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食事の席

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(女主人):それではいただきましょう。

祈り、恵みに感謝してからご馳走に手をつける。本日、婚約が成って家で食事会となっている。

母(女主人)の取り仕切りで、姉に婚約者ができた内々の祝い。残念ながら父が急な仕事のため女4人と婚約者さん
という形になった。落ち着かないかもしれない。

私と妹も参加して、和やかに進んだ。


(女主人);お口にあったかしら?

(婚約者):ええ。どれも美味しくて。

当たり障りなく、大人の会話が続いた。妹が暇そうにしているのをバレないように、相手をしていた。

そして、やっと解散。
お役、御免になり自室に帰ることにした。そろそろ、おとなしい令嬢のフリが難しくなるので助かった。



数分後…

「キャアア!?!」

女の声での悲鳴に、部屋でメイドと話していた私は声の方に向かった。

倒れていたのは、メイド。上にはお姉様だ。
「私のせいで…」

お姉様は、その場で座り込んでしまった。
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