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6-パーティ
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私の変化といえば、婚約相手としてパーティへの参加するようになった。
婦人会で知り合った方との挨拶。
息子だと紹介され、「貴方も相手を見つけなさい!」までセットで見れる。
友人を紹介して欲しいと言われても、騎士の嫁として馴染もうとする努力ができるか?
難しい点です。
和やかに済むと思っていたパーティですが…。
「噂のカーマイン侯爵家の嫁か。」
「地味な女」
厄介な人認定者に、格下付き。
「エイゼル・パーカーです。」
礼儀だけは、通してみた。後は逃げたい。
(こういう時って、舐められちゃ駄目だと聞いたけど。
尖りすぎても駄目なんだっけ?)
対応を迷ってしまう。
「家の嫁に、何かようかな?」
「お義母様」
救世主!騎士様のような登場でお姫様気分です。嫁予定ですけど。
「ご挨拶をと思ってね。」
「我が家の嫁に粉かけるのは、感心しないな。鼻垂れの時から成長したと思ったが?」
代々の騎士となれば、長く関係が続いていると
子供の頃を覚えられているのは、弱みよね。
静かに退散してしまった。お義母様の手腕が素晴らしい。
「私が助け出したかった。」
「まだまだだな。シュバルツ。」
「ローラン兄さん」
シュバルツ様も合流して、兄弟で戯れあいを始めてしまった。
「カッコいいです。お義母様、ありがとうございました。」
微笑むお義母様も美しい。
こうして問題もなく、過ごせた。
お兄様のローラン様とお嫁様とも交流して。
私、この家にお嫁に入るんだと実感できました。
早々にパーティを切り上げ、少し侯爵家のお家でお茶をすることに。
退役したという方とも話せて、気に入られたらしい。
ローラン様も降りて来られた。
遅くならないうちに私は帰らないと。
それでも話込んでしまう。居心地が良いのよね。
「そういえば、エイゼル嬢のどこを見染めたんだい?」
兄の気楽さか、シュバルツ様に問いかける。
私も聞きたいです。の視線で期待してまった。
少しパーティで陽気に当てられてりいるのかもしれない。
ちょっと大胆だけど勢いも大事よ
「母と似ていたから。」
「お義母様に?」
悠々とお茶を飲んでいたお義母様を見る
「冷静に観察するとこ。怒るとこわそうで。
噂で知っていても、ちゃんと話そうとしてくれた。」
「騎士には、酷い噂を吹き込まれることもある。」
「その時、感情的になっても良いから向き合って話したい。」
私にとって、嬉しい申し出だった。
「俺は口下手な方だが、貴女を好ましく思っている。
これからもよろしく頼む」
「私の方こそ。」
私は家に帰る頃合いで
シュバルツ様に見送ってもらった。
「母より頼ってもらえるよう頑張る。」
ちゅっと頬にキスして今日はお別れ。
「今も素敵です。おやすみなさい。」
(確かに、お義母様は偉大ね)と思いながら私は、家路についたのだった。
婦人会で知り合った方との挨拶。
息子だと紹介され、「貴方も相手を見つけなさい!」までセットで見れる。
友人を紹介して欲しいと言われても、騎士の嫁として馴染もうとする努力ができるか?
難しい点です。
和やかに済むと思っていたパーティですが…。
「噂のカーマイン侯爵家の嫁か。」
「地味な女」
厄介な人認定者に、格下付き。
「エイゼル・パーカーです。」
礼儀だけは、通してみた。後は逃げたい。
(こういう時って、舐められちゃ駄目だと聞いたけど。
尖りすぎても駄目なんだっけ?)
対応を迷ってしまう。
「家の嫁に、何かようかな?」
「お義母様」
救世主!騎士様のような登場でお姫様気分です。嫁予定ですけど。
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「我が家の嫁に粉かけるのは、感心しないな。鼻垂れの時から成長したと思ったが?」
代々の騎士となれば、長く関係が続いていると
子供の頃を覚えられているのは、弱みよね。
静かに退散してしまった。お義母様の手腕が素晴らしい。
「私が助け出したかった。」
「まだまだだな。シュバルツ。」
「ローラン兄さん」
シュバルツ様も合流して、兄弟で戯れあいを始めてしまった。
「カッコいいです。お義母様、ありがとうございました。」
微笑むお義母様も美しい。
こうして問題もなく、過ごせた。
お兄様のローラン様とお嫁様とも交流して。
私、この家にお嫁に入るんだと実感できました。
早々にパーティを切り上げ、少し侯爵家のお家でお茶をすることに。
退役したという方とも話せて、気に入られたらしい。
ローラン様も降りて来られた。
遅くならないうちに私は帰らないと。
それでも話込んでしまう。居心地が良いのよね。
「そういえば、エイゼル嬢のどこを見染めたんだい?」
兄の気楽さか、シュバルツ様に問いかける。
私も聞きたいです。の視線で期待してまった。
少しパーティで陽気に当てられてりいるのかもしれない。
ちょっと大胆だけど勢いも大事よ
「母と似ていたから。」
「お義母様に?」
悠々とお茶を飲んでいたお義母様を見る
「冷静に観察するとこ。怒るとこわそうで。
噂で知っていても、ちゃんと話そうとしてくれた。」
「騎士には、酷い噂を吹き込まれることもある。」
「その時、感情的になっても良いから向き合って話したい。」
私にとって、嬉しい申し出だった。
「俺は口下手な方だが、貴女を好ましく思っている。
これからもよろしく頼む」
「私の方こそ。」
私は家に帰る頃合いで
シュバルツ様に見送ってもらった。
「母より頼ってもらえるよう頑張る。」
ちゅっと頬にキスして今日はお別れ。
「今も素敵です。おやすみなさい。」
(確かに、お義母様は偉大ね)と思いながら私は、家路についたのだった。
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