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第四章
わかっていて欲しい
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「おお、目が覚めたようですぞ」
「えっ? ルーク!」
ルークが起きている事に先に気づいたローブ姿の男性の言葉に、エリザベートが嬉しそうにベッドに駆け寄った。
「ルーク! 体調はどう? 痛いとか苦しいとか、無い?」
「は、い……大丈夫、です。……エリザベート様、ありがとう、ございました」
「良かった……本当に驚いたわ。もう、あんな無茶をするのは止めてちょうだいね」
「……申しわけ、ございません……」
シュンと項垂れるルーク。
「先生、彼を診てやってもらえますか?」
「ええ、お任せを。……どれどれ、少し触りますよ」
エリザベートと一緒だったのは医師だった。
脈を取り、目を診て口の中を診て……『大丈夫そうですな』と言った。
「あまり強くない毒だったとはいえ、これくらいの症状で済むとは……やはりスピネル公爵令嬢の処置が良かったのですな」
「まあ、経験者ですし?」
フフフ、と笑うエリザベートに、医師は苦笑しながら部屋を出て行った。
「あの……あれから、どれくらい経ったのでしょうか……」
「そうね、5~6時間くらいかしら。今日は泊まらせてもらう予定よ」
「……そうですか……ご迷惑をおかけして、申し訳ございません」
謝るルークに、エリザベートはため息交じりに言った。
「本当にそう思うのなら、もう無茶はしないでね。自分の体で確かめたのだからわかっていると思うけれど、ルークが飲んだお茶には毒が盛られていたわ。侍女は捕まり、毒を所持していたのも確認したそうよ。……ルークは、あの侍女が毒を入れた所を見たのでしょう?」
「はい」
「という事は、毒を入れていたビンをしまったところも見たのよね?」
「はい」
「……それであれば」
エリザベートは、キュッと眉を寄せた。。
「飲んだりせず、そう言えば良かったじゃない。確かにあの侍女は大声で喚いて、まるでルークに非があるかのように騒いだから、あの場が嫌な雰囲気になったわ。けれど、貴方は何も悪くないのだし、正しい行いをしたのだから」
「……焦って、しまって……どうしていいかわからなくて……すみません……」
「……本当にそう?」
「えっ?」
俯いてエリザベートの顔を見ていなかったルークは、驚いて顔を上げた。
「本当に焦って、どうすればいいかわからなかったの?」
エリザベートの表情が辛そうに見え、不安になりながらコクリと頷く。
「……はい……」
「そう……まあ、いいわ。とにかく、こういう事は今後もあるかもしれないわ。自分の罪を隠す為に、わざと大騒ぎをしたり、罪を擦り付けてきたり。だからそれに動じず、落ち着いて対応できるようになりなさい」
「あ……その……」
「なに?」
いつもなら『はい!』と真剣な顔で返事をする場面なのに、と、エリザベートは不思議に思いルークを見た。
「どうかした? やっぱりどこか辛いのかしら?」
「いいえ、身体は、大丈夫です、エリザベート様のおかげで……ただ……」
「なあに?」
「私は……エリザベート様の護衛として、お役に立てていないから……」
ずっと気になっていて、しかし、言えなかった事を口にする。
「私は、役立たずです。この間のパーティーでもそうでした。エリザベート様が王太子殿下から酷い事を言われているのに、何も出来ませんでした。今回も、うまく対応できなくてこんな騒ぎにしてしまって……エリザベート様のドレスを汚してしまったし、お守りするはずが、私の方が助けてもらいました。こんな未熟で力のない私は、エリザベート様の護衛なんて務まらないかと……」
「……護衛から、外れたいという事かしら?」
「は、外れたいわけでは……ただ、外れた方がいいかと……」
「…………」
エリザベートの返事を待つルークの心に、『言って良かったんだ』という気持ちと『この場所を渡したくない』という気持ちが交互に押し寄せる。
