【完結・R18】メイドは夜の仕事でお疲れです。本命は、執事長ですがなかなか関係に持ち込めません!

BBやっこ

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【アズマール国】最果ての辺境にて

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「恐れながら、メイドの仕事より食事を優先するよう言われました。」

「歓迎するぜ~!」

魔物の脅威は去り、無事に討伐隊が戻った事でお祭り状態です。
上の方々は、かだ後処理に忙しくされているのですが。

弓矢で戦った戦士のひとりという扱いで、飲み会と化した場に入っています。
警備は交代で立ってますよ?

「良い腕だったなあ」
「あの距離であそこに当たるのはな!」

“狩人で食べていける”と過分なお褒めの言葉をいただきます。

「メイさん、お酒注がせていただきます!」
「ありがとうございます。」

そういえば、偽名を名乗っているんでした。
メイドの奴隷なので、メイ。単純ですが呼ばれなれているのでこのままです。

「メイさん、こっち食べてくれ」
「いや、こっちのが美味しかったでよ」

前の名前には、愛着がないものですから。メイで定着させましょう。
あの方に、メイと呼んでもらえるのは嬉しいですから。

「あの攻撃が来ない場所だから、落ち着いて撃てただけです。」

これは事実だ、魔物の見える上からの位置。
攻撃が来ない安全圏で、打っただけだ。あまり役立った感じはしません。

「そ、そんな事ないですよ!あの位置から当てれるって凄いですからっ」
「俺、プルプル震えちゃって飛ばなかったです。」

あの蔓に当たっても、ダメージが入っていたのかどうか。
蔓だけ静止させても倒せません。

食事をしながらも、話しかけてくる方達に返事をして過ごしました。

「そろそろ、お暇いたします。」

十分休めたし、ご馳走もいただいた。
まだまだお酒が出ていますが、今日はここの手伝いは領民の方に任せています。

挨拶して、戻りましょう。

引き止める声もありましたが、やはり気になるので仕事に戻りましょう。



「メイドは明日も早いですから。」

そう言って、執事長を探す事にする。
私の今日の仕事はないのです!なので自主的に手伝いができれば。

(そうすれば、親密度アップです)


「お、メイ食事は終わったのか?」

「騎士団長様。はい、いただきました。お食事の方は?」


お持ちの酒に、肴になるものを取ってこようと算段する。

「しっかり用意してある。飲まないか?」

何かお話がある風に感じたので、お誘いに乗りました。

しっかり食事もするようで、少し安心した次第です。
お酒だけでは、体に悪いと思いますから。
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