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第二章 この感情は、なんと言えばいいのだろう
28 絶望
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「ギ――――――ッ!!!」
ノアの剣に首を刺されたワームが、強烈な音を発する。
(刺さった! 効いている!)
剣を刺したまま苦しそうにグネグネと動くワーム。ノアは剣をしっかりと掴んでいて、離す気はなさそうだ。
(ならば!)
ノアの足元に魔力を供給し続ける。
魔力は底を付きかけている。
(だが、ノアがその場に留まりたいのならば、与え続けるだけだ! 絶対に、支えてみせる!)
ふいにノアが下を向き、目が合った。
(この状況で対象から目を離すなんてなにやってるんだ! 後で叱ってやる!)
そう思いながらも、今この状況で、自分を見てくれた事が嬉しくて、泣きそうになる。
(生き残れたら、ノアに気持ちを伝えよう。愛していると、伝えよう)
「ああぁぁぁぁぁっっっ!」
「ンギギギギギギギギ―――――ッ」
ノアの叫ぶ声とワームの断末魔が響き、ワームがゆっくりと傾き始めた。
ワームが倒れ込んでくるのに備えて地上が慌ただしくなるが、ノアはまだ剣を刺し続けている。
「ノア! 離れろ! そこまでだ!」
そのままでは巻き込まれて下敷きになってしまうかもしれない。必死に声をかけると、ノアがようやく手を離したので、急いで足元の魔力を消してワームから距離をとり、地面に着く直前でノアの体全体に浮遊の魔法をかけた。
ノアが無事に地表に降りたすぐ後で、ワームが大きな音を立てて倒れる。
イーサンが功労者のノアにとどめを刺すよう指示したが、立つことができないほど疲弊しきったノアは「無理!」と、ブルブル震える手を上げて見せ、イーサン他数名で首を刺しで完全に息の根を止めた。
「ノア! よくやった! よく急所がわかったな」
頭をグリグリ撫でながらイーサンが尋ねると「魚のエラみたいな感じなのかなって」と答えるノア。
「ワームって、普段は土の中にいて移動しているのに、あんなに突起だらけじゃ、進むの大変じゃないですか。だから、土の中では畳んでて、地表に出たら威嚇の為に広げたのかなって。それなら、普段隠れている下の部分は、それほど固くないんじゃないかって」
その答えを聞き、エイダン魔術師長が感心して頷く。
「あの小僧、なかなかやるな。最初、お前と組むのは無理だろうと思ったが……よく育てたな」
「いえ、ノアは自分で成長したんですよ。そして私も、彼のおかげで成長できました」
「そうか。いやー、良かった良かった。今回ばかりは、もう駄目かと思ったぞ。よしっ、あの小僧には一番いい 女を紹介してやろう。どうせ初めてだろうから、最高の思い出になるような」
「師匠、駄目です。ノアは娼館には興味が無いのでそっとしておいてやって下さい」
「はっ? なんだ、彼女か婚約者でもいるのか? まあ、いても別に」
「とにかく駄目です。あとジョシュアも駄目ですから」
「なんだ、そうなのか? まあ、元々希望者だけのつもりではいたが……」
つまらなそうにそうぼやく師匠を見て苦笑していると、ウィリアムがポーションを渡してきた。
「お疲れ様~。いやー、今回ばかりはヒヤヒヤしたよ。あんなの、初めて見たよ?」
「そうですね、私もです」
「まったく魔獣ってもんは、奥が深いというかなんというか……あ、ユージーン、怪我は?」
「多少はありますが、ポーションで大丈夫です」
「そう? まあ、ゆっくりチェックして、どこか痛かったら言うんだよ? こういうのって、後になって痛くなってくるものだから」
「はい、ありがとうございます」
そう言ってポーションを飲んでいると、ポーションで回復したらしい、ノアが駆けてきた。
「ユージーン様! ありがとうございました!」
ユージーンに深く頭を下げ、嬉しそうに言う。
「ユージーン様のおかげでワーム倒せました!」
「いや、ワームを倒したのはノアの手柄だ。私は少し補助したに過ぎない」
「違います! 本当に、ユージーン様のおかげで……」
胴当ての上から胸を押さえてモジモジしていたが、意を決したように話し出す。
「いつもは『行ってこい!』って感じで吹っ飛ばされるだけだったけど、今日は、飛ばした後もしっかり俺の事見守ってくれて……だから、俺が刺した後、そのまま首斬ろうとしているの気づいて、落ちないように魔法かけ続けてくれたんですよね!」
