ーUNIVERSEー

≈アオバ≈

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Chapter2〜My weak hero!~

【第36話】傷だらけ

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 【ラザー視点…】

 あぁ……やべぇぇ…頭すげぇクラクラする………歩くだけでズキズキするし……臭いと音だけでここまでなるか?

ラザー「ってか!?さっっっむ!!!」

クラッシュ「ホントだ!ここら辺だけ……なんでだろ…?」

開斗「あの部屋からしこ?」

クラッシュ「うわ!冷気が凄い!!!」

開斗「行ってみるしこ!」

クラッシュ「うん!」

ラザー「ちょ!?なんへ言っはんだ?ま、まっへよ!!」



クラッシュ「よっ?」ヒョコッ

開斗「なんか分かるしこ?」

クラッシュ「いや、冷気で何も見えないよ、すっごい寒い事くらいしか……」

開斗「おーい!誰かいるしこ~!!」

クラッシュ「ちょ!もし敵がいたら危ないよ!」

開斗「し、しこぉ…」

リタン「ク…ラ………ッシュかぁ…?」

クラッシュ「え!リタン!!!そこに居るの!?」

リタン「あぁ…けど、この冷気のせいでどこが出口か…分からないんだ……」

開斗「壁にそっていけば出口が見つかるしこよ!」

リタン「いや、ここには冷もいるんだ……だ…だから簡単に…は………出られない…」

クラッシュ「冷も!?」

開斗「ど、どうするしこぉ!」

ラザー「さっむ!?何らココ!?」

クラッシュ「ラザー………………あ!」

 ポンポン!

ラザー「んぁ?クラッシュ?なんだよ?」

クラッシュ「蔓で冷とリタン助けてよ。」

ラザー「あ?」

クラッシュ「だーかーらー!冷とリタン助けてって!!」

ラザー「言われへもわはんねぇよ!鼓膜敗れへるつっへんだろ!?」

クラッシュ「あぁ、そっか…」

開斗「文字で伝えるしこ!」カキカキ…



ラザー「あぁ、わはったわはった。りょうはい!オラァ!」

 ニョキニョキ…

ラザー「ん………お!一人見っけはぞ!」

 ひょいーん

リタン「あ…ありが………とぉ…」

クラッシュ「リタン!?すごい血が………」

リタン「盾があったのが…幸いだ……骨も折れてないし…内蔵も多分傷ついてないはず……だ…」

開斗「それでも心配しこ……」

ラザー「おぉ!ん?コレはァ……冷と…なんか棒みはいな…」

 ひょいーん

冷「………」

リタン「ん?コレは……剣?」

クラッシュ「冷のかな?」

ラザー「あ!コレ冰牙じゃん!」

クラッシュ「冰牙?」

ラザー「コレ冷えへはら斬れ味ふげぇんだっへか?」

 コンコン!

ラザー「うは!ふっげぇ硬ぇ!!金属なんはと比べもんにならねぇぞコレ!」

リタン「ラザー、その剣はなんだ?知ってるのか?」

開斗「あ、今ラザーは鼓膜破れてて聞こえないしこ。」

リタン「鼓膜が!?大丈夫なのか……」

クラッシュ「ラザーは大丈夫だよ。リタンの方が痛々しいくらい。」

ラザー「おーい!冷、そろそろ起きろ!!!」

クラッシュ「起きろじゃないよ!!冷もなんか色々ヤバそうだよ……」

開斗「一旦2人を連れて宇宙船に戻るしこ!!」

クラッシュ「うん!!」

 ダダダッ!!

ラザー「お、おい!ちょ!急にどほ行くんだよ!!」



━━━━━━━━━━━━━━━


【宇宙船にて…】

クラッシュ「ふぅ…開斗の能力のおかげで早くつけたね!」

開斗「しこぉ!!」

ラザー「んあ?ドアが空いてんぞ?」

リタン「だ、誰かが入ったのか!?もしかしたらタイム・スペースの!!」

クラッシュ「慎重に行きましょ……」

ラザー「誰かいんのかぁ~?」トコトコ…

クラッシュ「ラザー!?」

リタン「待てラザー!!」



ラザー「う、うわぁぁぁぁあ!!!!」


リタン「どうした!!って……えぇ!!」

開斗「なにしこ?…な、なんでしこ!?」

クラッシュ「ん?……って!ファガンさん!?」

ファガン「……………」バタリ…

開斗「た、倒れてるしこ!!!」

クラッシュ「大丈夫ですか!?」

ファガン「………………」

リタン「……返事が…ない………」

クラッシュ「そんな……」

ファガン「グゥ…………………」

クラッシュ「…ん?」

ファガン「グゥゥ……グゥゥ……グゥゥ………」

クラッシュ「……もしかして…」

リタン「ね、寝てるだけ?」

クラッシュ「はぁ…良かったぁ……」

ファガン「……んぁ?」パチッ!

開斗「目覚ましたしこ!!」

ファガン「ん?オマエら…いつ帰ってきたんだ?」

クラッシュ「今さっきですけど…ってファガンさんこそいつ帰ってきたんですか?っていうか大丈夫ですか!!」

ファガン「あぁ、アタシは大丈夫だ。5、6発銃弾は受けたけど体は大丈夫だし、なんかあのクソババアが見逃してくれたおかげでココに帰ってこれた!」

開斗「銃弾受けたって……どこにも傷らしきものが無いしこ……?」

クラッシュ「いや、あのヘドロはどうしたんですか!!」

ファガン「ヘドロォ?アレ時間たったら氷みたいに外側から溶けてったぞ?」

クラッシュ「溶けたんですか!?」

ファガン「まぁまだまだ硬かったけど、力入れたら出られた。」

リタン「ち、力入れたら……」

ファガン「それより、オマエらこそ大丈夫だったか!?」

クラッシュ「私と開斗は大丈夫です。」

リタン「俺も……血は出てますけど大丈夫です。冷は肋も折れてますし、何より腕がすごく腫れてます。」

クラッシュ「あとラザーが鼓膜敗れてます。」

ファガン「そうか……」


スティル「や、やっと着いたぁ……」

泡「晴気のおかげで早く帰って来れたね!」

小太「流石だな!!」

晴気「///…」

ラザー「んぁ?」

開斗「みんな!おかえりしこぉ!!!…しこ?」

スティル「ん?なに?」

開斗「し、しこぉぉぉおお!!!!ヘドロの嵌合体しこぉ!!!」

スティル「ち、違う!!私よ私!!スティル!!私の能力で変化(へんげ)してるだけ!!!」

開斗「ホ、ホントしこ?」

泡「本当よ。元のスティルの体は今怪我だらけで戻ったら激痛なんだって。」

クラッシュ「だから変化したまんまなんだね。」

リタン「でもスティル、嵌合体じゃなくて誰かに変化しても良くないか?」

スティル「それもそうね、もうタイム・スペースの人達はどっか行ったし。」

開斗「タイム・スペースがどっか行った!?」

ファガン「どういう事だ?」

泡「ファガンさん!!」

小太「銃弾を撃たれたんじゃ……」

ファガン「あぁ、大丈夫だ。アタシはあんなザコを銃だとは認めねぇ。銃ってのは最低でも頭一つ消す威力くらいねぇとな。」

小太「頭一つ消す!?」

泡「無事で良かったです。」

スティル「じゃあ泡、体貸してくれる?」

泡「うん。」

 にゃろん!

リタン「戻ったな。」

スティル「いっっったぁぁああああ!!!!!」

泡「早く変化して!!」

スティル「う、うん…」

 にゃろん!

スティル「うぅ……もうやだぁ…」

開斗「って流星、腹が血だらけしこ!!!」

泡「そう、ヤバいのよ!!」

リタン「あと、その子は………」

小太「あぁ、この子はアイツらに実験体にされてた子だ。流星が命懸けで助け出した子なんだよ。」

晴気「!」コクリコクリ!!!

