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領主のお仕事

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「やっと会えたな?嬉しいよ」

この領地を散々荒らした冒険者崩れを追いつめた。
領主の騎士達と領主本人だった。


「ハッ!ごくろーなこって、オレらなんかを捕まえてもいくらにもなんねーだろ?」

悪態をつく男どもは縛りあげられながらも、体力が有り余ってそうだな。

「ちゃんと損害分、働いてもらうぞ?」

荒らした畑を整備して、魔物狩りにも同行。
使えるところに送り込んでやる。

領民に迷惑かけた分、怪我をさせた者も追加の働きで薬代をとって。


「私の時間を使わせた分もきっちり絞ってやるからな?」

その手にしている鞭は、馬用だったはずだが。
他のものに見え、震え上がった男達が何人か出たという。


こうして、領地に平穏が訪れたのだった。続く
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