「……ルーク」
「はい」
長い沈黙の後、エリザベートはちょっと首を傾げ、ルークに尋ねた。
「わたくしは、奴隷だった貴方を買ったご主人様よね?」
「はい」
「貴方はわたくしに、なんでもするから買ってくれと、泣きながら頼んだ事を覚えているかしら?」
「もちろん覚えています」
「ならば、わたくしの決めた事、求める事に従いなさい。役に立っているか立っていないかは、わたくしが決める事だわ。貴方がどうこう考える事ではないの」
「ですが」
「異論は認めないわ」
ルークの発言を切り、エリザベートはピシャリと言った。
「わたくしの命令に従いなさい。貴方はわたくしの護衛よ。そして今後、簡単に自分の身を危険に晒しては駄目」
「ですがエリザベート様をお守りするには」
「身体を張る前に、出来る事がないか考えなさい。貴方は簡単に、自分の身を投げ出し過ぎるわ」
「だってそれくらいしかっ! 僕が出来る事なんてそれくらいしか……」
ここしばらくの不安が一気に膨れ上がり、溢れた。
「僕は弱くてなんにもできないから、エリザベート様を守る為に命くらい懸けないと駄目なんです! エリザベート様の為なら、命なんて惜しくない! 僕にはエリザベート様だけなんです!」
悔しいとか、悲しいとか、情けないとか。
色々な感情が沸き上がり、ルークは両手で顔を覆った。
泣きたくないのに、涙が溢れてしまう。
「ううっ……エリザベート様の為なら……なんだって……うっ……」
泣いてはいけない。こんな感情をぶつけてはいけない。煩わせてはいけない。それなのに、涙が止まらない。
どれくらい泣いていたか。
ようやく落ち着いたルークが顔を覆っていた両手を下ろすと、目の前には、ベッドに腰かけたエリザベートの姿があった。
「……落ち着いた?」
コクリ、と頷くと、エリザベートはタオルを差し出した。
「さあ、顔を拭いて」
「はい……すみませんでした、泣いたりして……」
「いいえ、いいのよ。色々あったから、感情が昂っていたのね、きっと」
顔を拭き終えてタオルを握りしめたルークの手の上に自分の手を重ね、エリザベートは言った。
「焦らなくていいの。ルークは確実に強くなっているわ。そして、ちゃんとわたくしを守ってくれている。わたくしは、貴方を信頼しているわ」
また瞳が潤んでくるルークに苦笑しながら、エリザベートは宥めるように、ポンポンとルークの手を軽く叩いた。
「貴方がわたくしに忠誠を誓い、仕えてくれている事はちゃんとわかっているわ。だから貴方もわかっていて欲しいの。わたくしが、貴方の事を大切に思っているという事を。貴方は大切なわたくしの騎士で、貴方の替えはいない。だから、自分を大切にしてちょうだい。わたくしを残して行ってしまうなんて事は、絶対に許さないわ」
「…………」
その言葉を聞いたルークは、しばらく無言で固まったように動かなかったが……おもむろに、ベッドから降り、エリザベートの足元に片膝を突いて頭を垂れた。
「ルーク? どうしたの? 痛いの? トイレ?」
いきなりの行動に、エリザベートは慌てたが、
「……私は、貴女の剣であり、貴方の盾です」
「え……」
ルークの言葉に、息をのむ。
「私、ルーク・ゴールドは、エリザベート様の命令に背きません。エリザベート様をお守りし、生涯、エリザベート様の忠実な騎士であり続ける事を誓い、永遠の忠誠を誓います」
(ちょっと! 『騎士の誓い』じゃない。騎士が生涯に一度するかしないかの誓いをするだなんて……そんな……いいのに……)
戸惑い、しかし、せっかくしてくれたのだからと立ち上がり、ルークの肩に手を置いた。
「ルーク・ゴールド、貴方の忠誠心、確かに受け取りました」
「エリザベート様……」
ルークが顔を上げ、潤んだ瞳で嬉しそうにエリザベートを見る。
「……もう、ルークったら……騎士の誓いなどしなくとも、わたくしは貴方の気持ちはわかっているのに……でも、わたくしの命令に背かないと誓ったのだから、さっき言ったルーク自身を大切にしなさいという命令、ちゃんと守るのよ?」
「はい、エリザベート様」
