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V 舗装された道
夜の飲み会
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セリは『一人二役』に乗り気だったが、
ロードは渋い顔だ。
番を危険に晒すことに忌避感を持った。
いろんなもんをひっくるめて、1番良い方法だとわかっている。
わかっているんだが…。
セリを撫でてから席を外した。
カナンがロードの隣にいきフォローする
「オマエの周りは物騒な奴が多い。オマエだけなら跳ね除けられるが…。
セリちゃんが狙われるのは、確定だ。」
楽しそうに話を聞いているセリを見る
表情も柔らかくリラックスして明るい。
俺の唯一。離れる選択肢はない。
ただ、俺のいる場所は面倒な奴が多い
虎視淡々と俺の足元を狙う
もしくは命も。
そんなとこに連れて行くのか?
巣にこもってしまえば良いという気持ちと
セリを連れていろんなところへ行きたいと同時に思う。
それなら
「後手に回らない方法をとった方が良い。」
真剣なカナンの目に否を言う気はない。
理解はしていたが、
囮にするところを同意するわけで
モヤモヤする。
「まっ呑めや」と勧められた酒を煽った。
知ってるか?それは葛藤している状態だ。とカナンはロードの様子を観察した。
常日頃勘で動いているようなロードをここまで揺さぶる、番の存在。
(面白くなってきそうだ)と波乱の予感に、そう来なくっちゃと戦う心構えはできている。
何が出てきても、乗り越えて見せるさ。覚悟はできている。
珍しい様子の相棒に酒を注いだ。
一方、セリはシュルトに王都の話を聞いていた。
おしゃべりに華が咲く。
グスタフとキースは、本を読んで
呑むと飲み物は違えど同じように寛いでいた。
「王都はやっぱり、流行の先端ね!
貴族の間で流行ったものが
国民にも流れてくる。手頃な値段のものになってるけどネ。」
商人の集まり
職人も修行に集まったり
コンクールが開かれて一堂に会する。
「人も物も集まってくるのヨ」
観光案内よろしくテンポよく説明された。慣れた様子のシュルトだ。
「王城の背後に広がる森
魔物もいるが
精霊の加護があり
屈強な騎士に守られている
貴族のパトロンに挨拶してから
森の拠点に行くからネ!」
依頼が終わった後の予定が出たとこで
「どんな森?」気になった点を聞いた。
都市の近くにある森の存在
魔物がいるそこは防衛の境目で、冒険者の稼ぎの入り口だ。
「浅いところは冒険者が拠点で貰っているところが多いわね」
貰っているは褒賞で下賜される
高ランク冒険者の証ともされる。
そんな説明を端折り、続く
「王弟の城砦もあって、人気のある土地ね…』
セリは王都での買い物より森が気になる。
王都はお金がかかると聞く。
倍だとか。収入源を確保しておくと言う頭が働いた。
今なら魔力付与で新しい装備を買う余裕ができるのだが
堅実さも大事とセリは考える。
拠点、森だけど
王都で買い物もするからね!
「装備は、弓の拵えも相談できると良いけど。」
「良いところを紹介するわ!」
生活基盤を築くこと以外
あまり興味が薄いセリだった。
が。
「甘いものがあるよ?」キースのひと言
チーズケーキ
他の地域から流れてくるアイデアと
力量で年々新しいものも出てくる
しばらく来ないと、もう知らない程度に。
キースの語る話に目を輝かせた。
ロードはそんなセリを見て、キースから情報を聞き出そうと
デートコースに決定する。
その視線を感じてセリがこちらに来た。
優しく向かい入れる
カナンの話も少し聞いていたセリは
自分が危険なのは変わらないと思う。
『竜の翼』の弱点なのだ。囮役は慣れている。
それと同時に、信頼もあった。
『竜の翼』に。
ロードをまっすぐ見て誘う
「一緒に狩りしよう?」
何が来ても跳ね返せるよ、と。
ロードは誘いを断る気も起きず
その言葉に、ワクワクして番に微笑んだのだった。
ロードは渋い顔だ。
番を危険に晒すことに忌避感を持った。
いろんなもんをひっくるめて、1番良い方法だとわかっている。
わかっているんだが…。
セリを撫でてから席を外した。
カナンがロードの隣にいきフォローする
「オマエの周りは物騒な奴が多い。オマエだけなら跳ね除けられるが…。
セリちゃんが狙われるのは、確定だ。」
楽しそうに話を聞いているセリを見る
表情も柔らかくリラックスして明るい。
俺の唯一。離れる選択肢はない。
ただ、俺のいる場所は面倒な奴が多い
虎視淡々と俺の足元を狙う
もしくは命も。
そんなとこに連れて行くのか?
