【完結】愛とは言うが、溺れてるんだろ? それを踏まえて話そうか

BBやっこ

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占い師は声を上げる

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占い師とは、人生相談役のようなものだ。
自信のない時、周りに話たくない時。私のもとへ来る。


今回占い師に頼って来た子は、とんでもなく夢と現実を都合良く混ぜているような娘だった。
男の庇護欲を誘うタイプ

女を敵に回すのを躊躇わず、人を破滅させるのにも。

だって私が悪いわけじゃないもの
この可愛いさが罪?

マジで言いそうだな。そんな子に似ている。


それでも悩みを真面目に聞く。だって私はそのために占い師をしているから。

ところが、相手との高感度や出会い運がどうこう。
気になる男の全員を、手に入れる方法?

「莫迦が!貴族にあるのは義務と権利だ。そこををぶっ飛ばして成立する訳なかろう!」

未来の王子と宰相、騎士に?後何人かと同時に付き合いたいとかほざく
小娘へのお言葉だよ。


みんなに愛されたい

夢みるのにも過ぎた妄想。現実が見えてない娘の結末なんて
碌なものになりはしない。

ここは通りすがりに過ぎない大人が、現実を突きつけてやらないとね。
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