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第一章 モブ悪役転生編
第19話 ビッグチャンスをゲットした!
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サーディスから王都へやってくるように通達された後。
俺、オリヴァー、マリーの3人は執務室で会議を行っていた。
「まさかクラウス様が陛下直々に呼び出され、褒賞を頂く日がやってこようとは……このオリヴァー、感動のあまり言葉もありません!」
するとオリヴァーがさっそく、感極まった表情でそんなことを言ってくる。
この国に暮らす貴族にとって、国王から褒賞を与えられるのはそれだけ名誉なことなのだろう。
正直、俺としてはこのまま全力で無視してやりたいところなんだが……
そう考えていると、続けてマリーが小首を傾げながら口を開く。
「そういえば、サーディス様が仰っていた例の件とは何のことだったのでしょう?」
「ああ、確かにそんなことも言ってたな」
あまりの情報量の多さのせいで忘れていたが、確かに例の件の報告に来たとサーディスは言っていた。
そしてその命令を出したのは国王ともう一人、ウィンダム侯爵だという。
ウィンダム侯爵か。
ゲームでは登場したキャラクターだけど、それ以外にもどこかで関わりがあったような気が……
「っ! そうだ、思い出したぞ!」
一か月も前のことなのですっかり記憶から抜け落ちていたが、なんとか思い出せた。
俺はウィンダム侯爵から送られてきたパーティーの招待状に対し、紅茶を染み込ませたうえでそのまま送り返したのだ。
おおかた、それに対する罰でも与えに来たというところだろう。
だが、実際に来てみたら何故か魔王軍幹部が捕らえられているという謎の状況に出くわしてしまった。
そこで俺に対する罰はいったん保留となり、幹部捕獲に対する褒賞を優先したと考えるのが最も自然だ。
しかしそれは逆に考えれば、ウィンダム侯爵から俺への怒りは今も残っているということであり――
「これはチャンスかもしれないな」
「クラウス様?」「ご主人様?」
国王に呼び出されただけなら、行く必要はないかと思っていたが考えを改める。
ここに来て初めて現れた、俺を悪だと認識している存在――ウィンダム侯爵。
彼と出会うことが、これからラスボスを目指す上で何か大きな意味を生み出すはずだ。
俺はバッと立ち上がると、二人に指示を出す。
「さっそく明日、俺は王都に出立する。不在の期間はオリヴァー、貴様を領主代理に任命する」
「はっ! このオリヴァー、必ずやその命を遂行いたします。クラウス様が褒賞を受ける場に居合わせられないのは、少々残念ですが……」
「そしてマリー、お前には専属の従者としてついてきてもらう」
「は、はい! かしこまり、ました……」
頷くマリーだが、どこか元気がないことに気付く。
「どうかしたのか?」
「いえ、その……本当に私でよろしいのでしょうか? 黒髪の私が王都へ行ってしまうと、ご主人様まで偏見の目で見られる恐れがあります」
「……ふむ」
そう言われ、改めて『アルテナ・ファンタジア』の世界観を思い出す。
王都での黒髪持ちに対する認識は二極化が進んでいた。
王家に味方する貴族は差別をなくそうとし、逆に敵対する貴族の多くは偏見を強めている。
そんな中、マリーを連れていくのは確かにリスクでしかないだろう。
――もっとも、それはマリーが一般的なメイドであればの話だが。
「安心しろ、マリー。お前はこの一か月でそこらの騎士よりよっぽど強くなった。変な輩が絡んできたら魔術で蹴散らしてしまえ」
「へ? い、いえ、私が気がかりなのはそこではなく、黒髪を従者にしていることでご主人様の悪評が広がらないかが不安で……」
「ッ!?」
――マリーを連れていくだけで悪評が広がるビッグチャンスだと!?
その発想はこれまでなかった。
まさかの気付きを与えてくれたマリーには盛大に褒美を与えたいくらいだ。
俺は内心でそんな風に大喜びしながらも、冷静に言葉を返す。
「ふっ、それこそ問題ない。むしろ俺としては望むところだ」
「ご、ご主人様……!」
キラキラとした目で見つめてくるマリー。
何か変な勘違いをされている気がするが、特に気にすることではないだろう。
いずれにせよこのビッグチャンスを逃すわけにはいかないと決意しながら、俺は明日の朝に向けて眠りにつくのだった――
◇◆◇
棺を模した封印用魔道具の中。
暗く狭い景色の中で、彼――フレクトはニヤリと笑みを深めた。
「フフフ……まさか私が敗北するとは思っていませんでしたが、生け捕りとは詰めが甘かったですね。この調子なら、明朝には全ての力を取り戻せるでしょう」
本来であれば、この魔道具に封印された者は魔力を扱えなくなる。
しかしフレクトはその卓越した技術で、魔力操作を可能としていた。
それどころか――
「同時に固有魔術の改善も並行させていますが、こちらも上手くいきそうです。クク、もう同じ轍《てつ》は踏みませんよ」
復讐の機会に備え、圧倒的速度で成長する始末。
その学習能力の高さと諦めの悪さこそ、彼を魔王軍幹部にまで至らせた所以。
フレクトは棺の中で誓う。
