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第一章 終わり、そして始まる
第四話 「偽物」
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あたしを助けに来た。
白髪頭の男は、確かにそう口にした。
「な、んで……?」
意味が分からなかった、今まで誰もあたしのことを助けようとも見ようとも聞こうともしなかったのに。
「え、なんで?」
もう死んでしまいたかったはずなのに、もう痛いのは嫌なはずなのに、我慢しているはずなのに。
なんで、少しずつ涙が零れていくのだろうか。
なんで、手で拭っても拭っても涙が輪郭をなぞりながら流れてくるのだろうか。
分からない。
そんな時だった。
彼はそんなあたしに駆け寄って、頭を優しく撫でてから抱きしめてくれたのだ。
あの日のお母様みたいに。
「もう、良いんだ……もう自分を偽らなくても、だから思いっきり泣いたって良いんだ」
今にも泣き出しそうな声色と、心の底から嬉しそうな顔と悲しそうな顔がぐちゃぐちゃになった顔をしながら彼はあたしにそう言った。
彼の言葉によってあたしの今までせき止めていたものが全部、大量の涙と言葉となって溢れ出す。
それでも彼はあたしを何も言わず抱きしめ続ける。
「なんで? あたしのこと知らないのに……なんで?」
少し気持ちの整理がつき、泣きながらではあるが聞いてみる。
すると彼は、更に強くあたしを抱きしめながらこう言った。
「もう君が傷つく姿を見たくなかったんだ……生きて欲しいって思ったんだ!」
生きて欲しい、そんなことを言われたのは生まれて初めてだ。
正直、嬉しい。
なのに胸が締め付けられる程痛む……でも、この痛みは今まで味わったことのあるものと違う。
苦しいけど、痛いけど……不思議と嫌いじゃない。
凍っていたはずの心が解け、ポカポカする。
あたしは生きて良いのだろうか、こんな綺麗な世界に生きて良いのだろうか。
いや違う、生きたい。あたしもこの世界で生きていたい。
そう思うと、あたしの口は勝手に動き出す。
「――にたくない……!」
今まで押し殺してきた思いが、言葉が、あたしの背中を押す。
その手はもう目の前まで来ている、後は必死にあたしが伸ばすだけだ。
『『あたしはっ!!』』
「――しにだくな゛い!!! 」
今出せる一番大きな声であたしは彼に自分の思いをぶつける。
すると彼の抱きしめる強さがだんだん弱くなって、体が離れていく。
今度はあたしの肩を掴んで、あたしの目をじっと、夜と同じくらい真っ暗な死んだ瞳で見る。
「ああ、当然だ。こんな所で終わらせてたまるか」
そう言いながらあたしに笑いかけた後、彼はあたしの手枷を魔術で壊してから、再び立ち上がってお父様の方を見る。
「そういう訳だ、だから僕はあなたを説得してこの子を助ける」
彼の理由を聞いてもなお、お父様は顔色一つ変えることなくあたしたちを睨みつけている。
そして重く閉ざされていた口が開く。
「くだらんな、偽善者というのは。騎士団長!」
お父様がそう呼ぶと「はっ、陛下」と隣の金ピカの鎧を着た騎士団長が跪きながら王の命令を聞く。
「あやつらの首、持ち帰ってこい」
また冷徹で野太い声色を使って、騎士団長に命令する。どうやら話し合う気なんて最初からなかったようだ。
騎士団長は王の命令に何も躊躇もなく「はっ!」と頷き、観覧席からゆっくり降りていく。
「白髪の……その娘を助けたくば我が国最強の男を倒してみよ。さすれば貴様の望み、叶えてやろう。のう、マクラレン殿」
