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結末
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「お嬢様…」
「ケイトリン!何その残念そうな声」
婚約の申し出には驚いたし、好物件と言われる相手からの申し入れに胸が高鳴る。
決して、カッコいい騎士様!サイアス様のお顔が良いとか…
浮かれてないんだからね?!
今サイアス様は忙しく働いていた後のささやかな休み。
それが落ち着いた後でじっくり考える時間ができれば…
(気の迷いだったら?)
私は決して、良い令嬢じゃない。ほどほどにできるようにはなった令嬢教育だけど
裁縫もオシャレにも熱が入らず
友人も少ない。
「貴女の知的な能力の高さ
良きパートナーとして、私の側にいてほしい」
瞳が潤いを帯びるのさえ美しい騎士っているのね。
「それでは奥様にと言うより、勧誘ではないですか。」
嘆くような声は小さいが、はっきり聞こえると言う絶妙な音。
「申し訳ありません。坊っちゃまの紳士としての教育を間違えたようですね」
「いえいえ、うちのお嬢様も一般的とは言えませんから」
「いいえ、見事な手腕でした。」
執事のチェバスとケイトリンが仲良さげに話している。
主人に対する愚痴だけど。
じっと見る瞳に、翳りはなく真っ直ぐ見つめられると勘違いしそうだ。
お付き合いの申し出を受け
父にも許可が
商人として母がサイアス様に探りを入れていたとか
私の趣味せ実益な行動を心配されたり
協力たいせを敷かれたり
ケイトリンのがお相手を先に決めたしまったり
(お相手はチェバスのお孫さんで、サイアス様の執事になる方らしい。)
「私に主人がお相手を射止めておりますから?
素直に頷けば、私に方も結婚できますね。」
「ケイトリン。それはおどしているの?」
「いいえ、はっぱをかけております。」
周囲からは、早く結婚すれば良いのに
と言われている。
父も母にも良い相手と評価されたようで。
父は騎士のお仕事関係で情報提供して楽しむつもりね。
母は、新しく商売相手としても良いと思ってるのね。
楽しそうにサイアス様に品物を勧めていたわ。
チェバスさんとやり合いつつ、楽しんでいるわね。
サイアス様が私らしくいられる相手だとわかった。
だから、あとは私の行動だけなの。
「結婚して差し上げてもよろしくてよ?」
「どこの上から令嬢ですか?」
「ちょ、ちょっと練習してただけよ」
ケイトリンにその後、サイアス様とのお茶をセッティングされ、
その後…
「後悔しませんか?」
「ああ。全くしない自信がある!」
婚約者の誓いを立て
温かい季節に、結婚とあいなったのでした。
『デザイア夫人は、清楚ながら真の強い女性だとか』
『あの人形騎士?」
『人形?誰のことなんでしょう』
『あんなに立派な騎士様に相応しい言葉じゃないわ。』
『奥様を得て、益々素敵になられていますわね。』
『きっと、美麗な騎士様にヤキモキする事でしょうね。』
「いいえ?問題は潰せるんですよ。情報をうまく使えればね。」
「お手柔らかにね私の奥さん」
結婚後のパーティ
ミレーナの隣の
艶やかな笑顔に騎士様、いえ旦那様に言われてしまったのでした。
「ケイトリン!何その残念そうな声」
婚約の申し出には驚いたし、好物件と言われる相手からの申し入れに胸が高鳴る。
決して、カッコいい騎士様!サイアス様のお顔が良いとか…
浮かれてないんだからね?!
今サイアス様は忙しく働いていた後のささやかな休み。
それが落ち着いた後でじっくり考える時間ができれば…
(気の迷いだったら?)
私は決して、良い令嬢じゃない。ほどほどにできるようにはなった令嬢教育だけど
裁縫もオシャレにも熱が入らず
友人も少ない。
「貴女の知的な能力の高さ
良きパートナーとして、私の側にいてほしい」
瞳が潤いを帯びるのさえ美しい騎士っているのね。
「それでは奥様にと言うより、勧誘ではないですか。」
嘆くような声は小さいが、はっきり聞こえると言う絶妙な音。
「申し訳ありません。坊っちゃまの紳士としての教育を間違えたようですね」
「いえいえ、うちのお嬢様も一般的とは言えませんから」
「いいえ、見事な手腕でした。」
執事のチェバスとケイトリンが仲良さげに話している。
主人に対する愚痴だけど。
じっと見る瞳に、翳りはなく真っ直ぐ見つめられると勘違いしそうだ。
お付き合いの申し出を受け
父にも許可が
商人として母がサイアス様に探りを入れていたとか
私の趣味せ実益な行動を心配されたり
協力たいせを敷かれたり
ケイトリンのがお相手を先に決めたしまったり
(お相手はチェバスのお孫さんで、サイアス様の執事になる方らしい。)
「私に主人がお相手を射止めておりますから?
素直に頷けば、私に方も結婚できますね。」
「ケイトリン。それはおどしているの?」
「いいえ、はっぱをかけております。」
周囲からは、早く結婚すれば良いのに
と言われている。
父も母にも良い相手と評価されたようで。
父は騎士のお仕事関係で情報提供して楽しむつもりね。
母は、新しく商売相手としても良いと思ってるのね。
楽しそうにサイアス様に品物を勧めていたわ。
チェバスさんとやり合いつつ、楽しんでいるわね。
サイアス様が私らしくいられる相手だとわかった。
だから、あとは私の行動だけなの。
「結婚して差し上げてもよろしくてよ?」
「どこの上から令嬢ですか?」
「ちょ、ちょっと練習してただけよ」
ケイトリンにその後、サイアス様とのお茶をセッティングされ、
その後…
「後悔しませんか?」
「ああ。全くしない自信がある!」
婚約者の誓いを立て
温かい季節に、結婚とあいなったのでした。
『デザイア夫人は、清楚ながら真の強い女性だとか』
『あの人形騎士?」
『人形?誰のことなんでしょう』
『あんなに立派な騎士様に相応しい言葉じゃないわ。』
『奥様を得て、益々素敵になられていますわね。』
『きっと、美麗な騎士様にヤキモキする事でしょうね。』
「いいえ?問題は潰せるんですよ。情報をうまく使えればね。」
「お手柔らかにね私の奥さん」
結婚後のパーティ
ミレーナの隣の
艶やかな笑顔に騎士様、いえ旦那様に言われてしまったのでした。
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