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第四章
うまくやれると思っていたのに
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ルチア・ローズは、人が求めている事を察する才能があった。
話をしていると、その人物が辛いと思っている事や、言われて喜ぶ事がわかるのだ。
もちろん、心を読めるというわけではなく『なんとなく、おそらく』ではあったが、その才能は彼女にとって、生きていくうえで大きな力となった。
「ルチア嬢が、わたくしに会いたいと?」
「そうなんだ。修道院へ送られる事が決まったんだけど、そこは入ったら二度と外には出られないと言われる所でね。それで、最後に何か望みがあるならできるだけ叶えてやろう、という事になって尋ねたら、エリザベートとの面会を希望したそうなんだ。君に打診せずに却下しようという意見もあったんだけど、まあ、一応聞くだけ聞いてみようという事になって……気が進まなかったら断っていいんだよ」
放課後、生徒会室でエドワードから言われた言葉に、エリザベートは『そうですわね……』と首を傾げて考え込んだ。
騒動から3ヵ月。
エリザベートは3年生になり、平穏な学園生活を送っていたが、事件がらみではいくつか大きな動きがあった。
レオンハルトは北の厳しい環境の辺境の地を治める事になり、既に王都を出た。
ローズ男爵家はほとんどの領地を国に没収され、莫大な賠償金をスピネル公爵家に対して支払った。子息は貴族身分剥奪のうえ、罪人が労働に従事させられている鉱山に送られた。そしてルチアは厳しく一生出る事ができない修道院に送られる事になったわけだが、
「……ルチア嬢は、どうしてわたくしに会いたいのかしら」
「さあ……会っても不愉快な思いをするだけかもしれないから、本当に断っていいんだよ」
「そう、ですわね……」
(確かに、不快な思いをしそうね。でも……)
「最後になるでしょうし……会ってみますわ」
「そう? じゃあ、そのように伝えるよ。でも、気が変わったら無理しないで言ってね」
「わかりました。では、面会の日取りが決まったら教えて下さい」
こうして、エリザベートはルチアと面会をする事になった。
しばらく後。
面会は、王城の地下牢の手前にある面会部屋で行われた。
地下牢の手前とはいえ、寒く、かび臭く、中はもっと環境が悪いだろうと予想できる。
(これでも城の牢だからまだましだと思うけれど、長く居たい場所ではないわね。ゲームではヒロインで、優しくて可愛くて愛される存在だったルチアが、こんな所に投獄されるなんて……)
椅子に腰かけそんな事を考えていると、看守に連れられルチアが面会室に入って来た。二人の間には鉄格子があり、安全は保たれている。
「……落ちぶれたわたしの姿を見て、さぞや気分がいいでしょうね」
灰色の裾が擦り切れた丈の短いワンピース姿のルチアが、そう言いながらドサリと椅子に腰かけた。輝いていたピンク色の髪も艶が無くボサボサだし、目の下には濃い隈ができていた。
「わたしを笑いに来たんでしょう? 思う存分、笑えばいいわ」
「わたくしは貴女に会いたいと言われて来たのだけれど……そうではなかったようね。失礼するわ」
「待ちなさいよっ!」
立ち上がろうとしたエリザベートに、ルチアが叫ぶ。
「何よ、すました顔して! 心の中ではわたしに勝ったと思っているくせに」
「勝ったもなにも……別に、貴女に対して思う事など何もないわ。本心を言えば、会いたくもなかった。けれど、貴女がここを去る前にわたくしに会いたいと望んだと聞いたから、来てあげただけよ。わたくしが言いたい事は何もないけれど、貴女が言いたい事があるのならば、聞きましょう」
その言葉にルチアはイライラと、悔しそうに爪を噛んだ。
「……本当にムカつく女。わたしの事見下して、馬鹿にして、あざ笑って」
「…………」
「苦労知らずで威張りくさって……貴族なんてみんな滅べばいいのよ」
「…………」
「せっかく……せっかくレオン様を虜にしたのに、あんたのせいで計画は滅茶苦茶。あんたがわたしを不幸にしたのよ!」
「…………」
「なんか言いなさいよっ!」
そう怒鳴られ、黙って話を聞いていたエリザベートは、フーッと息を吐いた。
