【完結】皇女が治める事にした兄をどうするか？嫁にもらってもらいましょう！

皇帝とは

皇帝には、皇子と皇女が産まれていた。兄と妹のどちらに座を譲るか？

「どちらも申し分ないかと」

知識を与えた老師はそう判断する。
文武両道を求めるも

「戦わせ勝つだけでは決めかねませぬ。」

刃を交えるだけが、武の強みではない。
戦略、人身掌握、書類の決済。

「それぞれ性格があるとはいえ、皇帝に据えるには合格点だ。」

どちらを次期皇帝にするか？皇帝は悩んでいた。
しかし、臣下の意見は綺麗に分かれていた。

「皇女様を後継ぎに据えてください！あの方のおかげで家に帰れる日々で、嫁も笑顔で迎えてくれますれば。」

「皇子様には、座して執務を捌くには難しいかと。最近も市政へおり
有能な男も女も、声をかけておりました。」

「では皇子に皇帝に座は難しいか？

「いいえ、それで次期皇帝に向かぬと言うわけではないのですが」


皇子を選べば、その妃に執務を手伝えるものを国内から据える。
皇女は、国外からの婿取りに気を揉む事になる。


「どうしたものかな」

皇帝は悩んだ。