そう言ったルークの表情は、決意に満ちていて、そしてどこか寂し気だった。
「えっ? ルーク!」
ルークが起きている事に先に気づいたローブ姿の男性の言葉に、エリザベートが嬉しそうにベッドに駆け寄った。
「ルーク! 体調はどう? 痛いとか苦しいとか、無い?」
「は、い……大丈夫、です。……エリザベート様、ありがとう、ございました」
「良かった……本当に驚いたわ。もう、あんな無茶をするのは止めてちょうだいね」
「……申しわけ、ございません……」
シュンと項垂れるルーク。
「先生、彼を診てやってもらえますか?」
「ええ、お任せを。……どれどれ、少し触りますよ」
エリザベートと一緒だったのは医師だった。
脈を取り、目を診て口の中を診て……『大丈夫そうですな』と言った。
「あまり強くない毒だったとはいえ、これくらいの症状で済むとは……やはりスピネル公爵令嬢の処置が良かったのですな」
「まあ、経験者ですし?」
フフフ、と笑うエリザベートに、医師は苦笑しながら部屋を出て行った。
「あの……あれから、どれくらい経ったのでしょうか……」
「そうね、5~6時間くらいかしら。今日は泊まらせてもらう予定よ」
「……そうですか……ご迷惑をおかけして、申し訳ございません」
謝るルークに、エリザベートはため息交じりに言った。
「本当にそう思うのなら、もう無茶はしないでね。自分の体で確かめたのだからわかっていると思うけれど、ルークが飲んだお茶には毒が盛られていたわ。侍女は捕まり、毒を所持していたのも確認したそうよ。……ルークは、あの侍女が毒を入れた所を見たのでしょう?」
「はい」
「という事は、毒を入れていたビンをしまったところも見たのよね?」
「はい」
「……それであれば」
エリザベートは、キュッと眉を寄せた。。
「飲んだりせず、そう言えば良かったじゃない。確かにあの侍女は大声で喚いて、まるでルークに非があるかのように騒いだから、あの場が嫌な雰囲気になったわ。けれど、貴方は何も悪くないのだし、正しい行いをしたのだから」
「……焦って、しまって……どうしていいかわからなくて……すみません……」
「……本当にそう?」
「えっ?」
俯いてエリザベートの顔を見ていなかったルークは、驚いて顔を上げた。
「本当に焦って、どうすればいいかわからなかったの?」
エリザベートの表情が辛そうに見え、不安になりながらコクリと頷く。
「……はい……」
「そう……まあ、いいわ。とにかく、こういう事は今後もあるかもしれないわ。自分の罪を隠す為に、わざと大騒ぎをしたり、罪を擦り付けてきたり。だからそれに動じず、落ち着いて対応できるようになりなさい」
「あ……その……」
「なに?」
いつもなら『はい!』と真剣な顔で返事をする場面なのに、と、エリザベートは不思議に思いルークを見た。
「どうかした? やっぱりどこか辛いのかしら?」
「いいえ、身体は、大丈夫です、エリザベート様のおかげで……ただ……」
「なあに?」
「私は……エリザベート様の護衛として、お役に立てていないから……」
ずっと気になっていて、しかし、言えなかった事を口にする。
「私は、役立たずです。この間のパーティーでもそうでした。エリザベート様が王太子殿下から酷い事を言われているのに、何も出来ませんでした。今回も、うまく対応できなくてこんな騒ぎにしてしまって……エリザベート様のドレスを汚してしまったし、お守りするはずが、私の方が助けてもらいました。こんな未熟で力のない私は、エリザベート様の護衛なんて務まらないかと……」
「……護衛から、外れたいという事かしら?」
「は、外れたいわけでは……ただ、外れた方がいいかと……」
「…………」
エリザベートの返事を待つルークの心に、『言って良かったんだ』という気持ちと『この場所を渡したくない』という気持ちが交互に押し寄せる。
「……ルーク」
「はい」
長い沈黙の後、エリザベートはちょっと首を傾げ、ルークに尋ねた。
「わたくしは、奴隷だった貴方を買ったご主人様よね?」
「はい」