「ああ、それぐらいは許可しよう。面白そうだ」
お父様の隣にいるもう一人の男は、真っ黒なフード越しから話し始めた。
「……っ!?」
あたしは驚いた。
お父様の隣りにいるあのフードを被った男は、あの時あたしを地下へ追いやったあの男だったのだ。
お父様を唆し、あたしを嵌めた男。もしかしたら、あたしのお母様を殺したかもしれない男。
あたしは自然と彼から目を逸らす、心臓が握りしめられるかのように痛い。
『怖い……!』
あの時の恐怖が再びあたしを支配していく。足がすくんで、上手く動かない。
「大丈夫、だから後ろで見ていてくれ」
「……はいっ!」
怖いけれど、痛いけれど。一つだけの細い蜘蛛の糸をあたしは掴み登ると決めたのだ。
だからあたしはそんな恐怖と戦いながら、リンが差し出した手を掴んで立ち上がり、彼の後ろへ下がる。
彼はあたしを庇いながら戦う、はっきり言って不利な状況だ。
それなのにリンからは余裕を感じる。
そのせいかあたしも少し安堵している気がする。
まだ何も決まっていないのに。
「安心しろ、勝負は一対一で行う。その間は娘に手を出すつもりはない」
「では受け取れ。勝負の正当性を図るため、武具を統一する。無論、小細工も何もしてないが、一応確認をしてくれ」
降りてきた騎士団長は、鞘に収められた鉄剣をリンに投げ渡し、彼は受け取った剣に何も細工が無いことを、剣を鞘から引き抜いてから確認する。
剣に細工などはされてなかったらしい、リンは軽く剣の素振りをしてから騎士団長に言う。
「確かに、じゃあ始めよう」
彼らは互いに、十分な距離を取ってから、抜刀し構える。
――この場が急に静かになった。
さっきまでリンの雰囲気が一変して、ビリビリと凄まじい気迫を纏っていた。
騎士団長の方も、それに負けず劣らずの気迫を感じる。
彼らの圧が空気を揺らす。
それにより木々の葉が一枚。ひらひらと舞い、ゆっくりと落ちていく。
――そして地面に接触する。
「勝負っ!!」
先に動いたのは騎士団長だった。彼は体を右へ捻り、剣を横に構えながら一気に間合いを詰める。
リンはその場で立ち止まり、剣を正面に構えて相手の攻撃を待つ。
「ふんっ!!」
斬撃の届く範囲に到達した騎士団長は、風の切る音を鳴らしながらすぐさま水平斬りを放つ。
――ギィィン!!! 剣が互いにぶつかり合う鈍いスパーク音が鳴り響く。
リンは剣で彼の斬撃を受け止め、押し返す。リンの押し返す力が強いのか、騎士団長は無理やり後ろへ下げられていく。
それに気がついた彼は体勢を立て直すべく、その押し返す力を利用してさらに後ろへと距離を離す。
しかしリンは、距離を離させないようにするために低い姿勢でダッシュしながら距離をさらに詰め、そのままの勢いで細いレイピアの如く、団長の首目掛け突く。
「なんのぉー!!」
あまりの一瞬のことで、騎士団長は剣を構えることは出来なかったが、体を無理やり逸して刺突攻撃を間一髪の所で回避する。
リンの剣が彼の兜を掠めていく。ジリジリと不快な金属音が破片とともに飛び散る。
それでもリンの猛勢はまだ続く。
彼は今の体勢から次の斬撃へと繋ぐべく剣を両手に持ち替えて左上の方で構えながら更に距離を詰める。
そして間合いに入った瞬間、右下へと袈裟斬りを放つ。
今度もまた体勢を整える暇すらない騎士団長は、鎧ごと体を斬られてしまう。
鎧の傷口からは真っ赤な血が溢れ出る。
やっと体勢を整えた彼は剣を地面に突き刺し、傷口に手を当て、小手に付着した血を見る。
「僕の勝ちだ」
気がつけば、リンの剣は騎士団長の首元に向いていた。
「参った……わたしの負けだ」
