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光貴と勉強会 ※優視点
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「光貴!」
遠くから、光貴に呼びかけた。
光貴はすぐに気づき、僕の方を振り向いてくれた。
「あのさ、来週の小テストのために数学やってるんだけど。一緒に勉強しない?」
もちろん勉強というのは口実に過ぎなかった。
一緒に居られて、できれば距離が近くて、となると、勉強くらいだろう。
「良いよ。どこでする?」
「んー。大学の図書館が良いかな。疲れたら本読めるし」
「じゃあ、三限終わったら図書館に移動しようか」
光貴が笑顔で言った。
その笑顔にドキッとした。
光貴は僕の高校時代の、いやそれより以前からの親友だった。
でも、僕はずっと光貴のことが好きだった。
光貴はきっと僕のことを好きでもなんでもないだろう、とは理解していた。
数学が苦手な僕は、よく光貴に教えてもらっていた。
定期的に一緒に勉強する約束を取り付けて、一緒にいられる時間を増やそうとしていた。
「うん、了解。じゃあ、後でね」
僕は光貴に返事をし、光貴とは違う教室へ向かった。数少ない、光貴と違う科目の授業だから。
あの時とは違って、僕には自信がある。
少なくとも、見た目や雰囲気は光貴のタイプであった、ということだ。
乗り越えるべき壁はまだまだ多いけど__
それでも、僕に対するあの好意的な反応を見た日から、期待が抑えられなくなってしまった。
遠くから、光貴に呼びかけた。
光貴はすぐに気づき、僕の方を振り向いてくれた。
「あのさ、来週の小テストのために数学やってるんだけど。一緒に勉強しない?」
もちろん勉強というのは口実に過ぎなかった。
一緒に居られて、できれば距離が近くて、となると、勉強くらいだろう。
「良いよ。どこでする?」
「んー。大学の図書館が良いかな。疲れたら本読めるし」
「じゃあ、三限終わったら図書館に移動しようか」
光貴が笑顔で言った。
その笑顔にドキッとした。
光貴は僕の高校時代の、いやそれより以前からの親友だった。
でも、僕はずっと光貴のことが好きだった。
光貴はきっと僕のことを好きでもなんでもないだろう、とは理解していた。
数学が苦手な僕は、よく光貴に教えてもらっていた。
定期的に一緒に勉強する約束を取り付けて、一緒にいられる時間を増やそうとしていた。
「うん、了解。じゃあ、後でね」
僕は光貴に返事をし、光貴とは違う教室へ向かった。数少ない、光貴と違う科目の授業だから。
あの時とは違って、僕には自信がある。
少なくとも、見た目や雰囲気は光貴のタイプであった、ということだ。
乗り越えるべき壁はまだまだ多いけど__
それでも、僕に対するあの好意的な反応を見た日から、期待が抑えられなくなってしまった。
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