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第四章
幸せな日 1
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王城の謁見の間で、ルークの叙任式は行われた。
式には、エドワードとエリザベートが立ち会った。
卒業の祝いにと、エリザベートが贈った輝く剣を鞘から出し床に剣先をあて、王妃の前に跪いて、頭を垂れるルーク。
「謙虚に、誠実に、礼儀を守り、裏切る事無く、欺くこと無く、忠誠なる騎士としてアレキサンドライト王国の為に尽くします」
王妃がルークの剣を取り、平らな面をルークの肩に置いた。
「ルーク・ゴールドをアレキサンドライト王国の騎士と認める。わたくしの命を救ったその勇敢さで、其方の守るべきものを守り続けるように」
こうして、ルークは王国の騎士となった。
「……と、いう事で、ルーク・ゴールド、貴方にはエリザベート・スピネル公爵令嬢の護衛の任務についてもらうわ」
「え……」
「王妃殿下、それは……」
「はぁ……わかりました。辞令を作成しますね」
呆気にとられるルークとエリザベート、そしてため息をつきながらも早々に受け入れるエドワード。
「そんな……しばらくの間は王国の仕事をするものだと思っていたのですが……良いのでしょうか……」
「殿下がこう言ってるから、良いでしょう。ルークは心配しなくていいよ」
「ですが……」
「エリザベート嬢は、新しい菓子のレシピを国に提供してくれる重要人物です。そんな彼女の安全を守るのは、とても重要な王国騎士としての任務よ。もちろん給与も出すわ。しっかりと務めてちょうだい」
「はっ、かしこまりました」
深く頭を下げるルークに、満足気に頷く王妃。
「祝いの席を設けたいところだけれど、それは後日にしましょう。今日は二人でゆっくりと祝ってちょうだい」
少し含みがあるような言葉に首を傾げながら、二人は屋敷に戻ったのだが。
(……なるほど、こういう事ね)
蜜蝋のロウソクの明かりが揺らめく寝室を見て、エリザベートは思わず『う~~~』と唸った。
(嫌なんじゃないわよ、皆の気持ちは嬉しいわ。でも……でも! 滅茶苦茶恥ずかしいじゃない!)
王城から屋敷に帰ると、一緒に暮らしている皆がパーティーの用意をしてくれていた。
ちなみにこの屋敷は、2年前の騒動の際の賠償金で建てたもので、敷地内に本館と別館がある。
本館はおおまかに、1階に接待や商談に等に使う部屋と大広間。2階に客室、主人達の執務室、個室、そして寝室。3、4階が働いている者達の部屋になっている。
別館の方は店舗で、1階が菓子店、作業場と従業員食堂、2階がマダム・ポッピンの仕立工房だ。
ここでエリザベート、ルークと供に暮らすのは、マダム・ポッピン、お針子達、公爵家からエリザベートについてきたアメリア他侍女数人、菓子職人含む料理人数人、年だからと言って公爵家を退職したところを『まあまあ、とりあえず』と連れてこられた執事のジョセフ・フィールド、同じく退職したところを『まだ引退は早いわよ』と連れてこられたルークの師匠のカールセンと『私も雇って下さい』と公爵家を辞めてついてきた騎士(アメリアに恋している)もいて、まあまあの人数だ。
皆で楽しく食事をし、ワインを飲み、いい気分になっている所でアメリアに連れ出され、風呂に入れられた。
そして訳が分からないうちに隅々まで磨かれて、香りの良いオイルを塗られ……、
「さあさあエリザベート様、わたしが考え抜いて作った新作ですよ~」
満面の笑みのマダム・ポッピンが、なにやらヒラヒラフワフワしている物を渡してくる。
「新作?」
広げてみて、エリザベートの動きが止まる。
「……えーと……これを、わたくしに着ろと?」
「ええ、ええ、もちろんです! エリザベート様の記念すべき日の為に作った夜着ですから!」
「夜着って……えぇ……」
それは、白いシルクで作られた、下着のような物だった。
太ももが隠れるくらいの短い丈で、広く開いた胸から胴部分にかけて三か所、リボンで前を閉じるようになっている。胸元には白いフワフワの毛が付けられていて、七分ほどのヒラヒラと広がった袖の袖口と、裾部分には繊細なレースが縫い付けられている。
