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第三章 冥府の大樹林編
第53話 王家から領地をもらおう!
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領民たちから想定していないお礼を次々と受け取った後。
正直、今すぐ自室に一か月ほど引きこもってやりたいほどショックだったが、それを許してくれるほど現実は優しくなかった。
というのも、タイミング悪く王都からの使者が到着してしまったからだ。
本来なら領民から憎しみを向けられるところを見せてやりたかったのだが、現実はこの様。
逆に俺が称賛されている現場に出くわされてしまうとは。
なんてこの世は残酷なんだ。
さらに厄介なのが、使者としてやってきた人物についてだった。
「こ、こほん。お久しぶりですね、クラウス様。変わらずお元気なようで何よりです」
「領民たちとの交流についても拝見させていただきました。民からあれだけの信頼を得ているとは、さすがレンフォード卿ですね」
そう告げるのは、俺にとっては前世から知っている二人だった。
透き通るような純白の長髪が特徴的な少女ソフィア・フォン・ソルスティア。
ゲーム『アルテナ・ファンタジア』におけるメインヒロインであると同時に、今世の俺とも関わりのある人物。
その左手薬指には今も、俺が譲った【王家一族の指輪】が嵌められている。
ちなみに、ゲームでは左手薬指以外に嵌めたら効果が発揮されないという裏設定があったことをふと思い出した。
そしてもう一人は、オルト・ウィンダム侯爵。
こちらも『アルテナ・ファンタジア』に登場するサブキャラクターだ。
国王アルデンとの謁見時、その場にはいたものの直接会話することはなかった。
ちなみにゲームでは隻眼のため眼帯をつけているのが特徴で、整った顔立ちからコアな女性プレイヤーの人気も高かった。
……のだが、どういうことか今は眼帯をつけておらず、両目とも健在な様子。
ここから物語が開始する数か月の間に、片目を失うきっかけとなった事件が起きるのだろう。
話を戻そう。
問題はなぜ、二人がここにいるかだ。
王女であるソフィアはもちろん、国王の懐刀と称されるウィンダムもまた、そう簡単に王都からは離れられないはず。
マリーの淹れてくれた紅茶を一口含んだ後、俺はゆっくりと疑問を口にする。
「それで、どうしてソフィアとウィンダム侯爵がこんなところにまで? 伝達魔術では、ただ王都から使者が来るとしか聞いていなかったが……」
ちなみにタメ口なのは、先ほど挨拶を交わす際に敬語を使ったところ、ソフィアから以前のように気軽に話してほしいと言われたからである。
ウィンダムもまた、ソフィアに対しタメ口なのに自分に敬語を使われるわけにはいかないので、同じように接してほしいと言ってきた。
こちらとしてもそっちの方が都合がいいので、その提案に乗ることにした。
すると、ソフィアが笑みを浮かべながら艶のある唇を開く。
「それは、お父様……国王陛下からの命を受けたからです」
「アルデン陛下の?」
「はい。これから譲渡される領地をクラウス様がどう治めるのか。それを隣で見学するよう言い渡されています」
「……なるほど」
つまるところ、監視か。
今回、俺はアルデンから王家が保有する領土の一部を貰うことになっている。
そこで俺が想定外のことをしでかさないか見張るためだというなら、王家のソフィアが付き添うのも納得できる。
続けてウィンダムが告げる。
「私は、自ら同行できるよう陛下に申し上げさせていただきました。レンフォード卿もご存じのように、例の件についてまだ完全に解決したとはいえませんから」
「……ふむ」
例の件――つまり、俺が紅茶の染み付きの招待状を送り返したことについてか。
どうやらウィンダムは今もなお、あの件に関して俺を許してはいないらしい。
だからこそ俺がまた何かをしでかさないよう、ソフィアと同様に見張りに来たということか……
位の高い二人が、わざわざ遠くに足を運んだ理由は分かった。
それだけ俺を警戒しているということ。