「自分の失敗が悔しくて、自分は不幸せだ、そしてその不幸はお前のせいだと言いたくて呼んだのね。でも、貴女の人生にわたくしは関係ないわ。もう会う事もないでしょう。考える時間は沢山あるでしょうから、何が間違っていたのか、自分でよく考える事ね」
(レオンハルトとルチア、似た者同士ね。言っている事が同じだわ)
そんな事を考えながら答えると、ルチアが叫ぶように言った。
「わたしは上手くやっていたのに! わたしは皆に愛される存在なのよ! 皆、わたしの事が好きになるの! どうしてかわかる?」
「……さあ?」
「わたしが、気持ちをわかってあげるからよ。貴女なんて少し賢いかもしれないけれど、人の喜ぶ事が全然わからない、愛されない人だわ。その点わたしは違う。ちゃーんと、わかっているの」
瞬きせず、目を大きく見開き、ルチアは勝ち誇ったように言った。
「第二王子として目立たないように気を遣っているエドワード様には『貴方は貴方だけなんですから』と手を握ってあげた。オスカー様はレオン様を守る為だけに自分が存在すると思っていたから『無茶をして怪我をしないか心配です』と頬を撫でたら真っ赤になっていた。頭が良くて当然と思われているテオ―ル様には『どんなに努力している事か。尊敬しています』と言ってあげたし、ディラン様には『わざと軽く見せているけれど、本当に優しいですよね』と言ったわ。貴族にペコペコしなきゃいけないダニエルには『わたしも平民として育ったから、貴方の気持ちがわかる』と言ってあげたの。それでみーんな、わたしの事を好きになったわ。昔からそう。みーんなすぐに、わたしの事を好きになるのよ。みーんなわたしの思い通りになるんだから」
クスクスと笑い、上目遣いにエリザベートを見て、尋ねる。
「レオン様の事も、知りたい?」
エリザベートは何も答えなかったが、ルチアは楽しそうに話し出した。
「レオン様にはねぇ、婚約者の貴女の方が評価されているのはおかしいって言ってあげたのよ。最初、レオン様は貴女の事を、努力家で聡明だ、自分よりずっと賢いって言ってたわ。そうやって口では褒めてはいたけれど、本当は貴女に対して大きな劣等感をもっているんだって、すぐにわかった。だから、レオン様の方が忙しくて責任も重くて大変なんだから、エリザベート様が他国語を覚えたり、情勢を学ぶのは当たり前の事だって言ったのよ。それなのに、頑張っているレオン様に努力しろとばかり言うのは酷いって言ってあげたわ。そしたら彼、すぐにわたしに夢中になってね。なんでもいう事を聞いてくれたし、なんでも買ってくれたわ。『ルチアは可愛い、ルチアは優しい。冷徹で思いやりのないエリザベートとは全く違う』って言ってたわね」
「別にどうでもいいけれど……そう……」
エリザベートは、ルチアを見て尋ねた。
「それじゃあもし、貴女がわたくしに取り入るとしたら、なんと言っていたのかしら」
「はっ?」
「人の気持ちを汲み取る事ができるのでしょう?」
「…………」
ルチアは顔を顰めたが、すぐに愛らしい笑顔を作って言った。
「……貴女が努力している事は、ちゃんとわかります。国の為、民の為、そしてなによりレオン様の為に、ものすごく頑張っていますよね。わたしはエリザベート様を尊敬しています。王妃になるのは、エリザベート様しか考えられません。……とでも、言ったかしらね」
「……もし貴女がそう言って、でも、レオン様を愛してしまった、とわたくしに相談してきたら、わたくしは貴女に協力すると言っていたかもしれないわね。王妃としてやらなければならない仕事は自分がやるから、貴女はレオン様を支えてあげて、と」
その言葉に、驚いたように目を見開いたルチアだったが、すぐに、口元を歪めた。
「フンッ、そんなの、口だけならなんとでも言えるわ。それに、女になんて取り入らないわ。全部奪って、絶望させるのが楽しいんじゃない」
「そう……まあ、こうだったかもしれないなんて考えてもしょうがないわね、現実は違うのだから。……さようなら、ルチア嬢。もう二度と、会う事はないでしょう」
「……本当は、悔しいくせに。わたしはレオン様に愛されてたわ。あんたなんかよりも、ずっとずっとね」
そう呟くルチアを振り返る事なく、エリザベートは面会室を後にした。
……数日後、ルチアは王都から地方の修道院に移されたのだが、その途中で行方がわからなくなった。
移送に携わっていた騎士達の話によると、途中で立ち寄った小さな村で、行方をくらましたという。