騎士団長は抵抗せず、剣から手を離す。
勝敗が今、決したのだ。
あたし達の勝利だ。
白髪頭の男は、確かにそう口にした。
「な、んで……?」
意味が分からなかった、今まで誰もあたしのことを助けようとも見ようとも聞こうともしなかったのに。
「え、なんで?」
もう死んでしまいたかったはずなのに、もう痛いのは嫌なはずなのに、我慢しているはずなのに。
なんで、少しずつ涙が零れていくのだろうか。
なんで、手で拭っても拭っても涙が輪郭をなぞりながら流れてくるのだろうか。
分からない。
そんな時だった。
彼はそんなあたしに駆け寄って、頭を優しく撫でてから抱きしめてくれたのだ。
あの日のお母様みたいに。
「もう、良いんだ……もう自分を偽らなくても、だから思いっきり泣いたって良いんだ」
今にも泣き出しそうな声色と、心の底から嬉しそうな顔と悲しそうな顔がぐちゃぐちゃになった顔をしながら彼はあたしにそう言った。
彼の言葉によってあたしの今までせき止めていたものが全部、大量の涙と言葉となって溢れ出す。
それでも彼はあたしを何も言わず抱きしめ続ける。
「なんで? あたしのこと知らないのに……なんで?」
少し気持ちの整理がつき、泣きながらではあるが聞いてみる。
すると彼は、更に強くあたしを抱きしめながらこう言った。
「もう君が傷つく姿を見たくなかったんだ……生きて欲しいって思ったんだ!」
生きて欲しい、そんなことを言われたのは生まれて初めてだ。
正直、嬉しい。
なのに胸が締め付けられる程痛む……でも、この痛みは今まで味わったことのあるものと違う。
苦しいけど、痛いけど……不思議と嫌いじゃない。
凍っていたはずの心が解け、ポカポカする。
あたしは生きて良いのだろうか、こんな綺麗な世界に生きて良いのだろうか。
いや違う、生きたい。あたしもこの世界で生きていたい。
そう思うと、あたしの口は勝手に動き出す。
「――にたくない……!」
今まで押し殺してきた思いが、言葉が、あたしの背中を押す。
その手はもう目の前まで来ている、後は必死にあたしが伸ばすだけだ。
『『あたしはっ!!』』
「――しにだくな゛い!!! 」
今出せる一番大きな声であたしは彼に自分の思いをぶつける。
すると彼の抱きしめる強さがだんだん弱くなって、体が離れていく。
今度はあたしの肩を掴んで、あたしの目をじっと、夜と同じくらい真っ暗な死んだ瞳で見る。
「ああ、当然だ。こんな所で終わらせてたまるか」
そう言いながらあたしに笑いかけた後、彼はあたしの手枷を魔術で壊してから、再び立ち上がってお父様の方を見る。
「そういう訳だ、だから僕はあなたを説得してこの子を助ける」
彼の理由を聞いてもなお、お父様は顔色一つ変えることなくあたしたちを睨みつけている。
そして重く閉ざされていた口が開く。
「くだらんな、偽善者というのは。騎士団長!」
お父様がそう呼ぶと「はっ、陛下」と隣の金ピカの鎧を着た騎士団長が跪きながら王の命令を聞く。
「あやつらの首、持ち帰ってこい」
また冷徹で野太い声色を使って、騎士団長に命令する。どうやら話し合う気なんて最初からなかったようだ。
騎士団長は王の命令に何も躊躇もなく「はっ!」と頷き、観覧席からゆっくり降りていく。
「白髪の……その娘を助けたくば我が国最強の男を倒してみよ。さすれば貴様の望み、叶えてやろう。のう、マクラレン殿」
「ああ、それぐらいは許可しよう。面白そうだ」
お父様の隣にいるもう一人の男は、真っ黒なフード越しから話し始めた。
「……っ!?」
あたしは驚いた。
