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1-8 だめなら
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2人は、俺様クラン長に会いに拠点へと来ていた。道案内は渋っているメイヤ。
「本当に会えるんでしょうか?」
「まあ、居留守の場合もあるかな。」
実際、初会合なのはメイヤもそうだった。入ってそれほど時期を過ごしていない事もあるが。一度も会えていないのは、遠ざけられて面会を拒否されている。
単純に居留守を使われてた。
長と名のつく立場で忙しいというのも事実だろうが、全く居ないというのも考えられない。
クリスが一度会ってみたいと言ったため、メイヤはくらんの拠点に連れて来た。ただ外観を見るだけになるかもしれないと淡い期待を持っていたが。やはり、そのまま何もしないで帰るとはならないらしい。
メイヤはここ数日で、ちょっとクリスの性格みたいなものを感じられるようになった。
穏やかだけど、ちょっと悪戯好き。その観察で結論は出ている。
“だって、楽しそうだし!”の弟達が何か企ててる時の顔に似てる。メイヤが警戒心を持っても、止められないのも同じ。
もう一度見るとさっさとクリスが遠慮なく入った拠点で、いつも応対してくれた女性に話しかけている。
お目当ての人物が、居ることがわかっているかのようだ。
「顔くらい会わせてみたいんだ。頼めるかな?」
「…少々お待ちください。お会いになるかもしれません。」
実際、どうやったか見せないがこの拠点にクラン長が居るのは確認済みだった。
穏やかなクリスの態度に、メイヤにはなかった対応が出た。
「お会いになるそうです。」
話しかけた女性が案内で先に行く。
いざ、会える雰囲気になると緊張するのはメイヤだけ。それほど面識もなく、話したこともない相手だ。
噂で俺様クラン長なんて呼ばれているが、若く活発そうな冒険者の印象が残る。
思うところがない訳じゃない、メイヤは緊張して顔がこわばっている。
クリスはのんびり拠点を見回していた。
一軒家に冒険者達を住まわせて、あぶれたら宿を借りているなのか。メイヤは通いの組み。ここは木造の古そうな建物。以前は店でもやっていたのかという入り口で修復箇所がある。
広さで選んで、無理矢理に拠点にしているという雰囲気だ。寝起きするだけなら上等の部類なのだろう。
さっさと出て行く気でいて、野心が強そうだが懐は寒そうなクランだ。
片っ端から冒険者を勧誘をして人数を確保して依頼をこなしているのだろう。
馴れたメンバーで固めて残った者で依頼をこなして行く。数人の冒険者がいたが、家事をしているようだ。
しっかりした組織、上下関係がしっかりあるようには見えない。
(まあ、ただ冒険者の集まりだな)
組織としての機能は、薄そうだと判断した。
階段を上がり、通された部屋は一番奥の広い部屋。
それまでの部屋は住居か装備品でも置いてあるようだ。かなり雑然とした物が扉一枚向こう側の空間だ。
なんとか体裁を保っている。
「なんのようだ?」
俺様クラン長と呼ばれている若い男。まだ中堅とは言い難いが新人にも混ざれそうな態度。
顔色が悪いのは、食生活か積み上がる書類の束のせいだろうか?
「確認をしたくて来た。」
会うだけで、用が済んだようなものだったが少し会話を試みる。
「俺に用があるんだって?そっちの冒険者は、除名処分だがアンタなら入って良いぜ?」
上からの発言がきた。メイヤはもう眼中にないのか、視線はクリスに向かっている。
試すように、戯れに口にする言葉は軽い。
「興味はないかな」
目にかける価値もないと、カケラも興味も引かれないと態度で一掃した。確認したいのはひとつ。
「メイヤはもう除名になってるのかい?」
「ああ当然、依頼を達成できない奴なんていらねーし。」
“受けたんならオマエの依頼だ”は一理あるが、言い返して良いだろう。
「受けた責任もあると思うけどね?」
依頼の達成、振り分けるのはクランの長の役目である。
全体の方針もあるだろうが、達成率など諸々の全体を向上させるのが仕事、責任を持つ地位。
冒険者の怪我や死亡も回避すること
ギルドとの連携は稼ぐためだけに突っ込む冒険者を引き止めるためにもある。
命懸けの依頼を回すまでの経験も人もいないながらも。クランであるからには、基本的な規則。
今回の依頼は、犯罪に手を染めたと疑われないのか?
