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旅の行き先

番外 プレゼント(クリスマス)

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「ウォン!ウォン!!」

なんだ。うっせぇなあ。


狼が吠えている。
そろそろ気づけ!と言っているのか。

「なんだよ」

俺は寝てたらしい。
腹の上の重みに気づく

「ロード」


顔を紅く染めた俺の番だ。
「セリ。」

きめ細かい肌、裸ではないのだが
白と青の縞になっているリボン、か。

それが胸の先端を頼りなく隠す。

これは見えた方が良いのか、この微妙な見えない加減がイイのか
決めかねる。

ジィーと無言で見続けた。

上に乗った裸体に近い、曲線が俺に迫る。

「プレゼント。」

贈り物プレゼント

「私、プレゼント…なの。」

「・・・」

「…何か言って。」

真っ赤で可愛いこと言い出したぞ。俺の番だが。
え、「可愛い。」

互いに見合う


「アリガト」

顔を背けてしまうのも可愛いが
「しっかり顔を見せてくれ?」

頬に手を添えて正面を見る。

視線を下げ視線が合わず、同じ方向を
見てしまった。

「エロいな」

リボンが重なっているが、多分
エッロ!!

「ウォン、ウォン!」

尻尾の音がバサッバサッしている。
どうでもいいが。なんでいるんだ?


「あのね、カナンが、この格好だとロードが喜ぶって」

オマエか!いい仕事したなっ
帰っていいぞ?と目線で投げ掛ければ

「グゥ!」
不満気にひと声鳴き、部屋を出ていくようだった。


ご苦労だったな。この功績は大きい。

「俺へのプレゼント、なんだな?」
「うん。」

不安なのか、自分の身体を抱きしめている。

「とっても素敵な、プレゼントだな?」
ついニヤッと口角を上げる。


リボンを悪戯に突き、微妙に見えたり見えない
チラチラと目で楽しむ。

クイッと指で引っ掛け、困らせるのも楽しい。
恥ずかしいんだな。


膝の上に抱えると
風呂に入る時と一緒か。

どう堪能するか肌に手を滑らせ考えを巡らせる。


と、跨いだ状態の女は男の胸を押す。

男にはなんともない力だが、“そのまま寝ていろ”という意味でとり
大人しく仰向けだ。

女は、男のモノを慎重に触れる。
辿々しく、扱き反応を見て

自分の蜜口に導こうとする。


(イイ眺めだ)
リボンはもう、身体に巻き付いているだけ
胸の先端部分が主張し、淫靡に飾りたてられているようだ。


じっくり見ているが、まだ挿入れそうにないな?
濡れて、滑らかになるが苦戦してるな。

焦っている女に焦らさるより
女の腰を掴み、グッと挿しいれた。


「ア“♡」

深く、奥まで
搾り取るように反応するナカ

男は腰を浮かせ、突き上げる。


女の嬌声、男の余裕がなくなっていく

「グウッ……フッ…」
最奥を狙い、精を吐き出す!


「ア"ア"ッ♡」
ひと際、高い女の声に
しっかりプレゼントを抱きしめた男は満足げに笑った。





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