ありきたりの異世界転生〜ラーニングスキルで異世界領主が世界を救う！？〜

1章 はじまり

はじまりの島 現状①

さて、こうして現在の状況に至るわけだが、まずは現状と課題についてまとめておこう。


こういうのはきちんと整理して頭の中の引き出しに入れておくことが重要である！by.部屋が汚い俺


…という事で頭の整理整頓をしておこう。

いやー、実物がない頭の中の整理整頓は楽で良いね！


現状俺は名もない島にいる。
これは俺がこちらの世界、エリュシオンに降臨するにあたり降臨地として今まで無人島だった完全未開の島に降り立つことになった。

島自体の大きさにすれば『街ひとつ分です！』（ルミエール談）との事で、平凡な一般市民の俺が降臨するにしては広大であるとの事。
（街ひとつ分の単位はエリュシオンの方の認識になるので、俺には全く分からない。
とりあえずだだっ広いところので…まあそれなりには敷地がある島なのだろう。）

もっぱら島にあるのは、

・使徒となったクロノエルの神殿
（こちらでクロノエルより神託をもらえるらしいが、どちらかといえばクロノエルやその上役のルミエールへの相談所みたいなものだろう。）

・居住スペースとなる家
（ルミエールより『いきなり野原にほっぽり出す訳にはいきません！クロノエル、なんとかなさい！』と命令を受けたクロノエルがくれた物である。
『…家を再現・降臨させて貰うのに、シルヴァーナお姉様にご助力頂きました！…神力の借用がまた増えました…』とよく分からん事を言っていたな。笑）

これは嬉しいことに一部が日本式家屋のようになっている。

TATAMI is god…！！

俺へのせめてもの配慮ということか。
ありがたく使わせて頂きます！

以上含めて、この島を領地として授かる事になった。

とはいえ、領地であるなんて事は他の人間は知らぬ事なので、その辺りも少しずつ周囲の人や街や国家に認識を広める事になるだろう。

（領地の名前…何にしようかなぁ。）

のほほんとそんな事を考えられる辺りは自他共に認める肝のデカさであると言えよう。

さらにその他にクロノエルより魔法を授かることが出来た。

・時空間魔法

時空間魔法…ファンタジー万歳！！

クロノエルは時空間を司る天使との事（ゲームとかだと位上っぽいのに残念だなぁ…）で、使徒たる俺も時空間魔法を使えるとの事だった。