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第一章 モブ悪役転生編
第6話 冒険者の獲物を横取りしよう!
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マリーの暮らす離れを吹き飛ばした翌日。
この調子で悪のカリスマへの道を突き進むべく、次に行うべきことについて考えていた。
ここで俺は、悪評を広げる以上に重要なことを思い出す。
「ラスボスを目指す以上、やっぱり強さは必須だよな」
クラウスに転生して以降、毎日のように剣術や魔術の修練をしてきた。
しかし最初の頃はかなり順調に成長していたものの、ここ最近は少し停滞気味だった。
その理由について、俺は前世のゲーム知識から何となく察していた。
「やっぱり熟練度が上限に到達したから、ってことなんだろうな」
『アルテナ・ファンタジア』において、操作可能なメインキャラクターにはレベルと各スキルの熟練度が設定されていた。
熟練度はその名の通りスキルを使うごとに上昇していき、使用回数や威力を上げることができるのだ。
ただし熟練度には上限が存在し、それを突破するためにはレベルを上げる必要があった。
ここから導き出せる答えは一つ、
「俺の成長が止まったのは、熟練度の限界に到達してしまったからだろうな」
この世界ではゲームのようにステータスを見ることはできないものの、システム自体はしっかりと反映されているのだろう。
これ以上俺が成長するためにはレベルを上げる――すなわち、魔物を倒すしかない!
「よし、そうと決まれば――」
結論にたどり着いた俺は、さっそく装備を整えると、執務を放り出してダンジョンに出発するのだった。
◇◇◇
今回向かうダンジョンは、領都近くの森の中に存在する。
事前に情報を調べたところ、今の俺でも問題なく攻略できるだろうと判断した。
そんなわけでダンジョンを目指して意気揚々と歩いている、次の瞬間だった。
シャァァァ――
「っ、何だ!?」
得体の知れない何かが迫ってきているのを感じ、反射的に魔力を纏った剣を振るう。
刃が何かを切り裂く感触が、柄を伝って右手に響いてきた。
「これは……」
ポトンと地面に落ちたそれをよく見てみると、その正体は魔力で生み出された透き通るような青色の鳥だった。
青色の鳥は地面に転がったまま、パクパクと小さな口を開く。
『ダンジョ――奥――ボスの変異体――間がやられて――時間を稼ぐ――助け――くれ!』
そして、そんな感じで途切れ途切れの言葉を発する。
それを見て俺は確信した。
「伝達魔術か」
伝達魔術とはその名の通り、魔力で生み出した鳥を飛ばし、特定の相手にメッセージを届けるもの。
言葉が欠けているのは、今の攻撃によって情報を構成する魔力の一部が消滅してしまったからだろう。
俺はゆっくりと、その鳥を拾い上げる。
「伝達魔術を使ったってことは、発動者には何か伝えたいことがあったんだろうが……それももう難しいだろうな」
俺が攻撃したことが原因ということで申し訳なさを感じそうになるが、悪のカリスマたるもの細かいことは気にしない!
後で適当に供養だけはしてやろうと鳥を胸ポケットに入れ、改めて出発。
その数分後、俺はダンジョンの前に到着した。
「さて、実際にダンジョンに入る前にっと……」
俺はアイテム袋から二つのアイテム――【反動強化の指輪】と【鮮血の誘魔灯】を取り出す。
これらはゲーム世界にも存在していたアイテムである。
ちなみにゲームでは、こういった説明文が書かれていた。
――――――――――
【反動強化の指輪】:B級
・10秒ごとにHPが1パーセント減少する代わり、全能力値が50%上昇する。
(最大HPの10%に到達して以降は減少しない)
――――――――――
【鮮血の誘魔灯】:D級
・何種類もの魔物の血液を調合して生み出された液体であり、魔物が好む魔力を放つ。
これを体に塗ることで、周囲の魔物が寄ってくるようになる。
――――――――――
『アルテナ・ファンタジア』で効率的にレベルアップするためには、3つの要素を意識すればいいと言われている。
1.少ないパーティー人数で魔物を倒す(ソロが最適、恋愛ゲームとしてはどうなんだ?)。
2.自分よりレベルの高い魔物を倒す。
3.そして最後に、魔物討伐時のHPが低ければ低いほど、経験値ボーナスを取得することができる。
特に重要なのが三つ目。
こういった仕様が存在する以上、ゲームに慣れたプレイヤーはこの【反動強化の指輪】を装備してレベリングするのが常識だった。
【鮮血の誘魔灯】はまあ、説明文の通りだ。
これらのアイテムを使えばリスクは上がるが、ゲーム時代の知識を活用すれば特に問題はないだろう。
そんなこんなで、俺は指輪を装備した後【鮮血の誘魔灯】を体にかけた。
ちなみにこれらのアイテムをどうやって入手したかと言うと、なんと例の商人から没収した物の中にあったので、勝手に使わせてもらっている。
迷惑ばかりかけてくる奴かと思ったが、それだけでもなかったようだ。
「さて、それじゃ準備も終わったことだし行くとするか!」
ダンジョン内で出てくる魔物は事前に調べた通り、ゴブリンやコボルトなどゲームでも登場した魔物が多かった。
そのため攻略法を活用すれば簡単に討伐でき、順調にレベルアップしていくのを実感する。
「うんうん、これがレベルアップの感覚か! 病みつきになりそうだ!」
そうこうしながら進んでいると、とうとうボス部屋に到着した。
そろそろ頃合いだし、今日はボスを倒して帰るとしよう。
そう思っていたのだが、なぜかボス部屋から戦闘音が聞こえてくる。
ちらっと眺めてみると、複数の冒険者が既にボスのオーガと戦っていた。
……あれ? ゲームに出てきたオーガって、あんなに大きかったっけ?
