【完結】私の代わりに。〜お人形を作ってあげる事にしました。婚約者もこの子が良いでしょう?〜

BBやっこ

文字の大きさ
上 下
2 / 2

魔女

しおりを挟む
『人形使いの魔女』

お洋服を作っている。
「良い出来ね。」

趣味と実益の方の手を休めた。

この森側の小さな小屋で、1人で住んでいる。
魔女に近づきたい人なんていないけど

声をかけてくれる親切なお隣さんはいるわ。


お守り作りで食べていける腕。
たまにやってくる人はお客様。町外れの小さな家で

「身代わり人形をいかが?」

これも大事な収入源。



「いいや、君自身が欲しい。」

そう言ったのは、婚約者。もう婚約破棄になっているわね。
ほおがこけて痩せた姿。

「私自身は売り物ではありませんの。」


そう言ったけど、お茶を出した。
ここまで来るまでの話を、聞いてみたくなったから。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

妹が自ら89人目の妻になりにいった話。

序盤の村の村人
恋愛
 妹リリは、私の物を何でも欲しがった。お気に入りのぬいぐるみに、高い羽ペン。友達からもらったお菓子まで。ついには、私の婚約者を欲しいと言ってきて無視していたが、婚約者である第一王子のレイに婚約破棄をすると宣言されてしまう。婚約者の隣には、妹が勝ち誇ったような顔でいて……。

公爵令嬢の一度きりの魔法

夜桜
恋愛
 領地を譲渡してくれるという条件で、皇帝アストラと婚約を交わした公爵令嬢・フィセル。しかし、実際に領地へ赴き現場を見て見ればそこはただの荒地だった。  騙されたフィセルは追及するけれど婚約破棄される。  一度だけ魔法が使えるフィセルは、魔法を使って人生最大の選択をする。

王子がイケメンだなんて誰が決めたんですか?

しがついつか
恋愛
白の国の王子は、余り器量が良くない。 結婚適齢期にさしかかっているというのに未だに婚約者がいなかった。 両親に似て誠実、堅実であり人柄は良いのだが、お見合いをした令嬢達からは断られてばかりいた。 そんな彼に、大国の令嬢との縁談が舞い込んできた。 お相手は、帝国の第二皇子の元婚約者という、やや訳ありの御令嬢であった。

【完結】婚約破棄をしたいのだが婚約者が出てこない

恋愛
第二王子は、婚約者であるジェーン・ドゥ公爵令嬢との婚約破棄を卒業パーティーで宣言した。 彼女が行った数々の悪行も述べて。 だが、それでもジェーン・ドゥ公爵令嬢は姿を現さなかった。 一体、何故……?

婚約破棄されてしまった件ですが……

星天
恋愛
アリア・エルドラドは日々、王家に嫁ぐため、教育を受けていたが、婚約破棄を言い渡されてしまう。 はたして、彼女の運命とは……

バカ王太子が国王陛下に怒られるだけ

下菊みこと
恋愛
ざまぁ有り。悪役令嬢は救われます。

酔って婚約破棄されましたが本望です!

神々廻
恋愛
「こ...んやく破棄する..........」 偶然、婚約者が友達と一緒にお酒を飲んでいる所に偶然居合わせると何と、私と婚約破棄するなどと言っているではありませんか! それなら婚約破棄してやりますよ!!

婚約破棄された私も、あなた達が嫌いって知ってた?知らないよね、さよなら。

十条沙良
恋愛
私の事が大嫌いな王妃様と王子。もう、いや。

処理中です...