しかし、逆にいえば――である。
新しい領土で俺がやらかしたらやらかした分だけ、直接アルデンのもとに報告がいく。
これはなかなか暴れがいがありそうだ。
少し気分が上向きになっている中、今後の日程についての話に移る。
出発は明日の早朝に決まった。
ついてくるのは今回もマリーのみ。レンフォード領については引き続きオリヴァーに任せることとなった。
不安があるとすればミリカトルを領地に残していくことだが……まあ、その辺りについては考えがある。あとで直接奴と話すとしよう。
数十分後。
ソフィアとウィンダム、それから護衛としてやってきた王国騎士団の者たちを客室に案内した後、俺は自室にて思考を巡らせていた。
今回の善行作戦は悲しくも失敗に終わった。
どうやらこの世界では、領民のために努力したら感謝されてしまうらしい。
なんとも不思議な話だ。
いずれにせよ、こうなったからには初心に戻るしかない。
これまで以上の悪事を行うことで、人々から憎しみを向けられるよう尽力する。
それでようやく俺にかけられた『何しても評価されちゃうよ~』呪いを突破できるはずだ。少なくとも、俺はそう信じている。
明日から滞在することになる王家の領土。
そこがどれだけ発展し、国民の笑みに溢れた場所であろうと関係ない。
俺がこの手で絶望の海に沈めてやるのだ。
「待っていろ! 今度こそ必ず、俺の悪評を広げてみせる!」
目標を新たに。
俺は自室にて、「はーはっはっは!」と高らかに笑い続けるのだった――
◇◇◇
「というわけで、こちらがクラウス様に譲渡される領土――【冥府の大樹林】です!」
「……は?」
数日後。
なぜか俺の前には、濃密な魔力が漂い、過剰成長した巨大な木々が支配する一帯が広がっていた。
ソフィアが告げたように、ここは【冥府の大樹林】。
ゲーム内にも登場した、強力な魔物が数多く生息する特殊フィールドだ。
当然ここに暮らしている国民など存在せず、俺がどれだけ悪事を行おうと悪評を広げてくれる者もいない。
つまるところ、何が言いたいかというと――
「クラウス様? 突然ぼーっとされて、どうされましたか?」
「だ……」
「だ?」
「騙されたぁぁぁあああああ!!!」
――絶望と共に、俺は全力でそう叫ぶのだった。
正直、今すぐ自室に一か月ほど引きこもってやりたいほどショックだったが、それを許してくれるほど現実は優しくなかった。
というのも、タイミング悪く王都からの使者が到着してしまったからだ。
本来なら領民から憎しみを向けられるところを見せてやりたかったのだが、現実はこの様。
逆に俺が称賛されている現場に出くわされてしまうとは。
なんてこの世は残酷なんだ。
さらに厄介なのが、使者としてやってきた人物についてだった。
「こ、こほん。お久しぶりですね、クラウス様。変わらずお元気なようで何よりです」
「領民たちとの交流についても拝見させていただきました。民からあれだけの信頼を得ているとは、さすがレンフォード卿ですね」
そう告げるのは、俺にとっては前世から知っている二人だった。
透き通るような純白の長髪が特徴的な少女ソフィア・フォン・ソルスティア。
ゲーム『アルテナ・ファンタジア』におけるメインヒロインであると同時に、今世の俺とも関わりのある人物。
その左手薬指には今も、俺が譲った【王家一族の指輪】が嵌められている。
ちなみに、ゲームでは左手薬指以外に嵌めたら効果が発揮されないという裏設定があったことをふと思い出した。
そしてもう一人は、オルト・ウィンダム侯爵。
こちらも『アルテナ・ファンタジア』に登場するサブキャラクターだ。
国王アルデンとの謁見時、その場にはいたものの直接会話することはなかった。
ちなみにゲームでは隻眼のため眼帯をつけているのが特徴で、整った顔立ちからコアな女性プレイヤーの人気も高かった。
……のだが、どういうことか今は眼帯をつけておらず、両目とも健在な様子。
ここから物語が開始する数か月の間に、片目を失うきっかけとなった事件が起きるのだろう。
話を戻そう。
問題はなぜ、二人がここにいるかだ。
