163 / 200
V 舗装された道
シュルトのお節介
しおりを挟む
(顔色は大丈夫ネ)
カナンとロードに連れられてきた、セリを見て思った。
昨日はぐっすり寝れたのね。
それにちょっとモヤッとくるものがあるのは、セリを妹扱いしているからだと自覚した。
(そおよネェ…16歳。)
ロードも、カナンでさえ獣人の常識に引きずられて考えている。
体力や成長、文化・習慣もだ。
それが悪いわけじゃないいんだけど、悪い結果にならないか不安だ。
特に、体力面や性的なカンケイが。
セリはその部分の違いを知らずにいる。
拗らせると、シンドイものになりそうなのよネ(経験則)
特に直情的で、コッチの言うこときかない脳筋思考ったら……(恨み辛み)
おっと逸れたワ
ヒト族で言ったら、見習いとして慣れようと頑張る時期カシラ。
セリの能力なら、見習いからイッパシのってつくくらい冒険者として優秀ヨ?
アタシはって?もう冒険者兼、商人でやってたケド。先達のフォローがあってこそよネ。
獣人の文化に振り回されてたことのある身としては、複雑な気持ちがある。
まぁアタシの気持ちだけで、ロードとセリの関係にチャチャを入れるのは違うわヨ。
ロードに、“セリを取り上げられた”と認識されれば、アタシでも攻撃するのを躊躇わないだろうし。
その衝動が理性で抑えられないと話には、理解している。
気をつけないと。一番に避けなきゃいけない注意事項だ。
それでもセリに肩入れするのは止めない。
ヒト族の常識を持っていた方が、必要な対処できてセリの助けになる筈だ。
ロードのフォローは、カナンの役割ヨネ。体力も行動力も馬鹿みたいにないとやれないワ、尊敬。
カナンと落とし所をすり合わせて、セリの負担をなるべく取り除くのが良いだろう。
アタシはセリの体調や感情を読み取る努力をしよう。
小さい頃の弟妹達にしてきた“お節介”と一緒ネ
アタシの性分は変わらないワ。
それに、どんな娘だろうかと興味もある。
肝っ玉は座ってる
この歳でこの落ち着き様は、相当苦労したのだろう。
小さい頃の話、一端を聞いただけで周りの大人の不甲斐なさに腹立つ。
子供に何してんの?!って胸ぐら掴んで振り回して、性根をたたき直したいワ。
それを置いといても
不思議な娘なのよネェ。
キースの興味を惹くくらい、ねぇ?
キースと合った視線は、すっと興味ないとばかりに外された。
グスタフもキースも静かに本を読んでいる。2人とも近くで話しているのは気にしないので
構わずセリと話す。
部屋の割り振り?
「あの夫婦用の部屋ネ。」
あ、今気づいたのね。ズバリ言えば、
セリが逡巡した後、顔を紅くする。
(微笑ましいワ)
その変化は、年相応な反応に見えた。
揶揄って言ったんじゃないんだけど。
まだ若いものね。そういう配慮の裏も確認していきまショ。
今回は善意と、客室に『竜の翼』6人全員じゃ多いって理由だモノ
2人が戻ってきたので朝食へと部屋移動する。
セリの後ろ姿を見ながら考える。
それは商人としての嗅覚なんだけど、趣味にもあたりそうで
正直、ウキウキしている。
カナンは、ロードにかかりきりだったけど
これを気に、少しは楽できるかしら?それとも逆に苦労が増えたりして。
ゴクロウ様。
ロードかあ。
野生の勘で動くような、はちゃめちゃだけど
結局、良い納め方するのよねぇ。
感覚で生きてるってタイプね。
それに振り回される方は、精神力が必要よね
セリに、メンタルの強さはありそうだけど
その早世な成長が、脆さを含んでいないか?
