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第3章
3.気が付かないうちに私達いろいろ死亡フラグ立てすぎてた!?
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「早く食べれる野草を集めようよ。次はキノコやイチゴも取りにいかないといかないし」
そう言いながら花畑から食べられる種類の花や草を回収していくモモちゃん。
彼女はお花の冠とかそういったものに一切興味を示さない。
試しに以前作って被せてあげたら、即座に分解して食べれるものと食べれないものに仕分け始めるぐらいに食い意地が張ってるのだ。これはもう教育間違えてると言わざるを得ないが……
黙々とお花を文字通り摘み取る姿もそれはそれでいい。
昆虫や芋虫も怖がるどころか、食べれる種類なら素手で捕まえて虫かごに投入する姿もそれはいいっと思い込む。思い込む……
「…………やっぱり無理。お兄ちゃんこれ絶対、妹ちゃんの教育に失敗してる。だから後で私がしっかり矯正させておくから安心しててね」
丁度その時アトリエで留守番中の兄ことランプが盛大にくしゃみしつつ虚空へ向けて『俺の妹にこれ以上変な教育施そうとすんな!』なんて突っ込んでたりするがエクレアは気にしない。
後日手取り足取りしっかりと教育を施す事を決意。師匠に仕込まれたあれやこれを一通りなんて企んでると…・
「ねぇお姉ちゃん。お兄ちゃんの事だけど……どう思う?」
兄の事を話題にした空気を察したのか、唐突に話しかけてくるモモちゃん。
「ランプ君の事?ん~………だめかな」
「そっか、ダメか。私もダメだと思ってるの。だってお兄ちゃん情けないことに、あの年になっても経験ないんだよ」
「致命的だよね。あの年でまだ未経験だなんて」
傍から聞いてるとかなりアレな会話に聞こえるので、オチを付けておこう。
「お兄ちゃん……今までまともな料理を完成させたことないっていうのに今日の誕生日には桃のタルトを作ってやるだなんて、絶対ダメだよね。失敗するよね」
そういいながらふぅっとため息一つ。
オチつけたところでモモちゃん家庭の事情だが、両親は共に遺跡巡り専門の冒険者として活動してるので家にいない時が多いそうだ。
二人でお留守番なのに兄は料理下手。張り切って挑戦するも焦がしたり余計なアレンジ加えたりで失敗し、その度に酒場へいってご飯もらってるのだ。
モモちゃんが酒場で給仕をするようになったのは頼りない兄に代わって料理出来るようになるため。後、ついでにまかない飯と余り物をゲットするためらしい。
お金目当てで薬師のマイに近づいたエクレア同様、辺境の子供……幼女は超現金な思考に走りやすいようだ。
「一応馬鹿でもわかる超簡単なレシピとトンビ君……は最初からアテにしないものとして頭の良いローイン君が助手についてるから最悪は避けられ…………ないかもしんない」
エクレアからの3人の評価。
ランプは論外。先ほど述べた通り直感とかなんだとかで余計なアレンジ加えるからまともな完成品とならない。存在そのものが害悪、もう台所に立つなレベルだ。
トンビは鍛冶屋の息子で器用な面があるから料理もそれなりの腕前。ただし、自分に自信ないせいか他者の提案は大体通してしまう癖がある。そこへ直感頼りのランプが横やり入れたら………あとはわかるな案件待ったなし。
ローインは母親が仕事一筋の研究馬鹿。ぶっちゃけ師匠と同類で家事できない人間だから料理に限らず家事一式を自然と覚える羽目となったらしい。腕前は基本に忠実……なんだけど、どういうわけか時々焦がす。調理中にぼーっと惚けるせいで焦がす事がある。
ランプが愚行してる最中に惚けてたりなんかしたら…………
結論
桃のタルトはクリティカル判定でも出さない限りは失敗するとみた方がいい。
「やっぱり力づくでも止めさせた方がよかったかなぁ」
「でもいいの。だってお兄ちゃんが私のために作ってくれるっていってたもん。例え豚の餌にもならないようなものでも美味しいって食べるつもり」
そうにっこりと笑うモモちゃんは兄を嫌ってない。むしろ好いてる部類だ。
口ではグチグチ不満垂らしてはいるも結局は楽しみにしてた。
とっても良い子であった。
「あっ、でも口直し用にエクレアお姉ちゃんのタルトも食べたいな~。桃じゃなく摘み立てイチゴで作ってくれない?ねっ」
そして、ぬけめがなかった。
あざとく上目遣いでお願い攻撃をしかける辺り、完全にエクレアの教育の賜物だ。
「もちろんいいですとも!!」
危うく鼻から忠誠心を垂れ流しかけながらも、速攻でOKをだすエクレア。
「やった。約束だよ。ちゃんっと美味しいもの作ってくれないと酒瓶を脳天に叩きつけちゃうからね」
「あー妹のためなら死ねる。命に代えてもってこういうことを言うんだ。お兄ちゃんの気持ちよ~~~っくわかっちゃう」
ダメだとわかっててもついつい甘やかしちゃう。
ちょっと不穏な言葉が飛び出ても軽く無視できちゃう程度の可愛らしさは破壊力ばつ牛ン!