王女であるソフィアはもちろん、国王の懐刀と称されるウィンダムもまた、そう簡単に王都からは離れられないはず。
マリーの淹れてくれた紅茶を一口含んだ後、俺はゆっくりと疑問を口にする。
「それで、どうしてソフィアとウィンダム侯爵がこんなところにまで? 伝達魔術では、ただ王都から使者が来るとしか聞いていなかったが……」
ちなみにタメ口なのは、先ほど挨拶を交わす際に敬語を使ったところ、ソフィアから以前のように気軽に話してほしいと言われたからである。
ウィンダムもまた、ソフィアに対しタメ口なのに自分に敬語を使われるわけにはいかないので、同じように接してほしいと言ってきた。
こちらとしてもそっちの方が都合がいいので、その提案に乗ることにした。
すると、ソフィアが笑みを浮かべながら艶のある唇を開く。
「それは、お父様……国王陛下からの命を受けたからです」
「アルデン陛下の?」
「はい。これから譲渡される領地をクラウス様がどう治めるのか。それを隣で見学するよう言い渡されています」
「……なるほど」
つまるところ、監視か。
今回、俺はアルデンから王家が保有する領土の一部を貰うことになっている。
そこで俺が想定外のことをしでかさないか見張るためだというなら、王家のソフィアが付き添うのも納得できる。
続けてウィンダムが告げる。
「私は、自ら同行できるよう陛下に申し上げさせていただきました。レンフォード卿もご存じのように、例の件についてまだ完全に解決したとはいえませんから」
「……ふむ」
例の件――つまり、俺が紅茶の染み付きの招待状を送り返したことについてか。
どうやらウィンダムは今もなお、あの件に関して俺を許してはいないらしい。
だからこそ俺がまた何かをしでかさないよう、ソフィアと同様に見張りに来たということか……
位の高い二人が、わざわざ遠くに足を運んだ理由は分かった。
それだけ俺を警戒しているということ。
しかし、逆にいえば――である。
新しい領土で俺がやらかしたらやらかした分だけ、直接アルデンのもとに報告がいく。
これはなかなか暴れがいがありそうだ。
少し気分が上向きになっている中、今後の日程についての話に移る。
出発は明日の早朝に決まった。
ついてくるのは今回もマリーのみ。レンフォード領については引き続きオリヴァーに任せることとなった。
不安があるとすればミリカトルを領地に残していくことだが……まあ、その辺りについては考えがある。あとで直接奴と話すとしよう。
数十分後。
ソフィアとウィンダム、それから護衛としてやってきた王国騎士団の者たちを客室に案内した後、俺は自室にて思考を巡らせていた。
今回の善行作戦は悲しくも失敗に終わった。
どうやらこの世界では、領民のために努力したら感謝されてしまうらしい。
なんとも不思議な話だ。
いずれにせよ、こうなったからには初心に戻るしかない。
これまで以上の悪事を行うことで、人々から憎しみを向けられるよう尽力する。
それでようやく俺にかけられた『何しても評価されちゃうよ~』呪いを突破できるはずだ。少なくとも、俺はそう信じている。
明日から滞在することになる王家の領土。
そこがどれだけ発展し、国民の笑みに溢れた場所であろうと関係ない。
俺がこの手で絶望の海に沈めてやるのだ。
「待っていろ! 今度こそ必ず、俺の悪評を広げてみせる!」
目標を新たに。
俺は自室にて、「はーはっはっは!」と高らかに笑い続けるのだった――
◇◇◇
「というわけで、こちらがクラウス様に譲渡される領土――【冥府の大樹林】です!」
「……は?」
数日後。
なぜか俺の前には、濃密な魔力が漂い、過剰成長した巨大な木々が支配する一帯が広がっていた。
ソフィアが告げたように、ここは【冥府の大樹林】。
ゲーム内にも登場した、強力な魔物が数多く生息する特殊フィールドだ。
当然ここに暮らしている国民など存在せず、俺がどれだけ悪事を行おうと悪評を広げてくれる者もいない。
つまるところ、何が言いたいかというと――
「クラウス様? 突然ぼーっとされて、どうされましたか?」
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