所属する冒険者を守るのは誰なのか、手をかけない初級冒険者を餌食にして利を得ようとする方法が誇れることではない。
自身を守ることが冒険者の基本であっても、クランの役割を放棄した長に蔑みの気持ちがわいた。
頼れる筈のギルドとクランに背を向けられた冒険者に、どうしろと言うのか?
「力が無いなら、しょうがないだろうね?」
メイヤに力が無いのは当然だ。鍛える環境も教えを受ける時間もない。
“自力で獲得しろ”と言われても難しいから、クランができたと言うのに。冒険者ギルドでは全ての新人を訓練できるわけでない。その分、クランの独自性を認め冒険者とギルドの関係を構築してきた。
そのどちらともが冒険者に、メイヤにした仕打ちを許せないと思う。
その力がないクラン長を遠回しに無能なクランだったと意味は通じただろうか?
バカにしたのは分かったらしく、息巻いて立つ俺様クラン長。
「おう待てよ!なんでそんな女の肩を持つ。利点がないだろお?」
「それこそ、有望な若者に肩を貸すのは、世の情けじゃないか?」
そう言い残してクリスは部屋から立ち去った。ここでこのクラン長と議論する気などないのだ。
顔を合わせただけ。それだけが本当に目的だった。
メイヤが頭を下げ、決別が成った。
2人が去ったてから、クラン長は自身の判断を思い返す。
“べつに惜しくない”
スキルがあるから誘った女冒険者だ。体力もないし、調整役に使えないなら、要らない。
なのに何故、苛立たせる?
「あんなの負け惜しみだ。俺様を無能扱いしやがって!」
この歳でクランを任され、自身を俺様と言う癖のでる男。さっさと名を上げて街に行く野心が今は、焦燥感を抱かせる。対峙した時の何か、奇妙な感覚。
それに、うまくいっていない価値のないクランだと歯牙にも掛けない態度に苛立った。
「俺様をバカにしやがって。アイツの事を調べろっ」
「しかし、まだギルドの依頼が…」
事務担当の女に命令するが、すぐにとはいかない。湧き立つ苛々と相手の気味の悪さに後味が悪い。
あの男、何者だ?
これでも冒険者だ。危険の察知には聡い。
しかし、誰を相手にしているのかわかっていない時点で負けている。情報戦に余裕な態度。
あんな瑣末な依頼の標的。流れてきた冒険者なんてすぐ消えるとたかを括った、
勝てない相手に、噛み付いたのだ。それに気づくのはもっと後だった。
メイヤは緊張から解放された気分でいるが、これからの定まっていない自身に心を誤魔化すために明るく装ってクリスに尋ねた。
「どうやってクラン長が居るって分かったんですか?」
「情報を集めただけだよ」
それだけの筈ないが、冒険者の秘密にしているものを暴くのはダメだろう。
言葉はなくとも、メイヤの思考は止まらない。何か特別なスキルだろうか?部屋に居たり買い物をしていたけど、
変わったそぶりは無かった。
(おじいさんから聴いたとか?元商人の情報を仕入れたのかも)
2人で話している姿は穏やかだったけど、情報を擦り合わせていた?