「私の復讐対象はたった一人です。私の狙いを看破し、騎士たちに完璧な作戦を与えたと言われていた領主クラウス・レンフォード。覚えておきなさい、明日の朝が貴方の命尽きる瞬間。この怒り全てをぶつけさせてもらいましょう!」
俺、オリヴァー、マリーの3人は執務室で会議を行っていた。
「まさかクラウス様が陛下直々に呼び出され、褒賞を頂く日がやってこようとは……このオリヴァー、感動のあまり言葉もありません!」
するとオリヴァーがさっそく、感極まった表情でそんなことを言ってくる。
この国に暮らす貴族にとって、国王から褒賞を与えられるのはそれだけ名誉なことなのだろう。
正直、俺としてはこのまま全力で無視してやりたいところなんだが……
そう考えていると、続けてマリーが小首を傾げながら口を開く。
「そういえば、サーディス様が仰っていた例の件とは何のことだったのでしょう?」
「ああ、確かにそんなことも言ってたな」
あまりの情報量の多さのせいで忘れていたが、確かに例の件の報告に来たとサーディスは言っていた。
そしてその命令を出したのは国王ともう一人、ウィンダム侯爵だという。
ウィンダム侯爵か。
ゲームでは登場したキャラクターだけど、それ以外にもどこかで関わりがあったような気が……
「っ! そうだ、思い出したぞ!」
一か月も前のことなのですっかり記憶から抜け落ちていたが、なんとか思い出せた。
俺はウィンダム侯爵から送られてきたパーティーの招待状に対し、紅茶を染み込ませたうえでそのまま送り返したのだ。
おおかた、それに対する罰でも与えに来たというところだろう。
だが、実際に来てみたら何故か魔王軍幹部が捕らえられているという謎の状況に出くわしてしまった。
そこで俺に対する罰はいったん保留となり、幹部捕獲に対する褒賞を優先したと考えるのが最も自然だ。
しかしそれは逆に考えれば、ウィンダム侯爵から俺への怒りは今も残っているということであり――
「これはチャンスかもしれないな」
「クラウス様?」「ご主人様?」
国王に呼び出されただけなら、行く必要はないかと思っていたが考えを改める。
ここに来て初めて現れた、俺を悪だと認識している存在――ウィンダム侯爵。
彼と出会うことが、これからラスボスを目指す上で何か大きな意味を生み出すはずだ。
俺はバッと立ち上がると、二人に指示を出す。
「さっそく明日、俺は王都に出立する。不在の期間はオリヴァー、貴様を領主代理に任命する」
「はっ! このオリヴァー、必ずやその命を遂行いたします。クラウス様が褒賞を受ける場に居合わせられないのは、少々残念ですが……」
「そしてマリー、お前には専属の従者としてついてきてもらう」
「は、はい! かしこまり、ました……」
頷くマリーだが、どこか元気がないことに気付く。
「どうかしたのか?」
「いえ、その……本当に私でよろしいのでしょうか? 黒髪の私が王都へ行ってしまうと、ご主人様まで偏見の目で見られる恐れがあります」
「……ふむ」
そう言われ、改めて『アルテナ・ファンタジア』の世界観を思い出す。
王都での黒髪持ちに対する認識は二極化が進んでいた。
王家に味方する貴族は差別をなくそうとし、逆に敵対する貴族の多くは偏見を強めている。
そんな中、マリーを連れていくのは確かにリスクでしかないだろう。
――もっとも、それはマリーが一般的なメイドであればの話だが。
「安心しろ、マリー。お前はこの一か月でそこらの騎士よりよっぽど強くなった。変な輩が絡んできたら魔術で蹴散らしてしまえ」
「へ? い、いえ、私が気がかりなのはそこではなく、黒髪を従者にしていることでご主人様の悪評が広がらないかが不安で……」
「ッ!?」
――マリーを連れていくだけで悪評が広がるビッグチャンスだと!?
その発想はこれまでなかった。
まさかの気付きを与えてくれたマリーには盛大に褒美を与えたいくらいだ。
俺は内心でそんな風に大喜びしながらも、冷静に言葉を返す。
「ふっ、それこそ問題ない。むしろ俺としては望むところだ」
「ご、ご主人様……!」
キラキラとした目で見つめてくるマリー。
何か変な勘違いをされている気がするが、特に気にすることではないだろう。
いずれにせよこのビッグチャンスを逃すわけにはいかないと決意しながら、俺は明日の朝に向けて眠りにつくのだった――
◇◆◇
棺を模した封印用魔道具の中。
暗く狭い景色の中で、彼――フレクトはニヤリと笑みを深めた。
「フフフ……まさか私が敗北するとは思っていませんでしたが、生け捕りとは詰めが甘かったですね。この調子なら、明朝には全ての力を取り戻せるでしょう」
本来であれば、この魔道具に封印された者は魔力を扱えなくなる。
しかしフレクトはその卓越した技術で、魔力操作を可能としていた。
それどころか――
「同時に固有魔術の改善も並行させていますが、こちらも上手くいきそうです。クク、もう同じ轍《てつ》は踏みませんよ」
復讐の機会に備え、圧倒的速度で成長する始末。
その学習能力の高さと諦めの悪さこそ、彼を魔王軍幹部にまで至らせた所以。
フレクトは棺の中で誓う。
「私の復讐対象はたった一人です。私の狙いを看破し、騎士たちに完璧な作戦を与えたと言われていた領主クラウス・レンフォード。覚えておきなさい、明日の朝が貴方の命尽きる瞬間。この怒り全てをぶつけさせてもらいましょう!」
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