「貴方はわたくしに、なんでもするから買ってくれと、泣きながら頼んだ事を覚えているかしら?」
「もちろん覚えています」
「ならば、わたくしの決めた事、求める事に従いなさい。役に立っているか立っていないかは、わたくしが決める事だわ。貴方がどうこう考える事ではないの」
「ですが」
「異論は認めないわ」
ルークの発言を切り、エリザベートはピシャリと言った。
「わたくしの命令に従いなさい。貴方はわたくしの護衛よ。そして今後、簡単に自分の身を危険に晒しては駄目」
「ですがエリザベート様をお守りするには」
「身体を張る前に、出来る事がないか考えなさい。貴方は簡単に、自分の身を投げ出し過ぎるわ」
「だってそれくらいしかっ! 僕が出来る事なんてそれくらいしか……」
ここしばらくの不安が一気に膨れ上がり、溢れた。
「僕は弱くてなんにもできないから、エリザベート様を守る為に命くらい懸けないと駄目なんです! エリザベート様の為なら、命なんて惜しくない! 僕にはエリザベート様だけなんです!」
悔しいとか、悲しいとか、情けないとか。
色々な感情が沸き上がり、ルークは両手で顔を覆った。
泣きたくないのに、涙が溢れてしまう。
「ううっ……エリザベート様の為なら……なんだって……うっ……」
泣いてはいけない。こんな感情をぶつけてはいけない。煩わせてはいけない。それなのに、涙が止まらない。
どれくらい泣いていたか。
ようやく落ち着いたルークが顔を覆っていた両手を下ろすと、目の前には、ベッドに腰かけたエリザベートの姿があった。
「……落ち着いた?」
コクリ、と頷くと、エリザベートはタオルを差し出した。
「さあ、顔を拭いて」
「はい……すみませんでした、泣いたりして……」
「いいえ、いいのよ。色々あったから、感情が昂っていたのね、きっと」
顔を拭き終えてタオルを握りしめたルークの手の上に自分の手を重ね、エリザベートは言った。
「焦らなくていいの。ルークは確実に強くなっているわ。そして、ちゃんとわたくしを守ってくれている。わたくしは、貴方を信頼しているわ」
また瞳が潤んでくるルークに苦笑しながら、エリザベートは宥めるように、ポンポンとルークの手を軽く叩いた。
「貴方がわたくしに忠誠を誓い、仕えてくれている事はちゃんとわかっているわ。だから貴方もわかっていて欲しいの。わたくしが、貴方の事を大切に思っているという事を。貴方は大切なわたくしの騎士で、貴方の替えはいない。だから、自分を大切にしてちょうだい。わたくしを残して行ってしまうなんて事は、絶対に許さないわ」
「…………」
その言葉を聞いたルークは、しばらく無言で固まったように動かなかったが……おもむろに、ベッドから降り、エリザベートの足元に片膝を突いて頭を垂れた。
「ルーク? どうしたの? 痛いの? トイレ?」
いきなりの行動に、エリザベートは慌てたが、
「……私は、貴女の剣であり、貴方の盾です」
「え……」
ルークの言葉に、息をのむ。
「私、ルーク・ゴールドは、エリザベート様の命令に背きません。エリザベート様をお守りし、生涯、エリザベート様の忠実な騎士であり続ける事を誓い、永遠の忠誠を誓います」
(ちょっと! 『騎士の誓い』じゃない。騎士が生涯に一度するかしないかの誓いをするだなんて……そんな……いいのに……)
戸惑い、しかし、せっかくしてくれたのだからと立ち上がり、ルークの肩に手を置いた。
「ルーク・ゴールド、貴方の忠誠心、確かに受け取りました」
「エリザベート様……」
ルークが顔を上げ、潤んだ瞳で嬉しそうにエリザベートを見る。
「……もう、ルークったら……騎士の誓いなどしなくとも、わたくしは貴方の気持ちはわかっているのに……でも、わたくしの命令に背かないと誓ったのだから、さっき言ったルーク自身を大切にしなさいという命令、ちゃんと守るのよ?」
「はい、エリザベート様」
そう言ったルークの表情は、決意に満ちていて、そしてどこか寂し気だった。
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