(夜着というよりは、あっちの世界で言う、ベビードールみたいな感じだけど……こっちでも、こういうのって普通にある物なの? というか……)
「なんなの? 今日ってそういう日なの? わたくし、そんな事言ったかしら? そんなつもり全然なかったのだけれど!」
赤くなり、早口で言うエリザベートに、アメリアとマダム・ポッピンが顔を見合わせ、そして『ええ~?』と、酷く落胆した表情になる。
「も、申し訳ございません、わたし、てっきり……」
「だってエリザベート様、ルークが騎士になったら結婚するってずっと仰ってましたし……今日からここで一緒に暮らすわけだから……そうしたら、初夜も今日って思いません? わたしはそう思ってましたよ。ねえ、アメリア」
「ですが、確かにエリザベート様がそう仰ってたわけではございませんから……」
「いやいや! 言わないでしょう! 『今日、初夜だから』なんて。そこはこう、周りが察して、お手伝いや準備をするものでしょう!」
「まあ、確かに……そうですよね! マダム・ポッピン!」
コクコク頷くアメリアに、マダム・ポッピンも深く頷き返し、エリザベートを見た。
「とにかく、今日は新居でお二人で暮らし始める初日です。そういう意味での初夜です。特別な日には、特別な装いを! 見て下さい、この艶やかさ。触ってみて下さい、この滑らかさ。最高級のシルクですよ! 胸元には王妃殿下から賜った、珍しい銀虹鳥の羽毛をあしらいました。袖口と裾に付けたのはリアンヌのレースです。指先が入ったり破れたりして雰囲気が壊れないようにと、目を細かくしております。リアンヌがエリザベート様の事を思い、丹精込めて編んだんですよ。そして、恐らく緊張しまくり、ボタンなんて外せないであろうルークの為に、引っ張るだけで脱がせられるリボンを採用しました。やる、やらないは別です。とにかく今日はこれをお召し下さい。だって一生懸命作ったんですものっ! 今頃ルークも、師匠達にお風呂に連れて行かれて、お針子達が作った新しいガウンを着ているでしょうし」
「ルークも? なに? もしかして貴女達二人だけじゃなくて、この屋敷の全員がそう思って……」
恥ずかしさで眩暈を覚えながら、しかし、皆が祝福してくれている事が嬉しくもある。
「……わかったわ、せっかくですもの、ありがたくいただくわ。ところで……マダム・ポッピン、こういう時に身に着けるのは、こういう感じのものなの? まあ、シルク製ではないとして」
「んー……まあ通常は、普通よりちょっと豪華な夜着ですかねぇ。レースとかフリルをふんだんに付けた」
「むしろ、生地やレースを沢山使ってるものが多いので、逆というか……」
アメリアの言葉に、マダム・ポッピンが『でもー』と声を上げる。
「確かに布地は少ないですが、豪華という点ではシルクとレースと羽も使っているから、とんでもなく豪華ですよ」
「豪華なのはわかったから……何か羽織るものをもらえない?」
一般的ではないという事を知り、慌てて上に羽織る物を要求すると、
「移動もあるので、一応ルークと色違いのガウンは用意してありますけど、寝室に行ったらこれだけの方がいいですよ」
と、赤いシルクのガウンを渡されてホッとし、これまたレースをふんだんに使ったフレアーパンツも穿いて、寝室まで送り届けられたエリザベートは、これまで一人で何度か使っていた寝室の変わりように、思わず入室を拒否しそうになり、二人にグイッと背を押された。
「なんなの、これは!」
「侍女達に任せたんですけど、なかなかいい感じじゃないですか」
「そうね、素敵~」
アメリアとマダム・ポッピンがパチパチと手を叩いている寝室は、いつも使っている魔石を使った照明の代わりに、蜜蝋のロウソクが灯されて薄暗く、甘い香りが漂っている。
小さなテーブルの上にはワインとグラス、それに最近商品化した『宝石みたい』と大好評のハードタイプゼリーがガラスの器に盛られている。
「このゼリー、ワインを使った特製ゼリーだそうですよ。エリザベート様とルークをイメージして、赤ワインと白ワインの二種類だって言ってました」
「ベッドも素敵~。バラの花びらが撒いてあるわ~」
「素敵ですね~。エリザベート様のお仕度があるからと、皆に任せきりだったけど、上手くやってくれたわ」
「……そうね……確かに、素敵ね」
(……でも、皆にこれほど準備されているだなんて! 明日! どんな顔で皆と会えばいいの!?)