お父様の隣りにいるあのフードを被った男は、あの時あたしを地下へ追いやったあの男だったのだ。
お父様を唆し、あたしを嵌めた男。もしかしたら、あたしのお母様を殺したかもしれない男。
あたしは自然と彼から目を逸らす、心臓が握りしめられるかのように痛い。
『怖い……!』
あの時の恐怖が再びあたしを支配していく。足がすくんで、上手く動かない。
「大丈夫、だから後ろで見ていてくれ」
「……はいっ!」
怖いけれど、痛いけれど。一つだけの細い蜘蛛の糸をあたしは掴み登ると決めたのだ。
だからあたしはそんな恐怖と戦いながら、リンが差し出した手を掴んで立ち上がり、彼の後ろへ下がる。
彼はあたしを庇いながら戦う、はっきり言って不利な状況だ。
それなのにリンからは余裕を感じる。
そのせいかあたしも少し安堵している気がする。
まだ何も決まっていないのに。
「安心しろ、勝負は一対一で行う。その間は娘に手を出すつもりはない」
「では受け取れ。勝負の正当性を図るため、武具を統一する。無論、小細工も何もしてないが、一応確認をしてくれ」
降りてきた騎士団長は、鞘に収められた鉄剣をリンに投げ渡し、彼は受け取った剣に何も細工が無いことを、剣を鞘から引き抜いてから確認する。
剣に細工などはされてなかったらしい、リンは軽く剣の素振りをしてから騎士団長に言う。
「確かに、じゃあ始めよう」
彼らは互いに、十分な距離を取ってから、抜刀し構える。
――この場が急に静かになった。
さっきまでリンの雰囲気が一変して、ビリビリと凄まじい気迫を纏っていた。
騎士団長の方も、それに負けず劣らずの気迫を感じる。
彼らの圧が空気を揺らす。
それにより木々の葉が一枚。ひらひらと舞い、ゆっくりと落ちていく。
――そして地面に接触する。
「勝負っ!!」
先に動いたのは騎士団長だった。彼は体を右へ捻り、剣を横に構えながら一気に間合いを詰める。
リンはその場で立ち止まり、剣を正面に構えて相手の攻撃を待つ。
「ふんっ!!」
斬撃の届く範囲に到達した騎士団長は、風の切る音を鳴らしながらすぐさま水平斬りを放つ。
――ギィィン!!! 剣が互いにぶつかり合う鈍いスパーク音が鳴り響く。
リンは剣で彼の斬撃を受け止め、押し返す。リンの押し返す力が強いのか、騎士団長は無理やり後ろへ下げられていく。
それに気がついた彼は体勢を立て直すべく、その押し返す力を利用してさらに後ろへと距離を離す。
しかしリンは、距離を離させないようにするために低い姿勢でダッシュしながら距離をさらに詰め、そのままの勢いで細いレイピアの如く、団長の首目掛け突く。
「なんのぉー!!」
あまりの一瞬のことで、騎士団長は剣を構えることは出来なかったが、体を無理やり逸して刺突攻撃を間一髪の所で回避する。
リンの剣が彼の兜を掠めていく。ジリジリと不快な金属音が破片とともに飛び散る。
それでもリンの猛勢はまだ続く。
彼は今の体勢から次の斬撃へと繋ぐべく剣を両手に持ち替えて左上の方で構えながら更に距離を詰める。
そして間合いに入った瞬間、右下へと袈裟斬りを放つ。
今度もまた体勢を整える暇すらない騎士団長は、鎧ごと体を斬られてしまう。
鎧の傷口からは真っ赤な血が溢れ出る。
やっと体勢を整えた彼は剣を地面に突き刺し、傷口に手を当て、小手に付着した血を見る。
「僕の勝ちだ」
気がつけば、リンの剣は騎士団長の首元に向いていた。
「参った……わたしの負けだ」
騎士団長は抵抗せず、剣から手を離す。
勝敗が今、決したのだ。
あたし達の勝利だ。
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