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カカカッ!ザシュ
「お見事!」
ドムお爺ちゃんを観客に
畑で鼠を仕留める
尾のところに
4つの球がついた矢
ドムお爺ちゃんの知恵とバリスの助言で出来た。
射ると風を受けて実の部分が波打つように流されるも、
近くにくっついているので、弾かれる音がする仕組みだ。
2つだと気流を生むのが弱くと4つにし
つけるとことろと素材バリスが持っていたスライム屑を
火で炙って完成。
『費用も抑えられてるし、鼠公相手なら矢も回収できるな。
討伐依頼でも使えるぞ!」
と元冒険者の評価も得た。
練習にも良い
的を射るだけじゃなく、動き回る鼠の先回り
射角をとりつつ追いかけて、近づきすぎない距離の見極め。
師匠に習ったものが詰められている。
やる気が増した!
鼠以外にも使えないか?
それには
相手の特性を知らないとな。
いつか大物も仕留めてみせる!と意気揚々屋敷にもどると
サディスが迎えた。
「お勉強の時間です」
着替えて机に向かえということだ。
なんかため息が出る。
必要なことだと分かるものの
モヤモヤしたものが心にあった。
森で報告をあげてから、入っていない。
魔物が活性化もしくは移動で危険だと判断というか…
休憩地点の場所には近づかないという約束
新しいところは誰かと調査してから
ガイサスおじさんと
バリスに念押しされた。
忘れてないよ!
ちょっと行きたい気持ちはあるけど。
そうというのも
監視
されている気分だから
『次の当主としての心構え』
を説く執事から逃げたい気持ちがあるからだ。
これについては
当主補佐(ガイサスおじさん)はやんわり止めるにとどめ
意見が、分かれている。
私の気持ちがついて行かず、
空回りしている感覚。勉強に身が入らない。
座学も好きだと思ってたけど
本が読めるし。(研究書ばかり)
不満が溜まったら、また町に行く!と宣言すれば
(流石に黙って行く気がしなくなった
「ちょっとした反抗期だな」とガイサスおじさん
「甘えだ」とサディスが言う。
気乗りしない時の逃げ場はあって良い
『一時退散も戦略に必要』。
それでも考える。まずサディスは
私をどうしたいんだろうか?
“セリュートとして
何年保たせたいのか”、だ。
当主が帰還すれば
そのまま安定した家になるとでも?
そんなすんなりいく要素がどこにあるんだろう。
そんなだったらいなくなってないだろう?
親の蒸発というのはそういうものらしい(孤児院の子 談)
ガイサスおじさんは放っておいてくれる。
言えば手助けもしてくれる。
わからないのは、専属執事の方だ。
なんか仕事をするために、私を勉強させたいようで
意味があるのか疑問だった。
「お見事!」
ドムお爺ちゃんを観客に
畑で鼠を仕留める
尾のところに
4つの球がついた矢
ドムお爺ちゃんの知恵とバリスの助言で出来た。
射ると風を受けて実の部分が波打つように流されるも、
近くにくっついているので、弾かれる音がする仕組みだ。
2つだと気流を生むのが弱くと4つにし
つけるとことろと素材バリスが持っていたスライム屑を
火で炙って完成。
『費用も抑えられてるし、鼠公相手なら矢も回収できるな。
討伐依頼でも使えるぞ!」
と元冒険者の評価も得た。
練習にも良い
的を射るだけじゃなく、動き回る鼠の先回り
射角をとりつつ追いかけて、近づきすぎない距離の見極め。
師匠に習ったものが詰められている。
やる気が増した!
鼠以外にも使えないか?
それには
相手の特性を知らないとな。
いつか大物も仕留めてみせる!と意気揚々屋敷にもどると
サディスが迎えた。
「お勉強の時間です」
着替えて机に向かえということだ。
なんかため息が出る。
必要なことだと分かるものの
モヤモヤしたものが心にあった。
森で報告をあげてから、入っていない。
魔物が活性化もしくは移動で危険だと判断というか…
休憩地点の場所には近づかないという約束
新しいところは誰かと調査してから
ガイサスおじさんと
バリスに念押しされた。
忘れてないよ!
ちょっと行きたい気持ちはあるけど。
そうというのも
監視
されている気分だから
『次の当主としての心構え』
を説く執事から逃げたい気持ちがあるからだ。
これについては
当主補佐(ガイサスおじさん)はやんわり止めるにとどめ
意見が、分かれている。
私の気持ちがついて行かず、
空回りしている感覚。勉強に身が入らない。
座学も好きだと思ってたけど
本が読めるし。(研究書ばかり)
不満が溜まったら、また町に行く!と宣言すれば
(流石に黙って行く気がしなくなった
「ちょっとした反抗期だな」とガイサスおじさん
「甘えだ」とサディスが言う。
気乗りしない時の逃げ場はあって良い
『一時退散も戦略に必要』。
それでも考える。まずサディスは
私をどうしたいんだろうか?
“セリュートとして
何年保たせたいのか”、だ。
当主が帰還すれば
そのまま安定した家になるとでも?
そんなすんなりいく要素がどこにあるんだろう。
そんなだったらいなくなってないだろう?
親の蒸発というのはそういうものらしい(孤児院の子 談)
ガイサスおじさんは放っておいてくれる。
言えば手助けもしてくれる。
わからないのは、専属執事の方だ。
なんか仕事をするために、私を勉強させたいようで
意味があるのか疑問だった。
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