心の中でそう叫ぶエリザベートを残し、アメリアとマダム・ポッピンは、いそいそと寝室を出て行った。
式には、エドワードとエリザベートが立ち会った。
卒業の祝いにと、エリザベートが贈った輝く剣を鞘から出し床に剣先をあて、王妃の前に跪いて、頭を垂れるルーク。
「謙虚に、誠実に、礼儀を守り、裏切る事無く、欺くこと無く、忠誠なる騎士としてアレキサンドライト王国の為に尽くします」
王妃がルークの剣を取り、平らな面をルークの肩に置いた。
「ルーク・ゴールドをアレキサンドライト王国の騎士と認める。わたくしの命を救ったその勇敢さで、其方の守るべきものを守り続けるように」
こうして、ルークは王国の騎士となった。
「……と、いう事で、ルーク・ゴールド、貴方にはエリザベート・スピネル公爵令嬢の護衛の任務についてもらうわ」
「え……」
「王妃殿下、それは……」
「はぁ……わかりました。辞令を作成しますね」
呆気にとられるルークとエリザベート、そしてため息をつきながらも早々に受け入れるエドワード。
「そんな……しばらくの間は王国の仕事をするものだと思っていたのですが……良いのでしょうか……」
「殿下がこう言ってるから、良いでしょう。ルークは心配しなくていいよ」
「ですが……」
「エリザベート嬢は、新しい菓子のレシピを国に提供してくれる重要人物です。そんな彼女の安全を守るのは、とても重要な王国騎士としての任務よ。もちろん給与も出すわ。しっかりと務めてちょうだい」
「はっ、かしこまりました」
深く頭を下げるルークに、満足気に頷く王妃。
「祝いの席を設けたいところだけれど、それは後日にしましょう。今日は二人でゆっくりと祝ってちょうだい」
少し含みがあるような言葉に首を傾げながら、二人は屋敷に戻ったのだが。
(……なるほど、こういう事ね)
蜜蝋のロウソクの明かりが揺らめく寝室を見て、エリザベートは思わず『う~~~』と唸った。
(嫌なんじゃないわよ、皆の気持ちは嬉しいわ。でも……でも! 滅茶苦茶恥ずかしいじゃない!)
王城から屋敷に帰ると、一緒に暮らしている皆がパーティーの用意をしてくれていた。
ちなみにこの屋敷は、2年前の騒動の際の賠償金で建てたもので、敷地内に本館と別館がある。
本館はおおまかに、1階に接待や商談に等に使う部屋と大広間。2階に客室、主人達の執務室、個室、そして寝室。3、4階が働いている者達の部屋になっている。
別館の方は店舗で、1階が菓子店、作業場と従業員食堂、2階がマダム・ポッピンの仕立工房だ。
ここでエリザベート、ルークと供に暮らすのは、マダム・ポッピン、お針子達、公爵家からエリザベートについてきたアメリア他侍女数人、菓子職人含む料理人数人、年だからと言って公爵家を退職したところを『まあまあ、とりあえず』と連れてこられた執事のジョセフ・フィールド、同じく退職したところを『まだ引退は早いわよ』と連れてこられたルークの師匠のカールセンと『私も雇って下さい』と公爵家を辞めてついてきた騎士(アメリアに恋している)もいて、まあまあの人数だ。
皆で楽しく食事をし、ワインを飲み、いい気分になっている所でアメリアに連れ出され、風呂に入れられた。
そして訳が分からないうちに隅々まで磨かれて、香りの良いオイルを塗られ……、
「さあさあエリザベート様、わたしが考え抜いて作った新作ですよ~」
満面の笑みのマダム・ポッピンが、なにやらヒラヒラフワフワしている物を渡してくる。
「新作?」
広げてみて、エリザベートの動きが止まる。
「……えーと……これを、わたくしに着ろと?」
「ええ、ええ、もちろんです! エリザベート様の記念すべき日の為に作った夜着ですから!」
「夜着って……えぇ……」
それは、白いシルクで作られた、下着のような物だった。
太ももが隠れるくらいの短い丈で、広く開いた胸から胴部分にかけて三か所、リボンで前を閉じるようになっている。胸元には白いフワフワの毛が付けられていて、七分ほどのヒラヒラと広がった袖の袖口と、裾部分には繊細なレースが縫い付けられている。
(夜着というよりは、あっちの世界で言う、ベビードールみたいな感じだけど……こっちでも、こういうのって普通にある物なの? というか……)
「なんなの? 今日ってそういう日なの? わたくし、そんな事言ったかしら? そんなつもり全然なかったのだけれど!」
