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そんな
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目をつぶってしまったらしい。
暗闇の中、ガアン!と金属の弾かれる音。
そして、庇われるようなに回された腕の感触。
ガラガラ!と足元が崩れて
私は底へ落ちる。誰かを巻き添えに。
魔力も尽き、防御の魔法も展開できず。
もし生き残ったら、服に防御をあげる方法を開発しよう。
最後の最期まで、仕事の方面が頭に浮かんだ。
家族に呆れられそうだ。そして
道連れの騎士には申し訳ない。
…眩しい。
瓦礫から救い出されたらしいが、打ち身と魔力枯渇で
顔を動かすのも億劫だ。
身体が持ち上がった感覚。
救出されたらしいそれを、確かめようとそっと目を開ける。
勝ち鬨をあげる騎士達。
その合間を移動している歩み
ああ、勝ったのだという実感を共有しようと
助けてくれた騎士を見上げると
彼女だった。
魔法騎士でもあり親交もある身体強化をかけているのだろう
私の体重は並だ。騎士より軽いだろうが
私が女役で、姫抱っこさせる状況
ヒュー!ーヒュー!と揶揄うような口笛に
男の矜持と言う言葉が頭を掠めたが
彼女が、カッコいい
モウ手遅れダ。
惚れた。
暗闇の中、ガアン!と金属の弾かれる音。
そして、庇われるようなに回された腕の感触。
ガラガラ!と足元が崩れて
私は底へ落ちる。誰かを巻き添えに。
魔力も尽き、防御の魔法も展開できず。
もし生き残ったら、服に防御をあげる方法を開発しよう。
最後の最期まで、仕事の方面が頭に浮かんだ。
家族に呆れられそうだ。そして
道連れの騎士には申し訳ない。
…眩しい。
瓦礫から救い出されたらしいが、打ち身と魔力枯渇で
顔を動かすのも億劫だ。
身体が持ち上がった感覚。
救出されたらしいそれを、確かめようとそっと目を開ける。
勝ち鬨をあげる騎士達。
その合間を移動している歩み
ああ、勝ったのだという実感を共有しようと
助けてくれた騎士を見上げると
彼女だった。
魔法騎士でもあり親交もある身体強化をかけているのだろう
私の体重は並だ。騎士より軽いだろうが
私が女役で、姫抱っこさせる状況
ヒュー!ーヒュー!と揶揄うような口笛に
男の矜持と言う言葉が頭を掠めたが
彼女が、カッコいい
モウ手遅れダ。
惚れた。
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