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第2章
5.“混沌”がその場に出現した(side:俯瞰) ギャグ回
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エクレアは笑っていた。
“狂気”を宿した笑い声を森中に響きわたせながら笑っていた。
その笑い声は……
「な、なんだこの笑い声は?」
森の奥から唐突に響いた笑い声がたまたま近くにいた少年たち、ランプ、トンビ、ローインの3人組に届いたようだ。
急ぎ駆け寄ってみたら……
瘴気漂う不気味なダークマターの沼の前、仰向けに倒れて狂ったように笑い声をあげているエクレアの姿を発見だ。
「「「………」」」
当然のことながら、3人は戸惑った。唖然とした。
一体何があったのか、わけがわからず茫然と立ち尽くすも、状況は刻一刻と変化する。
笑い声が唐突に途切れた。途切れたのだ。
これは解毒のために使用された体力を回復させるための眠りについただけなのだが、傍からみたら完全に毒でやられたの図である。
「や、やばい…早く助け出すぞ!」
ようやく状況が飲み込めたランプ。彼が動いた事で、釣られるように他の2人も同様に動き始める。
毒気を吸わないよう細心の注意を払いつつエクレアを回収。その後は急ぎその場を離れてアトリエまで連れ戻す。
幸い鍵はかかっておらず、そのまま寝室のベットへと寝かしつける。
「ど、どうしよ……この場合。どうやって処理を……オロオロ」
「慌てるなトンビ!まずはベットに連れて行って寝かせろ!それで『毒消し』だ、『毒消し』を飲ませるんだ!!」
「毒消し……どれがそれ?」
「だーお前文字が読めなかったの忘れてた!ローイン、お前ポーション作ってるぐらいなんだから薬にもくわしいんだろ、代わりに探せ!!で、トンビは水くんでこい!!」
「あったよランプ君。これを………飲ませる……どうやって??」
「そ、そういえば……ローインやり方わかるか?」
「えっと…確か前に呼んだ書物によると『まうすとぅまうす』をすればいいとか」
「『まうすとぅまうす』…なんだそれ?」
「まずは上に乗っかって口と口を合わせる…」
「よし、口と口を合わせるんだな」
そんな感じで手当を試みるも、いろいろと混乱中の少年達は気付いてない。
ありとあらゆるものを間違えてる事に気付いてない。
まず、『まうすとぅまうす』は人工呼吸なので心肺停止。息をしてない者に施す処置であり、寝息立てて寝ている者に施すものではない。
さらに、息を吹き込む者は横から口を合わせるものだがランプは真正面から……
仰向けで寝ているエクレアに馬乗りとなってから口をあわせようとしている。
どうみてもマウントポジションからの襲い掛かり案件である。
おまけに彼等は混乱しすぎて『毒消し』を飲ますという工程をすっ飛ばしていた。
よってあまりの騒がしさで目が覚めたエクレア。
その目の前には、今まさに口を合わせる……
マウントポジションからキスを迫るランプが映っており……
「「…………」」
双方の目線が合わさる。
合わさった。
合わさってしまった。
……………………
その後、何が起きたかわからない。
エクレアはこの時“狂気”に囚われていたのか、
それとも正気に戻っていたのかで反応は違うだろう。
混乱の極みだった少年達たちも、混乱中故に行動の予測がつかない。
次の行動が全く読めない状態だ。
よってこの先起きる出来事は…………
“混沌”がその場に出現したとだけ伝えておこう。
あっ、ごめんなさい埋めないでください。
決してオチが思いつかないから丸投げにしたわけじゃないから土かけないでください。
というかそれダークマター……
ごめんなさいごめんなさいなんとかオチつけるからやめてちかづけいっしょにうめなかけなああああ……
アーッ!!!!!!!!!
\(^o^)/
“狂気”を宿した笑い声を森中に響きわたせながら笑っていた。
その笑い声は……
「な、なんだこの笑い声は?」
森の奥から唐突に響いた笑い声がたまたま近くにいた少年たち、ランプ、トンビ、ローインの3人組に届いたようだ。
急ぎ駆け寄ってみたら……
瘴気漂う不気味なダークマターの沼の前、仰向けに倒れて狂ったように笑い声をあげているエクレアの姿を発見だ。
「「「………」」」
当然のことながら、3人は戸惑った。唖然とした。
一体何があったのか、わけがわからず茫然と立ち尽くすも、状況は刻一刻と変化する。
笑い声が唐突に途切れた。途切れたのだ。
これは解毒のために使用された体力を回復させるための眠りについただけなのだが、傍からみたら完全に毒でやられたの図である。
「や、やばい…早く助け出すぞ!」
ようやく状況が飲み込めたランプ。彼が動いた事で、釣られるように他の2人も同様に動き始める。
毒気を吸わないよう細心の注意を払いつつエクレアを回収。その後は急ぎその場を離れてアトリエまで連れ戻す。
幸い鍵はかかっておらず、そのまま寝室のベットへと寝かしつける。
「ど、どうしよ……この場合。どうやって処理を……オロオロ」
「慌てるなトンビ!まずはベットに連れて行って寝かせろ!それで『毒消し』だ、『毒消し』を飲ませるんだ!!」
「毒消し……どれがそれ?」
「だーお前文字が読めなかったの忘れてた!ローイン、お前ポーション作ってるぐらいなんだから薬にもくわしいんだろ、代わりに探せ!!で、トンビは水くんでこい!!」
「あったよランプ君。これを………飲ませる……どうやって??」
「そ、そういえば……ローインやり方わかるか?」
「えっと…確か前に呼んだ書物によると『まうすとぅまうす』をすればいいとか」
「『まうすとぅまうす』…なんだそれ?」
「まずは上に乗っかって口と口を合わせる…」
「よし、口と口を合わせるんだな」
そんな感じで手当を試みるも、いろいろと混乱中の少年達は気付いてない。
ありとあらゆるものを間違えてる事に気付いてない。
まず、『まうすとぅまうす』は人工呼吸なので心肺停止。息をしてない者に施す処置であり、寝息立てて寝ている者に施すものではない。
さらに、息を吹き込む者は横から口を合わせるものだがランプは真正面から……
仰向けで寝ているエクレアに馬乗りとなってから口をあわせようとしている。
どうみてもマウントポジションからの襲い掛かり案件である。
おまけに彼等は混乱しすぎて『毒消し』を飲ますという工程をすっ飛ばしていた。
よってあまりの騒がしさで目が覚めたエクレア。
その目の前には、今まさに口を合わせる……
マウントポジションからキスを迫るランプが映っており……
「「…………」」
双方の目線が合わさる。
合わさった。
合わさってしまった。
……………………
その後、何が起きたかわからない。
エクレアはこの時“狂気”に囚われていたのか、
それとも正気に戻っていたのかで反応は違うだろう。
混乱の極みだった少年達たちも、混乱中故に行動の予測がつかない。
次の行動が全く読めない状態だ。
よってこの先起きる出来事は…………
“混沌”がその場に出現したとだけ伝えておこう。
あっ、ごめんなさい埋めないでください。
決してオチが思いつかないから丸投げにしたわけじゃないから土かけないでください。
というかそれダークマター……
ごめんなさいごめんなさいなんとかオチつけるからやめてちかづけいっしょにうめなかけなああああ……
アーッ!!!!!!!!!
\(^o^)/
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