エクレアはやられて初めてわかった年下少女のおねだり攻撃の恐ろしさを再認識しつつ……
風が吹いた。
暖かい陽気な春の風。
周辺に咲き乱れた花の香り満載な風が吹いた。
「おおっと……!?」
エクレアはさっと被ってた魔女の黒いとんがり帽子を抑えながら……周囲を油断なく見渡す。
「お姉ちゃんどうしたの?」
「黙って」
空気が変わった。
唐突に風向きが変わった事で察した。
「しまった。気が付かないうちに私達いろいろ死亡フラグ立てすぎてた!?」
今日が誕生日。
お兄ちゃんが妹の好物の料理に挑戦。
イチゴのタルト作ってね、約束だよ。
命にかえても……
これらはフラグだ。
死の宣告に等しい死亡フラグの山だ。
そんな宣告を成就させるかのごとく、彼等は現れた。
色とりどりの花が咲き乱れる丘のお花畑にふさわしくない無粋なお客。
ゴブリンが現れた。
そう言いながら花畑から食べられる種類の花や草を回収していくモモちゃん。
彼女はお花の冠とかそういったものに一切興味を示さない。
試しに以前作って被せてあげたら、即座に分解して食べれるものと食べれないものに仕分け始めるぐらいに食い意地が張ってるのだ。これはもう教育間違えてると言わざるを得ないが……
黙々とお花を文字通り摘み取る姿もそれはそれでいい。
昆虫や芋虫も怖がるどころか、食べれる種類なら素手で捕まえて虫かごに投入する姿もそれはいいっと思い込む。思い込む……
「…………やっぱり無理。お兄ちゃんこれ絶対、妹ちゃんの教育に失敗してる。だから後で私がしっかり矯正させておくから安心しててね」
丁度その時アトリエで留守番中の兄ことランプが盛大にくしゃみしつつ虚空へ向けて『俺の妹にこれ以上変な教育施そうとすんな!』なんて突っ込んでたりするがエクレアは気にしない。
後日手取り足取りしっかりと教育を施す事を決意。師匠に仕込まれたあれやこれを一通りなんて企んでると…・
「ねぇお姉ちゃん。お兄ちゃんの事だけど……どう思う?」
兄の事を話題にした空気を察したのか、唐突に話しかけてくるモモちゃん。
「ランプ君の事?ん~………だめかな」
「そっか、ダメか。私もダメだと思ってるの。だってお兄ちゃん情けないことに、あの年になっても経験ないんだよ」
「致命的だよね。あの年でまだ未経験だなんて」
傍から聞いてるとかなりアレな会話に聞こえるので、オチを付けておこう。
「お兄ちゃん……今までまともな料理を完成させたことないっていうのに今日の誕生日には桃のタルトを作ってやるだなんて、絶対ダメだよね。失敗するよね」
そういいながらふぅっとため息一つ。
オチつけたところでモモちゃん家庭の事情だが、両親は共に遺跡巡り専門の冒険者として活動してるので家にいない時が多いそうだ。
二人でお留守番なのに兄は料理下手。張り切って挑戦するも焦がしたり余計なアレンジ加えたりで失敗し、その度に酒場へいってご飯もらってるのだ。
モモちゃんが酒場で給仕をするようになったのは頼りない兄に代わって料理出来るようになるため。後、ついでにまかない飯と余り物をゲットするためらしい。
お金目当てで薬師のマイに近づいたエクレア同様、辺境の子供……幼女は超現金な思考に走りやすいようだ。
