【完結済み】番(つがい)と言われましたが、冒険者として精進してます。

BBやっこ

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II-c 馬車の旅

お守り

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ダンジョンの調査の依頼を追加、受理して

「商人と対面する」とギムナスが出て行った。
護衛兼案内に村の冒険者が2人ついて行く。


シュルトとカナン、グスタフに加えハルトともう1人で
ダンジョンに潜る話を進めた。

自然の洞穴がダンジョン化したところで、
鉱石が採れるが、魔物の強さはそれほどでもない。

数が多いのと隠匿で潜んで麻痺を喰らう
めんどくさい魔物

灼熱地帯が下層にあり面倒で利もない。

増えすぎないよう管理しているダンジョンで
冒険者は許可制で入れる。

入るには採取にくる者と護衛の冒険者くらいで顔馴染み。
村に声をかけて行く。

という事情を
ダンジョン組で話し合っている。

紅茶を人数分淹れて出したら、ハルトがクッキーを出してくれた
ので齧っている。ロードが手に持ってるのが、口元にくる。

この状態が
受け入れられているのが居た堪れない。

キースは優雅に熱めの紅茶を飲んでいる
クッキーもちゃっかり食べて、とってもマイペース。

その前に来て、
「いい?これと・・。ちゃんと食べるのヨ?」

過保護シュルトが、
シスターたちみたいに世話をやくのを見ていたが。

こっちにも来た。

「キースもロードも。自己中だから
振り回されるワ。そうなったらほっといて休みなさいネ?」

世話…お守りなのにほっといて良いの??と疑問を持ちつつ。

「これ食べていいわヨ後は…。」渡される物資を諾々と受けとった。


話がひと段落したカナンが来た。
「ロードを頼むなあ。セリちゃん」ナデナデ

ロードの片手が塞がってるのでもう片方を防いで撫でている。
そんなにナデタイノカ。

「ロードが責任者じゃないの?」
と視線をあげると
「コイツに2人のおもりなんてできねーと思うけど。」
ロードにはたかれた手をさすりながらカナンが笑う。

お守りがいるのは、キースと自分のことだよね?
体力ない組。

「セリの面倒は俺がみる!」
「いやキースも見とけよ」

「ボクはほっといてよ」
「ほっといたら倒れてるじゃないノ!」

なんて近場でやっているけど、

向こうで、グスタフとハルトが、ダンジョンのものらしきマップを見ながら話している。
どこかに隠し要素がないか検討しているのかな?


あっちに混ざりたい。

「倒れないし!
あ、そうだセリの『妖精の悪戯』ってやつを検証したい!」

「…危険はないのか?』と心配気にロードが言うが

まったくない。

できたものの売り先が問題だが、シュルトに相談ということで
調合もできる商人だから。

「どうやるの?」とキースに問えば
「調合かな。ボクは鑑定ができるし。」

“鑑定できる、信用のある相手とすること”
が薬屋のオババから言われた調合できる条件

承諾して、検証するのは
日中にすることになった。

暗くなったら止めなさいって。シュルトの助言だ。


「部屋で大人しくできるからいいでショ」
ロードもセリがいれば大人しいと思う。

ダンジョン組は、明日の朝出発が決まった。
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