巣にこもってしまえば良いという気持ちと
セリを連れていろんなところへ行きたいと同時に思う。
それなら
「後手に回らない方法をとった方が良い。」
真剣なカナンの目に否を言う気はない。
理解はしていたが、
囮にするところを同意するわけで
モヤモヤする。
「まっ呑めや」と勧められた酒を煽った。
知ってるか?それは葛藤している状態だ。とカナンはロードの様子を観察した。
常日頃勘で動いているようなロードをここまで揺さぶる、番の存在。
(面白くなってきそうだ)と波乱の予感に、そう来なくっちゃと戦う心構えはできている。
何が出てきても、乗り越えて見せるさ。覚悟はできている。
珍しい様子の相棒に酒を注いだ。
一方、セリはシュルトに王都の話を聞いていた。
おしゃべりに華が咲く。
グスタフとキースは、本を読んで
呑むと飲み物は違えど同じように寛いでいた。
「王都はやっぱり、流行の先端ね!
貴族の間で流行ったものが
国民にも流れてくる。手頃な値段のものになってるけどネ。」
商人の集まり
職人も修行に集まったり
コンクールが開かれて一堂に会する。
「人も物も集まってくるのヨ」
観光案内よろしくテンポよく説明された。慣れた様子のシュルトだ。
「王城の背後に広がる森
魔物もいるが
精霊の加護があり
屈強な騎士に守られている
貴族のパトロンに挨拶してから
森の拠点に行くからネ!」
依頼が終わった後の予定が出たとこで
「どんな森?」気になった点を聞いた。
都市の近くにある森の存在
魔物がいるそこは防衛の境目で、冒険者の稼ぎの入り口だ。
「浅いところは冒険者が拠点で貰っているところが多いわね」
貰っているは褒賞で下賜される
高ランク冒険者の証ともされる。
そんな説明を端折り、続く
「王弟の城砦もあって、人気のある土地ね…』
セリは王都での買い物より森が気になる。
王都はお金がかかると聞く。
倍だとか。収入源を確保しておくと言う頭が働いた。
今なら魔力付与で新しい装備を買う余裕ができるのだが
堅実さも大事とセリは考える。
拠点、森だけど
王都で買い物もするからね!
「装備は、弓の拵えも相談できると良いけど。」
「良いところを紹介するわ!」
生活基盤を築くこと以外
あまり興味が薄いセリだった。
が。
「甘いものがあるよ?」キースのひと言
チーズケーキ
他の地域から流れてくるアイデアと
力量で年々新しいものも出てくる
しばらく来ないと、もう知らない程度に。
キースの語る話に目を輝かせた。
ロードはそんなセリを見て、キースから情報を聞き出そうと
デートコースに決定する。
その視線を感じてセリがこちらに来た。
優しく向かい入れる
カナンの話も少し聞いていたセリは
自分が危険なのは変わらないと思う。
『竜の翼』の弱点なのだ。囮役は慣れている。
それと同時に、信頼もあった。
『竜の翼』に。
ロードをまっすぐ見て誘う
「一緒に狩りしよう?」
何が来ても跳ね返せるよ、と。
ロードは誘いを断る気も起きず
その言葉に、ワクワクして番に微笑んだのだった。
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