その言葉に驚き、ユージーンはノアを見つめた。
確かにそうだ。けれど、ノアがそれに気づき、その事を言ってくれるなんて。
(……そうだ、さっきワームと戦いながら、生き残れたらノアに思いを伝えようと考えていたんだ……)
ノアが誰を好きでもいい。こんな、危険な任務を行う第三騎士団に所属しているのだ、いつ何があるかわからない。そう覚悟していると思っていたが、本当の意味で、覚悟ができていなかったと痛感したのだ。
(ノアに好きだと伝えたい。死ぬ時になって、好きだと伝えたかったと後悔するなんて、そんな、虚しい人生は……)
「えっと、それが……それが、嬉しくて……いや、嬉しいっていうのは、そのおかげで倒せたから嬉しいって事で……」
一生懸命話すノアの姿に、胸が苦しくなる。
(この場で好きだというのは、流石に無理だ。けれど、感謝の気持ちを伝えるくらいは……それにみんな、抱き合って喜びを分かち合っているじゃないか)
「……えーっと、とにかくユージーン様のおかげで」
(そうだ、別に、そんなに構えなくたって……)
そう思い、ノアに向かって手を差し出そうとした、その時、
「ギャ――ッ!」
突然甲高い鳴き声が響き渡った。
驚き声の方を見ると、そこにはこれまで見た事のない鳥型の魔獣がいた。
「あれは……」
黒や茶や赤の派手な毒々しい色合いは見慣れないが、姿かたちはコカトリスだ。大きさは、よく見る個体の倍くらいだろうか。
「コカトリスだ!」
誰かが叫び、ノアが「コカトリス?」と顔を顰める。
「コカトリスって、目合わせたら石にされるんでしたっけ?」
「いや、それは無い。が、足の蹴爪とヘビの牙に毒があり、かなり凶暴だ」
バサバサと翼を羽ばたかせてながら駆けてくるコカトリスに対し、ノアは剣を、ユージーンは魔杖を構えたが、
「え? あっ! ジョシュア!!」
コカトリスが急に方向を変え、その先のジョシュアの姿を確認したノアが飛び出す。
「ユージーン様! 飛ばして下さいっ!」
走りながらそう叫ぶノア。しかし、
(なぜ……)
身動きがとれずに立ちすくみ、ユージーンは自身の闇に絶望した。
ノアの剣に首を刺されたワームが、強烈な音を発する。
(刺さった! 効いている!)
剣を刺したまま苦しそうにグネグネと動くワーム。ノアは剣をしっかりと掴んでいて、離す気はなさそうだ。
(ならば!)
ノアの足元に魔力を供給し続ける。
魔力は底を付きかけている。
(だが、ノアがその場に留まりたいのならば、与え続けるだけだ! 絶対に、支えてみせる!)
ふいにノアが下を向き、目が合った。
(この状況で対象から目を離すなんてなにやってるんだ! 後で叱ってやる!)
そう思いながらも、今この状況で、自分を見てくれた事が嬉しくて、泣きそうになる。
(生き残れたら、ノアに気持ちを伝えよう。愛していると、伝えよう)
「ああぁぁぁぁぁっっっ!」
「ンギギギギギギギギ―――――ッ」
ノアの叫ぶ声とワームの断末魔が響き、ワームがゆっくりと傾き始めた。
ワームが倒れ込んでくるのに備えて地上が慌ただしくなるが、ノアはまだ剣を刺し続けている。
「ノア! 離れろ! そこまでだ!」
そのままでは巻き込まれて下敷きになってしまうかもしれない。必死に声をかけると、ノアがようやく手を離したので、急いで足元の魔力を消してワームから距離をとり、地面に着く直前でノアの体全体に浮遊の魔法をかけた。
ノアが無事に地表に降りたすぐ後で、ワームが大きな音を立てて倒れる。
イーサンが功労者のノアにとどめを刺すよう指示したが、立つことができないほど疲弊しきったノアは「無理!」と、ブルブル震える手を上げて見せ、イーサン他数名で首を刺しで完全に息の根を止めた。
「ノア! よくやった! よく急所がわかったな」
頭をグリグリ撫でながらイーサンが尋ねると「魚のエラみたいな感じなのかなって」と答えるノア。
「ワームって、普段は土の中にいて移動しているのに、あんなに突起だらけじゃ、進むの大変じゃないですか。だから、土の中では畳んでて、地表に出たら威嚇の為に広げたのかなって。それなら、普段隠れている下の部分は、それほど固くないんじゃないかって」
その答えを聞き、エイダン魔術師長が感心して頷く。
