【完結】竜人と女冒険者は、ハネムーン旅行に行くようですよ!

BBやっこ

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セリの帰郷と旅

16-ごたいめ

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「キレー」

ゾウっぽい子も、これだけ大きいんだろうか。

「カメ、海にも居るんだね?」

本体と分身体が居るタイプの精霊獣、2匹目。海のカメ(分身体)の小さい方とと合流して皮膚の感じも違い、少し手が長いかな?

交流中なのを、のんびり眺める。

「お仲間?」
「元気になったから、出て来れた訳か~」

ヨカッターとそっちは良いとしてどうするか。



その後、背中に乗せてもらい

「お土産付き」
「わーおっきい真珠だあ」

セリが棒読みになる。色付きのもあるね?すっごい希少なやつ!

「食えるし、魔石も取れる」

ありがたいお土産を海のカメから貰った。
砂漠に行ける海側で別れたんだけど。

「くぅーーーーー!」

鳴いた。

「遠吠え?」
「なんて言ってる?」

「カメ語はわかりませーん」

次もあった。

「今度は、陸のカメか」

のっそのっそと歩く、甲羅が変わってるかな?乗せてくれるために、来てくれたらしい。

「ぐぅーーー!」

鳴いた。


大きな陸のカメが、砂漠を泳ぐように進む。たまにこうして泳いでいるのか、なれた様子。

「気持ちー」

「何匹いるんだろうな?」
「グリーンガーデン、海に、陸のコイツだろう?」
「3匹と分身体2匹で5匹に会った」

「陸のカメは分身体?」
「本体って、もっとデカそうかなー」


「土の中に埋まってるのも、下にでかいのが居たりして」

気づかれず、3人は街を出て来ていた。その後、砂漠を越える手段を迷った。
馬?気球?

「王族が手を回さない手段は、カメ!」

これで追っ手がかかったとしても、引き離させた。

「買い物はテキトーにしておきました~!」
「水、オッケー」
「氷もあるぞ」

こっちは、柔ではやっていられない、冒険者だ!砂漠越えして、違う街に行く。

「陽が暮れると寒いなー」
「独りだから?」

「セリちゃんが冷たーい」
「凍らせるぞ」

カメの甲羅の上で冗談を言う。この後は歩きと思っていたけど。
カメに近寄って来た商人の馬車に拾ってもらい、隣の自治区まで送ってもらった。

「ここからは冒険者として動こう。」

『次を手伝うことはないよ』とギルドに手紙を置きにいく。

契約不履行?そんな気はなかったといっても、あれだけ利用されたら、こちらもタダで働かない。

依頼の拒否、依頼の受付は冒険者ギルドへ選定と、こちらに決定権がある。

「あっちに罰則ね~」
「採取しながら、次の街を目指しますか!」

追いつけないし、指名手配されても拘束されないよう処置。

「今回の出来事を手紙に認めた!アクレイオス宛てに送って。シュルトにもお土産を真珠入れる?」

ロードにキスで労わられる

「2人っきりの旅も、唆られるよな?」

「いないふがよい?んぐっ…オレも~行くー」
「居なくて良いんだぞ」

ハネムーンのとばっちりもあったが。問題ない範囲。

「次はどこかな」



冒険者だけど、まだ甘い旅は続く…みたいだった。
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