【完結】分かってたまるか。あんたがやったことで、彼は追放された。

BBやっこ

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捕縛

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「騎士がなぜここに入ってきているの?」

詰問してきたのは、この商会をここまで大きくした女主人だ。
この本店の店長に止められる訳がない。

我々は、勅命のままここに来たのだから。
騎士達は動くそぶりを見せない。それに焦れたのか、再度叫ぶ。

「ここをどこだと思っている?!無礼なっ」

堂々とした態度は立派だ。
領主との商売もある地位、財産もあり爵位も金で買えるほど。


羨み、妬まれる。噂も黒い商売の話もあったが。
その悪意ある噂を跳ね除ける。

強く、利口な商会だった。

女だてらと何度言われたことだろうな。


女騎士は、その様をありありと想像できた。
職務とはいえ、男ばかりの環境ではありがちだ。


それを叩き伏せられるほどの努力は賞賛に値する。

だが、

「秘密は暴かれた。罪を償うときだ。」


強気な女主人だが、もう言い逃れは許さない。
もう1人の重要な人物が騎士に、部屋に連れられてきた。

「なぜ、息子が?」


「彼がある人物を陥れたからですよ。」

私は、事件のあらましを話しだした。
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