【完結】そこでイチャイチャするな!こっちは執務中なんだよ 兄夫婦が俺の視界に入るところで戯れる。

BBやっこ

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兄よ

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俺には尊敬する兄がいる。

王族には珍しく、側妃を迎えなかった父王は

兄と俺、妹達と良い関係を保っている。
小国とはいえ食糧事情も良く、交易も良好だ。


親戚の嫁ぎ先の国で、手紙での交流もある。

妹達の嫁ぎ先がどうなるかは、のんびり決められそうだ。

それというのも、王太子である兄の婚約者殿。
その婚礼が半年をきり、落ち着いた状況にあるためだ。


まあ、俺は忙しいけど?


兄の代わりに政務に、視察と結婚式が終わってもしばらく
代行が続く。

勉学はほどほどだが、周りが頼りになるので俺でも回せている。
いつもこれをやっている兄は尊敬するが


なんで、執務室の窓に近い庭で、
婚約者と笑い合ってるかなあ。


兄のベタ惚れな、むず痒い言葉の流れ弾に当たっている俺。


もう、ライフが。

「ちょっと休憩するか。」

執務室内の独身者の同意が得られた。

ちなみに、ここでお相手がいるのは
宰相補佐1人である。
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