メイヤはそう結論づけたが、実際は違った。
クリスが夫君と呼び、世間話に情報をすり合わせたのは話に流れで目的ではなかった。夫君の情報よりも先に情報を仕入れていた。素早く、迅速に。
見えないところから、知るはずのない情報。
メイヤには、想像できず辿り着くことはできない。
クリスは情報の仕入れ方を明かす気はなかった。どちらにしろ真似できない方法だ。
「そうだよな?」
透明な何かは、応えるように風を吹かせた。
自身の存在を知らせるように。しかしそれに気づける者は、今ここではクリスだけであった。
「本当に会えるんでしょうか?」
「まあ、居留守の場合もあるかな。」
実際、初会合なのはメイヤもそうだった。入ってそれほど時期を過ごしていない事もあるが。一度も会えていないのは、遠ざけられて面会を拒否されている。
単純に居留守を使われてた。
長と名のつく立場で忙しいというのも事実だろうが、全く居ないというのも考えられない。
クリスが一度会ってみたいと言ったため、メイヤはくらんの拠点に連れて来た。ただ外観を見るだけになるかもしれないと淡い期待を持っていたが。やはり、そのまま何もしないで帰るとはならないらしい。
メイヤはここ数日で、ちょっとクリスの性格みたいなものを感じられるようになった。
穏やかだけど、ちょっと悪戯好き。その観察で結論は出ている。
“だって、楽しそうだし!”の弟達が何か企ててる時の顔に似てる。メイヤが警戒心を持っても、止められないのも同じ。
もう一度見るとさっさとクリスが遠慮なく入った拠点で、いつも応対してくれた女性に話しかけている。
お目当ての人物が、居ることがわかっているかのようだ。
「顔くらい会わせてみたいんだ。頼めるかな?」
「…少々お待ちください。お会いになるかもしれません。」
実際、どうやったか見せないがこの拠点にクラン長が居るのは確認済みだった。
穏やかなクリスの態度に、メイヤにはなかった対応が出た。
「お会いになるそうです。」
話しかけた女性が案内で先に行く。
いざ、会える雰囲気になると緊張するのはメイヤだけ。それほど面識もなく、話したこともない相手だ。
噂で俺様クラン長なんて呼ばれているが、若く活発そうな冒険者の印象が残る。
思うところがない訳じゃない、メイヤは緊張して顔がこわばっている。
クリスはのんびり拠点を見回していた。
一軒家に冒険者達を住まわせて、あぶれたら宿を借りているなのか。メイヤは通いの組み。ここは木造の古そうな建物。以前は店でもやっていたのかという入り口で修復箇所がある。
広さで選んで、無理矢理に拠点にしているという雰囲気だ。寝起きするだけなら上等の部類なのだろう。
さっさと出て行く気でいて、野心が強そうだが懐は寒そうなクランだ。
片っ端から冒険者を勧誘をして人数を確保して依頼をこなしているのだろう。
馴れたメンバーで固めて残った者で依頼をこなして行く。数人の冒険者がいたが、家事をしているようだ。
しっかりした組織、上下関係がしっかりあるようには見えない。
(まあ、ただ冒険者の集まりだな)
組織としての機能は、薄そうだと判断した。
階段を上がり、通された部屋は一番奥の広い部屋。
それまでの部屋は住居か装備品でも置いてあるようだ。かなり雑然とした物が扉一枚向こう側の空間だ。
なんとか体裁を保っている。
「なんのようだ?」
俺様クラン長と呼ばれている若い男。まだ中堅とは言い難いが新人にも混ざれそうな態度。
顔色が悪いのは、食生活か積み上がる書類の束のせいだろうか?
「確認をしたくて来た。」
会うだけで、用が済んだようなものだったが少し会話を試みる。
「俺に用があるんだって?そっちの冒険者は、除名処分だがアンタなら入って良いぜ?」
上からの発言がきた。メイヤはもう眼中にないのか、視線はクリスに向かっている。
試すように、戯れに口にする言葉は軽い。
「興味はないかな」
目にかける価値もないと、カケラも興味も引かれないと態度で一掃した。確認したいのはひとつ。
「メイヤはもう除名になってるのかい?」
「ああ当然、依頼を達成できない奴なんていらねーし。」
“受けたんならオマエの依頼だ”は一理あるが、言い返して良いだろう。
「受けた責任もあると思うけどね?」
依頼の達成、振り分けるのはクランの長の役目である。
全体の方針もあるだろうが、達成率など諸々の全体を向上させるのが仕事、責任を持つ地位。
冒険者の怪我や死亡も回避すること
ギルドとの連携は稼ぐためだけに突っ込む冒険者を引き止めるためにもある。
命懸けの依頼を回すまでの経験も人もいないながらも。クランであるからには、基本的な規則。
今回の依頼は、犯罪に手を染めたと疑われないのか?