開斗「助けるためにこんなになるなんて…流星らしいしこ!」

泡「うん!流星も流石だね、一番弱いのにこの子のヒーローになれちゃうんだから。」

ファガン「とりあえずこの星に来た目的のガス回収してからストラスに帰るぞ。動けるやつ来い!」

クラッシュ「はい!」



━━━━━━━━━━━━━━━


 【ラザー達がマッドから出た数日後…】

 【マッドにて…】


ベール「よっと!Sエネルギーねぇ……こんななんもねぇ星から反応あるって…ハーガルドさん俺たちを騙したな!!!」

マスク「そう言うなよ、俺たちはハーガルドさんには恩があるんだし、ちょっと騙されたり間違ってたとしても怒れねぇよ。」

ベール「でもなぁ…Sエネルギーつったってこのボールで探せんのか?」

マスク「それワープボールのやつじゃん!」

ベール「あぁ、今はワープの能力じゃなくてエネルギーを感知するクリスタル能力セットしてるよ。」

マスク「本当にそれ便利だよなぁ…それさえあればいつでも、もう1つ別のクリスタル能力が使えんだから。」

ボール「ピーーーーーーーー!!!!!!」

ベール「うぉ!反応した!!!」

マスク「ホ、ホントか!!」

ベール「でも…こんななんもねぇ星にその生き残りとかいんのか?」

マスク「さぁ…あ!あそこになんか積まれてるぞ!!!」

ベール「ホントだ!行ってみようぜ!!!」

マスク「ん?…………は…う…ぅ……うわぁぁぁあああ!!!!!」

ベール「どうしたん…だ………ぁ…あ゛あぁぁあああああ!!!!!!」

マスク「な、なんだよコレ!?」

ベール「死体の山…なのか?」

マスク「全部子供だぞ…?」

ベール「も、もしかしてだけどさ……こっから反応出てる説ねぇか………?」

マスク「え………ま、まさかぁ…」

ベール「…………」

マスク「お、おい……ちょっと待てよ!!!何しようとしてんだ!?」

ベール「死体を……持って帰るんだよ!!!!」

マスク「な、何言ってんだよベール!!!死体見ておかしくなったか!?」

ベール「…でも………もしかしたら…この中にシード族の生き残りがいるかもだ。」

マスク「だからって……」

ベール「マスク…ハーガルドさん言ってたよな……もしSクリスタルを手に入れられれば…………この戦争が…終わるんだよ……」

マスク「………」

ベール「…あの………地獄みたいな戦争が……正直俺さぁ…フラワーかブロッサム、どっちが勝つか負けるかなんてどうでもいいんだよ……ただ…ただこの戦争が終わって欲しいだけなんだ………これ以上、子供達に辛い思いはさせたくないから…」

マスク「……だから俺たちは…争いが嫌いなメラネさん所でいるんだもんな………」

ベール「……今ここでその可能性を捨てるってんなら…俺は絶対後悔する………だからこの子達には悪いが、全員運ばしてもらう…!!!」

マスク「…お、俺も手伝う!」



━━━━━━━━━━━━━━━


 【数日後…】

 【ストラスにて…】


マリス「だ、大丈夫でしたか!?」

ファガン「あぁ、とりあえず宇宙船にいるアイツらにヒールかけてやってくれ。アタシは大丈夫、一応応急処置はしといた。」

マリス「わかりました!」

 キラキラキラ!!!

冷「ん…ココは…………」

クラッシュ「目覚ました!!良かったよぉ!!」

冷「マリス……さん?…………って事は帰ってきたって事…」

スティル「ふぅ……ありがとうマリスさん!」

流星「………………………は!あの子は!?」

泡「流星!」

開斗「大丈夫しこ!?」

流星「あの子は!!」

小太「落ち着け!あの子は無事保護できたから!!今は自分の心配してろ!!」

ラザー「なぁマリフ、俺にもヒールかけへくれ。」

マリス「え?う、うん?」

 キラキラキラ!!!

マリス「コレでいい?」

ラザー「………聞こえる…聞こえる!!!!やったー!!鼓膜治った!!!!」

マリス「鼓膜…破れててたの!?」

ラザー「あんがと!!!」


 この後、俺たちは家に帰って今回の任務での状況、そして手に入れた情報などをそれぞれ共有した。


ファガン「とりあえず、アイツら【タイム・スペース】フラワーとブロッサムに敵対する組織というのは分かった。
んで、アタシ達が目にした団員は2人、その内の1人はフラワーとブロッサムに強い復讐心を持っていた。
嵌合体に関しては確認できた数は合計5体、その内1体はフラワーで保護。でも恐らく他にもまだまだ嵌合体は居たはずだ。
んでアイツらはワープでどっかに逃げてったと………その時に他の嵌合体達も一緒に消えた…
3体の嵌合体は倒せたが、冷とリタンの所に居た尻尾の嵌合体は倒せていない。
そして、最後の1体は急激な光の強さの変化によって暴走してしまうらしい。って事くらいか?」

流星「アイツら宇宙の平和の為とか言ってました!あと嵌合体の素材を子供にしてるのは成長の過程で嵌合体にの体に慣れらせるためとか…言ってた気がする!」

小太「言ってたか?」

流星「しらねぇよ!もし違っても理由それくらいじゃね?」

ファガン「宇宙の平和……か…」

流星「フラワーとブロッサムが宇宙で戦争をやりたい放題やってるから悪だー!とかほざいてましたよ!!! 」

ファガン「………まぁ…言われてもしょうが無い所もあるけどな…」ボソッ…

ラザー「……」

泡「それにしてもタイム・スペース……どんな組織なんだろう……嵌合体だらけの組織なのかしら?」

冷「どうだろうな……少なくともこれからフラワーがあの組織を無視することは出来ないだろう…」

リタン・スティル「………………」

クラッシュ「2人ともどうしたの?」

リタン「…あぁ!!なんでもない。」

スティル「……うん。」

ソウル「ねーこの子をどうする?」

505番「スヤァ…」

ダント「その嵌合体とかいうキメラだろ?子供だからって暴れるんなら危ないだろ。」

ソウル「うーん…とりあえずロクボクさんに見てもらうか!」

ナズバ「うん、それがいいね。あの人、生物学の知識もあるし。」

ソウル「よーし!そうと決まれば善は急げだ!!今から連れていこ~!!!!」

流星「い、今からっすか!?」

冷「そうですね、行きましょう。早くしないと、もしかしたら嵌合体って事で解剖されたり殺されたりするかもですしね。」

流星「え゛……そんな…人の心ねぇのかよ…」

ソウル「んじゃあ行ける人だけでしゅっぱーつ!!」



【次回】シード族
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