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勇者の相方

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「ああ、幼馴染だ」

勇者のパーティにいるのか、と聞かれ答えると訝しい表情をされる。
腕が立つとはいえない俺は、アイツのフォロー役。


文官とかのがイメージがつくかい?
書類仕事に、荷物の手配と宿泊先の確認なんていう細々したこと

戦闘はほどほどに、後ろだ。

「敵を倒すのは良いけど他はヤダ!」

だって、どこのガキだ。俺は小間使いだな。

「全部やってくれるんだぜ?」
「自慢する事かよ。まあお前に愛想つかれない限りは付き合うよ」

「女もよろしく」
「そこは他といって来い。」


面倒だと断るのもいつもの事。それでも一応誘ってくる。
ほどほど遊んで終わりだからまあ、金を落としていくのは良いんじゃないですか?

変な女は避ける危機察知能力に定評のある勇者様だよ。
俺の方にも流れてくる不思議。

勇者様と付き合ってるとかいう奴はぶん殴る。




長い付き合いがないな、そんなバカを放っておくと
本気にする奴が出て、俺へのダメージが一気に瀕死だぞ。
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