ、これ、ご主人様は気持ちいいんですか?」

 自分は気持ちいいが、哉汰は気持ちいいのだろうか?
 太腿で挟んでいるだけであるが……

「っ…気持ち良いよ」

 眉間にシワを寄せ、余裕の無い表情を見せる哉汰。
 あ、何か可愛いなぁと思ってしまう。

「ご主人様ぁ早くお漏らし見せてください」
「焦らすな。うぁッ…牛五郎の太腿エッロ」

 哉汰も、まさか素股がこんなに良いとは思わなかった。
 素股なんて初めてしたが、すごくエロい。
 牛五郎の太腿ムチムチしていて、弾力が丁度良いのだ。
 太腿までエロいなんて、なんて牛なんだコイツは。

「ヤバ、もう出る……」
「お漏らしして下さい。ヒアッ!!」

 盛大に精子を吐き出す哉汰。
 こんなに気持ちよくてイケたの久しぶりだ。

「あーやべぇ、めっちゃ気持ちよかったぁ」

 牛五郎の素股にハマってしまいそうだ。
 余韻に浸りつつ、視線を下げたらめちゃくちゃやらかしていた。
 牛五郎はそんなに俺が出す所に興味が有ったのか、体を起こして見ていたらしく、俺が出した物が顔までかかってしまっている。

「わぁ、ごめん。すごい出しちゃった。大丈夫? 目、入らなかった?」

 そんなつもりは無かったのに、顔射してしまった。
 慌ててシーツで顔を拭いてやる。

「すごい、ご主人様もミルクを出すんですね! なんだ。人間と牛って大して違わないんだ」

 なんだかホッとした様な表情で笑う牛五郎。
 可愛いけど、精子とミルクは全然違う。
 臭いだって酷いものだが、牛五郎は何故これをミルクだと思えるのか。
 思いの外、ド天然なのかもしれない。
 そだよな。昔からは時々、飛んでもない的はずれな事を言って俺を驚かせるんだよなコイツ。
 兎に角、俺の牛が可愛い事しか解らない。

「お風呂に入ろうな」

 俺の精子で酷い事になってしまったので、お風呂に向かう事にする。
 今度は時間があるのでユックリ入れそうだ。

「はい、着替えを用意しますね」

 牛五郎はまたシーツを取ると、着替えを取りに行くのだった。
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