ゆっくり向き合ってみたいと思う。
長い付き合いになるのだと予感しているカラ。
カナンとロードに連れられてきた、セリを見て思った。
昨日はぐっすり寝れたのね。
それにちょっとモヤッとくるものがあるのは、セリを妹扱いしているからだと自覚した。
(そおよネェ…16歳。)
ロードも、カナンでさえ獣人の常識に引きずられて考えている。
体力や成長、文化・習慣もだ。
それが悪いわけじゃないいんだけど、悪い結果にならないか不安だ。
特に、体力面や性的なカンケイが。
セリはその部分の違いを知らずにいる。
拗らせると、シンドイものになりそうなのよネ(経験則)
特に直情的で、コッチの言うこときかない脳筋思考ったら……(恨み辛み)
おっと逸れたワ
ヒト族で言ったら、見習いとして慣れようと頑張る時期カシラ。
セリの能力なら、見習いからイッパシのってつくくらい冒険者として優秀ヨ?
アタシはって?もう冒険者兼、商人でやってたケド。先達のフォローがあってこそよネ。
獣人の文化に振り回されてたことのある身としては、複雑な気持ちがある。
まぁアタシの気持ちだけで、ロードとセリの関係にチャチャを入れるのは違うわヨ。
ロードに、“セリを取り上げられた”と認識されれば、アタシでも攻撃するのを躊躇わないだろうし。
その衝動が理性で抑えられないと話には、理解している。
気をつけないと。一番に避けなきゃいけない注意事項だ。
それでもセリに肩入れするのは止めない。
ヒト族の常識を持っていた方が、必要な対処できてセリの助けになる筈だ。
ロードのフォローは、カナンの役割ヨネ。体力も行動力も馬鹿みたいにないとやれないワ、尊敬。
カナンと落とし所をすり合わせて、セリの負担をなるべく取り除くのが良いだろう。
アタシはセリの体調や感情を読み取る努力をしよう。
小さい頃の弟妹達にしてきた“お節介”と一緒ネ
アタシの性分は変わらないワ。
それに、どんな娘だろうかと興味もある。
肝っ玉は座ってる
この歳でこの落ち着き様は、相当苦労したのだろう。
小さい頃の話、一端を聞いただけで周りの大人の不甲斐なさに腹立つ。
子供に何してんの?!って胸ぐら掴んで振り回して、性根をたたき直したいワ。
それを置いといても
不思議な娘なのよネェ。
キースの興味を惹くくらい、ねぇ?
キースと合った視線は、すっと興味ないとばかりに外された。
グスタフもキースも静かに本を読んでいる。2人とも近くで話しているのは気にしないので
構わずセリと話す。
部屋の割り振り?
「あの夫婦用の部屋ネ。」
あ、今気づいたのね。ズバリ言えば、
セリが逡巡した後、顔を紅くする。
(微笑ましいワ)
その変化は、年相応な反応に見えた。
揶揄って言ったんじゃないんだけど。
まだ若いものね。そういう配慮の裏も確認していきまショ。
今回は善意と、客室に『竜の翼』6人全員じゃ多いって理由だモノ
2人が戻ってきたので朝食へと部屋移動する。
セリの後ろ姿を見ながら考える。
それは商人としての嗅覚なんだけど、趣味にもあたりそうで
正直、ウキウキしている。
カナンは、ロードにかかりきりだったけど
これを気に、少しは楽できるかしら?それとも逆に苦労が増えたりして。
ゴクロウ様。
ロードかあ。
野生の勘で動くような、はちゃめちゃだけど
結局、良い納め方するのよねぇ。
感覚で生きてるってタイプね。
それに振り回される方は、精神力が必要よね
セリに、メンタルの強さはありそうだけど
その早世な成長が、脆さを含んでいないか?
ゆっくり向き合ってみたいと思う。
長い付き合いになるのだと予感しているカラ。
1
お気に入りに追加
642
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
義弟の婚約者が私の婚約者の番でした
五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」
金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。
自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。
視界の先には
私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる