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闇の友
(ニ)置き物小僧と食事係
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さらに巨木小僧(グスタフ)の周り騒がしくなった。
その後にやってきた
白いひよっこは、よくワレを見ていたが少々鬱陶しいだけですんだな。
その後は、黙々と本を読んでおる。近づいても気にしておらぬな。
置物小僧だな。
もう1人の食事係が居れば、供え物の質が良くなった。
出してくるタイミングも良い。
酒をより上手くする肴。肉も焼いただけではない調理といったものがされ、
文化の進歩を感じさせた。
たまに、生肉の味を思い出すように森に行ったが、
土産に持ち帰れば、調理された肉になる!
討伐部位なるものも覚え、酒に変わった。
木の実や森の恵みを確かめつつ、森を探索する。
まあ、ワレが強力過ぎるせいで骨のあるヤツはおらず、
肉として地に伏すだけだったな。
森だけではなく、ダンジョンに入ることが多くなり
従魔としてこっそり力を振るった。
ワレの見た、“フォレストオウル”の力より遥かに強い能力だが、
こいつらは不問とすることにしたようだ。
ヒト族の建物、冒険者ギルドなるものでもそれで通した。
しかし、宿になど泊まるのは、ヒマだ。
弱小のものが突っかかってくるのも、鬱陶しい。
ワレは森で過ごした。
巨木小僧が迎えに来るまでのんびり。
今度はどんな酒が呑めるかと考えながら。
街で従魔も泊まれるという宿に泊まる楽しみは、酒!
こっそり呑みにも乙だった。
出された酒を呑むのと違ったうまさだ。
人数分の酒量も増え、ワレにも捧げられる酒と肴。
土地のものやヒトの料理など森では得られんものは楽しみだ。
ふふふふふ!
ゆったり森に行ったり
小うるさい魔物を睨んだりとしていたが、
ヒト族の大きな街に長期滞在するようになった。
ヒトばかりおるところが近く
美味な、甘いものも出て、
近くの広大な森にも骨のある奴がおる。なかなか楽しい場所じゃ。
ここでもやはり、
ゴテゴテの装飾をしたヒト族がワレに手を出そうとしてきたり、
煩わしいが、目立ちすぎると余計に面倒だ。
事故に遭ってもらえばいい。
闇属性というのは、そういうものに長けている。
そうこうしてたのに、巨木小僧が気づいた。
何か文句でもあるか?と思ったが
貴族の屋敷で探索する機会が多くなった。
ヒマつぶし程度には良いな。
紙束をひっくり返し、魔道具を突いてみたり
隠し通路を探し出して遊んでやったわ。
そんなことをしていたら
いつのまにか、羽虫も消えた。
よりワレへの肴が良くなったのは、大儀であるな!
まあ、飽きればまた旅の空であろう。
その日が来るのをのんびりと優雅に待つワレだった。
その後にやってきた
白いひよっこは、よくワレを見ていたが少々鬱陶しいだけですんだな。
その後は、黙々と本を読んでおる。近づいても気にしておらぬな。
置物小僧だな。
もう1人の食事係が居れば、供え物の質が良くなった。
出してくるタイミングも良い。
酒をより上手くする肴。肉も焼いただけではない調理といったものがされ、
文化の進歩を感じさせた。
たまに、生肉の味を思い出すように森に行ったが、
土産に持ち帰れば、調理された肉になる!
討伐部位なるものも覚え、酒に変わった。
木の実や森の恵みを確かめつつ、森を探索する。
まあ、ワレが強力過ぎるせいで骨のあるヤツはおらず、
肉として地に伏すだけだったな。
森だけではなく、ダンジョンに入ることが多くなり
従魔としてこっそり力を振るった。
ワレの見た、“フォレストオウル”の力より遥かに強い能力だが、
こいつらは不問とすることにしたようだ。
ヒト族の建物、冒険者ギルドなるものでもそれで通した。
しかし、宿になど泊まるのは、ヒマだ。
弱小のものが突っかかってくるのも、鬱陶しい。
ワレは森で過ごした。
巨木小僧が迎えに来るまでのんびり。
今度はどんな酒が呑めるかと考えながら。
街で従魔も泊まれるという宿に泊まる楽しみは、酒!
こっそり呑みにも乙だった。
出された酒を呑むのと違ったうまさだ。
人数分の酒量も増え、ワレにも捧げられる酒と肴。
土地のものやヒトの料理など森では得られんものは楽しみだ。
ふふふふふ!
ゆったり森に行ったり
小うるさい魔物を睨んだりとしていたが、
ヒト族の大きな街に長期滞在するようになった。
ヒトばかりおるところが近く
美味な、甘いものも出て、
近くの広大な森にも骨のある奴がおる。なかなか楽しい場所じゃ。
ここでもやはり、
ゴテゴテの装飾をしたヒト族がワレに手を出そうとしてきたり、
煩わしいが、目立ちすぎると余計に面倒だ。
事故に遭ってもらえばいい。
闇属性というのは、そういうものに長けている。
そうこうしてたのに、巨木小僧が気づいた。
何か文句でもあるか?と思ったが
貴族の屋敷で探索する機会が多くなった。
ヒマつぶし程度には良いな。
紙束をひっくり返し、魔道具を突いてみたり
隠し通路を探し出して遊んでやったわ。
そんなことをしていたら
いつのまにか、羽虫も消えた。
よりワレへの肴が良くなったのは、大儀であるな!
まあ、飽きればまた旅の空であろう。
その日が来るのをのんびりと優雅に待つワレだった。
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