「一応馬鹿でもわかる超簡単なレシピとトンビ君……は最初からアテにしないものとして頭の良いローイン君が助手についてるから最悪は避けられ…………ないかもしんない」
エクレアからの3人の評価。
ランプは論外。先ほど述べた通り直感とかなんだとかで余計なアレンジ加えるからまともな完成品とならない。存在そのものが害悪、もう台所に立つなレベルだ。
トンビは鍛冶屋の息子で器用な面があるから料理もそれなりの腕前。ただし、自分に自信ないせいか他者の提案は大体通してしまう癖がある。そこへ直感頼りのランプが横やり入れたら………あとはわかるな案件待ったなし。
ローインは母親が仕事一筋の研究馬鹿。ぶっちゃけ師匠と同類で家事できない人間だから料理に限らず家事一式を自然と覚える羽目となったらしい。腕前は基本に忠実……なんだけど、どういうわけか時々焦がす。調理中にぼーっと惚けるせいで焦がす事がある。
ランプが愚行してる最中に惚けてたりなんかしたら…………
結論
桃のタルトはクリティカル判定でも出さない限りは失敗するとみた方がいい。
「やっぱり力づくでも止めさせた方がよかったかなぁ」
「でもいいの。だってお兄ちゃんが私のために作ってくれるっていってたもん。例え豚の餌にもならないようなものでも美味しいって食べるつもり」
そうにっこりと笑うモモちゃんは兄を嫌ってない。むしろ好いてる部類だ。
口ではグチグチ不満垂らしてはいるも結局は楽しみにしてた。
とっても良い子であった。
「あっ、でも口直し用にエクレアお姉ちゃんのタルトも食べたいな~。桃じゃなく摘み立てイチゴで作ってくれない?ねっ」
そして、ぬけめがなかった。
あざとく上目遣いでお願い攻撃をしかける辺り、完全にエクレアの教育の賜物だ。
「もちろんいいですとも!!」
危うく鼻から忠誠心を垂れ流しかけながらも、速攻でOKをだすエクレア。
「やった。約束だよ。ちゃんっと美味しいもの作ってくれないと酒瓶を脳天に叩きつけちゃうからね」
「あー妹のためなら死ねる。命に代えてもってこういうことを言うんだ。お兄ちゃんの気持ちよ~~~っくわかっちゃう」
ダメだとわかっててもついつい甘やかしちゃう。
ちょっと不穏な言葉が飛び出ても軽く無視できちゃう程度の可愛らしさは破壊力ばつ牛ン!
エクレアはやられて初めてわかった年下少女のおねだり攻撃の恐ろしさを再認識しつつ……
風が吹いた。
暖かい陽気な春の風。
周辺に咲き乱れた花の香り満載な風が吹いた。
「おおっと……!?」
エクレアはさっと被ってた魔女の黒いとんがり帽子を抑えながら……周囲を油断なく見渡す。
「お姉ちゃんどうしたの?」
「黙って」
空気が変わった。
唐突に風向きが変わった事で察した。
「しまった。気が付かないうちに私達いろいろ死亡フラグ立てすぎてた!?」
今日が誕生日。
お兄ちゃんが妹の好物の料理に挑戦。
イチゴのタルト作ってね、約束だよ。
命にかえても……
これらはフラグだ。
死の宣告に等しい死亡フラグの山だ。
そんな宣告を成就させるかのごとく、彼等は現れた。
色とりどりの花が咲き乱れる丘のお花畑にふさわしくない無粋なお客。
ゴブリンが現れた。
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