赤くなり、早口で言うエリザベートに、アメリアとマダム・ポッピンが顔を見合わせ、そして『ええ~?』と、酷く落胆した表情になる。
「も、申し訳ございません、わたし、てっきり……」
「だってエリザベート様、ルークが騎士になったら結婚するってずっと仰ってましたし……今日からここで一緒に暮らすわけだから……そうしたら、初夜も今日って思いません? わたしはそう思ってましたよ。ねえ、アメリア」
「ですが、確かにエリザベート様がそう仰ってたわけではございませんから……」
「いやいや! 言わないでしょう! 『今日、初夜だから』なんて。そこはこう、周りが察して、お手伝いや準備をするものでしょう!」
「まあ、確かに……そうですよね! マダム・ポッピン!」
コクコク頷くアメリアに、マダム・ポッピンも深く頷き返し、エリザベートを見た。
「とにかく、今日は新居でお二人で暮らし始める初日です。そういう意味での初夜です。特別な日には、特別な装いを! 見て下さい、この艶やかさ。触ってみて下さい、この滑らかさ。最高級のシルクですよ! 胸元には王妃殿下から賜った、珍しい銀虹鳥の羽毛をあしらいました。袖口と裾に付けたのはリアンヌのレースです。指先が入ったり破れたりして雰囲気が壊れないようにと、目を細かくしております。リアンヌがエリザベート様の事を思い、丹精込めて編んだんですよ。そして、恐らく緊張しまくり、ボタンなんて外せないであろうルークの為に、引っ張るだけで脱がせられるリボンを採用しました。やる、やらないは別です。とにかく今日はこれをお召し下さい。だって一生懸命作ったんですものっ! 今頃ルークも、師匠達にお風呂に連れて行かれて、お針子達が作った新しいガウンを着ているでしょうし」
「ルークも? なに? もしかして貴女達二人だけじゃなくて、この屋敷の全員がそう思って……」
恥ずかしさで眩暈を覚えながら、しかし、皆が祝福してくれている事が嬉しくもある。
「……わかったわ、せっかくですもの、ありがたくいただくわ。ところで……マダム・ポッピン、こういう時に身に着けるのは、こういう感じのものなの? まあ、シルク製ではないとして」
「んー……まあ通常は、普通よりちょっと豪華な夜着ですかねぇ。レースとかフリルをふんだんに付けた」
「むしろ、生地やレースを沢山使ってるものが多いので、逆というか……」
アメリアの言葉に、マダム・ポッピンが『でもー』と声を上げる。
「確かに布地は少ないですが、豪華という点ではシルクとレースと羽も使っているから、とんでもなく豪華ですよ」
「豪華なのはわかったから……何か羽織るものをもらえない?」
一般的ではないという事を知り、慌てて上に羽織る物を要求すると、
「移動もあるので、一応ルークと色違いのガウンは用意してありますけど、寝室に行ったらこれだけの方がいいですよ」
と、赤いシルクのガウンを渡されてホッとし、これまたレースをふんだんに使ったフレアーパンツも穿いて、寝室まで送り届けられたエリザベートは、これまで一人で何度か使っていた寝室の変わりように、思わず入室を拒否しそうになり、二人にグイッと背を押された。
「なんなの、これは!」
「侍女達に任せたんですけど、なかなかいい感じじゃないですか」
「そうね、素敵~」
アメリアとマダム・ポッピンがパチパチと手を叩いている寝室は、いつも使っている魔石を使った照明の代わりに、蜜蝋のロウソクが灯されて薄暗く、甘い香りが漂っている。
小さなテーブルの上にはワインとグラス、それに最近商品化した『宝石みたい』と大好評のハードタイプゼリーがガラスの器に盛られている。
「このゼリー、ワインを使った特製ゼリーだそうですよ。エリザベート様とルークをイメージして、赤ワインと白ワインの二種類だって言ってました」
「ベッドも素敵~。バラの花びらが撒いてあるわ~」
「素敵ですね~。エリザベート様のお仕度があるからと、皆に任せきりだったけど、上手くやってくれたわ」
「……そうね……確かに、素敵ね」
(……でも、皆にこれほど準備されているだなんて! 明日! どんな顔で皆と会えばいいの!?)
心の中でそう叫ぶエリザベートを残し、アメリアとマダム・ポッピンは、いそいそと寝室を出て行った。
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