そしてそれと同じ時期から、オリバー・カーネリアンも王都から姿を消した。関連を調べたが、真相は分からないままだった。
話をしていると、その人物が辛いと思っている事や、言われて喜ぶ事がわかるのだ。
もちろん、心を読めるというわけではなく『なんとなく、おそらく』ではあったが、その才能は彼女にとって、生きていくうえで大きな力となった。
「ルチア嬢が、わたくしに会いたいと?」
「そうなんだ。修道院へ送られる事が決まったんだけど、そこは入ったら二度と外には出られないと言われる所でね。それで、最後に何か望みがあるならできるだけ叶えてやろう、という事になって尋ねたら、エリザベートとの面会を希望したそうなんだ。君に打診せずに却下しようという意見もあったんだけど、まあ、一応聞くだけ聞いてみようという事になって……気が進まなかったら断っていいんだよ」
放課後、生徒会室でエドワードから言われた言葉に、エリザベートは『そうですわね……』と首を傾げて考え込んだ。
騒動から3ヵ月。
エリザベートは3年生になり、平穏な学園生活を送っていたが、事件がらみではいくつか大きな動きがあった。
レオンハルトは北の厳しい環境の辺境の地を治める事になり、既に王都を出た。
ローズ男爵家はほとんどの領地を国に没収され、莫大な賠償金をスピネル公爵家に対して支払った。子息は貴族身分剥奪のうえ、罪人が労働に従事させられている鉱山に送られた。そしてルチアは厳しく一生出る事ができない修道院に送られる事になったわけだが、
「……ルチア嬢は、どうしてわたくしに会いたいのかしら」
「さあ……会っても不愉快な思いをするだけかもしれないから、本当に断っていいんだよ」
「そう、ですわね……」
(確かに、不快な思いをしそうね。でも……)
「最後になるでしょうし……会ってみますわ」
「そう? じゃあ、そのように伝えるよ。でも、気が変わったら無理しないで言ってね」
「わかりました。では、面会の日取りが決まったら教えて下さい」
こうして、エリザベートはルチアと面会をする事になった。
しばらく後。
面会は、王城の地下牢の手前にある面会部屋で行われた。
地下牢の手前とはいえ、寒く、かび臭く、中はもっと環境が悪いだろうと予想できる。
(これでも城の牢だからまだましだと思うけれど、長く居たい場所ではないわね。ゲームではヒロインで、優しくて可愛くて愛される存在だったルチアが、こんな所に投獄されるなんて……)
椅子に腰かけそんな事を考えていると、看守に連れられルチアが面会室に入って来た。二人の間には鉄格子があり、安全は保たれている。
「……落ちぶれたわたしの姿を見て、さぞや気分がいいでしょうね」
灰色の裾が擦り切れた丈の短いワンピース姿のルチアが、そう言いながらドサリと椅子に腰かけた。輝いていたピンク色の髪も艶が無くボサボサだし、目の下には濃い隈ができていた。
「わたしを笑いに来たんでしょう? 思う存分、笑えばいいわ」
「わたくしは貴女に会いたいと言われて来たのだけれど……そうではなかったようね。失礼するわ」
「待ちなさいよっ!」
立ち上がろうとしたエリザベートに、ルチアが叫ぶ。
「何よ、すました顔して! 心の中ではわたしに勝ったと思っているくせに」
「勝ったもなにも……別に、貴女に対して思う事など何もないわ。本心を言えば、会いたくもなかった。けれど、貴女がここを去る前にわたくしに会いたいと望んだと聞いたから、来てあげただけよ。わたくしが言いたい事は何もないけれど、貴女が言いたい事があるのならば、聞きましょう」
その言葉にルチアはイライラと、悔しそうに爪を噛んだ。
「……本当にムカつく女。わたしの事見下して、馬鹿にして、あざ笑って」
「…………」
「苦労知らずで威張りくさって……貴族なんてみんな滅べばいいのよ」
「…………」
「せっかく……せっかくレオン様を虜にしたのに、あんたのせいで計画は滅茶苦茶。あんたがわたしを不幸にしたのよ!」
「…………」
「なんか言いなさいよっ!」
そう怒鳴られ、黙って話を聞いていたエリザベートは、フーッと息を吐いた。
「自分の失敗が悔しくて、自分は不幸せだ、そしてその不幸はお前のせいだと言いたくて呼んだのね。でも、貴女の人生にわたくしは関係ないわ。もう会う事もないでしょう。考える時間は沢山あるでしょうから、何が間違っていたのか、自分でよく考える事ね」
