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景色

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重い足を叱咤した。
順位は、真ん中より後になったけど登りきった!

この感じはあれだ、万里の長城。
寄りかかるように、外側を石壁からのぞくと、



深い森が続いている。
遥か向こうにうっすらと山脈が見える。

これは、門を出て行っても他の町に着けそうにないよな。見えないもの。
ここで生活基盤を築いて考えた方が良いな。出奔する羽目にならんようにせな。


「こっちだ!」と案内のおじさんが子供達を集める。
見晴らしの良い広い場所で、内側の方向に向かわせる。

そこには、

白亜の城と表現されるべき
城が、湖の向こう側に存在していた。

視力よくなってる。
太陽光で白く輝くようだ。

誰が住んでいるのだろう?

ざわつく子供達を落ち着かせて、
「あれが我らが女王様が住んでらっしゃる城だぞ」
観光ガイドよろしく、説明がはじまった。

耳に通り過ぎているなか、考える。
女性は女王しかいないと思って良いのだろうか。

どう生まれるんだ?

女性が生むわけではないのかもしれない。
どう生まれたのだろう?

観光案内のように、町で昼食を食べるようだ。
初☆異世界外食!

▼街の食堂


フードコートかな?
というように屋根の下、屋台がずらずらと並ぶ。

普段お仕事の人も利用しているようで、
買ったものを座って食べたり、持ち帰っているのが見える。

まだ早い時間のようで、人はまばらだ。ピークの時間ではないのだろう。


「うまそう!」と声を上げ、美味しいランチだった。
交渉してポテト揚げをもらった。

揚げ物料理がある。ジャンクなものも食べれるかなー。


まったりしていると。
化粧をした人が近づいてきた。派手な服で思い出した単語は

キャバ嬢

盛り盛りの髪、くねりとした佇まい
バッチバチのまつ毛、ぽってり唇。

・・盛ってますね。

「何しに来た!?」と咎める声の案内係さん。

「あら~あいさつは大事よお」と甘い声
低めで、………胸はズレている。

やり取りと格好から判断すると、
性を受ける側が存在するらしい。そういうお仕事。

その勧誘をするのは、まだ後。
先に仕事をふるのは修行がいる土木関係

性格の向き不向きで決めて、性関係のお仕事は後に回す。

子どもの保護と、風紀的な問題で決めているらしい。



ほおほお。

男性ばかりの世界だし、性的関係があったり
パートナーとして暮らすのか。


自分のパートナー。
派手な人より、落ち着いた人がいいかな。

とジーと見てたら、

「ガキには早い!
一丁前に稼いでからにしろ。」

何を勘違いしているんだか。
メイク道具もなかなかのものがありそうだな。


その後、部屋に戻り、
5人に分かれて仕事の体験をする。

選抜されたようだ、他の部屋の子供達も混ざっている。
体力で分けたんだろうな。

これからは、
案内のおじさんたちから情報収集だ。
コミュニケーションも取っておこう!


暮らしを立てることから始まる。
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