所属する冒険者を守るのは誰なのか、手をかけない初級冒険者を餌食にして利を得ようとする方法が誇れることではない。
自身を守ることが冒険者の基本であっても、クランの役割を放棄した長に蔑みの気持ちがわいた。
頼れる筈のギルドとクランに背を向けられた冒険者に、どうしろと言うのか?
「力が無いなら、しょうがないだろうね?」
メイヤに力が無いのは当然だ。鍛える環境も教えを受ける時間もない。
“自力で獲得しろ”と言われても難しいから、クランができたと言うのに。冒険者ギルドでは全ての新人を訓練できるわけでない。その分、クランの独自性を認め冒険者とギルドの関係を構築してきた。
そのどちらともが冒険者に、メイヤにした仕打ちを許せないと思う。
その力がないクラン長を遠回しに無能なクランだったと意味は通じただろうか?
バカにしたのは分かったらしく、息巻いて立つ俺様クラン長。
「おう待てよ!なんでそんな女の肩を持つ。利点がないだろお?」
「それこそ、有望な若者に肩を貸すのは、世の情けじゃないか?」
そう言い残してクリスは部屋から立ち去った。ここでこのクラン長と議論する気などないのだ。
顔を合わせただけ。それだけが本当に目的だった。
メイヤが頭を下げ、決別が成った。
2人が去ったてから、クラン長は自身の判断を思い返す。
“べつに惜しくない”
スキルがあるから誘った女冒険者だ。体力もないし、調整役に使えないなら、要らない。
なのに何故、苛立たせる?
「あんなの負け惜しみだ。俺様を無能扱いしやがって!」
この歳でクランを任され、自身を俺様と言う癖のでる男。さっさと名を上げて街に行く野心が今は、焦燥感を抱かせる。対峙した時の何か、奇妙な感覚。
それに、うまくいっていない価値のないクランだと歯牙にも掛けない態度に苛立った。
「俺様をバカにしやがって。アイツの事を調べろっ」
「しかし、まだギルドの依頼が…」
事務担当の女に命令するが、すぐにとはいかない。湧き立つ苛々と相手の気味の悪さに後味が悪い。
あの男、何者だ?
これでも冒険者だ。危険の察知には聡い。
しかし、誰を相手にしているのかわかっていない時点で負けている。情報戦に余裕な態度。
あんな瑣末な依頼の標的。流れてきた冒険者なんてすぐ消えるとたかを括った、
勝てない相手に、噛み付いたのだ。それに気づくのはもっと後だった。
メイヤは緊張から解放された気分でいるが、これからの定まっていない自身に心を誤魔化すために明るく装ってクリスに尋ねた。
「どうやってクラン長が居るって分かったんですか?」
「情報を集めただけだよ」
それだけの筈ないが、冒険者の秘密にしているものを暴くのはダメだろう。
言葉はなくとも、メイヤの思考は止まらない。何か特別なスキルだろうか?部屋に居たり買い物をしていたけど、
変わったそぶりは無かった。
(おじいさんから聴いたとか?元商人の情報を仕入れたのかも)
2人で話している姿は穏やかだったけど、情報を擦り合わせていた?
メイヤはそう結論づけたが、実際は違った。
クリスが夫君と呼び、世間話に情報をすり合わせたのは話に流れで目的ではなかった。夫君の情報よりも先に情報を仕入れていた。素早く、迅速に。
見えないところから、知るはずのない情報。
メイヤには、想像できず辿り着くことはできない。
クリスは情報の仕入れ方を明かす気はなかった。どちらにしろ真似できない方法だ。
「そうだよな?」
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