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III 貿易都市
風呂でまったり ②
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極東では、湯に浸かりながら酒を楽しむ風習がある。
と酒屋のオヤジに勧められた酒だ。
グスタフも参加だ。
いける口だからな!
「シュルトぉ、呑むか~?」
「そーねー。少し呑むわ。」
シュルトは人族にしては、強い方だ。
オレら(獣人)に合わせてたから、かもしれねえが。
グスタフは、酒飲みドワーフの爺さまと呑んでた、猛者だからな!
相当、強い。
「ワインも少しあるぞ」
「アラ嬉しい。」シュルトが、にこやかに笑った
やっぱ見目が、いい奴だなと再認識する。
交渉ごとでは、容赦ねえんだがな。
ここの商業ギルドの面倒そうな事。予感がビンビンくるぜ。
冒険者ギルドも顎で使えるような所だし。
アーアっ。面倒クセ!
グイっと白く濁った酒を飲む
『少量をちびちび行け!』と言われた酒は、なるほど。
喉のにじ~んと良い味が通り過ぎる。
これが“風流”っつーのかな?
湯に浸かりにやってきたキースに聞く
「何か呑むかー?」
「ん~。ワイン。」
ここで飲んだら、ホットになりそうだな。
グラスに入れたワインを渡した。
遅まきながら、ロードとセリが入ってくる。
「俺にもくれ。」ロードに白く濁った東酒をやる。
「セリちゃんは?果実水もあるけど。」
と聞けば、割る用に持ってきたやつを渡した。
「酒は呑まねえかな?」
「味が好きじゃない。」だ、そうです。ロードが覚えた!つー顔だわ。
飲めるんだなー。そのうちどれくらい飲めるか
試しとくといいかもなあ?
不参加でもオッケー
このメンバーだと消費量凄いからな!
特にロードが水代わりに飲むな。味もこだわるし
っていうか煩えし。
セリの果実水に
小さな氷をいれるロードに、
「こっちにもくれー」冷やす用の桶を出す。
ロードに言えば
「ほらよ」簡単に魔法で氷を出す。
今日は粉々の氷をバケツ一杯分ほど
これが、ロードの気分で形が変わるんだわ。
氷塊だったり
凍らされたりする
コレは、
機嫌良いなー。
杯を交わせば、
セリちゃんは、ぷはぁといい飲みっぷりだ。
冷たい果実水が、風呂入りながらなら余計に旨いだろう。
酒のツマミに
塩からい漬けもの
愉しんでいれば
バサバサと羽の音。
グスタフが迎えに行く。
ヴァルトだ。
此処は、従魔と入れると明言されていないが、
浴槽には入れないので、目をつぶってもらおう。
こいつに「帰れ」と言えば、怒りだすだろう。
酒呑みだからな!
床に降り立ったヴァルトをセリちゃんが、洗い出した。
そろりそろりとヴァルトの様子を見ながら、お湯をかける。
フルフルお湯を飛ばし、
「もういいだろう?」と言いたげに酒の近くに来た。
「今日はおとなしいな。ほらよ!」
嘴を入れられる深いコップに入った酒を飲み出す。
東酒もイケルようだ。
それを驚いた目で見るセリちゃんが、面白かった。
それぞれ、
肌の付き合いを楽しんで過ごしたのだった。
と酒屋のオヤジに勧められた酒だ。
グスタフも参加だ。
いける口だからな!
「シュルトぉ、呑むか~?」
「そーねー。少し呑むわ。」
シュルトは人族にしては、強い方だ。
オレら(獣人)に合わせてたから、かもしれねえが。
グスタフは、酒飲みドワーフの爺さまと呑んでた、猛者だからな!
相当、強い。
「ワインも少しあるぞ」
「アラ嬉しい。」シュルトが、にこやかに笑った
やっぱ見目が、いい奴だなと再認識する。
交渉ごとでは、容赦ねえんだがな。
ここの商業ギルドの面倒そうな事。予感がビンビンくるぜ。
冒険者ギルドも顎で使えるような所だし。
アーアっ。面倒クセ!
グイっと白く濁った酒を飲む
『少量をちびちび行け!』と言われた酒は、なるほど。
喉のにじ~んと良い味が通り過ぎる。
これが“風流”っつーのかな?
湯に浸かりにやってきたキースに聞く
「何か呑むかー?」
「ん~。ワイン。」
ここで飲んだら、ホットになりそうだな。
グラスに入れたワインを渡した。
遅まきながら、ロードとセリが入ってくる。
「俺にもくれ。」ロードに白く濁った東酒をやる。
「セリちゃんは?果実水もあるけど。」
と聞けば、割る用に持ってきたやつを渡した。
「酒は呑まねえかな?」
「味が好きじゃない。」だ、そうです。ロードが覚えた!つー顔だわ。
飲めるんだなー。そのうちどれくらい飲めるか
試しとくといいかもなあ?
不参加でもオッケー
このメンバーだと消費量凄いからな!
特にロードが水代わりに飲むな。味もこだわるし
っていうか煩えし。
セリの果実水に
小さな氷をいれるロードに、
「こっちにもくれー」冷やす用の桶を出す。
ロードに言えば
「ほらよ」簡単に魔法で氷を出す。
今日は粉々の氷をバケツ一杯分ほど
これが、ロードの気分で形が変わるんだわ。
氷塊だったり
凍らされたりする
コレは、
機嫌良いなー。
杯を交わせば、
セリちゃんは、ぷはぁといい飲みっぷりだ。
冷たい果実水が、風呂入りながらなら余計に旨いだろう。
酒のツマミに
塩からい漬けもの
愉しんでいれば
バサバサと羽の音。
グスタフが迎えに行く。
ヴァルトだ。
此処は、従魔と入れると明言されていないが、
浴槽には入れないので、目をつぶってもらおう。
こいつに「帰れ」と言えば、怒りだすだろう。
酒呑みだからな!
床に降り立ったヴァルトをセリちゃんが、洗い出した。
そろりそろりとヴァルトの様子を見ながら、お湯をかける。
フルフルお湯を飛ばし、
「もういいだろう?」と言いたげに酒の近くに来た。
「今日はおとなしいな。ほらよ!」
嘴を入れられる深いコップに入った酒を飲み出す。
東酒もイケルようだ。
それを驚いた目で見るセリちゃんが、面白かった。
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肌の付き合いを楽しんで過ごしたのだった。
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