「あの小僧、なかなかやるな。最初、お前と組むのは無理だろうと思ったが……よく育てたな」
「いえ、ノアは自分で成長したんですよ。そして私も、彼のおかげで成長できました」
「そうか。いやー、良かった良かった。今回ばかりは、もう駄目かと思ったぞ。よしっ、あの小僧には一番いい 女を紹介してやろう。どうせ初めてだろうから、最高の思い出になるような」
「師匠、駄目です。ノアは娼館には興味が無いのでそっとしておいてやって下さい」
「はっ? なんだ、彼女か婚約者でもいるのか? まあ、いても別に」
「とにかく駄目です。あとジョシュアも駄目ですから」
「なんだ、そうなのか? まあ、元々希望者だけのつもりではいたが……」
つまらなそうにそうぼやく師匠を見て苦笑していると、ウィリアムがポーションを渡してきた。
「お疲れ様~。いやー、今回ばかりはヒヤヒヤしたよ。あんなの、初めて見たよ?」
「そうですね、私もです」
「まったく魔獣ってもんは、奥が深いというかなんというか……あ、ユージーン、怪我は?」
「多少はありますが、ポーションで大丈夫です」
「そう? まあ、ゆっくりチェックして、どこか痛かったら言うんだよ? こういうのって、後になって痛くなってくるものだから」
「はい、ありがとうございます」
そう言ってポーションを飲んでいると、ポーションで回復したらしい、ノアが駆けてきた。
「ユージーン様! ありがとうございました!」
ユージーンに深く頭を下げ、嬉しそうに言う。
「ユージーン様のおかげでワーム倒せました!」
「いや、ワームを倒したのはノアの手柄だ。私は少し補助したに過ぎない」
「違います! 本当に、ユージーン様のおかげで……」
胴当ての上から胸を押さえてモジモジしていたが、意を決したように話し出す。
「いつもは『行ってこい!』って感じで吹っ飛ばされるだけだったけど、今日は、飛ばした後もしっかり俺の事見守ってくれて……だから、俺が刺した後、そのまま首斬ろうとしているの気づいて、落ちないように魔法かけ続けてくれたんですよね!」
その言葉に驚き、ユージーンはノアを見つめた。
確かにそうだ。けれど、ノアがそれに気づき、その事を言ってくれるなんて。
(……そうだ、さっきワームと戦いながら、生き残れたらノアに思いを伝えようと考えていたんだ……)
ノアが誰を好きでもいい。こんな、危険な任務を行う第三騎士団に所属しているのだ、いつ何があるかわからない。そう覚悟していると思っていたが、本当の意味で、覚悟ができていなかったと痛感したのだ。
(ノアに好きだと伝えたい。死ぬ時になって、好きだと伝えたかったと後悔するなんて、そんな、虚しい人生は……)
「えっと、それが……それが、嬉しくて……いや、嬉しいっていうのは、そのおかげで倒せたから嬉しいって事で……」
一生懸命話すノアの姿に、胸が苦しくなる。
(この場で好きだというのは、流石に無理だ。けれど、感謝の気持ちを伝えるくらいは……それにみんな、抱き合って喜びを分かち合っているじゃないか)
「……えーっと、とにかくユージーン様のおかげで」
(そうだ、別に、そんなに構えなくたって……)
そう思い、ノアに向かって手を差し出そうとした、その時、
「ギャ――ッ!」
突然甲高い鳴き声が響き渡った。
驚き声の方を見ると、そこにはこれまで見た事のない鳥型の魔獣がいた。
「あれは……」
黒や茶や赤の派手な毒々しい色合いは見慣れないが、姿かたちはコカトリスだ。大きさは、よく見る個体の倍くらいだろうか。
「コカトリスだ!」
誰かが叫び、ノアが「コカトリス?」と顔を顰める。
「コカトリスって、目合わせたら石にされるんでしたっけ?」
「いや、それは無い。が、足の蹴爪とヘビの牙に毒があり、かなり凶暴だ」
バサバサと翼を羽ばたかせてながら駆けてくるコカトリスに対し、ノアは剣を、ユージーンは魔杖を構えたが、
「え? あっ! ジョシュア!!」
コカトリスが急に方向を変え、その先のジョシュアの姿を確認したノアが飛び出す。
「ユージーン様! 飛ばして下さいっ!」
走りながらそう叫ぶノア。しかし、
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身動きがとれずに立ちすくみ、ユージーンは自身の闇に絶望した。
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