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宝石に愛を囁く
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城の警備は薄い。
騎士団と言っているが、自警団に毛が生えた程度。
普段は畑仕事や大工をやっているような男達ばかりだ。
そして、しばらく祭りの準備で皆が忙しい。本業も騎士の真似事もな?
そんな狙い目の時に、宝物を移動させるって話を聞いた。
小国の宝でも、宝は宝だ。
狙わない手はない。俺は怪盗でもあるからな!
まあ。仕事は1回きりでご無沙汰だけど。
「楽な仕事さっ」
簡単に小屋に入れた。敷地は王家のものだが、警備はザルだな。
そっと入り込んだところに、油断した。
「どなた?」
「ああ、お姫様驚かせてしまいましたね。なんのただの怪盗ですよ。」
暗がりで顔が見えない相手、女は身動ぎするも逃げる場所はない。
私と語らいませんか?
お誘いを、あわよくば…。
「おっさん、若い子を娶ろうとすんなあああ!」
その叫んだ相手は、姫という年齢では無さそうだ。
確かに若い姫を口説きにきたのに。だって記念になるだろう?
“俺はお姫様を口説いた事がるってな。”
どうも、お袋より少し若いくらいの女だ。乳母とかか
「ここ、王妃のが上ぞ?
王配っていって、女王のが強いのは知ってる。圧が強いには知らんっ
「私にしろよおっっっ!!」
「ひええっ!!」
自称王妃に追いかけ回されて逃げ回った。
「そんで、俺が王妃を口説いたバレた話を聞くか?」
バレてたわ。この時期よくある事らしい。祭りの前の度胸試しになってるんだと
“国の宝は王妃だってよ”
「暇と度胸試しって」
これで仲間だと酒場の奴らは、いっぱい酒を奢ってくれたさ!
ここら辺に生まれた男は、一度は通るらしい。
“宝物を口説く度胸と行動力?”
マジビビったぜえ。裏の仕事はバレてないが、もう怪盗はやめようかな。
まだ王妃のドアップを思い出すぜ。
気分を変えるために、酒を持ってきてくれた女を口説く。
酒屋の娘さんだとよ。
騎士団と言っているが、自警団に毛が生えた程度。
普段は畑仕事や大工をやっているような男達ばかりだ。
そして、しばらく祭りの準備で皆が忙しい。本業も騎士の真似事もな?
そんな狙い目の時に、宝物を移動させるって話を聞いた。
小国の宝でも、宝は宝だ。
狙わない手はない。俺は怪盗でもあるからな!
まあ。仕事は1回きりでご無沙汰だけど。
「楽な仕事さっ」
簡単に小屋に入れた。敷地は王家のものだが、警備はザルだな。
そっと入り込んだところに、油断した。
「どなた?」
「ああ、お姫様驚かせてしまいましたね。なんのただの怪盗ですよ。」
暗がりで顔が見えない相手、女は身動ぎするも逃げる場所はない。
私と語らいませんか?
お誘いを、あわよくば…。
「おっさん、若い子を娶ろうとすんなあああ!」
その叫んだ相手は、姫という年齢では無さそうだ。
確かに若い姫を口説きにきたのに。だって記念になるだろう?
“俺はお姫様を口説いた事がるってな。”
どうも、お袋より少し若いくらいの女だ。乳母とかか
「ここ、王妃のが上ぞ?
王配っていって、女王のが強いのは知ってる。圧が強いには知らんっ
「私にしろよおっっっ!!」
「ひええっ!!」
自称王妃に追いかけ回されて逃げ回った。
「そんで、俺が王妃を口説いたバレた話を聞くか?」
バレてたわ。この時期よくある事らしい。祭りの前の度胸試しになってるんだと
“国の宝は王妃だってよ”
「暇と度胸試しって」
これで仲間だと酒場の奴らは、いっぱい酒を奢ってくれたさ!
ここら辺に生まれた男は、一度は通るらしい。
“宝物を口説く度胸と行動力?”
マジビビったぜえ。裏の仕事はバレてないが、もう怪盗はやめようかな。
まだ王妃のドアップを思い出すぜ。
気分を変えるために、酒を持ってきてくれた女を口説く。
酒屋の娘さんだとよ。
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