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お茶会を巡る
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「お聞きになった?あの侯爵様、また若いお嫁さんがきたって。」
「まあ、懲りない!何回目でした?」
「このドレス、王都の工房のものなんだけど派手かしら?」
「そーねえ。羽織りものがあった方が落ち着くかも。」
「このお茶美味しいわ。北の産地のものかしら?」
「ええ、当たり!旦那様におねだりしたのよ。」
「今日のお茶にぴったりね。」
「そういえば、貴女のお姉さん結婚するって?」
「ええ、婚約してます。」
「おめでたいわねえ。貴女もすぐ決まるわよ。良いって思う人いないの?」
「姉が結婚してから考えようかと。」
「ああ!結婚式で縁を繋ぐのも良いわよー。私の友達はね?」
「また、家出娘?」
「家出なの?海外に留学って聞いたわ。それより、またって。」
「知らない?貴族の娘が、消えるって」
「噂でしょ?」
「いいーえ!友人の使っている小物店で働いていたこがいなくなったって!
身寄りがいないのにどこに行ったの?」
「付き合ってた男とか?」
“それ”だ!
「その話、詳しく聞けません事?知人が関わってるかもしれませんの。」
美味しいお茶も、3杯目はお腹に重いわ。
けど、その甲斐があったみたい。
「まあ、懲りない!何回目でした?」
「このドレス、王都の工房のものなんだけど派手かしら?」
「そーねえ。羽織りものがあった方が落ち着くかも。」
「このお茶美味しいわ。北の産地のものかしら?」
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「今日のお茶にぴったりね。」
「そういえば、貴女のお姉さん結婚するって?」
「ええ、婚約してます。」
「おめでたいわねえ。貴女もすぐ決まるわよ。良いって思う人いないの?」
「姉が結婚してから考えようかと。」
「ああ!結婚式で縁を繋ぐのも良いわよー。私の友達はね?」
「また、家出娘?」
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「知らない?貴族の娘が、消えるって」
「噂でしょ?」
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身寄りがいないのにどこに行ったの?」
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