(レオンハルトとルチア、似た者同士ね。言っている事が同じだわ)
そんな事を考えながら答えると、ルチアが叫ぶように言った。
「わたしは上手くやっていたのに! わたしは皆に愛される存在なのよ! 皆、わたしの事が好きになるの! どうしてかわかる?」
「……さあ?」
「わたしが、気持ちをわかってあげるからよ。貴女なんて少し賢いかもしれないけれど、人の喜ぶ事が全然わからない、愛されない人だわ。その点わたしは違う。ちゃーんと、わかっているの」
瞬きせず、目を大きく見開き、ルチアは勝ち誇ったように言った。
「第二王子として目立たないように気を遣っているエドワード様には『貴方は貴方だけなんですから』と手を握ってあげた。オスカー様はレオン様を守る為だけに自分が存在すると思っていたから『無茶をして怪我をしないか心配です』と頬を撫でたら真っ赤になっていた。頭が良くて当然と思われているテオ―ル様には『どんなに努力している事か。尊敬しています』と言ってあげたし、ディラン様には『わざと軽く見せているけれど、本当に優しいですよね』と言ったわ。貴族にペコペコしなきゃいけないダニエルには『わたしも平民として育ったから、貴方の気持ちがわかる』と言ってあげたの。それでみーんな、わたしの事を好きになったわ。昔からそう。みーんなすぐに、わたしの事を好きになるのよ。みーんなわたしの思い通りになるんだから」
クスクスと笑い、上目遣いにエリザベートを見て、尋ねる。
「レオン様の事も、知りたい?」
エリザベートは何も答えなかったが、ルチアは楽しそうに話し出した。
「レオン様にはねぇ、婚約者の貴女の方が評価されているのはおかしいって言ってあげたのよ。最初、レオン様は貴女の事を、努力家で聡明だ、自分よりずっと賢いって言ってたわ。そうやって口では褒めてはいたけれど、本当は貴女に対して大きな劣等感をもっているんだって、すぐにわかった。だから、レオン様の方が忙しくて責任も重くて大変なんだから、エリザベート様が他国語を覚えたり、情勢を学ぶのは当たり前の事だって言ったのよ。それなのに、頑張っているレオン様に努力しろとばかり言うのは酷いって言ってあげたわ。そしたら彼、すぐにわたしに夢中になってね。なんでもいう事を聞いてくれたし、なんでも買ってくれたわ。『ルチアは可愛い、ルチアは優しい。冷徹で思いやりのないエリザベートとは全く違う』って言ってたわね」
「別にどうでもいいけれど……そう……」
エリザベートは、ルチアを見て尋ねた。
「それじゃあもし、貴女がわたくしに取り入るとしたら、なんと言っていたのかしら」
「はっ?」
「人の気持ちを汲み取る事ができるのでしょう?」
「…………」
ルチアは顔を顰めたが、すぐに愛らしい笑顔を作って言った。
「……貴女が努力している事は、ちゃんとわかります。国の為、民の為、そしてなによりレオン様の為に、ものすごく頑張っていますよね。わたしはエリザベート様を尊敬しています。王妃になるのは、エリザベート様しか考えられません。……とでも、言ったかしらね」
「……もし貴女がそう言って、でも、レオン様を愛してしまった、とわたくしに相談してきたら、わたくしは貴女に協力すると言っていたかもしれないわね。王妃としてやらなければならない仕事は自分がやるから、貴女はレオン様を支えてあげて、と」
その言葉に、驚いたように目を見開いたルチアだったが、すぐに、口元を歪めた。
「フンッ、そんなの、口だけならなんとでも言えるわ。それに、女になんて取り入らないわ。全部奪って、絶望させるのが楽しいんじゃない」
「そう……まあ、こうだったかもしれないなんて考えてもしょうがないわね、現実は違うのだから。……さようなら、ルチア嬢。もう二度と、会う事はないでしょう」
「……本当は、悔しいくせに。わたしはレオン様に愛されてたわ。あんたなんかよりも、ずっとずっとね」
そう呟くルチアを振り返る事なく、エリザベートは面会室を後にした。
……数日後、ルチアは王都から地方の修道院に移されたのだが、その途中で行方がわからなくなった。
移送に携わっていた騎士達の話によると、途中で立ち寄った小さな村で、行方をくらましたという。
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