まあ、ゲームと現実で細かい違いがあるのだろう。
そんなことより――
「通常なら先に戦っている冒険者から獲物を横取りするのはタブーだが……そんなことを気にする俺ではない!」
レベルアップのためならなんだってやってやる。
というわけで、俺は自分の使える最大火力の魔術を唱えた。
「炸裂する爆炎」
すると、俺の両手から想像を超えるほど巨大な炎の奔流が放たれた。
これもレベルアップしたことの影響なのだろう。
炎はオーガに直撃したのち、爆散。
予想以上の火力が出た結果、たった一撃で倒すことができた。
「よし、討伐完了!」
満足しながら額の汗を拭っていると、冒険者たちが俺の存在に気付く。
「おい、あそこを見ろ!」
「誰だ!? あの人がボスを倒したのか?」
「あれはまさか……領主様!?」
俺はあえてしばらく姿を見せた後、ダンジョンを後にした。
ふはは、いいぞいいぞ。
これで冒険者の間にも、俺が獲物の横取りをする最低の領主だという悪評が広がるだろう。
今回はレベルアップが目的だったがこんな結果までついてくるとは、まさに一石二鳥だ!
俺は「はーはっはっは!」と高笑いをしながら、片手間に魔物を倒しつつ、地上に帰還するのだった。
この調子で悪のカリスマへの道を突き進むべく、次に行うべきことについて考えていた。
ここで俺は、悪評を広げる以上に重要なことを思い出す。
「ラスボスを目指す以上、やっぱり強さは必須だよな」
クラウスに転生して以降、毎日のように剣術や魔術の修練をしてきた。
しかし最初の頃はかなり順調に成長していたものの、ここ最近は少し停滞気味だった。
その理由について、俺は前世のゲーム知識から何となく察していた。
「やっぱり熟練度が上限に到達したから、ってことなんだろうな」
『アルテナ・ファンタジア』において、操作可能なメインキャラクターにはレベルと各スキルの熟練度が設定されていた。
熟練度はその名の通りスキルを使うごとに上昇していき、使用回数や威力を上げることができるのだ。
ただし熟練度には上限が存在し、それを突破するためにはレベルを上げる必要があった。
ここから導き出せる答えは一つ、
「俺の成長が止まったのは、熟練度の限界に到達してしまったからだろうな」
この世界ではゲームのようにステータスを見ることはできないものの、システム自体はしっかりと反映されているのだろう。
これ以上俺が成長するためにはレベルを上げる――すなわち、魔物を倒すしかない!
「よし、そうと決まれば――」
結論にたどり着いた俺は、さっそく装備を整えると、執務を放り出してダンジョンに出発するのだった。
◇◇◇
今回向かうダンジョンは、領都近くの森の中に存在する。
事前に情報を調べたところ、今の俺でも問題なく攻略できるだろうと判断した。
そんなわけでダンジョンを目指して意気揚々と歩いている、次の瞬間だった。
シャァァァ――
「っ、何だ!?」
得体の知れない何かが迫ってきているのを感じ、反射的に魔力を纏った剣を振るう。
刃が何かを切り裂く感触が、柄を伝って右手に響いてきた。
「これは……」
ポトンと地面に落ちたそれをよく見てみると、その正体は魔力で生み出された透き通るような青色の鳥だった。
青色の鳥は地面に転がったまま、パクパクと小さな口を開く。
『ダンジョ――奥――ボスの変異体――間がやられて――時間を稼ぐ――助け――くれ!』
そして、そんな感じで途切れ途切れの言葉を発する。
それを見て俺は確信した。
「伝達魔術か」
伝達魔術とはその名の通り、魔力で生み出した鳥を飛ばし、特定の相手にメッセージを届けるもの。
言葉が欠けているのは、今の攻撃によって情報を構成する魔力の一部が消滅してしまったからだろう。
俺はゆっくりと、その鳥を拾い上げる。
「伝達魔術を使ったってことは、発動者には何か伝えたいことがあったんだろうが……それももう難しいだろうな」
俺が攻撃したことが原因ということで申し訳なさを感じそうになるが、悪のカリスマたるもの細かいことは気にしない!
後で適当に供養だけはしてやろうと鳥を胸ポケットに入れ、改めて出発。
その数分後、俺はダンジョンの前に到着した。
「さて、実際にダンジョンに入る前にっと……」
俺はアイテム袋から二つのアイテム――【反動強化の指輪】と【鮮血の誘魔灯】を取り出す。
これらはゲーム世界にも存在していたアイテムである。
ちなみにゲームでは、こういった説明文が書かれていた。
――――――――――
【反動強化の指輪】:B級
・10秒ごとにHPが1パーセント減少する代わり、全能力値が50%上昇する。
(最大HPの10%に到達して以降は減少しない)
――――――――――
【鮮血の誘魔灯】:D級
・何種類もの魔物の血液を調合して生み出された液体であり、魔物が好む魔力を放つ。
これを体に塗ることで、周囲の魔物が寄ってくるようになる。
――――――――――
『アルテナ・ファンタジア』で効率的にレベルアップするためには、3つの要素を意識すればいいと言われている。
1.少ないパーティー人数で魔物を倒す(ソロが最適、恋愛ゲームとしてはどうなんだ?)。
2.自分よりレベルの高い魔物を倒す。
3.そして最後に、魔物討伐時のHPが低ければ低いほど、経験値ボーナスを取得することができる。
特に重要なのが三つ目。
こういった仕様が存在する以上、ゲームに慣れたプレイヤーはこの【反動強化の指輪】を装備してレベリングするのが常識だった。
【鮮血の誘魔灯】はまあ、説明文の通りだ。
これらのアイテムを使えばリスクは上がるが、ゲーム時代の知識を活用すれば特に問題はないだろう。
そんなこんなで、俺は指輪を装備した後【鮮血の誘魔灯】を体にかけた。
ちなみにこれらのアイテムをどうやって入手したかと言うと、なんと例の商人から没収した物の中にあったので、勝手に使わせてもらっている。
迷惑ばかりかけてくる奴かと思ったが、それだけでもなかったようだ。
「さて、それじゃ準備も終わったことだし行くとするか!」
ダンジョン内で出てくる魔物は事前に調べた通り、ゴブリンやコボルトなどゲームでも登場した魔物が多かった。
そのため攻略法を活用すれば簡単に討伐でき、順調にレベルアップしていくのを実感する。
「うんうん、これがレベルアップの感覚か! 病みつきになりそうだ!」
そうこうしながら進んでいると、とうとうボス部屋に到着した。
そろそろ頃合いだし、今日はボスを倒して帰るとしよう。
そう思っていたのだが、なぜかボス部屋から戦闘音が聞こえてくる。
ちらっと眺めてみると、複数の冒険者が既にボスのオーガと戦っていた。
……あれ? ゲームに出てきたオーガって、あんなに大きかったっけ?
まあ、ゲームと現実で細かい違いがあるのだろう。
そんなことより――
「通常なら先に戦っている冒険者から獲物を横取りするのはタブーだが……そんなことを気にする俺ではない!」
レベルアップのためならなんだってやってやる。
というわけで、俺は自分の使える最大火力の魔術を唱えた。
「炸裂する爆炎」
すると、俺の両手から想像を超えるほど巨大な炎の奔流が放たれた。
これもレベルアップしたことの影響なのだろう。
炎はオーガに直撃したのち、爆散。
予想以上の火力が出た結果、たった一撃で倒すことができた。
「よし、討伐完了!」
満足しながら額の汗を拭っていると、冒険者たちが俺の存在に気付く。
「おい、あそこを見ろ!」
「誰だ!? あの人がボスを倒したのか?」
「あれはまさか……領主様!?」
俺はあえてしばらく姿を見せた後、ダンジョンを後にした。
ふはは、いいぞいいぞ。
これで冒険者の間にも、俺が獲物の横取りをする最低の領主だという悪評が広がるだろう。
今回はレベルアップが目的だったがこんな結果までついてくるとは、まさに一石二鳥だ!
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